松山圏
松山都市圏 | |
---|---|
松山市 | |
北緯33度51分 東経132度46分 / 北緯33.850度 東経132.767度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 愛媛県 |
中心都市 | 松山市 |
面積 (2011)[1] | |
• 合計 | 956.86 km2 |
人口 (2010)[2] | |
• 合計 | 642,841人 |
• 密度 | 670人/km2 |
域内総生産 | (2010)[1] |
- 名目 | 2兆1514億円 |
松山圏︵まつやまけん︶は、愛媛県が定めた6つの圏域区分の1つ[3]。愛媛県の中部を示す﹁中予地方﹂と同じ地理的範囲である。連携中枢都市圏においては松山圏域とも表記される。
他の松山市に関する都市圏、圏域としては、国勢調査上の都市圏や都市雇用圏などがあり、それらについてもこのページで述べる。
愛媛大学、松山大学など愛媛県内の大半の大学や短期大学がこの圏域にあり、高等教育機関も集積している。
定義[編集]
●圏域は、松山市、東温市、伊予市、松前町、砥部町、久万高原町。 ●人口は約65万人で、県内6圏域の中で最も人口が多く、愛媛県の人口の半分近くをこの圏域で占めている。そのうち人口50万人以上の松山市が圧倒的な存在感を示しており、県内での一極集中が進みつつある。松山市に関する都市圏[編集]
﹁10% 都市圏︵通勤圏︶﹂[編集]
2010年国勢調査の基準では松山市を中心都市とした3市2町で都市雇用圏を構成し、2015年の人口は637,608人である[2][4]。- 都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷
- 10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体 ('80) |
1980年 | 1990年 | 1995年 | 2000年 | 2005年 | 2010年 | 2015年 | 自治体 (現在) |
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中島町 | - | 松山 都市圏 64万2696人 |
松山 都市圏 64万2841人 |
松山市 | ||||
北条市 | 松山 都市圏 54万2188人 |
松山 都市圏 58万8844人 |
松山 都市圏 60万9796人 |
松山 都市圏 62万3570人 |
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松山市 | ||||||||
重信町 | 東温市 | |||||||
川内町 | ||||||||
松前町 | 松前町 | |||||||
砥部町 | 砥部町 | |||||||
伊予市 | 伊予市 | |||||||
双海町 | ||||||||
中山町 | - | |||||||
広田村 | 砥部町 |
●2004年9月21日‥温泉郡重信町と川内町が対等合併して東温市となった。
●2005年1月1日‥松山市が、北条市と温泉郡中島町を編入合併した。
●2005年1月1日‥︵旧︶砥部町と広田村が合併して︵新︶砥部町となった。
●2005年4月1日‥︵旧︶伊予市、伊予郡双海町、中山町が合併して︵新︶伊予市となった。
﹁1.5% 都市圏﹂︵通勤通学圏︶[編集]
総務省統計局が国勢調査において定義している都市圏︵→都市圏 (総務省)︶。四国で唯一掲載されている。都市圏人口は706,883人︵2015年︶。年 | 人口 (人) |
面積 (km2) |
人口密度 (人/km2) |
---|---|---|---|
2005年 | 724,048 | 2,272 | 319 |
2010年 | 717,687 | 316 | |
2015年 | 706,883 | 311 | |
2020年 | 693,639 | 305 |
産業[編集]
製造業[編集]
●松山市、東温市、伊予市、松前町で製造業が盛んである。 ●繊維︵松山市・松前町︶、機械︵松山市・東温市︶、石油化学︵松山市︶、食品︵伊予市、松前町︶の工業が主に行われているほか、砥部焼、伊予絣、竹細工等の伝統工芸も存在する。小売業[編集]
●松山市に多数の小売店が集まっていて、松山三越、いよてつ髙島屋、フジグラン松山、イオンスタイル松山、ジョー・プラ︵ダイエー南松山店跡︶、マルナカ、マルヨシセンター、サニーマートなどの大型店が立地する。 ●松山市のJT工場跡にイズミが大型ショッピングセンターの建設を予定していたが地元住民の反対で中止となった。 ●松山市外としては、フジ・リテイリング︵松山市︶が松前町に中四国最大級の大型ショッピングセンター﹁エミフルMASAKI﹂を開設した。観光業[編集]
●松山市の道後温泉や松山城、久万高原町の面河渓や石鎚山、四国カルスト、砥部町のとべ動物園などさまざま観光地や観光施設がある。情報通信業[編集]
●松山市ではコールセンターの誘致が盛んに行われ、数社の企業のコールセンターの誘致に成功している。本社を置く主要企業[編集]
●三浦工業︵ボイラーの製造︶ ●井関農機︵農業機械の製造︶ ●PHC︵かつては松下電器産業子会社、電気製品の製造、旧・松下寿電子工業、旧・パナソニック四国エレクトロニクス、旧・パナソニック ヘルスケア︶ ●日東ライフテック︵日東電工子会社、無溶剤粘着テープの製造︶ ●コスモ松山石油︵コスモ石油子会社、石油化学製品の製造︶ ●一六本舗︵菓子製造︶ ●母恵夢︵菓子製造︶ ●えひめ飲料︵果汁飲料製造︶ ●四国乳業︵牛乳製造︶ ●伊予鉄グループ︵鉄道・バス業︶ ●中島汽船︵フェリー運輸︶ ●石崎汽船︵フェリー運輸︶ ●伊予銀行︵地方銀行︶ ●愛媛銀行︵第二地銀︶ ●愛媛信用金庫︵信用金庫︶ ●二浪証券︵証券会社︶ ●ダイキ︵ホームセンター︶ ●レデイ薬局︵ドラッグストアー︶ ●いよてつ高島屋 ●サークルケイ四国︵サークルKサンクス子会社、コンビニ︶ ●セブンスター︵スーパーマーケット︶ ●パワーアップ︵飲食店︶ ●アスティス︵医療品卸売︶ ●明屋書店︵書店︶ ●フジ・リテイリング︵スーパーマーケット︶ ●ジョー・コーポレーション︵不動産︶ ●西広︵広告作成︶ ●サニクリーン四国︵サニクリーン子会社︶ ●セキ︵出版・印刷︶ ●フジケンエンジニアリング︵プラントエンジニアリング︶ ●ヤマキ︵水産加工品の製造︶ ●マルトモ︵水産加工品の製造︶ ●四国ガス︵ガス会社、2本社体制であり本店や本社は今治市に置く︶ ●サンタ︵アイスクリーム生産︶ ●四国シキシマパン︵敷島製パンのグループ企業︶ ●愛媛新聞社 ●愛媛電算︵情報、愛媛新聞社系︶ ●四国名鉄運輸︵運送︶ ●四国西濃運輸︵運送︶圏域内に工場・事業所を置く企業[編集]
●三菱化学 ●東レ ●帝人 ●東レ・ファインケミカル ●大阪ソーダ ●レンゴー ●タカキベーカリー ●山崎製パン ●東芝EIコントロールシステム ●TMTマシナリー ●ベストプラネット出典[編集]
(一)^ ab金本良嗣. “2010年 大都市雇用圏統計データ”. 東京大学空間情報科学研究センター. 2016年11月12日閲覧。
(二)^ ab“平成26年度総合調査研究︵地域経済の将来動向分析に関する調査研究︶”. 経済産業省. 2016年11月6日閲覧。
(三)^ 愛媛県庁/生活経済圏の整備 2017年12月9日閲覧
(四)^ “平成27年国勢調査結果”. 総務省統計局. 2016年11月6日閲覧。
(五)^ 総務省統計局﹃大都市圏の人口﹄日本統計協会︿平成17年国勢調査人口概観シリーズ, no.9﹀、2009年、470-475頁。ISBN 9784822335779。
(六)^ 2010:“平成22年国勢調査 我が国人口・世帯の概観 - 表1-28 大都市圏・都市圏別人口、面積及び人口密度” (PDF). p. 35. 2018年9月26日閲覧。
(七)^ 2015:“平成27年国勢調査 我が国人口・世帯の概観 - 表1-28 人口、面積及び人口密度 - 大都市圏・都市圏” (PDF). p. 32. 2018年9月18日閲覧。
(八)^ 2020:“令和2年国勢調査 男女別人口,世帯の種類別世帯数及び世帯人員並びに2015年︵平成27年︶の人口︵組替︶,2015年︵平成27年︶の世帯数︵組替︶,5年間の人口増減数,5年間の人口増減率,5年間の世帯増減数,5年間の世帯増減率,人口性比,面積︵参考︶及び人口密度-都市圏” (XLSX). 総務省統計局. 2023年7月4日閲覧。