鳥取県道24号米子大山線
主要地方道 | |
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鳥取県道24号 米子大山線 主要地方道 米子大山線 | |
地図 | |
起点 | 米子市二本木【北緯35度26分9.0秒 東経133度23分16.2秒】 |
終点 | 西伯郡大山町大山【北緯35度23分37.6秒 東経133度31分43.1秒】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道9号 鳥取県道53号淀江岸本線 鳥取県道36号名和岸本線 鳥取県道30号赤碕大山線 |
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鳥取県道24号米子大山線︵とっとりけんどう24ごう よなごだいせんせん︶は、鳥取県米子市と西伯郡大山町を結ぶ県道︵主要地方道︶である。通称大山観光道路︵だいせんかんこうどうろ︶、大山道路︵だいせんどうろ︶[1]とよばれる。
概要[編集]
鳥取県を代表する名峰大山を探勝するメインアクセス道路[1]。古くは﹁尾高道﹂とよばれ、その開基は養老年間︵717 - 723年︶ともされる[2]。平安時代には、有数の修行の道場で、3000人以上の僧兵を抱えた大山寺に通じる道として、多くの修行者に利用されていた[2]。1963年︵昭和38年︶12月に、日本道路公団の手によって鳥取県初の有料道路となる﹁大山有料道路﹂︵米子市尾高 - 大山町大山寺︶として整備され、観光道路として賑わった[2]。1981年︵昭和56年︶10月1日に、無料開放されて鳥取県道となり現在に至る[2]。 道路の両側に、江戸時代の慶長年間︵1596 - 1614年︶頃に降雪時の目印として植えられたクロマツ並木、享保年間︵1716 - 1735年︶以降に道しるべとして置かれた一丁地蔵が残っている[2]。有料道路建設時は、このクロマツ並木を伐採しないよう配慮されている[2]。 鳥取県を代表する大山の自然観光地であり、大山探勝のメインルートであることから、西伯郡大山町赤松 - 大山寺間 (4.8 km) について[2]、1987年︵昭和62年︶8月10日の道の日に、旧建設省と﹁道の日﹂実行委員会により制定された、﹁日本の道100選﹂にも選ばれている[3]。 大山パークウェイの一部を構成し、美保関灯台と米子空港や蒜山地域︵米子自動車道・蒜山ICを含む︶を広域的に結ぶ役割を果たしている。路線データ[編集]
- 起点:鳥取県米子市二本木・大山入口交差点(国道9号交点)
- 終点:鳥取県西伯郡大山町大山(鳥取県道30号赤碕大山線・鳥取県道158号大山口停車場大山線(鳥取県道284号大山寺岸本線重複)交点)
- 総延長:14.6 km
歴史[編集]
路線状況[編集]
重複区間[編集]
- 鳥取県道53号淀江岸本線(米子市尾高・尾高交差点 - 大山入口交差点)
- 鳥取県道252号尾高淀江線(米子市尾高・大山入口交差点 - 米子市泉)
- 鳥取県道158号大山口停車場大山線(西伯郡大山町大山)
地理[編集]
通過する自治体[編集]
交差する道路[編集]
- 国道9号(米子市二本木・大山入口交差点、起点)
- 鳥取県道53号淀江岸本線(米子市尾高・尾高交差点)
- 鳥取県道53号淀江岸本線(米子市尾高・大山入口交差点)
- 鳥取県道252号尾高淀江線(米子市泉)
- 大山広域農道(米子市岡成):連絡道路を介して接続
- 鳥取県道299号赤松淀江線(米子市淀江町本宮)
- 鳥取県道299号赤松淀江線(西伯郡大山町赤松)
- 鳥取県道36号名和岸本線(西伯郡大山町赤松)
- 鳥取県道158号大山口停車場大山線(西伯郡大山町大山)
- 鳥取県道30号赤碕大山線・鳥取県道158号大山口停車場大山線(鳥取県道284号大山寺岸本線重複)(西伯郡大山町大山、終点)
沿線にある施設など[編集]
脚注[編集]
- ^ a b 「日本の道100選」研究会 2002, p. 154.
- ^ a b c d e f g 「日本の道100選」研究会 2002, p. 155.
- ^ 「日本の道100選」研究会 2002, p. 10.
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
参考文献[編集]
- 「日本の道100選」研究会 著、国土交通省道路局(監修) 編『日本の道100選〈新版〉』ぎょうせい、2002年6月20日。ISBN 4-324-06810-0。