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* 『目的をもたない意志 山川方夫エッセイ集』[[清流出版]] ([[2011年]]) |
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* 『歪んだ窓』[[出版芸術社]] ふしぎ文学館 ([[2012年]]) |
* 『歪んだ窓』[[出版芸術社]] ふしぎ文学館 ([[2012年]]) |
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* 『親しい友人たち 山川方夫ミステリ傑作選』 [[高崎俊夫]]編 創元推理文庫 ([[2015年]]) |
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* 『春の華客/旅恋い 山川方夫名作選』 講談社文芸文庫 ([[2017年]]) |
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== 脚注 == |
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2018年11月11日 (日) 08:48時点における版
山川 方夫 | |
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1964年の肖像 | |
誕生 |
山川 嘉巳 1930年2月25日 東京市下谷区上野桜木町 |
死没 |
1965年2月20日(34歳没)![]() |
墓地 | 妙覚寺(東京都大田区)[1] |
職業 | 作家、編集者 |
言語 | 日本語 |
国籍 |
![]() |
教育 | 学士(仏文) |
最終学歴 | 慶應義塾大学仏文科 |
活動期間 | 1950年 - 1965年 |
ジャンル | 小説、評論、随筆 |
文学活動 | 三田文学 |
代表作 |
『演技の果て』(1958年) 『海の告発』(1958年) 『その一年』(1959年) 『日々の死』(1959年) 『海岸公園』(1961年) 『親しい友人たち』(1963年) 『長くて短い一年』(1964年) 『愛のごとく』(1965年) 『トコという男』(1965年) |
デビュー作 | 『バンドの休暇』(1950年) |
配偶者 | 山川みどり |
![]() |
山川 方夫︵やまかわ まさお、本名‥山川 嘉巳、1930年2月25日 - 1965年2月20日︶は日本の小説家。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/30/Yamakawa_Sh%C5%ABh%C5%8D.jpg)
父の山川秀峰
東京市下谷区上野桜木町︵現在の東京都台東区上野桜木町︶にて、日本画家山川秀峰の長男として生まれ、品川区下大崎︵現在の品川区東五反田︶に育つ。
1936年、慶應義塾幼稚舎に入学。1942年、慶應義塾普通部に進学。1944年、神奈川県中郡二宮︵現在の二宮町︶の家に疎開。同年8月より普通部を休学。敗戦を二宮の家で迎える。1945年4月普通部3年に復学[2]。1947年、慶應義塾予科文学部に入学。在学中に学制改革を経て慶應義塾大学文学部仏文科に進む。1952年に卒業。卒論はサルトル。慶應義塾大学大学院文学研究科仏文専攻に入学。﹃三田文学﹄に参加。1953年、大学院中退。1954年、田久保英夫、桂芳久と共に第3次﹃三田文学﹄を創刊。新人発掘に力を注ぎ曽野綾子、江藤淳、坂上弘などの作品を掲載する。1956年、編集を退く。
1958年、﹃演技の果て﹄で第39回芥川賞候補となる。1959年、﹃その一年﹄﹃海の告発﹄で第40回芥川賞候補となる。1960年、中原弓彦編集の﹃ヒッチコック・マガジン﹄誌に登場し、ショートショートを執筆。後に日本国外の雑誌に翻訳される﹁お守り﹂を﹃宝石﹄に発表する。1961年、﹃海岸公園﹄で第45回芥川賞候補となる。
1962年から1963年にかけて﹃ヒッチコック・マガジン﹄誌で、﹃夏の葬列﹄などのショートショート﹃親しい友人たち﹄を連載。同じ頃、寿屋︵現在のサントリー︶のPR誌﹃洋酒天国﹄の編集に関与。1964年、﹃クリスマスの贈物﹄で第50回直木賞候補、﹃愛のごとく﹄で第51回芥川賞候補となる。同年5月、聖心女子大学国文科を卒業して大学院在学の傍ら母校の湘南白百合学園の講師になったばかりの生田みどり︵1942年生まれ︶と結婚[3]。
1965年2月19日12時30分頃、二宮駅前の国道1号の横断歩道を渡ろうとした際にトラックに轢かれる交通事故に遭い、翌日午前10時20分に搬送先の大磯町の病院で死去[4]。享年34。
妻の山川みどり︵旧姓 生田︶は、1983年から2001年まで﹃芸術新潮﹄誌の編集長を勤める。
略歴
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/30/Yamakawa_Sh%C5%ABh%C5%8D.jpg)
エピソード
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著書
- 『その一年』文芸春秋新社(1959年)
- 『海岸公園』新潮社(1961年) のち文庫
- 『親しい友人たち』講談社(1963年) のち文庫
- 『愛のごとく』新潮社(1965年) のち文庫
- 『トコという男』早川書房(1965年)
- 『山川方夫全集』全5巻 冬樹社 (1969年〜1970年)
- 『山川方夫珠玉選集』全2巻 冬樹社(1972年)
- 『安南の王子・その一年 (他)昼の花火・煙突・春の華客・猿・月とコンパクト・夏期講習』旺文社文庫(1973年)
- 『夏の葬列』集英社文庫(1991年)
- 『安南の王子』集英社文庫(1993年)
- 『愛のごとく』講談社文芸文庫(1998年)
- 『山川方夫全集』全7巻 筑摩書房(2000年)
- 1 安南の王子 ISBN 4480704213
- 2 日々の死 ISBN 4480704221
- 3 海岸公園 ISBN 448070423X
- 4 愛のごとく ISBN 4480704248
- 5 最初の秋 ISBN 4480704256
- 6 トコという男 ISBN 4480704264
- 7 朝の真空 ISBN 4480704272
- 『目的をもたない意志 山川方夫エッセイ集』清流出版 (2011年)
- 『歪んだ窓』出版芸術社 ふしぎ文学館 (2012年)
- 『親しい友人たち 山川方夫ミステリ傑作選』 高崎俊夫編 創元推理文庫 (2015年)
- 『春の華客/旅恋い 山川方夫名作選』 講談社文芸文庫 (2017年)
脚注
参考文献
- 「山川方夫年譜」『三田文学』第3号、1967年3月、42-44頁。