リック・シュー

リック・シュー
*Rick Schu*
	ワシントン・ナショナルズでのコーチ時代; (2015年7月10日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ペンシルベニア州フィラデルフィア
生年月日	1962年1月26日（62歳）
身長; 体重	6' 0" ＝約182.9 cm; 170 lb ＝約77.1 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	一塁手、三塁手
プロ入り	1980年アマチュアFA
初出場	MLB / 1984年9月1日; NPB / 1993年4月10日
最終出場	MLB / 1996年8月14日; NPB / 1994年10月4日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴
	デル・カンポ高等学校（英語版）; サクラメント市立大学（英語版）; フィラデルフィア・フィリーズ (1984 - 1987); ボルチモア・オリオールズ (1988 - 1989); デトロイト・タイガース (1989); カリフォルニア・エンゼルス (1990); フィラデルフィア・フィリーズ (1991); 日本ハムファイターズ (1993 - 1994); モントリオール・エクスポズ (1996);
	コーチ歴
	アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2004, 2007 - 2009); ワシントン・ナショナルズ (2013 - 2017); サンフランシスコ・ジャイアンツ (2018 - 2019);
	この表について

リチャード・スペンサー・シュー︵Richard Spencer Schu, 1962年 1月26日 - ︶は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身の元プロ野球選手︵内野手︶、野球指導者。右投右打。

経歴[編集]

現役時代[編集]

1980年にフィラデルフィア・フィリーズと契約してプロ入り。1984年9月1日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦︵ベテランズ・スタジアム︶で﹁2番・三塁手﹂として先発出場し、メジャーデビューを果たす。結果は3打数無安打に終わった。翌1985年はマイク・シュミットを一塁手にコンバートさせてまでレギュラーに抜擢されるなど後継者として期待が大きかったが定着できず、1988年にボルチモア・オリオールズ、1989年シーズン途中にデトロイト・タイガース、1990年にカリフォルニア・エンゼルスと渡り歩き、1991年は古巣フィリーズでプレーした。﹁メジャー通算41本塁打の対左投手に強いパワーヒッター、さらに捕手以外ならどこでも守れる器用さも兼ね備える﹂という触れ込みで、1993年にNPBの日本ハムファイターズに入団。4月に打率.321、7本塁打、18打点の成績で月間MVPを獲得し、チームの4月首位発進に貢献。ガッツあるプレーでチーム全体を鼓舞し、監督の大沢啓二をして﹁シュー様﹂と言わしめ、同僚のマット・ウインタースと共に、前年度5位に沈んだチームを2位にまで引き上げる原動力となった。7月9日からの近鉄3連戦では3戦連続でウインタースとアベックアーチを記録している。8月後半以降は本塁打1本とペースを落としたが、本塁打・打点ともにウインタースに次ぐチーム2位の24本塁打、79打点という数字を残した。なお、シューが日本ハムに入団した際、新しい応援歌が作られた。この応援歌はその後、バーナード・ブリトー、ジェリー・ブルックス、DTクローマー、ルイス・ヒメネスに受け継がれたが、5選手とも日本ハムを2年以内で退団している。その歌詞はシューの時代から全く変更されていない。 1994年は終始成績が低迷。10月24日に自由契約公示となり退団。 1996年にモントリオール・エクスポズでメジャー復帰を果たした。1997年にエクスポズ傘下︵当時︶のAAA級オタワ・リンクスでプレーしたのを最後に現役引退。

引退後[編集]

2004年および2007年7月から2009年5月までアリゾナ・ダイヤモンドバックスの打撃コーチを務めた。 2013年7月22日からワシントン・ナショナルズの打撃コーチに就任し^[1]、2017年まで務めた^[2]。 2018年シーズンからはジャイアンツの打撃コーチ補佐に就任し^[3^]、2019年まで務めた。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1984	PHI	17	36	29	12	8	2	1	2	18	5	0	0	0	1	6	0	0	6	0	.276	.389	.621	1.010
1985		112	457	416	54	105	21	4	7	155	24	8	6	1	0	38	3	2	78	7	.252	.318	.373	.691
1986		92	233	208	32	57	10	1	8	93	25	2	2	3	2	18	1	2	44	1	.274	.335	.447	.782
1987		92	219	196	24	46	6	3	7	79	23	0	2	0	1	20	1	2	36	1	.235	.311	.403	.714
1988	BAL	89	294	270	22	69	9	4	4	98	20	6	4	0	0	21	0	3	49	7	.256	.316	.363	.679
1989	BAL	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	----	----	----	----
1989	DET	98	293	266	25	57	11	0	7	89	21	1	2	2	1	24	0	0	37	6	.214	.278	.335	.613
'89計	DET	99	293	266	25	57	11	0	7	89	21	1	2	2	1	24	0	0	37	6	.214	.278	.335	.613
1990	CAL	61	169	157	19	42	8	0	6	68	14	0	0	0	1	11	0	0	25	4	.268	.314	.433	.747
1991	PHI	17	24	22	1	2	0	0	0	2	2	0	0	0	1	1	0	0	7	1	.091	.125	.091	.216
1993	日本ハム	128	547	482	74	130	30	4	24	240	79	8	3	0	4	54	4	7	91	10	.270	.349	.498	.847
1994	日本ハム	129	518	463	50	113	14	2	14	173	45	5	10	0	2	47	1	6	87	9	.244	.320	.374	.694
1996	MON	1	4	4	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000	.000	.000
MLB：9年		580	1729	1568	189	386	67	13	41	602	134	17	16	6	7	139	5	9	282	27	.246	.310	.384	.694
NPB：2年		257	1065	945	124	243	44	6	38	413	124	13	13	0	6	101	5	13	178	19	.257	.335	.437	.772

年度別守備成績[編集]

年度	一塁
年度	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
1993	128	1130	72	9	96	.993
1994	129	1129	83	5	105	.996
NPB	257	2259	155	14	201	.994

表彰[編集]

NPB

月間MVP：1回（1993年4月）

記録[編集]

NPB

初出場・初先発出場：1993年4月10日、対近鉄バファローズ1回戦（藤井寺球場）、5番・一塁手として先発出場
初安打・初本塁打・初打点：1993年4月11日、対近鉄バファローズ2回戦（藤井寺球場）、4回表に山崎慎太郎から左越逆転2ラン

背番号[編集]

53（1984年）
15（1985年 - 1987年）
25 （1988年 - 同年途中）
13（1988年途中 - 1989年途中）
35（1989年途中 - 同年終了）
60（1990年 - 同年途中）
20（1990年途中 - 同年終了）
27（1991年）
9（1993年 - 1994年、2004年、2008年 - 2009年）
16（1996年）
39（2013年 - 2019年）

脚注[編集]

^ “ナショナルズ　エクスタイン打撃コーチ解任、後任にシュー氏”. スポーツニッポン (2013年7月23日). 2017年11月20日閲覧。
^ Chelsea Janes (2017年10月24日). “On collateral damage and the Nationals’ future coaching staff” (英語). ワシントン・ポスト. 2017年11月20日閲覧。
^ https://twitter.com/Ken_Rosenthal/status/928587659450224640

外部リンク[編集]

個人年度別成績リック・シュー - NPB.jp 日本野球機構
選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1] “ナショナルズ　エクスタイン打撃コーチ解任、後任にシュー氏”. スポーツニッポン (2013年7月23日). 2017年11月20日閲覧。

[2] Chelsea Janes (2017年10月24日). “On collateral damage and the Nationals’ future coaching staff” (英語). ワシントン・ポスト. 2017年11月20日閲覧。

[3] ttps://twitter.com/Ken_Rosenthal/status/928587659450224640

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