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「遊星からの物体X」の版間の差分

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| 出典の明記 = 2022年3月27日 (日) 11:12 (UTC)

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| 雑多な内容の箇条書き = 2022年3月27日 (日) 11:12 (UTC)

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| 作品名 = 遊星からの物体X

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| 原題 = The Thing

| 原題 = The Thing

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| 編集 = トッド・ラムジー

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| 製作会社 = デヴィッド・フォスター・プロダクションズ<br />ターマン=フォスター・カンパニー

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『'''遊星からの物体X'''』(ゆうせいからのぶったいエックス、原題: ''The Thing'')は、[[1982年の映画|1982年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]の[[サイエンス・フィクション|SF]][[ホラー映画]]。[[ジョン・カーペンター]]監督、ターマン・フォスター・プロ製作。[[SFX]]担当は当時22歳の[[ロブ・ボッティン]]で、同監督の『[[ザ・フォッグ]]』([[1979年]])に続いての登板となる。出演は[[カート・ラッセル]]と[[ウィルフォード・ブリムリー|A・ウィルフォード・ブリムリー]]ら。[[1951年の映画]]『[[遊星よりの物体X]]』に続く、[[ジョン・W・キャンベル]]の短編SF小説『[[影が行く]]』の2度目の映画化で、南極基地に現れた地球外生命体の怪物とそれに立ち向かう隊員達を描いている。

『'''遊星からの物体X'''』(ゆうせいからのぶったいエックス、原題: ''The Thing'')は、[[1982年の映画|1982年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]の[[サイエンス・フィクション|SF]][[ホラー映画]]。[[ジョン・カーペンター]]監督、ターマン・フォスター・プロ製作。[[SFX]]担当は当時22歳の[[ロブ・ボッティン]]で、同監督の『[[ザ・フォッグ]]』([[1979年]])に続いての登板となる。出演は[[カート・ラッセル]]と[[ウィルフォード・ブリムリー|A・ウィルフォード・ブリムリー]]ら。[[1951年の映画]]『[[遊星よりの物体X]]』に続く、[[ジョン・W・キャンベル]]の短編SF小説『[[影が行く]]』の2度目の映画化で、南極基地に現れた地球外生命体の怪物とそれに立ち向かう隊員達を描いている。


[[2018年]]10月にはデジタル・リマスター版が国内で劇場公開された<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/301439|title=「遊星からの物体X」リマスター版上映に合わせ、公開当時のオリジナル予告到着|work=[[ナタリー (ニュースサイト)|映画ナタリー]]|publisher=ナターシャ|date=2018-09-28|accessdate=2023-08-17}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://thething2018.jp/|title=遊星からの物体X<デジタル・リマスター版>|website=オフィシャルサイト|archiveurl=https://web.archive.org/web/20220810090645/https://thething2018.jp/|archivedate=2022-08-10|date=2018|accessdate=2023-08-16}}</ref>。



== ストーリー ==

== ストーリー ==

約10万年前、宇宙から飛来した[[UFO|円盤]]が地球に引き寄せられ、大気圏で炎に包まれながら[[南極]]へと落下した。

約10万年前、宇宙から飛来した[[UFO|円盤]]が地球に引き寄せられ、大気圏で炎に包まれながら[[南極]]へと落下した。



[[1982年]]、冬の[[南極大陸]]。[[ノルウェー]]観測隊の[[ヘリコプター|ヘリ]]が雪原を駆ける1匹の[[シベリアン・ハスキー|犬]]を追って、全12名の隊員がいるアメリカ南極観測隊第4基地へ現れた。[[銃]]や[[手榴弾]]を使い執拗に犬を狙うが失敗し、手違いからヘリは爆発。一人生き残ったノルウェー隊員はなおも逃げる犬を殺そうと銃撃を続ける。その際に基地の隊員が一人負傷したため、隊長のギャリーがそのノルウェー隊員を射殺した。

[[1982年]]、冬の[[南極大陸]]。[[ノルウェー]]観測隊の[[ヘリコプター|ヘリ]]が雪原を駆ける1匹の[[シベリアン・ハスキー|ハスキー犬]]を追って、全12名の隊員がいるアメリカ南極観測隊第4基地へ現れた。[[H&K HK43|銃]]や[[サーメート|焼夷手榴弾]]を使い執拗に犬を狙うが失敗し、手違いからヘリは爆発。一人生き残ったノルウェー隊員はなおも逃げる犬を殺そうと銃撃を続ける。その際に基地の隊員が一人負傷したため、隊長のギャリーが[[コルト・ローマン|拳銃]]でそのノルウェー隊員を射殺した。




調

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姿[[]]退

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ノルウェー隊の記録フィルムに映し出されたのは、雪原の巨大な[[クレーター]]と、約10万年前のものと推測される氷の層にある巨大な構造物を調査している場面だった。やがて持ち帰った焼死体が動きだし、蘇った「生きもの」が隊員の一人を襲ってその姿に成り代わった。結局その「生きもの」は、隊員たちの手で他の「生きもの」の死骸と共に外で焼却処分された。

ノルウェー隊の記録フィルムに映し出されたのは、雪原の巨大な[[クレーター]]と、約10万年前のものと推測される氷の層にある巨大な構造物を調査している場面だった。やがて持ち帰った焼死体が動きだし、蘇った「生きもの」が隊員の一人を襲ってその姿に成り代わった。結局その「生きもの」は、隊員たちの手で他の「生きもの」の死骸と共に外で焼却処分された。



調査の結果、「生きもの」は取り込んだ生物に同化・[[擬態]]して更に増殖することが可能で、コンピュータの試算により、もし人類の文明社会にそれが辿り着くと、およそ2万7000時間、約3年で全人類が同化されることが判明する。それを知った主任生物学者のブレアが誰も基地の外へ出られないようにするため無線機やヘリ等を破壊してしまい、基地は完全に孤立する。その状況下で隊員たちは誰が「生きもの」に同化されているか判断出来なくなり、疑心暗鬼に陥っていく。


調[[]]辿270003


== キャスト ==

== キャスト ==

※括弧内は日本語吹替(二名記載の場合は[[フジテレビジョン|フジテレビ]]版 / [[Netflix]]追加録音の順)

※括弧内は日本語吹替(二名記載の場合は[[フジテレビジョン|フジテレビ]]版 / [[Netflix]]追加録音の順)

* {{仮リンク|R・J・マクレディ|en|R.J. MacReady}} - [[カート・ラッセル]]([[津嘉山正種]] / 津嘉山正種): ヘリ操縦士


* {{|RJ|en|R.J. MacReady}} - [[]][[]] /  

* ブレア - [[ウィルフォード・ブリムリー|A・ウィルフォード・ブリムリー]]([[富田耕生]] / 富田耕生): 主任生物学者


*  - [[|A]][[]] /  

* ギャリー - [[ドナルド・モファット]]([[柳生博]] / [[牛山茂]]): 観測隊隊長

* ギャリー - [[ドナルド・モファット]]([[柳生博]] / [[牛山茂]]): 観測隊隊長。血液保存庫の鍵を持っていたことから疑われる。

* ドクター・コッパー - [[リチャード・ダイサート]]([[宮川洋一]] / [[山田浩貴]]): 医師

* ドクター・コッパー - [[リチャード・ダイサート]]([[宮川洋一]] / [[山田浩貴]]): 医師

* チャイルズ - [[キース・デイヴィッド]]([[屋良有作]]): 機械技師

* チャイルズ - [[キース・デイヴィッド]]([[屋良有作]]): 機械技師

* パーマー - [[デヴィッド・クレノン]]([[仲木隆司]]): 第2ヘリ操縦士、機械技師

* パーマー - [[デヴィッド・クレノン]]([[仲木隆司]]): 第2ヘリ操縦士、機械技師。周囲から変人扱いされている。

* ヴァンス・ノリス - [[チャールズ・ハラハン]]([[細井重之]] / [[多田野曜平]]): 地球物理学者

* ヴァンス・ノリス - [[チャールズ・ハラハン]]([[細井重之]] / [[多田野曜平]]): 地球物理学者

* ジョージ・ベニングス - {{仮リンク|ピーター・マローニー|en|Peter Maloney (actor)}}([[寺島幹夫]]): 気象学者

* ジョージ・ベニングス - {{仮リンク|ピーター・マローニー|en|Peter Maloney (actor)}}([[寺島幹夫]]): 気象学者

* フュークス - {{仮リンク|ジョエル・ポリス|en|Joel Polis}}([[納谷悟朗]] / 多田野曜平): 生物学助手

* フュークス - {{仮リンク|ジョエル・ポリス|en|Joel Polis}}([[納谷悟朗]]<ref>[[納谷悟朗]]は当初本作に出演予定はなかったが、制作を担当したグロービジョンが手違いで出演者リストに入っていなかった納谷を呼んでしまい急遽出演することになった。</ref> / 多田野曜平<ref>{{Cite tweet|user=dortmunder_k|number=1686395060445937664 |title=ドートマンダー/吉田啓介のポスト|date=2023-08-02|accessdate=2023-10-05}}</ref>): 生物学助手

* ノールス - {{仮リンク|T・K・カーター|en|T. K. Carter}}([[野島昭生]]): 調理係

* ノールス - {{仮リンク|T・K・カーター|en|T. K. Carter}}([[野島昭生]]): 調理係。ローラースケートで基地を動き回る。

* クラーク - [[リチャード・メイサー]]([[藤城裕士]]): 犬飼育係

* クラーク - [[リチャード・メイサー]]([[藤城裕士]]): 犬飼育係

* ウィンドウズ - {{仮リンク|トーマス・G・ウェイツ|label=トーマス・G・ウェイツ|en|Thomas G. Waites}}([[池田秀一]]): 無線通信技師

* ウィンドウズ - {{仮リンク|トーマス・G・ウェイツ|label=トーマス・G・ウェイツ|en|Thomas G. Waites}}([[池田秀一]]): 無線通信技師

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日本語吹替 - 初回放送1985年11月30日 [[フジテレビジョン|フジテレビ]]『[[ゴールデン洋画劇場]]』 21:02-22:54

日本語吹替 - 初回放送1985年11月30日 [[フジテレビジョン|フジテレビ]]『[[ゴールデン洋画劇場]]』 21:02-22:54

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* 2017年11月8日に発売されたユニバーサル[[思い出の復刻版]]DVD・BDに収録。DVDに収録されている吹替はリピート放送のもので、吹替が初回放送より約2分カットされているがBDでは補完されている。

* 2017年11月8日に発売されたユニバーサル[[思い出の復刻版]]DVD・BDに収録。DVDに収録されている吹替はリピート放送のもので、吹替が初回放送より約2分カットされているがBDでは補完されている。

* 2018年11月29日に[[Netflix]]で、放送時にカットされた部分を追加録音したものが配信された。その際、津嘉山正種と富田耕生以外の声優が担当していた箇所は別の声優が代役を務めている。

* 2018年11月29日に[[Netflix]]で、放送時にカットされた部分を追加録音したものが配信された。その際、津嘉山正種と富田耕生以外の声優が担当していた箇所は別の声優が代役を務めている。

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* 追加モンスター(ドッグモンスター)製作 - [[スタン・ウィンストン]]

* 追加モンスター(ドッグモンスター)製作 - [[スタン・ウィンストン]]

=== 日本語吹替版スタッフ ===

=== 日本語吹替版スタッフ ===

* 演出 - 岡本知

* 演出 - [[岡本知]]([[Netflix]]追加録音 - 吉田啓介)

* 翻訳 - [[鈴木導]]

* 翻訳 - [[鈴木導]]

* 調整 - 高橋久義

* 調整 - 高橋久義

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[[Category:ブリティッシュコロンビア州で製作された映画作品]]

[[Category:ブリティッシュコロンビア州で製作された映画作品]]

[[Category:SF小説を原作とする映画]]

[[Category:SF小説を原作とする映画]]

[[Category:アメリカ合衆国の小説を原作とした映画作品]]

[[Category:ユニバーサル・ピクチャーズの作品]]

[[Category:ユニバーサル・ピクチャーズの作品]]

[[Category:ジョン・カーペンターの監督映画]]

[[Category:ジョン・カーペンターの監督映画]]

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[[Category:アルコール依存症を題材とした映画作品]]

[[Category:アルコール依存症を題材とした映画作品]]

[[Category:カルト映画]]

[[Category:カルト映画]]

[[Category:ビデオ・ナスティ]]


2024年4月10日 (水) 00:42時点における最新版

遊星からの物体X
The Thing
監督 ジョン・カーペンター
脚本 ビル・ランカスター
原作 ジョン・W・キャンベル
影が行く
製作 デイヴィッド・フォスター
ローレンス・ターマン
スチュアート・コーエン
製作総指揮 ウィルバー・スターク
出演者 カート・ラッセル
A・ウィルフォード・ブリムリー
T・K・カーター英語版
デヴィッド・クレノン
キース・デイヴィッド
リチャード・ダイサート
チャールズ・ハラハン
ピーター・マローニー英語版
リチャード・メイサー
ドナルド・モファット
音楽 エンニオ・モリコーネ
撮影 ディーン・カンディ
編集 トッド・ラムジー
製作会社 デヴィッド・フォスター・プロダクションズ
ターマン=フォスター・カンパニー
配給
公開
上映時間 109分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $15,000,000
興行収入 $19,600,000 アメリカ合衆国の旗
テンプレートを表示

X: The Thing1982SFSFX221979A1951XWSF2

201810[2][3]

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DVD

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Rotten Tomatoes7683%7.40/10[10]Metacritic1357/100[11]

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2003BLACKPCPS2X episodeII

続編[編集]


2011X

195119823姿[12]1982CF21982219801982使

8251Prologue201580Albertus

1982調使1982使SFXCGI調1982

[13]XDVD/BD201284DVD/BD201319

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J



2007



31Outpost 312019 32Outpost 32[14]

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(一)^ abX10 . . (2018816). https://realsound.jp/movie/2018/08/post-236664.html 2023817 

(二)^ X. (). (2018928). https://natalie.mu/eiga/news/301439 2023817 

(三)^ X. (2018). 20228102023816

(四)^ 

(五)^ @dortmunder_k (202382). "". XTwitter2023105 

(六)^ Norwegian

(七)^ abXMatiasLars

(八)^ Jans Bolen

(九)^ Charnauk

(十)^ The Thing (1982). Rotten Tomatoes.  Fandango Media. 2022719

(11)^ The Thing Reviews. Metacritic.  CBS Interactive. 2022719

(12)^ 1982DVD

(13)^ 301990

(14)^ godzilla_jp1254937634285088768

外部リンク[編集]