スタジアムDJ
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スタジアムDJとは、スポーツの試合の際、スタジアム︵競技場︶等において選手紹介や場内アナウンスを行う人のこと。
概要
日本では、Jリーグや日本野球機構管轄のプロ野球の試合に多い。スタジアムDJがアナウンスを務めるのは、主に担当チームがホームゲーム開催のときである。最近では、プロ野球独立リーグにもスタジアムDJを置いている。また、プロバスケットボール等のインドアスポーツでは﹁アリーナDJ﹂﹁アリーナMC﹂とも言われている。 日本で初めてスタジアムDJを採用したのは、オリックス・ブルーウェーブ︵現・オリックス・バファローズ︶。球団がグリーンスタジアム神戸︵現‥ほっともっとフィールド神戸︶に移転した際に、DJ KIMURA︵木村芳生︶がブルーウェーブのボールパーク事業部チーフプロデューサーであった大前一樹とともに、そのスタイルや﹁スタジアムDJ﹂という言葉を生み出した[1]。 チームによってはヒーローインタビューのインタビュアーも担当する場合もある。Jリーグ試合でのスタジアムDJ
クラブ名 | 氏名 | 担当開始年 | 備考 |
---|---|---|---|
コンサドーレ札幌 | タック・ハーシー | 1996年 | |
ベガルタ仙台 | 大坂ともお | 1998年 | |
モンテディオ山形 | 伊藤ユキヒコ、山内智香子 | ||
ザスパクサツ群馬 | 佐山裕亮、アンカンミンカン(川島大輔・富所哲平) | 2016年 | 2009年までは福徳一志、2010年〜2015年は波立紀夫が担当。 2016年からは試合によって佐山かアンカンミンカンのいずれかが担当する。 |
水戸ホーリーホック | 寺田忍 | ||
鹿島アントラーズ | 松本浩之 | 2014年 | 1993年から務めていたダニー石尾が2013年末に肝臓がんの診断を受け、2014年開幕直前に休養することを発表したが、同年4月15日に逝去[2] 。 4月19日のJ1第8節・神戸戦から石尾は無期限休養扱いとなり、休養期間中の代行(事実上の後任)を前シーズンまでサブDJだった松本が担当。 |
栃木SC | DJ TETSU | 2010年 | 2009年までは渡辺裕介が担当。 |
浦和レッドダイヤモンズ | 岩沢慶明、朝井夏海 | 1993年 | |
大宮アルディージャ | 高森浩二、内田羽衣 | 2002年、 2009年 |
2011年までは荒川えりかが担当。 |
柏レイソル | ナラヨシタカ、今井雄也 | 2002年、 2006年 |
|
ジェフユナイテッド市原・千葉 | 蒲田健、酒井道代 | 2001年 | |
東京ヴェルディ | 松谷芳比呂、KEO TAKAHASHI、渡辺郁也 | ||
FC東京 | スティーブン・スペンサー、鈴木ダイ | 1999年までは石野竜三が担当。 | |
町田ゼルビア | 和田翼 | 2006年 | |
横浜F・マリノス | 光邦、柴田聡 | 2006年 | 土日は光邦、月~金は柴田が担当(どちらも、担当日以外はFMヨコハマの番組がある) |
横浜FC | 江原シュウ、小泉舞夏 | 過去には蓮見孝之(法政大学在学時。現TBSアナウンサー)が担当。 | |
川崎フロンターレ | 林毅史、あべはるこ | 2003年 | |
湘南ベルマーレ | 田子千尋、三村ロンド | 2003年 | 2003年-2013年は田子がメイン、三村がサブ。2014年以降は田子がアドバイザーになり、三村がメインになった。 |
ヴァンフォーレ甲府 | DJ JIRO | 2004年 | |
清水エスパルス | 鈴木克馬 | 1997年 | |
ジュビロ磐田 | 杉山直 | 1994年 | |
アルビレックス新潟 | 森下英矢 | ||
松本山雅FC | 岡野真士 | 2015年 | 過去には田中利彦(2008年-2015年3月)が担当。田中はFM長野アナウンサーであったため、業務が重なった場合はTATSU(元ASIAN2)、三井順(bj・信州を兼務)が担当 |
カターレ富山 | 久世サトシ、土田由香里 | 2012年 | 過去には佐藤ドミンゴ(2008年-2010年)が担当。 |
ツエーゲン金沢 | 大平まさひこ | 2015年 | |
名古屋グランパス | YO!YO!YOSUKE | 2007年 | 名古屋オーシャンズスタジアムDJ兼任。2006年まではケン・マスイが担当。 |
FC岐阜 | 平松伴康 | 2012年 | 過去にはナイス西村が、2011年までは田之上智担当。 |
京都サンガF.C. | 保田賢一、岩谷優子 | 2007年 | 過去には野中政宏(2002年-2006年)、堀江良信(1995年-2001年)が担当。 |
ガンバ大阪 | 仙石幸一 | 2003年 | 滋賀レイクスターズスタジアムDJ兼任。日程が重なった場合はガンバを優先 過去には牧野隆志、万田さざめ、DJ KIMURAが担当。 |
セレッソ大阪 | 西川大介 | ||
ヴィッセル神戸 | 万田さざめ、松井志奈 | 過去にはパトリック・ユウ、下埜正太が担当。 | |
ファジアーノ岡山 | ダイナマイト・イシムラ | 2008年 | |
サンフレッチェ広島 | 貢藤十六、浅田真由、藤安梨沙 | 2011年、 2005年、2014年 |
過去には広田みのる(1995年-1999年)、石橋竜史(2000年-2010年)が担当。 |
ガイナーレ鳥取 | DJ45(高地真吾) | 過去には平野智一(2011年-2013年・オリックスDJ)、三村ロンド(2007年-2010年・湘南DJ)、田子千尋(2007年-2009年・湘南DJ)、稲田茂(SC鳥取時代)が担当。 | |
レノファ山口FC | 吉永達哉 | 2008年 | 「スタジアムMC」と自称 |
徳島ヴォルティス | 福士幹朗 | 2015年 | 過去には2011年までは林周一が、2012年から2014年は板東道生が担当。 |
愛媛FC | 桝形浩人 | 2011年 | 過去には藤澤翼(2001年-2005年)、2010年までは玉井智(2006年-2010年)が担当。 |
アビスパ福岡 | 信川竜太 | 1996年 | |
ギラヴァンツ北九州 | 門司正弘、TOM G | ||
大分トリニータ | TOM G、立川麻湖、赤松大、 本城みわ、大野タカシ |
2002年 | 左記のうち男女1人ずつ |
サガン鳥栖 | YUYA | 1997年 | YUYAはサガン設立前に鳥栖市に存在したプロサッカークラブ、鳥栖フューチャーズ(1997年1月解散)ホームゲームでもスタジアムDJを担当している。 |
ロアッソ熊本 | 小林弘記(DJコバ) | 2010年 | 小林はロアッソで現役を引退した元GK。2011年は小林のアシスタントとして田邊美穂、魚返沙織里もホームゲームのスタジアムDJを担当している。 |
V・ファーレン長崎 | 川田金太郎 | 2005年 | |
S.C.相模原 | ケチャップ | 2013年 | |
カマタマーレ讃岐 | 過去には藤澤翼 | ||
ブラウブリッツ秋田 | シャバ駄馬男 | 2011年 | 過去にはチャーリーホイ:保泉久人が担当 |
Y.S.C.C | Daiki. | 2016年 | ビジュアル系風ロックシンガー。
ホーム開幕戦でデビュー。大分戦では、横浜市歌独唱を行った。 |
クラブ名 | 氏名 | 担当開始年 | 備考 |
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奈良クラブ | 藤原了[3] | 2015年 |
プロ野球でのスタジアムDJ
球団名 | 氏名 | 担当開始年 | 備考 |
---|---|---|---|
北海道日本ハムファイターズ | 八幡淳 | 2014年 | 以前はGUCHYが担当。 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 千葉マサト | 2013年 | 以前は古田優児、岩手佳代子、高野志津らが担当。 |
埼玉西武ライオンズ | リスケ | 2012年 | 企画物として斉藤一美、松島茂、鈴木光裕らの文化放送アナウンサーが担当したり2008年開幕三試合は戸谷真人が務めたこともあった。 2011年は山蔭ヒーロ、リスケの二人体制で担当。2012年よりリスケが務める。 2013年9月29日には元楽天スタジアムDJの古田優児が担当している。[4] |
千葉ロッテマリーンズ | KOUSAKU、島村幸男 | ||
オリックス・バファローズ | 平野智一、竹村美緒/ケチャップ(ファーム) | 2014年 | 1991年から2000年まではDJ KIMURA、2001年-2004年までは谷口広明、合併後の2005年-2013年までは堀江良信が担当。 2007年-2012年藤生恭子が二軍の場内アナウンスを担当し、"セクシーすぎるウグイス嬢″[5]として注目を浴びる。ケッチャプは2014年からファームのスタジアムDJを担当。 |
福岡ソフトバンクホークス | 藤澤翼 | 2014年 | 2007年から2012年まではMAX、2013年は米岡誠一/椎葉ユウが担当(ただしビジターチームおよび、2013年までの試合中におけるホークス選手の紹介はウグイス嬢が担当。) |
読売ジャイアンツ | 高橋大輔 | 2009年 | 2008年から2年間はジョン・オコーナー(元いいとも青年隊)もスタジアムDJを務めていた。 |
東京ヤクルトスワローズ | パトリック・ユウ | 2008年 | |
横浜DeNAベイスターズ | ??? | 2016年 | 2011年まではケチャップと栗原治久が、2012年から2015年までは南隼人が担当。2012年は南が出演不可の場合、ケチャップや栗原が担当していた。 |
中日ドラゴンズ | 長谷川巧 | 2015年 | 中日ドラゴンズの公式サイトでは「ドラゴンズナビゲーター」と表記されている。2012年から2年間は生MC担当MC Nashi(ちびまるお(nobodyknows+))、2014年は堀江良信が担当した。 |
阪神タイガース | 久世サトシ | カターレ富山と兼任 | |
広島東洋カープ | 青山高治(中国放送アナウンサー)他 | 試合開始前に守備に就くカープの選手紹介のみ担当。 |
プロバスケットボールでのアリーナDJ・アリーナMC
プロバスケットボールにおいては、チームの応援をリードする役割・得点者やファウルをした選手の名前のコール・簡単なルール解説等、様々な役割を担っている。
チーム名 | 氏名 | 担当開始年 | 備考 |
---|---|---|---|
青森ワッツ | シャバ駄馬男 | J3 ブラウブリッツ秋田と兼任 | |
岩手ビッグブルズ | まつみたくや | ||
秋田ノーザンハピネッツ | 保泉久人(チャーリーホイ) | ||
仙台89ERS | 山蔭ヒーロ | ||
新潟アルビレックスBB | 立石勇生/島村仁 | ||
富山グラウジーズ | 今井タカノブ | 過去には常深裕司が担当 | |
信州ブレイブウォリアーズ | 三井順 | ||
埼玉ブロンコス | 郡正夫 | ||
東京サンレーヴス | MC UME | 同じ東京を冠したチームとして東京アパッチがかつて存在しており、Vance Kが担当 | |
横浜ビー・コルセアーズ | 豊嶋彬 | 過去には栗原治久が担当 | |
三遠ネオフェニックス | 高橋正純/ターザン山下 | 静岡開催時を高橋、愛知開催時を山下が担当。加藤昌志が愛知開催時を担当した時期もある。 | |
滋賀レイクスターズ | 仙石幸一 | ガンバ大阪と兼任、日程が重なったときは西田育弘(INAC神戸レオネッサを兼務) | |
京都ハンナリーズ | 吉村和人 | 過去には常深裕司、竹内琢也が担当 | |
大阪エヴェッサ | たつを | 11-12シーズンまで下埜正太が担当 | |
バンビシャス奈良 | ANN/加藤弘晃 | ||
香川ファイブアローズ | DJ SU-JI | ||
島根スサノオマジック | 和膳 | ||
ライジング福岡 | U-LAW | 2011年 | |
琉球ゴールデンキングス | |||
レバンガ北海道 | JUN | ||
リンク栃木ブレックス | 菊池元男 | ||
千葉ジェッツ | リスケ | 埼玉西武ライオンズと兼任 | |
日立サンロッカーズ東京 | パトリック・ユウ | 東京ヤクルトスワローズ、ジャパンラグビートップリーグと兼任 | |
西宮ストークス | 矢口恭平 | 過去には飯室大吾、RIGO、Jaddy Blazeが担当 | |
熊本ヴォルターズ | |||
鹿児島レブナイズ | よし俣とよしげ |
独立リーグ(野球)でのスタジアムDJ
独立リーグのスタジアムDJは選手紹介、場内アナウンス、ヒーローインタビューなどの業務はプロ野球︵NPB︶と共通するが、両方を担当する藤澤翼は﹁独立リーグの場合は球団がプロデュースする中でも﹃ディレクター兼DJ兼ミキサー﹄﹂﹁NPBでは大きな丸の中で専門性を求められ、独立リーグは小さな丸の中で多様性を求められる﹂とその違いを述べている[6]。
四国アイランドリーグplus
●香川オリーブガイナーズ:藤澤翼 - 過去には四国のリーグ全球団でDJを担当したことがある︵2006年︶[7]。
BASEBALL FIRST LEAGUE
●兵庫ブルーサンダーズ:坂本七菜 馬渡麻友
女子プロ野球でのスタジアムDJ
日本女子プロ野球機構なでしこリーグでのスタジアムDJ
- 岡山湯郷ベル:過去には藤澤翼
- INAC神戸レオネッサ:西田育弘(滋賀レイクスターズと兼任)
脚注
- ^ 大前一樹の徒然歳時記~つれづれダイアリー~ 20080227
- ^ ダニー石尾さんのご逝去と神戸戦での追悼セレモニーについて -鹿島アントラーズオフィシャルサイト (2014年4月17日)参考
- ^ [1]
- ^ 報知野球取材班 2013年9月29日
- ^ “あの桃色吐息の正体は!? ネットで話題のオリックス“うぐいす嬢”を直撃!”. 日刊サイゾー. (2012年6月19日) 2012年12月24日閲覧。
- ^ スタジアムDJの世界で果たした「NPB入り」 vol.2 - 独立リーグドットコム(コラム第9回、2015年4月24日)
- ^ スタジアムDJの世界で果たした「NPB入り」Vol.1 - 独立リーグドットコム(コラム第8回、2015年4月17日)
外部リンク
- 株式会社ベースボールプランニング Baseball Planning スポーツを中心するスタジアムアナウンサーの派遣会社