野球の発祥地であり本場であるアメリカのMLB︵メジャーリーグ・ベースボール︶の野球場の形はひとつひとつ異なっている。
もともとアメリカでは野球場は街中の空き地に造られていたため、周囲の敷地や建物の影響を受けて複雑に歪んでいたので、野球場の形状や広さはまちまちでよいということになった。現在でもそうである︵ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークはそのような昔の名残を色濃く残している︶。野球場全体は左右非対称で歪んだ形をしていてもよいし、外野が複雑な形でもよい。外野のフェンスもウネウネと曲がっていても良くて、実際多くの球場のフェンスがそれぞれ敷地の形の都合や周囲の建造物の影響を受けてさまざまなゆがみ方をしており、そこに描かれる﹁この線を越えるとホームランと認定される線﹂も各球場の都合で引いてよく、︵広告収入をもたらす︶宣伝用看板を避けるように複雑に上下に折れ曲がっていてもよい。ファールエリアの形状も各球場ごとに全然異なっており、左右非対称に歪んでいる場合も多い。
ただし内野のサイズは厳密に定められている。すなわちダイヤモンドのサイズ、つまり4つの塁︵ベース︶が正しく正方形となることや塁間の寸法も厳密に定められている。
MLBの球場のサイズに関する規定はOFFICIAL BASEBALL RULESにかかれている。OFFICIAL BASEBALL RULESの2019年版はこちら[2]に公開されており、その﹁2.01 Layout of the Field﹂に書かれている。
The infield shall be a 90-foot square. The outfield shall be the area
between two foul lines formed by extending two sides of the
square, as in diagram in Appendix 1 (page 158). The distance from
home base to the nearest fence, stand or other obstruction on fair
territory shall be 250 feet or more. A distance of 320 feet or more
along the foul lines, and 400 feet or more to center field is prefer-
able. The infield shall be graded so that the base lines and home
plate are level. The pitcher’s plate shall be 10 inches above the
level of home plate. The degree of slope from a point 6 inches in
front of the pitcher’s plate to a point 6 feet toward home plate shall
be 1 inch to 1 foot, and such degree of slope shall be uniform. The
infield and outfield, including the boundary lines, are fair territory
and all other area is foul territory.
It is desirable that the line from home base through the pitcher’s
plate to second base shall run East-Northeast.
最後の2行を解説すると、﹃本塁からピッチャープレートや2塁へと引いた直線は、東北東方向にあることが "望ましい"﹄としている。﹁望ましい﹂としているので、いわゆる努力義務︵努力目標︶であり、絶対に守らなければならない規則というわけではない︵なぜこのような方角に関する規定があるかというと、この規定に従って本塁を南西に置いた場合、内野席の観客は太陽が視野に入らないためプレーが見やすいのである。さらに多層階のスタンドを持つ球場の場合、内野スタンドの大部分が午後のデーゲーム時には日陰となるので、観客は直射日光に晒されず涼しく観戦できる︶。
努力義務︵努力目標︶であるが、アメリカのMLBの野球場のほとんどはこの努力義務を守っている︵例外は、PNCパークやグレート・アメリカン・ボール・パークくらいである。これらの例外的球場は﹁景観作り﹂をするために方角の努力目標を後回しにした︶。
なお、この努力義務規定に素直に沿った球場だと左投手︵左腕で投げる投手︶の投げるほうの腕︵左腕︶は南側になる。ここから左投手は﹁サウスポー﹂︵south-paw︶と呼ばれるようになったとされる。
日本
日本の公認野球規則は、基本的にアメリカのOFFICIAL BASEBALL RULESを翻訳したものであり、やはり2.01章に以下のような野球場の規格についての定めがある。以後この節における数値は全て公式規定である。
野球場を作るためには、次の要領で正方形を描き、その一辺を90フィート︵27.431メートル︶としなければならない。
正方形のそれぞれの頂点には目印となる塁を置く。
このうちの一点は本塁と呼び、五角形のゴム板を置く。
正方形を描くためにはまず本塁を置く位置を決め、本塁から127フィート3 インチ︵38.795メートル︶の位置に二塁を置く。
次に、本塁と二塁を基点に90フィート︵27.431メートル︶ずつ測って、本塁から見て右側の交点を一塁、左側の交点を三塁と呼ぶ。
つまり本塁から反時計回り順に、一塁・二塁・三塁となる。
本塁以外の3つの塁には厚みのある、正方形状のキャンバスバッグを置く。
一・三塁ベースは描いた正方形の内側、二塁ベースは描いた正方形の頂点とキャンバスバッグの中央が重なるように置く。
そして本塁から二塁への線分上で、本塁から60フィート6インチ︵18.44メートル︶の位置には投手板と呼ばれる長方形の板を置く。
各塁と投手板は全て白色である。
本塁から一塁へ伸ばした半直線と、本塁から三塁へ伸ばした半直線をファウルラインと呼ぶ。
2本のファウルラインで挟まれた、投手板や二塁のある側をフェアゾーン、それ以外をファウルゾーンと呼ぶ。
ファウルゾーンについては﹁本塁からバックストップ︵ネット︶までの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス・スタンドまでの距離は60フィート︵18.288メートル︶以上を推奨する。﹂ と書かれている[1]。塁線は一、三塁までを指し、外野のファウルゾーンについては規定がない。
外野の広さについては﹁本塁よりフェアグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレイの妨げになる施設までの距離は250フィート︵76.199 メートル︶以上を必要とするが、両翼は320フィート︵97.534メートル︶以上、また中堅は400フィート︵121.918メートル︶以上あることが優先して望まれる﹂と規定されている。両翼とは、本塁と一塁・三塁とを結ぶファウルラインの延長線上を指し、中堅とは本塁と二塁を結ぶ直線の延長のことをいう。
この規定には注記があり、1958年6月1日以降にプロ野球球団が新設する球場は、両翼325フィート︵99.058メートル︶、センター400フィート︵121.918メートル︶以上なければならないとし、既存の球場を改修する場合もこの距離以下とすることができない旨を定めている。ただし、日本においてはこの規定を満たさない球場が1958年6月1日以降も多数誕生しており、プロ野球球団の本拠地球場でも規定を満たしていない球場が見られる︵詳細は後述︶。
2024年3月11日、日本野球機構はセ、パ両リーグのアグリーメントで、プロ野球12球団の本拠地として建造もしくは改修する場合、左右両翼96メートル未満、中堅120メートル未満にできないことを決めた。[2]
日米の屋外野球場における本塁の方位
日本でもMLBの公式ルールと同様に方角に関する規定が盛り込んであり、﹁本塁から投手板を経て二塁に向かう線は、東北東に向かっていること﹂を﹁理想とする﹂と努力義務を定めている。
日本の球場は規定を無視して、ピッチャープレートや2塁を南から南南西方向に︵﹁本塁を北から北北東に﹂︶設置する場合が多い。これは日本の球場の多くが、国民体育大会や学生野球といった教育寄りの目的で建設された経緯があり、守備に就くプレイヤーたち︵学生たち︶への配慮を優先し午後のデーゲームで太陽が視野に入らないよう配慮した方向を選択したためである︵代わりに、観客やバッターのほうは犠牲になってしまった︶。
バッターボックス︵batter's box、ルール上の正式名称はバッタースボックス、もしくは打者席︶とは、打撃を行う際に打者が立つ場所のこと。しばしば打席とも言われる。ただし、﹁打席数﹂を意味する場合の﹁打席﹂は、英語で "plate appearance" という。通常は、天然土やアンツーカーの上に白いチョークで四角い線が引かれ、バッターボックスが示されている。バッターボックスは、本塁を挟んで左右に1つずつ存在し、打者はそのどちらかに入って打撃動作を行う。投手の側から見て右側の三塁方向に近いバッターボックスを右打席、一塁方向に近い左側のバッターボックスを左打席という。
打者の身体の一部分でも、バッターボックスの外で地面に接している時、投手は投球動作を行ってはならない。また、打者が一旦打席に入ったならば、投手がピッチャープレートに足を触れた後に打席を外すためには、必ず審判にタイムアウトを要求しなければならない。打球がフェアグラウンドに飛べば、打者は打者走者︵バッターランナー︶となって一塁に向かって走る必要がある。左打席の方が一塁ベースに近いため、内野安打に関しては左打席が有利である。
ホームベース後方のファウルグラウンドには、キャッチャーボックス︵catcher's box、ルール上の正式名はキャッチャースボックス、もしくは捕手席︶が位置している。捕手は、このキャッチャーボックス内で捕球動作を行う。キャッチャーボックスも、バッターボックスと同じく白いチョークで位置が示されている。投手が投球動作を始め、その手からボールが離れるまで、捕手は必ずファウルグラウンドに設けられたキャッチャーボックス内に位置していなければならない。
ネクスト・バッタースボックス、コーチスボックス
編集
次打者、もしくは代打予定者が待機する場所として、ダートサークル側方の規定された位置︵一塁三塁側それぞれ一箇所ずつ︶に直径5フィートの円形区画が設けられ、これをネクスト・バッタースボックス︵next batter's box、次打者席︶と呼ぶ。ネクストバッターズサークル、ネクストバッターサークル、ウェイティングサークルなどとも称される。
また、一塁三塁のファウルゾーン側には、ベースコーチのためのコーチスボックス (coach's box) が白チョークなどにより明示される。
野球場のグラウンドは、大別して内野と外野の2つに区分できる。内野には4つの塁︵るい、英:base または bag、日本語でもしばしばベースと呼称︶が置かれ、内野を守る捕手、投手を除く4人の野手が内野手と呼ばれる。内野の正方形内のことをダイヤモンドとも呼ぶ。
本塁は、内野に位置する4つの塁のうち、左右両バッターボックスの間に位置する塁である。ホームベース︵home base︶、またはホームプレート︵home plate︶ともいう。4つの塁の中で最もジャッジの基準に用いられることが多い塁であり、得点を記録するために最終的に到達しなければならない塁である。本塁は五角形のゴム板で、グラウンドと面一に埋め込まれている。そのためプレイの最中に本塁が土に覆われてしまうということはしばしばであり、その都度球審がブラシで本塁上の土を払う光景が見られる。
野球場を作るには、まず本塁の位置を決める必要があり、これを基準にして他の塁やマウンドなどの位置が決められる。公認野球規則2.02では、本塁を次のように定義している。
本塁は五角形の白色のゴム板で表示する。この五角形をつくるには、まず一辺が17インチ︵43.2 センチメートル︶の正方形を描き、17インチの一辺を決めてこれに隣り合った両側の辺を 8.5 インチ︵21.6 センチメートル︶とする。それぞれの点から各12インチ︵30.5 センチメートル︶の二辺を作る。12インチの二辺が交わった個所を本塁一塁線、本塁三塁線の交点に置き、17インチの辺が投手板に面し、2つの12インチの辺が一塁線及び三塁線に一致し、その表面が地面と水平になるように固定する。
本塁は、塁やマウンドを設ける上での基準点としての役割だけでなく、ストライクゾーンの幅を決める基準としての役割も持つ。打者が打とうとしなかった︵バットを振らなかった︶投球がストライクと判定されるためには、インフライト︵ノーバウンド︶で本塁上を通過していることを必要とする︵三振、一塁に走者がいない、ワンバウンドで捕球された・若しくは後逸、この3条件が満たされた瞬間は振り逃げが可能となり、出塁できる︶。
走者がアウトにならずに本塁に達すれば、得点が記録される。そのため、得点させまいと触球を試みる捕手と、触球を避けようとする走者がぶつかり合うクロスプレイが起こることもあり、他の塁に比べて激しいプレイが起こりやすい。中には、捕手が本塁に触れさせまいと走路をブロックしたり、逆に、ブロックする捕手を、返球されるボールを受け取る前に突き飛ばして本塁前から排除し、本塁に触れようと体当たりを敢行する走者もみられる。これらのプレイは野球の醍醐味の一つと見られる向きもあるが、大怪我や大事故につながりかねない、非常に危険なプレイであり、また状況によっては走塁妨害あるいは守備妨害が宣告される反則行為ともなり得るものである︵ぶつかり方によっては乱闘の発端にさえなる︶[注釈1]。
プロ野球やメジャーリーグでは、審判の判定に不服を持った選手が抗議の意思を示すために、土を蹴り上げて本塁の幅を狭くしようとしたり、つばを吐いたり、プレート脇に“今の球はボールだろ”とバットで線を引いたりする行為を見かけることがある︵これを実際に行うと球審侮辱で退場となる︶。
一塁︵first base、または1B︶は、内野に位置する4つの塁のうち、本塁側から見て右に位置する塁であり、打者走者が最初に到達しなければならない塁である。打者走者は、ただちに一塁に戻ってくる︵二塁へ進塁を試みず、一塁へ戻ってくる︶ことを条件として、駆け抜けることが認められている。一塁側ファウルライン︵塁線︶には﹁スリーフットライン﹂が設定されている。
打者がアウトにならずに一塁ベース上に到達することを出塁という。出塁が可能なのは安打、四球、死球、失策、野手選択、振り逃げ、打撃妨害、走塁妨害のいずれかの場合である。
一塁ベース付近を守る野手を、一塁手︵first baseman︶という。一塁手は各内野手からの送球の的となるため、長い四肢を持つ長身の選手が好ましいとされる。一般に打球や送球の捕球や、捕球後の送球、牽制球の触球では左投げの選手︵サウスポー︶の方が有利だとされる。右投げの選手は捕球後、体を90度回転させて無理な姿勢での送球になりがちだが、サウスポーなら自然体で投げることができる。牽制の触球は右手にミットを持つほうが素早く行うことができる。一塁手は普段、一塁から離れて守っているが、牽制球を受ける際には、塁に片足を付け、投手からの牽制送球に備える。
二塁︵second base、または2B︶は、内野に位置する4つの塁のうち、本塁からマウンドへ延びる直線の延長上に位置する塁であり、一塁に到達した走者が、2番目に到達を目指す塁である。
本塁から最も遠い塁である︵127フィート3.375インチ=38.184メートル︶ため、一塁走者が二塁到達を狙って盗塁︵二盗︶を企てることが多い。二塁に走者が到達すると、単打でも本塁まで帰ってこられる可能性が高くなり、得点の可能性が一気に増す。そのため、二塁、もしくは三塁上に走者がいる状況を得点圏︵scoring position︶という。
二塁は、一塁や三塁のように一人の選手だけによって守られる塁ではない。一塁と二塁の間に二塁手︵second baseman︶、二塁と三塁の間に遊撃手︵shortstop︶が位置し、2人で連携して二塁の守備に当たる。二塁手と遊撃手は、併殺やベースカバーなどで、高度な連携が必要とされる。
一塁手と二塁手の間にあるスペースを一二塁間、二塁手と遊撃手の間にあるスペースを二遊間と呼ぶ。
三塁︵third base、または3B︶は、内野に位置する4つの塁のうち、本塁側から見て左に位置する塁であり、二塁に到達した走者が、その次︵3番目︶に到達を目指す塁である。
三塁を占有できれば次に進塁すべき塁は本塁であり、この意味で本塁に最も近いということができる。三塁に走者がいる場合は得点の可能性が高い。安打での得点に加えて、無死また一死の状況で走者が三塁にいる場合は犠牲フライやスクイズプレイ、内野ゴロなどでも得点が可能になる︵犠牲フライの場合は野手が余程の強肩でなければ捕手の触球は間に合わない︶。暴投や捕逸が直接得点に結びつくため、投手はより慎重な投球を強いられる。
三塁への盗塁︵三盗︶が試みられることもあるが、物理的距離の意味でも本塁・二塁間の距離よりも本塁・三塁間の距離は短いため難易度は高く、二盗と比較すれば三盗が行われることは少ないといってよい。ただし、少ないといっても三盗はしばしば目にするプレイである。三盗の難易度は高いが、投手の油断を突いて試みられることが多い。三塁手と遊撃手の間にあるスペースは三遊間と呼ぶ。
一塁・二塁・三塁の位置や形状については公認野球規則2.03で定められており、ベースバッグは正方形で、白色のキャンバスかゴムで覆われた厚みのある形状である。設置位置は、一・三塁はバッグが内野の正方形内に完全に収まるようにし、二塁は、バッグの中心が二塁地点に重なるようにする。
厚さは3インチ︵7.6センチメートル︶ないし5インチ︵12.7センチメートル︶。大きさは正方形の一辺が15フィート︵38.1センチメートル︶と定められていたが、MLBでは2023年から18インチ︵45.7センチメートル︶に改められた。このベースは﹁ビガー・ベース (bigger base) ﹂とも呼ばれ、野手と走者が接触して負傷するのを防ぐ目的があるが、一・二塁間や二・三塁間は4.5インチ︵11.4センチメートル︶短くなるため、盗塁を試みる走者には有利に働く[3][4]。
ベースバッグは必要に応じてダートエリアから取り外せるようになっている︵外した後の穴は蓋を填めて塞ぐ。蓋がスライド式の作り付けになっている球場もある︶。
外野には、ホームベース方向から見て左側から順に左翼(レフト)、中堅(センター)、右翼(ライト)の3つのポジションが存在する。それぞれの守備を担当する左翼手、中堅手、右翼手の3人をまとめて外野手と呼ぶ。
おおむね次のようなものがあるが、野球場の規模によって付帯する設備は大きく異なる。
外野及びファウルゾーンに設け、グラウンドとグラウンド外とを区切る柵。コンクリートパネルや金網などが用いられる。野手がフェンス際の打球を取りに出て衝突した際に怪我をしないよう、安全対策としてコンクリート部分には発泡ラバーや発泡ウレタン、ポリエステル不織布などの素材で造られた緩衝材を被せているところが多い。
抜ければ長打になるかという打球を、外野手がフェンスに衝突し転倒しながらも捕球することがある。また本塁打性の打球を、外野手が背走してフェンス際でグラブを差し出して捕球したり︵フェンスに達すれば打者走者が二塁にまで進んでしまう事は確実︶、時にはフェンスによじ登って捕球したりと、身を挺して本塁打を防ぐこともある。こうした好プレーは外野手の見せ場の一つでもある。
かつて日本国内にはフェンスに緩衝材を設けていなかった野球場が数多く、プロ本拠地でも対策が立ち遅れていた。1977年4月29日に川崎球場で開催された大洋ホエールズ対阪神タイガース9回戦で、左翼への飛球を追った阪神・佐野仙好がフェンスのコンクリート部に頭を強打し重傷を負ったことがきっかけで、プロ本拠地にはラバーフェンスの設置が義務付けられた。1988年以降は、フェンスに緩衝材が設置されていない野球場では地方に所在するものも含め、プロ野球の試合は一切開催できないと取り決められており、現在はアマチュア野球の公式戦の多くも、緩衝材が設けられている野球場で行われている。
西武ドームや長野オリンピックスタジアムなどファウルゾーン内にブルペンを設けている野球場では、グラウンド間を金網フェンスなどで区切っているところがある。このうち西武ドームでは2001年6月20日に開催された西武ライオンズ対大阪近鉄バファローズ16回戦で、一塁側ファウルゾーンへの飛球を追った西武・平尾博嗣がブルペンのフェンスに衝突した際、右足のスパイクを金網に引っ掛けて足首を強く捻り、複雑骨折する重傷を負ったのがきっかけで、同年オフにブルペンのフェンス下部をラバーフェンスに改修している。しかし地方球場のブルペン付近のフェンスは現在も、地面まで金網となっているところが多い。
アメリカでも、リグレー・フィールドの外野フェンスには緩衝材が設けられていないが、フェンスの壁面にツタを植栽して代用している。
公認野球規則上はバックストップと呼ばれ、本塁から基本的に60フィート(約18.288メートル)以上離れて設置される、ボールが後方場外に飛び出すのを防ぐ構造物。とくに本塁後方方向へのファウルボールは勢いがある場合が多いので、網で作られている場合が多く、通称としてバックネットと呼ばれる。バックネットが設置されていない野球場は皆無といって良い。バックストップの距離はあくまでも推奨値となっているが、日本版の規則のみ「必要」となっており、この事がエスコンフィールドHOKKAIDOのバックストップが海外事務所HKSの設計により50フィート (約15.18メートル)であったことに関して論争を生んだ。
2024年3月11日、日本野球機構は、公認野球規則で定めている本塁からバックネットまでの距離60フィート(18.288メートル)に関し、セ、パ両リーグのアグリーメントで「60フィート以上を推奨するが、14メートル未満にすることはできない」と定めたと発表した。[2]
一般的には支柱を立てて金属製もしくは合成繊維製の網を張る場合が多い。観客の多い野球場では細くて強度のあるステンレス製の網を用いたり、柱を用いず観客席上に張ったロープから網を吊り下げたり、バックネットを黒く塗る、網ではなくアクリル製の透明の板を使うなど、観客の安全性と視認性を高めるために工夫をこらしている野球場も多い。
打球がフェアかファウルかを判断するため、ファウルラインがフェンスと接する地点に立てる柱。公認野球規則では﹁白く塗らなければならない﹂と定められているが、打球の判別の便宜上、他の色でもよいとされている。白色ではボールが見えにくいことがあるため︵幻の本塁打一覧︶、現在はより判別しやすい黄色や橙色が多く使われている。判断をより正確にするため、ポールのフェア地域側にネットを取り付け、打球がファウル側からフェア側へ、またフェア側からファウル側へ飛び込まないよう考えられたものもある。
打球が直接ファウルポールに接触した場合は本塁打、打球が地面やフェンスに当たってからポールに接触した場合は二塁打となる。
競技の得点や出場選手、ボール・アウトカウントなどを表示するための設備。通常、外野中堅の後方に設けられることが多い。従来はイニングスコアや選手名をパネルにより掲出する方式が一般的で、鉄や木のパネル︵黒板︶にチョークで手書きするか、紙に印刷したものを貼付して表示していた。人力による作業を必要とするため、出場選手が交代する場合等にはパネルの入れ替えや書き換えに手間取ることもしばしばあった。
日本では1970年、後楽園球場に初の本格的な電光式スコアボードが導入された。当時は電球式で画素が粗く、画数の多い漢字などの表示がままならないケースもあり、かつて、ロッテに在籍していた醍醐猛夫は画数が多いため、一部の地方球場では﹁ダイゴ﹂とカタカナ表記で書かれていた事もあり、本人も﹁ファンの方から﹃外人選手だと思った﹄と言われた事があった﹂と言う。他に、地方球場ではないが、巨人や中日で外野手を努めた与那嶺要も﹃ヨナミネ﹄と書かれたスコアボードの写真が﹁プロ野球60年史﹂のオールスターの写真に掲載されている。
1975年からパシフィック・リーグで指名打者制度が採用されるようになったが、多くの球場では9人分しか表示できないため、守備中は投手、攻撃中は指名打者の選手を入れ替えて表示したことがあった。後楽園ではチーム名を表示する箇所に投手名、神宮球場では単色掲示板だった時代はフリーボードの箇所に投手名を表示したことがあるほか、川崎球場でもロッテオリオンズが本拠地とするようになった1978年に投手を含めた10人分を記載できるよう改造された。
現在は高輝度放電管や発光ダイオード︵LED︶を使用した電光式のシステムや、電磁石で制御する磁気反転式のシステムを使用して表示部を遠隔操作する方式が主流である。1997年以降、日本のプロ12球団が本拠地とする野球場は全て電光式を採用しており、それに加え大型映像装置が設置されている。これにより投手の球速、打者の現時点における打率・本塁打数・打点︵その打席での結果如何――安打を打ち出塁するか、三振や凡退に終わるか――でこれら数値は変動するが、これも演算により修正可能で、上昇・下降が即時表示される︶、風向・風速︵千葉マリンスタジアム。測定用の風車がフラッグポールと同じ位置にある︶などさまざまな情報を表示できる他、映像装置を使用して観客により多くの情報を提供でき、かつ様々な演出が行えるようになった。なおメジャーリーグではリグレー・フィールドのようにパネル式を敢えて残している球場もある。
1980年代後半から各地で採用されている磁気反転式のスコアボードは、ランニングコストやメンテナンスの低廉さと直射日光下での視認性の高さから主に地方球場で普及したが、表示部が自ら光を発せないため夜間にはスコアボード全体をライトアップせねばならず、また経年劣化すると表示部が帯磁して円滑に回転しなくなるという難点があり、老朽化して動作不良を起こすケースがしばしば発生している。
近年はフルカラーLEDのコスト低下に伴って映像装置の導入コストが低廉になったこともあり、本拠地球場ではスコアボードの全面を映像装置として、イニングスコアや選手名表示などといったスコアボード本来の表示機能を映像装置に表示させたり、画面全体を使った演出を行ったりする施設も増加している。なお、こうした派手な装飾のある表示形式はプロ野球での使用時のみで、それ以外のアマチュアの試合で使用する場合のためのシンプルな表示形式も用意している。また地方球場においても、消費電力が少なく且つ昼夜を問わず視認性を確保できるLED式のスコアボードを採用する例が多くなりつつあり、近年は郡山総合運動場開成山野球場︵ヨーク開成山スタジアム︶、埼玉県営大宮公園野球場、新潟県立野球場︵HARD OFF ECOスタジアム新潟︶、富山市民球場︵アルペンスタジアム︶、長良川球場、沖縄市野球場︵コザしんきんスタジアム︶などプロ本拠地ではない野球場でも映像装置を採用する例が増えつつある。
また磁気反転型のものも品種改良がなされ、より遠くからでも文字情報などが識別しやすいレモンイエロー︵蛍光黄色︶の文字盤を使ったものや、文字盤のパネルにLED電球を装着し、薄暮やナイターでも電光表示並みに明るさを保つことができるスコアボードが設置されている。
外野の中堅後方に設けられる暗色の板状の部分。打者・捕手・球審が投手の投球を視認しやすいように設けられる。日本では一般にバックスクリーンと呼ばれるが、これは和製英語で、英語ではcenterfield screen、もしくはcenterfield fence、batter's eye screenなどと呼ばれる。
公認野球規則に定めはないが、プロ野球球場ではバックスクリーンかこれに類似した措置︵それに相当する外野席を暗色にしてその部分には観客を入場させないなど︶が執られている。スコアボードと一体化されている野球場も多い。
投球練習場。内野ファウルグラウンドに多く設けられたが、甲子園球場や藤井寺球場では外野ラッキーゾーンにあった。練習中に打球が当たる恐れなどもあることから、近年、プロ野球球場では観客席下など︵1階の関係者施設地区。ダグアウト後方︶に設けていることが多い。メジャーリーグの球場では外野席と外野フェンスの間、ファウルグラウンドなどフィールド上に設けられている場合が多い。
両チームの選手、コーチなどの控え場所で、一塁、三塁のファウルグラウンド外側に設けられる。公認野球規則2.05には﹁ホームクラブは、各ベースラインから最短25フィート︵7.62メートル︶離れた場所に、ホームチーム及びビジティングチーム用として、各一個のプレーヤーズベンチを設け、これには左右後方の三方に囲いをめぐらし、屋根を設けることが必要である﹂とある。グラウンドよりも低い位置に設けられたものを﹁ダッグアウト﹂︵dugout︶、グラウンドと同じ高さに設けられたものを﹁ベンチ﹂︵bench︶と呼ぶ。プロ野球球場では、観客席を設ける関係でグラウンドよりも低いダッグアウトが多い。
公認野球規則にはどちらをホームチーム側とするといった規則はない。
日本のプロ野球では一塁側をホームチーム、三塁側をビジターチームが使うことが多いが、利便性を考慮する場合がある︵ZOZOマリンスタジアムでは一塁側の屋根にのみロッテと千葉ロッテマリーンズのロゴが描かれている。一方西武ドームと楽天生命パーク宮城では逆に三塁側がホームチームで、埼玉西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルスとファンはこちらに陣取る︶。2023年現在、ホームチームが三塁側を使用するのは楽天、西武の2チームである。また、各球団の二軍の本拠地は選手寮に隣接しているものが多く、そのため選手寮に近い方をホームチームが使用することが多い。メジャーリーグの球団ではバラバラで、参加30チームのうち12チームが三塁側ホームである[5]。
韓国のプロ野球は参加10チームのうち2チームが三塁側ホームである。
競技を観覧するための座席を備えた建物。グラウンドに向かって階段状に設けられる。外周がグラウンドに近い形状のものと円形になっているものがある。重層になっていたり、屋根が付いたりする場合もある。小規模な野球場では外野席が土盛り︵芝生のみで座席が設けられないことも多い︶であったり、観客席が内野にしか設置されていないものも見られる。2021年現在日本国内でプロ野球本拠地として使用されている12球場のうち、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島︵以下﹁マツダスタジアム﹂︶、楽天生命パーク宮城の外野席の一部に、固定式の座席が設けられていない芝生席が存在する。また、メットライフドームは2020年まで外野席の大部分が芝生席であった。
日本では、プロ球団の一軍が本拠地・準本拠地として使用する球場は、全てが収容人数3万人以上の規模である。最も収容人数が多い球場は阪神甲子園球場︵収容人数47,808人︶、次いで東京ドーム︵収容人数約47,000人弱、ただし非公式︶である。二軍の本拠地球場は全体的に座席数が少なく、数百~数千の収容人数となっている。
日本では、観客席が重層の球場は少なく、12球団の本拠地13球場で重層なのは半数以下の5球場である。各球場とも外野席に一定の座席を割いており、応援の中心が外野席であることも大きな特徴である。ほぼ全ての球場で、外野席に私設応援団が陣取っており、鳴り物︵トランペット、太鼓、呼子笛︶を利用した組織的応援が行われる。また試合内容によってはホーム側ファンとビジター側ファンの衝突さえ起きかねないため︵試合終了後、場外での挑発合戦から睨み合いに発展し、機動隊が割って入って規制線を引いた事例さえある︶、多くの本拠地球場でホーム側ファンの立ち入りを認めない﹁ビジター応援席﹂区域が設定される。
アメリカでは、メジャー球団が本拠地とする球場の多くが4万人以上の収容人数を誇る。アメリカンフットボールとの兼用球場を除く野球専用球場で収容人数が4万人を下回るのは、フェンウェイ・パーク︵36,108席︶、カウフマン・スタジアム︵38,030席︶、トロピカーナ・フィールド︵36,048席︶、PNCパーク︵38,496席︶の4球場のみである。
●2008年までは、旧ヤンキー・スタジアムが57,545人という最多の収容人数を誇ったが、2009年から新ヤンキー・スタジアム︵収容人数52,325人︶に移転したため、収容人数1位の座をドジャー・スタジアム︵収容人数56,000人︶に譲った。ただし、2003年のワールドシリーズでは、フロリダ・マーリンズが本拠地ドルフィン・スタジアムで通常時は開放していないフットボール用の観客席を開放したため、第5戦で65,975人の観客を動員している。
リグレー・フィールドの外野スタンド。球場に隣接する家屋の屋上にも観客席が設けられている。
マイナーリーグの球場も、日本の二軍本拠地球場とは違い、一定以上の観客席が設けられている。AAA級では、収容人数23,145人のローゼンブラット・スタジアム︵現在は閉場︶を筆頭に、殆どの球場が1万席以上の観客席を備えている。AA級やA級、ルーキー級でも、数千人〜1万数千人の収容人数を持つ球場が揃っている。これは、米国でベースボールが国民的娯楽︵national pastime︶として広く親しまれている証である。
米国の球場は、日本とは違い観客席が重層のものが殆どである。ニューヨーク・ヤンキースのかつての本拠地ヤンキースタジアムのような巨大球場は、5階席まで存在する。野球は少しでもフィールド︵内野・投手・打者︶から近い位置で観戦するものだという意識によるものである。外野席に割かれる座席数は、球場によって違いはあるものの、概して少なめである。カンザスシティ・ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアム︵2008年度まで︶や、ニューヨーク・メッツの前本拠地シェイ・スタジアムは、外野席がほとんどないことで有名であった。
韓国では、ロッテ・ジャイアンツの本拠地社稷野球場、LGツインズと斗山ベアーズの本拠地蚕室総合運動場野球場、SKワイバーンズの本拠地文鶴野球場の三球場が3万人以上の収容人数を誇る。日本と違って内野スタンドに応援団用のスペースが存在し、チアリーダー付きの応援が行われているのが大きな特徴である。
台湾では中信兄弟の本拠地台中インターコンチネンタル野球場が国内最大となる20,000人収容の観客席を有し、その他のプロ球団が使用する球場は収容人数が1万人台である。
夜間︵昼間でも薄暗い時等︶に試合を行うためにグラウンドを照らす設備。グラウンド全体を照らすため、複数︵数個から数百個前後︶の電球から成る照明を鉄塔など一定の高さの場所に設置する。光源には水銀灯、高圧ナトリウムランプ、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、LED照明などが用いられる。
野球場の照度は硬式、軟式と競技区分別にJIS規格で定められている。プロ野球の場合、内野は1500 - 3000ルクス、外野は750 - 1500ルクスの平均照度が必要とされている。
日本で初めて野球場に照明設備を設置したのは1933年7月、早稲田大学の戸塚球場である。高さ30.6mの照明塔6基に1.5kWの電球を156個取り付けたもので、照度は内野で150ルクス、外野で90ルクスしかなかった。1948年8月17日には、横浜ゲーリッグ球場で日本プロ野球で初のナイター試合が行われている。
ナイター設備が普及し始めた1950年代には白熱電球による照明が使われていたが、白熱電球の暗さを補うために水銀灯との組み合わせが考案された。1956年4月に阪神甲子園球場に設置されたものが初で、白・オレンジ2色の照明を組み合わせた様子から﹁カクテル光線﹂と称され、ナイター試合の代名詞として定着した[6][7]。1962年に完成した東京スタジアムは1600ルクスの照明を備え、﹁光の球場﹂と呼ばれた。その後、明るいが演色性が十分でない水銀灯を置き換えるため、メタルハライドランプと高圧ナトリウムランプの組み合わせが主流となったが、白とオレンジの光色は引き継がれた[8]。2010年代からはより省エネ性に優れ、これまでのものと違い即時点灯が可能なLEDも導入され始めている。LEDの場合は単色で十分な演色性・光量を得ることができるため、2色の光源を組み合わせる必要がなく[7]、﹁カクテル光線﹂を備えた球場は少なくなりつつある[6]︵特殊な例として、阪神甲子園球場ではLED化後もカクテル光線を維持している︶。
照明設備は内野1塁側・3塁側に2基ずつ、さらに外野に2基、計6基架設する形式のものが最も一般的だが、千葉マリンスタジアムや阪神甲子園球場、岡山県倉敷スポーツ公園野球場︵マスカットスタジアム︶、松山中央公園野球場︵坊っちゃんスタジアム︶、秋田県立野球場︵こまちスタジアム︶、新潟県立野球場︵HARD OFF ECOスタジアム新潟︶などではスタンドの庇︵ひさし︶に照明を架設する手法が用いられている。
全ての野球場に設置されているわけではなく、地方球場には照明のない野球場も多い。2000年代以降そのような球場もプロ野球の公式戦が稀であるが行われ、日没によるコールドゲームも記録されている。
マスコミが試合の取材やテレビ・ラジオによる試合の生中継を行う為に、主要となる野球場を中心に放送席・記者席・カメラエリアが常設される。
東京ドームの放送席・記者席
主要野球場の放送席や記者席の場合、かつては内野スタンドのグラウンドレベルに配置されることが多かったが、近年建設された野球場では、放送席は内野スタンド上段に個々が独立、記者席は同じく上段に外︵ドーム型球場に多い︶または部屋の中︵グラウンドが見えるように窓を設置︶に配置されるようになった。カメラエリアは、プロ野球本拠地の場合、多くは場所を固定の場合︵特にグラウンドレベルの一・三塁側︶が多い。複数のAM放送局[注釈2] で系列を問わず同一カードを中継することもあるため、ブースは複数ある。主にひとつの放送局でローカル・全国ネット兼用とビジターチーム向けの裏送り・ビジターチームの放送局スタッフが来場して制作用の2部屋を確保している。
地方球場の場合、ほとんどの場合、記者席はある程度確保してある場合が多いが、放送席に関しては常設していなかったり、適当な空き部屋の確保が難しい場合が多い為、個々の放送局が内野スタンド上段に臨時に小屋を設置したり、観客席を使用する場合が多い[9]。カメラエリアも同様に場所が確保される。
- ベスト5
- ワースト5
- アメリカンリーグ球場一覧
地区
|
球場名
|
チーム
|
左翼
|
中堅
|
右翼
|
収容人数
|
開場年
|
所在地
|
東地区
|
オリオールパーク・アット・カムデンヤーズ
|
ボルチモア・オリオールズ
|
101.5m
|
125m
|
96.9m
|
48,876人
|
1992
|
メリーランド州ボルチモア
|
フェンウェイ・パーク
|
ボストン・レッドソックス
|
94.5m
|
128m
|
92m
|
38,805人
|
1912
|
マサチューセッツ州ボストン
|
ヤンキースタジアム
|
ニューヨーク・ヤンキース
|
96.9m
|
124m
|
95.7m
|
50,086人
|
2009
|
ニューヨーク州ニューヨーク・ブロンクス
|
トロピカーナ・フィールド
|
タンパベイ・レイズ
|
96m
|
123m
|
98m
|
36,048人
|
1990
|
フロリダ州セントピーターズバーグ
|
ロジャース・センター
|
トロント・ブルージェイズ
|
100m
|
121m
|
100m
|
50,516人
|
1989
|
オンタリオ州トロント
|
中地区
|
ギャランティード・レート・フィールド
|
シカゴ・ホワイトソックス
|
100.6m
|
121.9m
|
102.1m
|
40,615人
|
1991
|
イリノイ州シカゴ
|
プログレッシブ・フィールド
|
クリーブランド・ガーディアンズ
|
99.1m
|
125m
|
99.1m
|
43,863人
|
1994
|
オハイオ州クリーブランド
|
コメリカ・パーク
|
デトロイト・タイガース
|
105.2m
|
128m
|
100.6m
|
41,070人
|
2000
|
ミシガン州デトロイト
|
カウフマン・スタジアム
|
カンザスシティ・ロイヤルズ
|
100.6m
|
125m
|
100.6m
|
38,177人
|
1969
|
ミズーリ州カンザスシティ
|
ターゲット・フィールド
|
ミネソタ・ツインズ
|
103.3m
|
123.1m
|
100m
|
39,504人
|
2010
|
ミネソタ州ミネアポリス
|
西地区
|
エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム
|
ロサンゼルス・エンゼルス
|
100.6m
|
121.9m
|
100.6m
|
45,050人
|
1966
|
カリフォルニア州アナハイム
|
オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム
|
オークランド・アスレチックス
|
100.6m
|
121.9m
|
100.6m
|
34,077人
|
1966
|
カリフォルニア州オークランド
|
T-モバイル・パーク
|
シアトル・マリナーズ
|
100.9m
|
123.4m
|
99.7m
|
47,116人
|
1999
|
ワシントン州シアトル
|
グローブライフ・フィールド
|
テキサス・レンジャーズ
|
100m
|
124m
|
99m
|
40,300人
|
2020
|
テキサス州アーリントン
|
ミニッツメイド・パーク
|
ヒューストン・アストロズ
|
96.0m
|
132.6m
|
99.4m
|
40,950人
|
2000
|
テキサス州ヒューストン
|
- ナショナルリーグ球場一覧
地区
|
球場名
|
チーム
|
左翼
|
中堅
|
右翼
|
収容人数
|
開場年
|
所在地
|
東地区
|
トゥルーイスト・パーク
|
アトランタ・ブレーブス
|
102m
|
122m
|
99m
|
41,500人
|
2017
|
ジョージア州アトランタ
|
ローンデポ・パーク
|
マイアミ・マーリンズ
|
103.6m
|
126.8m
|
102.1m
|
37,000人
|
2012
|
フロリダ州マイアミ
|
シティ・フィールド
|
ニューヨーク・メッツ
|
103.1m
|
125.4m
|
100.6m
|
41,800人
|
2009
|
ニューヨーク州ニューヨーク・クイーンズ
|
シチズンズ・バンク・パーク
|
フィラデルフィア・フィリーズ
|
100.3m
|
122.2m
|
100.6m
|
43,500人
|
2004
|
ペンシルベニア州フィラデルフィア
|
ナショナルズ・パーク
|
ワシントン・ナショナルズ
|
102.4m
|
122.5m
|
102.1m
|
41,888人
|
2008
|
ワシントンD.C.
|
中地区
|
リグレー・フィールド
|
シカゴ・カブス
|
108.2m
|
121.9m
|
107.6m
|
41,118人
|
1914
|
イリノイ州シカゴ
|
グレート・アメリカン・ボール・パーク
|
シンシナティ・レッズ
|
100.0m
|
123.1m
|
99.1m
|
42,059人
|
2003
|
オハイオ州シンシナティ
|
アメリカンファミリー・フィールド
|
ミルウォーキー・ブルワーズ
|
104.9m
|
121.9m
|
105.2m
|
42,400人
|
2001
|
ウィスコンシン州ミルウォーキー
|
PNCパーク
|
ピッツバーグ・パイレーツ
|
99.1m
|
121.6m
|
97.5m
|
38,496人
|
2001
|
ペンシルベニア州ピッツバーグ
|
ブッシュ・スタジアム
|
セントルイス・カージナルス
|
102.4m
|
121.9m
|
102.1m
|
43,975人
|
2006
|
ミズーリ州セントルイス
|
西地区
|
チェイス・フィールド
|
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
|
100.6m
|
124.1m
|
101.8m
|
49,033人
|
1998
|
アリゾナ州フェニックス
|
クアーズ・フィールド
|
コロラド・ロッキーズ
|
105.8m
|
126.5m
|
106.7m
|
50,445人
|
1995
|
コロラド州デンバー
|
ドジャー・スタジアム
|
ロサンゼルス・ドジャース
|
100.6m
|
120.4m
|
100.6m
|
56,000人
|
1962
|
カリフォルニア州ロサンゼルス
|
ペトコ・パーク
|
サンディエゴ・パドレス
|
101.8m
|
120.7m
|
98.1m
|
42,445人
|
2004
|
カリフォルニア州サンディエゴ
|
オラクル・パーク
|
サンフランシスコ・ジャイアンツ
|
103.3m
|
121.6m
|
94.2m
|
41,503人
|
2000
|
カリフォルニア州サンフランシスコ
|
日本では興行上の理由から、公認野球規則2.01の規定を敢えて無視し、両翼を狭くすることで本塁打の出やすい球場が多く作られた。中には阪神甲子園球場、明治神宮野球場、阪急西宮球場、京都市西京極総合運動公園野球場︵わかさスタジアム京都︶、倉吉市営野球場などのように、完成時の広いグラウンド内に、わざわざラッキーゾーンという金網の柵を設けたこともあった。藤井寺球場には外野客席とフィールドの間にブルペンが設置︵ラバーフェンスはフィールドとブルペンの間に設置︶されており、事実上のラッキーゾーンを成していた︵神宮球場は1967年にラッキーゾーンを撤去している︶。
1984年のロサンゼルスオリンピックから野球がオリンピック公開競技となることが決まると、既存球場の広さでは将来的なオリンピック開催や選手の野球技術の向上の点で国際的に通用しないとの危機感が浮上した。1981年12月24日、日本野球機構の下田武三コミッショナーは12球団のオーナーらに要望書を送付。新設する野球場は正規の規格で建設するよう訴えた[18]。こうした流れを受けて、1980年代後半以降は国際ルールに適合、またはそれに準ずる球場が続々完成︵改修工事を施した球場でも両翼を国際基準、またはそれに準じたサイズに拡大︶し、ラッキーゾーンのあった球場も倉吉︵ナイター設備がラッキーゾーンの中にあるため撤去が困難︶を除いて全て撤去された。後、2010年代になって宮城球場にEウイング、福岡ドームにホームランテラスと称する、外野フェンスから外野に張り出す形での観客席が新設され、フィールドを狭くするラッキーゾーン敷設同様の改修が行われている。
また従来の球場のファウルゾーンは、公認野球規則に規定された最低限の面積を遙かに上回る広大なものが多く、両翼までなだらかにファウルゾーンが狭まっていくのが主流であった。各球場のグラウンドの両翼が公認野球規則に従って拡張されつつあった1980年代から90年代にかけても、この点について考慮はあまり見られなかった。しかし2000年代以降、メジャーリーグのTV中継により視聴者がアメリカの球場を目にする機会が増えると、国内のプロ球団が使用する球場においても、観客席を新たに設けることにより、一︵三︶塁を過ぎた所でファウルゾーンを急激に狭める改修が進められた。特に2009年に完成したMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島︵以降マツダスタジアム︶は、公認野球規則の制限内において可能な限りファウルゾーンを狭めている。また、2008年から2009年にかけての改修によりファウルゾーンを狭めた西武ドームも同様であり、グラウンド面積はマツダスタジアムを下回り専用球場12球場で最小となっている。
基本的にフィールドは左右対称となっている︵日本国内のプロ本拠地ではマツダスタジアムとエスコンフィールドが非対称︶。アメリカでは、1960年代から1980年代までに建設されたものは左右対称のフィールドが多かったものの、新古典派球場ブームの到来で現在左右対称のフィールドとなっているスタジアムはわずかである。
さらにグラウンドの方角については、野手が長時間南側を向いて守備し、直射日光を受けねばならないことを考慮して、公認野球規則の規定を敢えて無視し、本塁から投手板を経て二塁に向かう線を南向きにする球場が多く見られる。甲子園球場、宮城球場、神戸総合運動公園野球場、千葉マリンスタジアム、京都市西京極総合運動公園野球場、藤井寺球場などが代表例である。
一方、明治神宮球場・横浜スタジアムなどは、守備側が概ね南側を向くようになっており、さらにマツダスタジアムは公認野球規則に完全に従い、本塁から投手板を経て二塁に向かう線を東北東向きとしている。公認野球規則の規定は球場内の多数を占める内野スタンドの観客が直射日光に晒されないよう配慮されたもので、アメリカ・メジャーリーグのスタジアムで数多く見られる伝統的なグラウンド配置である。こうした球場での午後のデーゲームは、内野スタンドの大部分が日陰になる一方、外野手のサングラス着用は必須となっている。
なお、現在プロ12球団が本拠地としている野球場の両翼・中堅・左右中間までの距離の公称値︵非公称値含む︶は下記の通りである。
- NPB球場一覧
リーグ
|
球場名
|
チーム
|
両翼
|
中堅
|
右左中間
|
収容人数
|
開場年
|
所在地
|
パシフィック・リーグ
|
エスコンフィールドHOKKAIDO
|
北海道日本ハムファイターズ
|
左翼97m 右翼99m
|
121m
|
左中間最深部109m 右中間最深部122.6m
|
35,000人
|
2023年
|
北海道北広島市
|
宮城球場/楽天モバイルパーク宮城
|
東北楽天ゴールデンイーグルス
|
100.1m
|
122m
|
116m
|
31,272人
|
1950年
|
宮城県仙台市宮城野区
|
西武ドーム/ベルーナドーム
|
埼玉西武ライオンズ
|
100m
|
122m
|
116m
|
31,552人
|
1979年
|
埼玉県所沢市
|
千葉マリンスタジアム/ZOZOマリンスタジアム
|
千葉ロッテマリーンズ
|
99.5m
|
122m
|
112.3m
|
30,118人
|
1990年
|
千葉県千葉市美浜区
|
大阪ドーム/京セラドーム大阪
|
オリックス・バファローズ
|
100m
|
122m
|
116m
|
36,220人
|
1997年
|
大阪府大阪市西区
|
福岡ドーム/福岡PayPayドーム
|
福岡ソフトバンクホークス
|
100m
|
122m
|
110m
|
40,000人
|
1993年
|
福岡県福岡市中央区
|
セントラル・リーグ
|
東京ドーム
|
読売ジャイアンツ
|
100m
|
122m
|
110m
|
43,500人
|
1988年
|
東京都文京区
|
明治神宮野球場
|
東京ヤクルトスワローズ
|
97.5m
|
120m
|
112.3m
|
30,969人
|
1926年
|
東京都新宿区
|
横浜スタジアム
|
横浜DeNAベイスターズ
|
94.2m
|
117.7m
|
111.4m
|
34,046人
|
1978年
|
神奈川県横浜市中区
|
ナゴヤドーム/バンテリンドーム ナゴヤ
|
中日ドラゴンズ
|
100m
|
122m
|
116m
|
36,418人
|
1997年
|
愛知県名古屋市東区
|
阪神甲子園球場
|
阪神タイガース
|
100m
|
118m
|
118m
|
43 42,600人
|
1924年
|
兵庫県西宮市
|
広島市民球場/MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
|
広島東洋カープ
|
右翼100m 左翼101m
|
122m
|
116m
|
33,000人
|
2009年
|
広島県広島市南区
|
2009年現在、公認野球規則2.01の付記(a)で規定された規格を充足しないのは神宮、横浜、甲子園の3球場である。神宮は2008年の改修によってフィールドを拡張したが、規格は充足されなかった。横浜は都市公園法上の建ぺい率制限から将来的にもほぼ拡張不可能。甲子園も2007年から行われた改修においてフィールドの拡張は行われなかった。ただし甲子園は左右中間の奥行きが広く、両翼のポールの位置も独特なため、両翼・中堅の数値だけをもって狭いとは言えない。左右中間の膨らみは規定されていないため、甲子園のように左右中間までの距離が中堅までとほぼ変わらず巨大な膨らみを持つ球場から、東京ドーム、福岡ドームのように左右中間の膨らみがほぼないものまで様々である。近年の球場の外野フェンスは二塁やや後方の一点を中心とする真円の弧になっているものが多い。フェンスの高さも規定されておらず、ホームランテラスを設置する前の福岡ドームの外野フェンスは5.8mあり、アメリカのフェンウェイ・パークにならって「グリーンモンスター」とも呼ばれた。
近年は国際大会での躍進が目立つ韓国だが、学生野球の段階から極端な少数精鋭制︵野球部のある高校は全国で50余校しかない︶を採っているため、野球の競技人口は非常に少なく、野球インフラの整備が進んでいない。そのため、大都市を除けば野球場が殆ど存在しないのが現状である[19]。
プロ球団が本拠地とする9球場のうち、社稷野球場︵釜山︶、文鶴野球場︵仁川︶、蚕室野球場︵ソウル︶の3球場は内外野総天然芝のグラウンドなど充実した設備を持ち、3万人近い観客を収容可能である。それ以外の球場は人工芝で、1万人台前半〜2万人程度の収容能力しか持たず、設備も劣悪であった。特に大邱市民運動場野球場︵大邱︶は老朽化が深刻で宣銅烈は﹁プロ野球がこんな球場で行われるということ自体が恥ずかしい﹂と語っていた[20]。米球界経験者である奉重根は、﹁韓国の球場施設はあまりにも劣悪。大邱や光州、木洞の球場は正直言って︵マイナーリーグの︶1A水準﹂﹁スライディンクもダイビングキャッチも、思い切ってできない状況だ。マウンドも少し投球しただけでくぼみができる﹂と不満を述べている[21]。
近年はワールド・ベースボール・クラシック1次ラウンド誘致を見込んで、釜山にドーム球場建設の動きがある。﹁韓国球界の宿願﹂とされるドーム球場建設だが、資金面や運用面で問題が山積みであり、実現の目途は立っていなかったが[22]、2015年10月にソウル特別市九老区で韓国初となるドーム球場高尺スカイドームが開場した。
2014年に開場した光州起亜チャンピオンズフィールド︵光州広域市︶。
●社稷野球場︵ロッテ・ジャイアンツの本拠地︶ - 両翼95m、中堅118m。内外野天然芝。25,000人収容。
●仁川SK Happy Dreamパーク︵SKワイバーンズの本拠地︶ - 両翼95m、中堅120m。内外野天然芝。27,800人収容。
●蚕室野球場︵LGツインズと斗山ベアーズの本拠地︶ - 両翼100m、中堅125m。内外野天然芝。27,500人収容。
●木洞野球場︵ネクセン・ヒーローズ︵現・キウム・ヒーローズ︶の本拠地、2015年まで︶ - 両翼98m、中堅118m。人工芝。20,000人収容。
●高尺スカイドーム︵キウム・ヒーローズの本拠地、2016年から︶ - 両翼99m、中堅122m。人工芝。22,258人収容。
●馬山総合運動場野球場︵NCダイノスの前本拠地、2018年まで︶ - 両翼96m、中堅116m。人工芝。11,000人収容。
●昌原NCパーク︵NCダイノスの本拠地、2019年から︶ - 両翼101m、中堅122m。内外野天然芝。22,112人収容。
●大邱市民運動場野球場︵サムスン・ライオンズの前本拠地、2015年まで︶ - 両翼98m、中堅120m。人工芝。13,941人収容。
●大邱サムスン・ライオンズ・パーク︵サムスン・ライオンズの本拠地、2016年から︶ - 両翼99.5m、中堅122m。内外野天然芝。29,178人収容︵韓国の野球場としては最多︶。
●光州無等総合競技場野球場︵起亜タイガースの前本拠地、2013年まで︶ - 両翼99m、中堅120m。人工芝。13,872人収容。
●光州起亜チャンピオンズフィールド︵起亜タイガースの本拠地︶ - 両翼99m、中堅121m。内外野天然芝。27,000人収容。
●ハンファ生命イーグルスパーク︵ハンファ・イーグルスの本拠地︶ - 両翼99m、中堅121m。人工芝。13,000人収容。
●水原ktウィズパーク︵KTウィズの本拠地︶ - 両翼95m、中堅120m。天然芝。22,000人収容。
光州広域市は2010年から、市幹部が相次いでMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島を視察し、その結果、目標をドーム球場建設から内外野天然芝のボールパーク建設に鞍替えした。2011年12月から建設が始まった光州無等総合競技場野球場に代わる新球場は2014年2月に竣工し、光州起亜チャンピオンズフィールドと命名された。
(一)^ メジャーリーグベースボールは2014年シーズンから、捕手がボールを持たずに本塁前に立ち塞がった場合は走塁妨害で本塁生還と看做すと定め、2015年のOfficial Baseball Rules改正時に、規則6.01(i)として﹁本塁での衝突プレイ﹂という項目が追加された。日本でも2016年に、同様の改正が行われた。
(二)^ FMの中継はエフエムナックファイブ以外で行なわれたことはない。
(三)^ ただし、阪神甲子園球場は外野のみ芝。
(四)^ 少年野球用の球場は除く。ほっともっとフィールド神戸はブルーウェーブ時代のオリックスの本拠地であったが、オリックスが大阪近鉄バファローズと合併した直後のタブルフランチャイズ以降は、阪神やオリックスの地方開催時のみ使用されている。
(五)^ 2016年から天然芝となった。
(六)^ ただし、ジャイアンツは税額控除を受けている。建設当時はサンフランシスコ・ベイエリアはシリコン・バレーの好景気に沸いており、この巨大な経済基盤を持つ大都市であったからこそ、自前での球場建設が可能だったのである。
(一)^ 2022年シーズンまでは﹁必要とする﹂であったが、原文の﹁推奨する﹂との間に齟齬が発生しており、このことが﹁エスコンフィールドHOKKAIDO﹂のバックストップ長が60フィートを満たしていないことで騒動を呼んだことを機に修正されている。
(二)^ ab“球場規格の合意事項改定 エスコン﹁距離不足﹂問題で―プロ野球‥時事ドットコム”. 時事ドットコム (2024年3月11日). 2024年6月8日閲覧。
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(34)^ 新球場の建設場所について︵広島市︶ (PDF)
(35)^ [1]
(36)^ 参考文献﹃野球小僧﹄2009年12月号︵ISSN18801-12︶112ページ﹁日本野球 構造改革の提言﹂より
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(38)^ ﹃60億を投資できるMLBのからくり﹄鈴木友也訳、ベースボール・マガジン社、2007年、ISBN 9784583100180
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