苫小牧日劇
表示
苫小牧日劇 Tomakomai Nichigeki | |
---|---|
情報 | |
通称 | 日劇・日劇2 |
正式名称 | 苫小牧日劇 |
完成 | 1956年 |
開館 | 1956年12月23日 |
開館公演 | 誇り高き男 |
閉館 | 2005年4月22日 |
最終公演 |
アビエイター(日劇) ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(日劇2) |
収容人員 | (2館合計)433人 |
設備 |
DOLBY SR 35mm映写機 |
用途 | 映画上映 |
運営 | 文化興業株式会社 |
所在地 |
〒053-0016 北海道苫小牧市寿町2丁目4-14 (現在の幸福の科学苫小牧支部の位置) |
最寄駅 | 苫小牧駅 |
最寄バス停 | 道南バス(旧苫小牧市営バス路線)「アイビープラザ前」停留所 |
最寄IC | 道央自動車道苫小牧東IC[注 1] |
苫小牧日劇︵とまこまいにちげき︶は、かつて北海道苫小牧市寿町2丁目︵国道36号沿い︶に存在していた映画館である。
略歴・概要[編集]
1956年12月23日、苫小牧市寿町2丁目に総工事費5200万円・鉄筋コンクリート構造3階建ての洋画封切館として苫小牧日劇がオープン[1]。こけら落としは﹃誇り高き男﹄[2]。1961年6月28日には、苫小牧ライオンズクラブがライオンズクラブ国際協会の一員になったことに伴うチャーター状伝達式が日劇にて行われている[3]。 当時は2階席を含めた650席の映画館だったが[1]、1986年4月30日に旭館が閉館すると、同年7月12日には2階席部分を改修し、2スクリーン体制に移行した。 1970年代末頃からは洋画配給大手だった日本ヘラルド映画[注 2]の直営館となり、苫小牧市内におけるヘラルド配給作品は必ずこの劇場で上映されていた。また、ワーナー・ブラザース、東映、コロンビア ピクチャーズ作品やスタジオジブリのアニメ映画︵﹃もののけ姫﹄﹃ホーホケキョ となりの山田くん﹄﹃千と千尋の神隠し﹄等︶も多く上映されていた。 しかし日劇より信号を渡った向かい側に所在していた﹁サンテアトル﹂が閉館した2002年8月、ヘラルド映画が経営から撤退[注 3]。それ以降は静内町︵現‥新ひだか町︶で映画館﹁静内文化劇場﹂を経営し、苫小牧市内でも﹁苫小牧東宝・セントラル映劇﹂を経営していた﹁文化興業﹂に経営譲渡し営業を続けていたが、建物の老朽化や、イオン苫小牧ショッピングセンター︵現‥イオンモール苫小牧︶内のシネマコンプレックス﹁ディノスシネマズ苫小牧﹂がオープンすることも重なり、2005年4月22日﹃アビエイター﹄﹃ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月﹄の上映を最後に47年の歴史に幕を閉じた。建物は解体され、跡地は幸福の科学苫小牧支部が立地している。 最末期は東宝配給作品が札幌市などの主要都市よりも遅れ上映されることが目立ち、閉館時期にヒットした﹃ハウルの動く城﹄のような作品は苫小牧市内でも上映されないことがあった。この状況はディノスシネマズ苫小牧オープン以降も続いていたが[注 4]、2015年5月31日に恵庭・東宝シネマ8が閉館したことでようやく解消され、現在に至っている。劇場の特徴[編集]
スクリーン 座席数 椅子の色 日劇(1階) 257 青 日劇2(2階) 176 赤
脚注[編集]
注釈[編集]
(一)^ 苫小牧中央ICは閉館時点で未開通。 (二)^ 現在は角川映画に事業統合。興行部門は角川シネプレックス︵後のシネプレックス︶を経てユナイテッド・シネマに吸収合併。 (三)^ この年の12月4日にオープンした﹁シネプレックス旭川﹂に移行したためとされる。 (四)^ ただし苫小牧市内で撮影された﹃スマイル 聖夜の奇跡﹄︵2007年12月15日公開︶や﹃のぼうの城﹄︵2012年11月2日公開︶はディノスシネマズ苫小牧も公開日と同日封切を行っていた。出典[編集]
- ^ a b 「映画館」『キネマ旬報』1957年2月15日、169号
- ^ “苫小牧市内の映画館2つ閉館へ”. 苫小牧民報 (苫小牧民報社). (2005年4月7日). オリジナルの2005年4月29日時点におけるアーカイブ。 2010年8月15日閲覧。
- ^ 苫小牧ライオンズクラブのあゆみ - 苫小牧ライオンズクラブ (PDF) 2022年11月22日閲覧。