「角川歴彦」の版間の差分
編集の要約なし タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集 |
編集の要約なし タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集 |
||
24行目: | 24行目: | ||
| 活動期間 = |
| 活動期間 = |
||
| 活動内容 = [[実写映画]]、<br />[[アニメーション映画]]、<br />[[テレビアニメ]]、<br />[[OVA]] |
| 活動内容 = [[実写映画]]、<br />[[アニメーション映画]]、<br />[[テレビアニメ]]、<br />[[OVA]] |
||
| 配偶者 = あり<ref>{{Cite web|url= https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20230428-00347449 |title= KADOKAWA前会長・角川歴彦氏保釈に至る過程で、実は「人質司法」による深刻な事態が起きていた |author=[[篠田博之]] |website= [[Yahooニュース]] |publisher= |
| 配偶者 = あり<ref name="shinodahiroyuki">{{Cite web|url= https://news.yahoo.co.jp/byline/shinodahiroyuki/20230428-00347449 |title= KADOKAWA前会長・角川歴彦氏保釈に至る過程で、実は「人質司法」による深刻な事態が起きていた |author=[[篠田博之]] |website= [[Yahooニュース]] |publisher= |
||
[[創出版]] |date= 2023-04-28 |accessdate= 2023-04-28 }}</ref> |
[[創出版]] |date= 2023-04-28 |accessdate= 2023-04-28 }}</ref> |
||
| 著名な家族 = [[角川源義]](父)<br />[[辺見じゅん]](姉)<br />[[角川春樹]](兄)<br />[[角川慶子]](姪) |
| 著名な家族 = [[角川源義]](父)<br />[[辺見じゅん]](姉)<br />[[角川春樹]](兄)<br />[[角川慶子]](姪) |
2023年4月28日 (金) 05:22時点における版
来歴
生い立ち
東京都出身[3]。父は角川書店創業者の角川源義[3]。のちに角川書店社長となる角川春樹は兄、歌人の辺見じゅんは姉で、三人の母は冨美子︵旧姓鈴木︶。両親が離婚した際、歴彦は冨美子が育てるはずだったが、離別の際に源義に抱かれて奪われ、結局源義が育てることになった[4]。早稲田大学高等学院を経て、早稲田大学第一政治経済学部政治学科を卒業した。実業家として
KADOKAWAグループの不祥事をめぐって
2022年9月6日、東京オリンピック・パラリンピックの大会スポンサーの選定を巡り、大会組織委員会の元理事・高橋治之の知人が経営する会社にコンサルタント料名目の金約7600万円を支払ったとして、KADOKAWAの元専務ら2人が贈賄容疑で逮捕され、KADOKAWA本社や会長である角川歴彦の自宅も家宅捜索を受けた[15][16]。 角川歴彦は9月5日、報道各社の代表取材に応じ﹁賄賂を渡したという認識はない﹂として関与を否定したが[17]、9月14日に贈賄容疑で逮捕された[18]。角川歴彦は同社元専務、元担当室長の両容疑者と共謀し、大会スポンサーに選定されるよう高橋容疑者に依頼、便宜を図ってもらった謝礼などとして2019年9月〜2021年1月、計約6900万円の賄賂を提供した疑いである[17]。 10月4日、東京地検特捜部に贈賄罪で起訴され[19]、同日、会長職を辞任する意向を弁護団を通じて明らかにした[20]。5日、KADOKAWAの取締役会は辞任の申し出を承認した[21]。11月4日、KADOKAWA会長の辞任後も留任していた取締役を辞任し、兄・角川春樹のコカイン密輸事件以降率いてきたKADOKAWAの経営から完全に退くことになった[22]。 2023年4月27日、東京地裁は角川の保釈を認める決定をした[23]。保釈保証金は2億円[23]。検察側は決定を不服として準抗告したが[23]、東京地裁はこれを退け、同日夜、角川は約7か月ぶりに勾留を解かれ保釈された[24]。人物
映画
角川大映映画の会長、日本ヘラルド映画の取締役、角川ヘラルド映画の会長兼最高経営責任者などを歴任するとともに、映画のプロデュースなどにも携わったことから、兄の春樹と同じく多数の映画を企画、製作し、﹁出版社が映画を作った﹂から﹁映画を事業としてやる会社﹂への変化は佐藤辰男に評価された[25]。 1998年3月6日の第21回日本アカデミー賞授賞式にて、﹁観客動員に於て多大な成績をあげ、日本映画復興の大いなる原動力となりました。これらの作品を企画、製作された着眼点と、素晴らしい実行力に敬意を表して栄誉を称えたい﹂[26] との理由により、日本アカデミー賞協会特別賞を授与された。 そのほかにも、1997年12月にはゴールデングロス賞全興連会長特別賞を授与され、1998年6月、2010年6月には藤本賞特別賞を授与され[27][28]、2000年1月には日本映画テレビプロデューサー協会からエランドール賞特別賞を授与されるなど[29]、製作者に与えられる各賞を受賞している。著作権
DVDのコピーガードの解除や特定のリージョンコード以外のDVDを再生する行為に反対している一人である。一方で同人文化に許容を示し、積極的に同人作家からの新人発掘を薦めたり、MADムービーなどにも一定の理解を示してYouTubeでの公認MADムービー制度を作り上げるなど、柔軟な姿勢を取っている。著書﹃クラウド時代と︿クール革命﹀﹄を出した際には[30]、期間限定で全文無料公開した。将棋界との縁
少年時代、日本将棋連盟の奨励会初等科︵現在の研修会に近いもの︶に入っていた。高柳敏夫名誉九段門下で、中原誠十六世名人と兄弟弟子であった。当時の級位は10級。元々、将棋に熱中していた父・源義の意向で入会したが、退会も父が勝手に決めてしまったという[31]。その縁もあって、KADOKAWA・DWANGO相談役に就任後、﹁将棋電王戦FINAL﹂において将棋電王戦エグゼクティブ・プロデューサーとなった。歴彦は1995年に日本将棋連盟よりアマチュア四段を贈られていたが[32][注 1]、電王戦FINAL記者発表会に際してアマチュア五段に昇段している[33]。なお、兄の角川春樹も、井伏鱒二宅で文士たちと将棋対局して、﹁手合い違いというのか、私たちのメンバーが散々な目にあったことがある﹂と、アマチュアとしては相当な腕として言及されている[34]。交友
デザイナー芦田淳とは親友。家族・親族
●角川源義︵父︶ - 実業家・国文学者 ●角川照子︵継母︶ - 俳人 ●辺見じゅん︵姉︶ - 歌人・小説家 ●角川春樹︵兄︶ - 実業家・俳人・映画プロデューサー・映画監督 ●角川太郎︵甥︶ ●角川慶子︵姪︶ - 文筆家・元アイドル ●角川泰章︵甥︶ 他にも妹がいる。本人の家族は非公開。略歴
●1943年 - 東京都にて誕生。 ●1966年 - 早稲田大学第一政経学部卒業。 ●1966年 - 角川書店︵現・KADOKAWA Future Publishing︶入社。 ●1973年9月 - 角川書店取締役。 ●1975年6月 - 角川書店取締役営業局長。 ●1975年11月- 角川書店専務取締役。 ●1992年6月 - 角川書店取締役副社長。 ●1992年9月 - 角川書店退職。 ●1993年2月 - メディアワークス代表取締役社長。 ●1993年9月 - 角川書店顧問。 ●1993年10月 - 角川書店代表取締役社長。 ●1994年6月 - 東京メトロポリタンテレビジョン取締役。 ●1995年7月 - 角川文化振興財団理事長。 ●1999年4月 - 台湾國際角川書店股份有限公司︵現・台湾角川︶董事長。 ●2000年 - 日本雑誌協会理事長。 ●2000年 - メガポート放送会長。 ●2002年2月 - ジー・モード取締役。 ●2002年5月 - 日本映像ソフト協会会長。 ●2002年6月 - 角川書店代表取締役会長兼CEO。 ●2002年6月 - アトラス取締役。 ●2002年8月 - 角川大映映画代表取締役会長。 ●2003年4月 - 角川ホールディングス︵現・KADOKAWA Future Publishing︶代表取締社長兼CEO。 ●2003年4月 - 角川書店︵2代目︶代表取締役会長兼CEO ●2004年5月 - 日本映像振興代表取締社長。 ●2004年6月 - 日本ヘラルド映画取締役。 ●2005年4月 - 角川ホールディングス︵現・KADOKAWA Future Publishing︶代表取締役会長兼CEO。 ●2005年5月 - KADOKAWA HOLDINGS U.S社長。 ●2005年12月 - 角川モバイル︵現・ブックウォーカー︶代表取締役会長。 ●2006年3月 - 角川ヘラルド映画取締役会長兼CEO。 ●2006年11月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブ顧問。 ●2007年6月 - カルチュア・コンビニエンス・クラブ社外取締役。 ●2010年6月 - 角川グループホールディングス︵現・KADOKAWA Future Publishing︶取締役会長。 ●2013年2月 - 角川アスキー総合研究所代表取締役社長。 ●2014年10月 - KADOKAWA・DWANGO︵現・KADOKAWA︶取締役相談役。 ●2015年10月 - ︵株︶ところざわサクラタウン代表取締役会長。 ●2015年 - ﹁COOL JAPAN FOREST 構想﹂ジェネラルプロデューサー。 ●2017年3月 - 一般社団法人アニメツーリズム協会理事長。 ●2017年6月 - カドカワ︵現・KADOKAWA︶取締役会長[35]。 ●2022年9月 - 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件において贈賄容疑で逮捕。 ●2022年10月 - KADOKAWA取締役会長を辞任。 ●2022年11月 - KADOKAWA取締役、学校法人角川ドワンゴ学園理事を辞任。兄・角川春樹のコカイン密輸事件以降率いてきたKADOKAWAグループの経営から完全に退くことになる。賞歴
●1997年 - ゴールデングロス賞全興連会長特別賞。 ●1998年 - 日本アカデミー賞協会特別賞。 ●1998年 - 藤本賞特別賞。 ●2000年 - エランドール賞特別賞。 ●2000年 - 日本宣伝賞正力賞 ●2010年 - 藤本賞特別賞。 ●2019年 - デジタルアーカイブ学会第1回学会賞[36]作品
実写映画
テレビドラマ
●大江戸もののけ物語︵2020年︶ - エグゼクティブ・プロデューサーアニメーション映画
●ロードス島戦記︵1990年︶ - 製作総指揮 ●老人Z︵1991年︶ - 製作 ●劇場版ユンカース・カム・ヒア︵1995年︶ - 製作 ●スレイヤーズ︵1995年︶ - 製作 ●はじまりの冒険者たち レジェンド・オブ・クリスタニア︵1995年︶ - 製作 ●X︵1996年︶ - 製作 ●スレイヤーズ RETURN︵1996年︶ - 製作 ●賢治のトランク 双子の星︵1996年︶ - 製作 ●賢治のトランク 猫の事務所︵1996年︶ - 製作 ●賢治のトランク 氷河ねずみの毛皮︵1996年︶ - 製作 ●魔法学園ルナ LUNAR! 青い竜の秘密すっぽこ魔法作戦︵1997年︶ - 製作 ●新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生︵1997年︶ - 製作 ●新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に︵1997年︶ - 製作 ●天地無用!真夏のイヴ︵1997年︶ - 製作 ●スレイヤーズ ぐれえと︵1997年︶ - 製作 ●新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE)² / Air / まごころを、君に︵1998年︶ - 製作 ●MAZE☆爆熱時空 天変脅威の大巨人︵1998年︶ - 製作 ●スレイヤーズ ごうじゃす︵1998年︶ - 製作 ●機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-︵1998年︶ - 製作 ●映画おじゃる丸 約束の夏 おじゃるとせみら︵2000年︶ - 製作 ●劇場版六門天外モンコレナイト 伝説のファイアドラゴン︵2000年︶ - エグゼクティブプロデューサー ●サクラ大戦 活動写真︵2001年︶ - 製作 ●Di Gi Charat 星の旅︵2001年︶ - エグゼクティブプロデューサー ●あずまんが大王 THE ANIMATION︵2001年︶ - 企画 ●超劇場版ケロロ軍曹︵2006年︶ - エグゼクティブプロデューサー ●時をかける少女︵2006年︶ - 製作総指揮 ●超劇場版ケロロ軍曹2深海のプリンセスであります!︵2007年︶ - エグゼクティブプロデューサー ●超劇場版ケロロ軍曹3ケロロ対ケロロ天空大決戦であります!︵2008年︶ - エグゼクティブ・プロデューサー ●超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!︵2009年︶ - エグゼクティブプロデューサーテレビアニメ
●銀河戦国群雄伝ライ︵1994年︶ - 企画 ●スレイヤーズ︵1995年︶ - エグゼクティブプロデューサー ●スレイヤーズ NEXT︵1996年︶ - エグゼクティブプロデューサー ●MAZE☆爆熱時空︵1997年︶ - エグゼクティブ・プロデューサー ●スレイヤーズ TRY︵1997年︶ - エグゼクティブプロデューサー ●ロードス島戦記 英雄騎士伝︵1998年︶ - エグゼクティブ・プロデューサー ●ロスト・ユニバース︵1998年︶ - エグゼクティブプロデューサー ●六門天外モンコレナイト︵2000年︶ - エグゼクティブプロデューサーOVA
●ロードス島戦記︵1990年︶ - 製作総指揮 ●天外魔境 自来也おぼろ変︵1990年︶ - 製作 ●フォーチュン・クエスト 世にも幸せな冒険者たち︵1993年︶ - 製作 ●アルスラーン戦記IV汗血公路︵1993年︶ - 製作 ●精霊使い︵1995年︶ - 製作 ●不思議の国の美幸ちゃん︵1995年︶ - 製作 ●アルスラーン戦記V征馬孤影・上︵1995年︶ - 製作 ●アルスラーン戦記V征馬孤影・下︵1995年︶ - 製作 ●新海底軍艦︵1995年︶ - 製作 ●スレイヤーズ すぺしゃる︵1996年︶ - 製作 ●レジェンド・オブ・クリスタニア︵1996年︶ - 製作 ●B'T-X NEO︵1997年︶ - 製作総指揮ゲーム
●エメラルドドラゴン︵1995年︶ - 制作・総指揮書籍
●角川歴彦述﹃21世紀を見据えての角川書店の出版経営戦略--第3の出版スタイルをめざして﹄出版科学研究所、1997年。 ●﹁メディアの興亡﹂三部作 ●角川歴彦著、片方善治監修﹃クラウド時代と︿クール革命﹀﹄角川グループパブリッシング、2010年。ISBN 9784047102262 ●角川歴彦著﹃グーグル、アップルに負けない著作権法﹄KADOKAWA、2013年。ISBN 9784040800011 ●角川歴彦著﹃躍進するコンテンツ、淘汰されるメディア﹄KADOKAWA、2017年。出演
実写映画
●グーグーだって猫である︵2008年︶脚注
注釈
出典
外部リンク
|
|
|
|
|
|