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狩野孝信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
代表作の一つである後陽成院

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33寿寿[1][2]3[3]

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代表作[編集]

作品名 技法 形状・員数 寸法(縦x横cm) 所有者 年代 落款 印章 文化財指定 備考
賢聖障子 絹本著色 全20面 賢聖・大:269.6x92.5(各)
賢聖・小:183.6x92.5
獅子・狛犬:195.8x94.2(各)
松:200.0x86.1(各)
仁和寺 慶長19年(1614年 重要文化財2010年指定)
牡丹図襖 紙本金地著色 4面 178.1x91.5(各) 仁和寺 慶長19年(1614年)
唐人物図屏風 紙本金地著色 二曲一隻 142.0x138.9 仁和寺 慶長19年(1614年)
後陽成院 絹本著色 1幅 107.2x60.2 泉涌寺 17世紀初め 「狩野」朱文重郭長方印・「孝信」朱文壺印 重要文化財
羅漢 絹本著色 2幅 172.8x87.8(各) 東福寺 慶長16年-元和4年(1611-1618年) 重要文化財 同じ東福寺にある伝明兆筆「五百羅漢図」の補作。軸裏の墨書銘によると、五百羅漢図はかつての戦乱で散逸、後に大半が戻ったものの2幅だけは失われたままになっていた。そこで後陽成院が孝信に命じて補わせ、寄進したという。図様は同寺所蔵の「五百羅漢図下絵」からの借用でほぼ同寸であるが、人物描写などは孝信風である。
高僧像 絹本著色 1幅 125.5x58.3 個人 「狩野」朱文重郭長方印・「孝信」朱文壺印 像主については久留米高良山第46代座主・尊能とする説もあるが確証はない[13]
洛中洛外図屏風 紙本金地著色 六曲一双 富山勝興寺 重要文化財
唐船・南蛮船図屏風 紙本金地著色 六曲一双 155.6x361.0(各) 九州国立博物館
唐船図腰屏風 紙本金地著色 二曲一隻 栃木日光東照宮 徳川家康遺愛の品と言われる
唐人物・花鳥図衝立 紙本著色 1対4面 高台寺
唐美人唐子図 襖4面 京都・光隆寺
蟠竜図 南禅寺法堂 慶長11年(1606年)
琴棋書画仙人図襖 紙本金地著色 4面 アメリカシアトル美術館
桐鳳凰図屏風 紙本金地著色 八曲一双 林原美術館
三十六歌仙図額 紙本著色 36面 徳川美術館 元和4年(1618年)

無落款作品[編集]

これらは無落款ながら、正統的な画風と確かな力量を感じさせる名品で、人物表現の共通性から同一画工の作であることは明白である。近年の研究では筆者を孝信に当てる説が有力だが、孝信の基準作である賢聖障子の人物表現とやや距離があることから異論もある[15]

脚注[編集]

  1. ^ 榊原悟 2014, p. 13-21,514-515.
  2. ^ 門脇むつみ 2014, p. 30,122.
  3. ^ 武田恒夫 1995, p. 267-268.
  4. ^ a b 奥平俊六 2009, p. 57.
  5. ^ 武田恒夫 1995, p. 99-103.
  6. ^ 榊原悟 2014, p. 19,43.
  7. ^ 門脇むつみ 2014, p. 205.
  8. ^ 榊原悟 2014, p. 26-29.
  9. ^ 黒田日出男 2013, p. 154-156,227-228.
  10. ^ 門脇むつみ 2014, p. 20.
  11. ^ 奥平俊六 2009, p. 56-57.
  12. ^ 門脇むつみ 2014, p. 66-67.
  13. ^ 佐賀県美術館編集・発行 『企画展 近世の肖像画』 1991年10月9日、pp.11,45。
  14. ^ 重要文化財指定名称は「紙本著色名所風俗図」
  15. ^ 成澤勝嗣 『もっと知りたい 狩野永徳と京狩野東京美術<アート・ビギナーズ・コレクション>、2012年、66-68頁。ISBN 978-4-8087-0886-3

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119 1980

1995

  2009ISBN 978-4-8087-0820-7

2013

 2014

  2014



100   1997

1999ISBN 4-7842-1044-X

   NHKNHK2009110