島根県道・広島県道5号浜田八重可部線
主要地方道 | |
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島根県道5 号浜田八重可部線 広島県道5号 浜田八重可部線 主要地方道 浜田八重可部線 | |
路線延長 | 100.3km |
制定年 | 1954年 |
起点 | 島根県浜田市朝日町【北緯34度53分53.1秒 東経132度5分20.6秒 / 北緯34.898083度 東経132.089056度】 |
終点 | 広島県広島市安佐北区可部 191号分れ交差点【北緯34度31分16.1秒 東経132度30分44.0秒 / 北緯34.521139度 東経132.512222度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道186号 国道433号 国道261号 国道54号 国道183号 国道191号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
島根県道・広島県道5号浜田八重可部線︵しまねけんどう・ひろしまけんどう5ごうはまだやえかべせん︶は、島根県浜田市から広島県広島市安佐北区に至る主要地方道︵島根県道・広島県道︶である。総延長距離が約100kmと中国地方の県道では一番距離が長い。
概要[編集]
島根県西部の石見地方の中心都市である浜田市と広島県都の広島市を結び、現行の道路法に基づく主要地方道として全国で初めて指定された路線のうちの1つである。国道への昇格はされていないものの、浜田自動車道が開通するまでは陰陽連絡道路としての役割を果たしていた。 第二次世界大戦前から1991年まで省営バス︵国鉄バス、JRバス︶広浜線が両県を直通するバスを運行していたが、道路環境はさほど良くない状況であった。特に県境の三坂峠は狭隘で約100箇所のカーブがあり[1]、全長を11 m車に抑えたバスがやっと通過できる程度の道を、あまり速度を落とさずに走り抜けていく[2]国鉄バスに対して、車体の色から﹁青い暴走族﹂という異名がついた[1]ほどである。路線データ[編集]
歴史[編集]
本路線は、旧道路法︵大正8年法律第58号︶によって県道浜田広島線の一部、県道広島浜田線の一部、県道吉田八重線の一部、県道壬生井原停車場線の一部を継承したものである。道路法︵昭和27年法律第180号︶第56条の規定に基づき、主要な都道府県道として1954年に指定された[5]。
年表[編集]
●1954年︵昭和29年︶1月20日 - 建設省︵当時︶が主要地方道浜田八重可部線として指定。 ●1954年︵昭和29年︶9月17日 - 広島県が主要地方道浜田八重可部線として認定[4]。 ●1993年︵平成5年︶5月11日 - 建設省から、県道浜田八重可部線が浜田八重可部線として主要地方道に再指定される[6]。 ●2008年︵平成20年︶6月1日 - 山県郡北広島町大塚・島根県境 - 山県郡北広島町新庄・大朝インター前交差点の区間における県道の管理権限が広島県から北広島町へ移譲される。路線状況[編集]
重複区間[編集]
●島根県道41号桜江金城線‥浜田市金城町下来原 - 浜田市金城町今福 ●島根県道52号弥栄旭インター線‥浜田市旭町丸原 - 浜田市旭町坂本 ●島根県道7号浜田作木線‥浜田市朝日町 - 浜田市旭町今市 ●島根県道50号田所国府線‥浜田市旭町都川 - 邑智郡邑南町市木 ●国道261号‥山県郡北広島町新庄・大朝インター前交差点 - 山県郡北広島町有田・八重バイパス中交差点 ●国道433号・国道434号‥山県郡北広島町蔵迫 ●広島県道69号千代田八千代線‥山県郡北広島町壬生 ●国道54号・国道183号‥安芸高田市八千代町勝田・勝田三差路交差点 - 安芸高田市八千代町下根・バイパス北口交差点 ●国道54号・国道183号‥広島市安佐北区大林町 - 同・下浜ヶ谷交差点 ●国道183号‥広島市安佐北区大林町・下浜ヶ谷交差点 - 広島市安佐北区可部3丁目・191分れ交差点道路施設[編集]
●道の駅舞ロードIC千代田︵山県郡北広島町、中国自動車道千代田IC隣接︶地理[編集]
通過する自治体[編集]
●島根県 ●浜田市 ●邑智郡邑南町 ●広島県 ●山県郡北広島町 ●安芸高田市 ●広島市︵安佐北区︶交差する道路[編集]
●国道186号︵浜田市朝日町起点︶ ●国道186号︵浜田市後野町︶ ●島根県道301号佐野波子停車場線︵浜田市佐野町︶ ●島根県道41号桜江金城線︵浜田市金城町下来原︶ ●島根県道114号今福芸北線︵浜田市金城町今福︶ ●島根県道41号桜江金城線︵浜田市金城町今福︶ ●島根県道52号弥栄旭インター線︵浜田市旭町丸原︶ ●島根県道7号浜田作木線︵浜田市旭町今市︶ ●島根県道52号弥栄旭インター線︵浜田市旭町坂本︶ ●島根県道113号都川中野線︵浜田市旭町都川︶ ●島根県道50号田所国府線︵浜田市旭町都川︶ ●島根県道11号旭戸河内線︵浜田市旭町市木︶ ●島根県道327号市木井原線︵邑智郡邑南町市木︶ ●浜田自動車道瑞穂IC・島根県道50号田所国府線︵邑智郡邑南町市木︶ ●広島県道79号芸北大朝線︵山県郡北広島町大朝︶ ●浜田自動車道大朝IC・国道261号︵山県郡北広島町新庄・大朝インター前交差点︶ ●国道433号︵国道434号 重複︶︵山県郡北広島町蔵迫︶ ●国道433号︵国道434号 重複︶︵山県郡北広島町蔵迫・蔵迫中央交差点︶ ●広島県道315号下石八重線︵山県郡北広島町春木︶ ●広島県道316号都志見千代田線︵山県郡北広島町春木・春木交差点︶ ●国道261号︵山県郡北広島町有田・八重バイパス中交差点︶ ●中国自動車道千代田IC︵山県郡北広島町有田・千代田インター前交差点︶ ●広島県道69号千代田八千代線︵山県郡北広島町壬生・壬生バイパス中交差点︶ ●広島県道69号千代田八千代線︵山県郡北広島町壬生・壬生バイパス東交差点︶ ●広島県道321号金屋壬生線︵山県郡北広島町川井︶ ●広島県道319号勝田吉田線︵安芸高田市八千代町勝田︶ ●国道54号︵国道183号 重複︶︵安芸高田市八千代町勝田・勝田三差路交差点︶︻北緯34度37分50.0秒 東経132度37分20.0秒 / 北緯34.630556度 東経132.622222度︼ ●国道54号︵国道183号 重複︶︵安芸高田市八千代町下根・バイパス北口交差点︶ ●広島県道69号千代田八千代線︵安芸高田市八千代町上根︶ ●広島県道68号大林井原線︵広島市安佐北区大林町・上大林交差点︶ ●国道54号︵国道183号 重複︶︵広島市安佐北区大林町︶ ●国道54号︵国道183号 重複︶︵広島市安佐北区大林町・下浜ヶ谷交差点︶ ●国道183号︵広島市安佐北区大林町・下浜ヶ谷交差点︶ ●国道183号︵広島市安佐北区可部3丁目・191号分れ交差点終点︶ ●広島県道253号南原峡線︵広島市安佐北区三入1丁目・新南原入口交差点︶ ●国道191号︵国道261号 重複︶︵広島市安佐北区可部3丁目・191号分れ交差点、終点︶主な峠[編集]
●三坂峠︵島根県邑智郡邑南町 - 広島県山県郡北広島町︶ 島根県と広島県の県境になっている標高558.6m[3]の峠。中国地方の脊梁である中国山地を横断しているが、峠の両側はいずれも中国山地を越える日本海側の江の川水系である。 ●上根峠︵広島県安芸高田市︶ 瀬戸内海側の太田川水系と日本海側の江の川水系とを分かつ中央分水界にある標高268.1m[7]の峠。しばらくすると広島市に入る瀬戸内海側は谷底から80mの比高によって急峻な山道である[8]。一方の日本海側は平坦であるゆえに片峠となっており、平坦地にある分水界として河川争奪の痕跡が顕著である。 かつては国道54号の一部でもあったが、安芸高田市から広島市安佐北区にかけて上根バイパスが開通して旧道となり、国道指定が外れたため、本路線の単独区間となった。脚注[編集]
(一)^ ab種村直樹﹃さよなら国鉄最長片道きっぷの旅﹄ 実業之日本社、1987年、72-73頁。
(二)^ ﹃バスジャパン・ハンドブック﹄シリーズ5﹁中国ジェイアールバス﹂、BJエディターズ、1996年、20頁。
(三)^ ab﹁道路台帳閲覧システム - マップonしまね﹂島根県。2012年8月18日閲覧。
(四)^ abc﹁広島県の道路現況について﹂広島県。2012年8月18日閲覧。
(五)^ 昭和29年1月20日建設省告示第16号
(六)^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
(七)^ ﹁ウォッちず 北緯34度34分57.1秒 東経132度34分45.1秒﹂国土交通省国土地理院。2012年8月18日閲覧。
(八)^ ﹁ひろしま文化大百科 - 上根峠﹂広島県。2012年8月18日閲覧。