田畑裕明
田畑 裕明 たばた ひろあき | |
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生年月日 | 1973年1月2日(51歳) |
出生地 | 日本 富山県富山市 |
出身校 | 獨協大学経済学部経済学科 |
前職 |
富山第一銀行行員[1] 富山鋼機社員[1] |
所属政党 | 自由民主党(安倍派→無派閥) |
配偶者 | 内田もも香 |
公式サイト | 自民党 衆議院議員 富山一区 田畑裕明(たばたひろあき)オフィシャルサイト |
選挙区 | 富山1区 |
当選回数 | 4回 |
在任期間 | 2012年12月19日[2] - 現職 |
選挙区 | 富山市第1選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2011年4月30日 - 2012年 |
富山市議会議員 | |
選挙区 | 第1選挙区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2003年 - 2011年 |
田畑 裕明︵たばた ひろあき、1973年︿昭和48年﹀1月2日 - ︶は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員︵4期︶。
総務副大臣、厚生労働大臣政務官、衆議院厚生労働委員長を歴任。妻は女優の内田百香︵元宝塚歌劇団・娘役、89期生︶[3]。
経歴[編集]
富山県富山市出身︵現住所は富山市北代[4]︶。富山県立富山東高等学校を経て、獨協大学経済学部経済学科を卒業[5][6]。 大学卒業後、富山第一銀行に入行[1]。その後、同行を退社し、富山鋼機に入社[1]。 2003年、富山市議会議員選挙に立候補し、初当選。2005年、2009年の市議選でも再選された。2011年、富山県議会議員選挙に当選[7]。 2012年の第46回衆議院議員総選挙に富山1区から出馬。民主党前職の村井宗明、無所属の吉田豊史、日本共産党の新人らを破り初当選[2]。 2014年の第47回衆議院議員総選挙で維新の党の吉田豊史、日本共産党の新人らを破り再選︵吉田は比例復活で初当選︶[8]。 2017年、第3次安倍第3次改造内閣にて厚生労働大臣政務官に就任[9]。同年10月の第48回衆議院議員総選挙で3選[10]。 2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で4選。政策・主張[編集]
憲法[編集]
●憲法改正について、2021年のアンケートで﹁賛成﹂と回答[11]。 ●憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のアンケートで﹁賛成﹂と回答[12]。 ●憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで﹁賛成﹂と回答[13]。外交・安全保障[編集]
●﹁他国からの攻撃が予想される場合には敵基地攻撃もためらうべきではない﹂との問題提起に対し、2021年のアンケートで﹁どちらかと言えば賛成﹂と回答[11]。 ●﹁北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ﹂との問題提起に対し、2021年のアンケートで﹁どちらかと言えば賛成﹂と回答[11]。 ●普天間基地の辺野古移設について、2021年のアンケートで﹁賛成﹂と回答[11]。ジェンダー[編集]
●選択的夫婦別姓制度導入について、2021年の朝日新聞社のアンケートで﹁どちらかと言えば賛成﹂と回答[11]。同年のNHKのアンケートで﹁どちらかといえば反対﹂と回答[12]。 ●同性婚を可能とする法改正について、2021年のアンケートで﹁反対﹂と回答[11]。 ●﹁LGBTなど性的少数者をめぐる理解増進法案を早期に成立させるべきか﹂との問題提起に対し、2021年のアンケートで﹁どちらとも言えない﹂と回答[11]。 ●クオータ制の導入について、2021年のNHKのアンケートで﹁どちらかといえば反対﹂と回答し[12]、同年の毎日新聞社のアンケートで﹁反対﹂と回答した[13]。その他[編集]
●﹁原子力発電への依存度について今後どうするべきか﹂との問題提起に対し、2021年のアンケートで﹁下げるべき﹂と回答[12]。 ●新型コロナウイルス対策として、消費税率の一時的な引き下げについて、﹁必要でない﹂と回答[12]。 ●森友学園への国有地売却をめぐる公文書改竄問題で、2021年5月6日、国は﹁赤木ファイル﹂の存在を初めて認めた[14]。しかし5月13日、菅義偉首相はファイルの存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社に書面で示した[15]。9月の自民党総裁選挙で総裁に選出された岸田文雄も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した[16]。国の対応をどう考えるかとの同年の毎日新聞社のアンケートに対し﹁さらに調査や説明をすべきだ﹂と回答[13]。統一教会との関係[編集]
●2016年5月16日、田畑が代表を務める﹁自由民主党富山県第一選挙区支部﹂は、世界平和統一家庭連合︵旧統一教会︶の関連団体﹁富山県平和大使協議会﹂副議長と同関連団体﹁真の家庭国民運動推進富山県会議﹂理事を務める岩城宗寿から10,000円の寄付を受けた[17][18][19]。以後、岩城は2021年まで6年連続で同額の寄付を行っている[20][21][22][23][24]。 ●2016年9月25日、統一教会の関係者が作った田畑の支援組織﹁裕和会﹂の座談会が開催。同日、田畑はその旨を自身のフェイスブックに記載した[25]。 ●2017年10月15日、衆院選に向けて、﹁裕和会﹂が主催し、統一教会の関連団体﹁世界平和連合富山県本部﹂が後援する﹁必勝 総決起大会﹂と題された集会が富山市内の教団の礼拝堂で開催された。同集会には、田畑のほか、統一教会の元広報局長で、﹁富山県平和大使協議会﹂事務局長の鴨野守も参加した。鴨野は、統一教会と知事や国会議員らとの接点を担い、この年の衆院選では田畑の後援会の名簿づくりや有権者に電話をかける電話作戦に協力した[25][26][27]。 ●2017年から2019年にかけて、田畑が代表を務める資金管理団体﹁裕交会﹂は、統一教会の関連団体﹁世界平和女性連合﹂に対し、毎年会費として15,000円を支出していた[28][29]。 ●2018年10月25日、﹁裕交会﹂は、国際勝共連合に対し、会費として2万円を支出した[28]。なお、この日は﹁国際勝共連合創立50周年記念大会﹂がザ・キャピトルホテル 東急で開催されており、多数の国会議員が出席していた[30][31]。 ●2021年5月30日、統一教会の関連団体﹁富山県平和大使協議会﹂が第58回﹁オープンカレッジ﹂を富山市のスカイホールで開催。国際勝共連合会長の梶栗正義が講師を務めたこのイベントに、田畑は来賓として挨拶した[32]。 ●2021年6月11日、統一教会の関連団体﹁天宙平和連合﹂が創設した世界平和国会議員連合の日本の議員連盟﹁日本・世界平和議員連合懇談会﹂の総会が衆議院第一議員会館で開催。田畑を含む20人の国会議員が出席した[33]。同議連は前年に設立された団体で、初代会長は大野功統だった[34][35]。総会で会長に選出された原田義昭は6月15日、フェイスブックにその旨を記載するとともに、出席議員と国際勝共連合会長の梶栗正義がガッツポーズをする写真を掲載した[33][35]。翌16日、原田は投稿から写真だけ削除した[36]。教団は同年10月の衆院選に立候補した議連参加者を支援し、電話かけなどを熱心に行った[33]。 ●2022年6月13日、﹁日本・世界平和議員連合懇談会﹂の総会が開催。田畑は幹事に選出された。総会では顧問である国際勝共連合会長の梶栗が講演をし、統一教会の関連団体﹁平和政策研究所︵IPP︶﹂が発行する﹁政策情報レポート﹂が配られた。総会資料のアンケート用紙には、梶栗が会長を務める統一教会の友好団体﹁世界平和連合﹂[37]に関する記述があり、﹁次期参議院選挙の地方区で、世界平和連合の応援を希望する議員がおられればお書き下さい﹂と書かれてあった[38]。「世界平和統一家庭連合と政界との関係」も参照
所属団体・議員連盟[編集]
- 自民党たばこ議員連盟[39]
- 世界平和国会議員連合
- 日本会議国会議員懇談会[40]
- 神道政治連盟国会議員懇談会[40]
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会[40]
- TPP交渉における国益を守り抜く会
- 文化芸術懇話会[41]
脚注[編集]
(一)^ abcd“プロフィール 略歴”. 田畑裕明︵たばたひろあき︶オフィシャルサイト. 2022年7月11日閲覧。
(二)^ ab平成24年︵2012年︶12月19日富山県選挙管理委員会告示第101号︵当選人の住所及び氏名並びに候補者届出政党の名称︶
(三)^ “元宝塚・内田もも香 地元・富山の田畑裕明衆院議員と結婚”. スポニチアネックス. (2016年11月21日) 2016年11月22日閲覧。
(四)^ “政治資金収支報告書 自由民主党富山県連合会︵令和4年分 定期公表︶”. 富山県選挙管理委員会 (2023年11月30日). 2023年12月25日閲覧。
(五)^ “経歴・役職 衆議院議員 たばた裕明オフィシャルサイト”. たばた裕明富山事務所. 2014年1月12日閲覧。
(六)^ “富山県支部総会に出席してまいりました 同窓会について 獨協大学同窓会”. 財団法人獨協大学同窓会. 2014年1月12日閲覧。
(七)^ 2011年統一地方選挙富山朝日新聞2011年4月10日付
(八)^ 富山 - 開票速報 - 2014衆院選‥朝日新聞デジタル
(九)^ “厚労副大臣に高木・牧原氏、政務官に田畑・大沼氏 政府”. 日刊薬業 (2017年8月7日). 2017年8月10日閲覧。
(十)^ 富山-開票速報-2017衆議院選挙︵衆院選︶‥朝日新聞デジタル
(11)^ abcdefg“田畑裕明”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
(12)^ abcde“富山1区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
(13)^ abc“自民 富山1区 田畑裕明”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
(14)^ “﹁赤木ファイル﹂の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上”. 東京新聞 (2021年5月6日). 2023年5月8日閲覧。
(15)^ 石井潤一郎 (2021年5月13日). “菅首相、再調査を否定 ﹁赤木ファイル﹂所在確認も”. 朝日新聞. 2023年5月12日閲覧。
(16)^ 皆川剛 (2021年10月11日). “岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻﹁再調査を期待していたので残念﹂”. 東京新聞. 2023年5月12日閲覧。
(17)^ “政治資金収支報告書 自由民主党富山県第一選挙区支部︵平成28年分 定期公表︶” (PDF). 政治資金センター. 富山県選挙管理委員会. 2023年1月8日閲覧。
(18)^ “﹃VISION 2020﹄第63号︵2015年9月30日号︶”. 世界平和統一家庭連合. 2023年1月26日閲覧。
(19)^ “﹃なめりかわ市議会だより﹄2010年5月1日号”. 滑川市議会. p. 12. 2023年1月26日閲覧。
(20)^ “政治資金収支報告書 自由民主党富山県第一選挙区支部︵平成29年分 定期公表︶” (PDF). 政治資金センター. 富山県選挙管理委員会. 2023年1月8日閲覧。
(21)^ “政治資金収支報告書 自由民主党富山県第一選挙区支部︵平成30年分 定期公表︶” (PDF). 政治資金センター. 富山県選挙管理委員会. 2023年1月8日閲覧。
(22)^ “政治資金収支報告書 自由民主党富山県第一選挙区支部︵令和元年分 定期公表︶” (PDF). 政治資金センター. 富山県選挙管理委員会. 2023年1月8日閲覧。
(23)^ “政治資金収支報告書 自由民主党富山県第一選挙区支部︵令和2年分 定期公表︶” (PDF). 政治資金センター. 富山県選挙管理委員会. 2023年1月8日閲覧。
(24)^ “政治資金収支報告書 自由民主党富山県第一選挙区支部︵令和3年分 定期公表︶” (PDF). 政治資金センター. 富山県選挙管理委員会. 2023年1月8日閲覧。
(25)^ ab““統一教会”関連団体幹部 選挙応援認める”. 日テレNEWS (2022年8月3日). 2022年8月4日閲覧。
(26)^ “旧統一教会関連団体の“組織的応援”あった 田畑裕明衆議院議員の説明と矛盾 キーマンの関連団体事務局長を直撃”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年8月3日). 2022年8月4日閲覧。
(27)^ “世界平和統一家庭連合の礼拝堂でも開催 田畑裕明衆議院議員の総決起大会”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年8月12日). 2022年8月18日閲覧。
(28)^ ab“田畑議員 旧統一教会関連団体へ会費支出”. 北日本放送 (2022年7月26日). 2022年7月27日閲覧。
(29)^ “政治資金収支報告書 裕交会︵令和元年分 定期公表︶” (PDF). 総務省 (2020年11月27日). 2021年11月29日閲覧。
(30)^ “創立50周年大会に議員・有識者ら500人が結集”. 国際勝共連合 (2018年11月13日). 2022年7月16日閲覧。
(31)^ ハーバー・ビジネス・オンライン編集部編著﹃日本を壊した安倍政権﹄扶桑社、2020年12月2日、116-118頁。ISBN 978-4594086749。
(32)^ “3分野で西側脅かす中国にどう対峙すべきか”. 平和大使協議会 (2021年6月9日). 2021年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月26日閲覧。
(33)^ abc““21人のガッツポーズ”細田衆院議長の姿も・・・旧統一教会と自民党が国会内で集会、出席した元閣僚﹁選挙にプラスになる﹂”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年7月26日). 2022年7月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月9日閲覧。
(34)^ 日テレNEWS (2022年7月25日). “︻“統一教会”と政治家︼2年前設立の議員連合“顧問”に… 名簿を入手”. YouTube. 2022年8月2日閲覧。
(35)^ ab“原田義昭 Facebook 2021年6月15日” (2021年6月15日). 2022年7月18日閲覧。
(36)^ 日テレNEWS (2022年7月29日). “︻ライブ︼銃撃事件から3週間‥“統一教会”と政治家の関係…続々と明らかに”. YouTube. 2022年8月1日閲覧。
(37)^ “会長挨拶”. 世界平和連合. 2022年8月2日閲覧。
(38)^ 今西憲之、吉崎洋夫 (2022年7月29日). “旧統一教会系団体に参院選の応援﹁希望する議員いれば記入を﹂ 自民党が幹部の議連でアンケート”. AERA dot.. 2022年8月1日閲覧。
(39)^ “2021年7月号_6面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日) 2021年7月11日閲覧。
(40)^ abc俵義文 ﹃日本会議の全貌﹄花伝社、2016年
(41)^ ﹁自民勉強会発言――安保国会新たな火種﹂﹃毎日新聞﹄50135号、14新版、毎日新聞東京本社、2015年6月27日、3面。
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
- 田畑裕明 (tabatahiroakiteam) - Facebook
- 田畑裕明 (@Tabata_Hiroaki) - X(旧Twitter)
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