'88さいたま博覧会
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'88さいたま博覧会 | |
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さいたま博覧会の会場 | |
イベントの種類 | 地方博覧会 |
通称・略称 | さいたま博 |
開催時期 | 1988年3月19日から5月29日の72日間 |
会場 | 日本 埼玉県熊谷市 |
来場者数 | 250万8,250人(目標:200万人) |
'88さいたま博覧会︵'88さいたまはくらんかい︶は、1988年︵昭和63年︶に埼玉県熊谷市で開催された地方博覧会。
略称はさいたま博︵さいたまはく︶。
東芝館
東芝館
●出展者:東芝
●3D立体映像でSFファンタジー﹁夢幻伝説-聖戦士ダイスケ﹂を上映。
埼玉銀行館
●出展者:埼玉銀行
●円形ドーム型パビリオンで3D立体映像を上映。
CO・OPフレッシュランド
●出展者:さいたま生活協同組合
●CO・OPの活動紹介、プレイランドなど
NTTスーパードーム21
NTTスーパードーム21
●出展者:日本電信電話
●未来のテレコミュニケーションの紹介
三国コカコーラ館
●出展者:三国コカ・コーラボトリング
●自販機、休憩所、ミニSLがあった。
ヤマザキHSSTステーション
HSST
●出展者:山崎製パン、(株)エイチ・エス・エス・ティ
●HSSTに乗れた。
たいぎんグリーンハウス
●出展者:大生相互銀行
●水耕栽培の温室があった。
さいしん やすらぎ館
●出展者:埼玉縣信用金庫
●美術館。原田泰治の作品や地元の人が作成した作品展示など。
21世紀交通館
●出展者:日本航空、埼玉県、コニカ、本田航空
●飛行機、ロケット、宇宙服の展示など
ヘルシー21館
●出展者:日本酸素、サイサン、埼玉県、キューアル、関西マルタカ、オムコ、埼玉県薬剤師協会、東部アルビ、トレヴィ、戸崎金属
●健康をテーマに各種展示。体力測定、血圧測定、マッサージチェアーの体験など。
水と緑の館
●出展者:荏原製作所、埼玉県農協、プラントサービス、ナチュラルグループ本社、埼玉県観光農業協会
●水とみどりをテーマに各種展示。水族館もあった。
まちづくり館
●出展者:日本鋼管ライトスチール、日本鋳鉄管、住宅・都市整備公団、埼玉県、埼玉県企業局、住友電装
●まちづくりに関連する各出展者の事業紹介。
豊かなくらし館
●出展者:HOYA、チーゼル機器、理化学研究所、エレクトロラックス、キンカ堂、花菱縫製、東京ガス、ぺんてる、三井金属鉱業、出光興産
●衣食住に関連する各出展者の事業紹介。
明日のエレクトロニクス館
●出展者:日立グループ、富士通、日本IBM、沖電気工業、三菱電機、日本信号、富士電機、岩崎電気、日本鉱業、日本電気、松下電器産業
●各エレクトロニクスの各出展者の事業紹介。クイズ、立体映像など
グルメ館
●出展者:森乳業、ネッスル、サッポロビール、日東製粉、古香、雪印乳業、大宮ハム、ローマイヤ、常楽商工、オリエント通商
●食に関連する各出展者の事業紹介。
ふるさと産業・物産館
●出展者:地元企業、自治体など
●地場産業の実演と販売。
ふるさと埼玉館
●出展者:埼玉県内の市町村
●県内の各市町村の紹介など
インポートバザール館
●出展者:商社など
●輸入品の販売など
リムトレイン
リムトレン
●出展者:日本モノレール協会
●リニアモーターで推進する列車。実用実験線は全長850m。大人300円、子供200円で乗れた。
ワールドエンターティンメント館
●出展者:西武セゾングループ
●ディズニーのスケートショー﹁ウォルトディズニーマジックキングダムオンアイス﹂の公演。入場料は2,500円だった。
どっかん広場
●出展者:日本道路
●土管を使った広場。
その他
●光のモニュメント
●あげおからくり大つなひき時計
●カナダドライ緑の泉
●秩父巡礼巡り
●ONODAおもしろパーク
●越谷だるま
●くつろぎの広場
●ヘリコプター遊覧
概要[編集]
●開催期間 - 1988年3月19日から5月29日の72日間 ●会場及び規模 - 熊谷市大字上川上 20ha 駐車場 19ha 熊谷市立中条中学校校庭など、周辺に臨時駐車場点在 ●動員目標 - 200万人 ●入場者数 - 250万8,250人 ●テーマ - 自由-躍動する未来の創造 ●スローガン - EXCITING SAITAMA'88 ●マスコット - さいたーマン ︵埼玉の﹁玉﹂がモチーフ。さいたは、咲いたをかけている︶ ●テーマソング - GET IT BACK/竜童組(作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童)開催後[編集]
跡地 現在は熊谷スポーツ文化公園になっている︵熊谷ラグビー場を中心とした西側のエリアが該当する︶。 名残 公園内にさいたま博記念の森として名を残している。 かつては道路愛称として、さいたま博通り︵県道熊谷館林線︶があったが、2018年3月31日をもって廃止され、ラグビーロードとなっている[1]。この元さいたま博通りには﹁さいたま博通り店﹂などと称しているさいたま博通り沿線の店舗があり、改名の義務は無いが、一部で変更する例も見られる。 開催を記念して、秩父鉄道秩父本線にて、蒸気機関車C58牽引の観光列車﹁SLパレオエクスプレス﹂が運行を開始し、30年近く経った現在でも運行されている。パビリオン[編集]
テーマ館-動夢さいたま21 ●出展者:さいたま博覧会実行委員会 ●埼玉県の歴史、文化の紹介。パレオパラドキシアの化石等の展示。映像は、サイズ18m×4mの23面マルチスクリーンで﹁さいたまヒューマンハーモニー﹂を上映。 渋沢栄一館 ●出展者:さいたま博覧会実行委員会 ●埼玉県出身の渋沢栄一の紹介。 くまがや館 ●出展者:熊谷市 ●熊谷市の紹介。熊谷の名産品販売コーナーもあった。 埼自販くるま館 ●出展者:埼玉県自動車販売店協会 ●レースカーなどの車の展示と車の映像紹介。 TEPCO 3Dワールド東京電力館 ●出展者:東京電力 ●3D立体映像でSFファンタジーを上映。 ふれあい郵政館 ●出展者:郵政省 ●郵便クイズやキャプテンシステム、ハイビジョンの紹介。館内には郵便局も設置されていた。 日本たばこ館 ●出展者:日本たばこ産業 ●日本たばこ産業が支援するモータースポーツの紹介。半円形のスクリーンを使ってF3000の映像を上映。 未来つくろう館 ●出展者:さいたま博覧会建設パビリオン出展実行委員会 ●ピラミッド型パビリオンで建築物等の映像を上映。野外では建設機械を展示。 ミサワホーム館 ●出展者:サイサンミサワホーム、ミサワホーム ●モデルハウスの展示 セキスイハイム館 ●出展者:積水化学工業 ●モデルハウスの展示プレイランド[編集]
●出展者:泉陽興業 ●エンタープライズ ●グレートポセイドン ●大観覧車 ●キャメルコースター ●ファンハウス ●サイクルモノレール ●サイクルコースター ●ドラゴンコースター ●ダウンタウン ●迷路 ●メリーゴーランド ●スーパースイング ●ビーターパン ●周回列車 ●その他、ゲーム、小型乗物 現在、プレイランドのアトラクションの一部が千葉県野田市にある﹁もりのゆうえんち﹂で稼動している。入場料[編集]
●第1期前売券︵一般︶1,600円、︵高校生︶1,200円、︵小・中学生︶800円、︵幼児3歳以上︶400円 ●第2期前売券︵一般︶1,700円、︵高校生︶1,250円、︵小・中学生︶850円、︵幼児3歳以上︶400円 ●当日券︵一般︶2,000円、︵高校生︶1,500円、︵小・中学生︶1,000円、︵幼児3歳以上︶500円 ●団体券︵一般︶1,800円、︵高校生︶1,200円、︵小・中学生︶800円、︵幼児3歳以上︶400円ライブコンサート[編集]
開催期間中、会場内のステージにてコンサートが開かれた。 ●島田奈美 ●デュークエイセス ●白鳥英美子 ●松本典子 ●スターダストレビュー ●バブルガム・ブラザーズ ●竜童組 ●中原めいこ ●所ジョージ ●新田恵利 ●ラッツ&スター ●カシオペア ●ブレッド&バター その他、引田天功と東京魔術団による41回のマジックショーがあった。公開録画[編集]
開催期間中、会場内のステージにてテレビやラジオの公開録画、放送が行われた。- 街かどテレビ11:00(TBSテレビ)
- ひるの散歩道(NHKラジオ第1放送)
- フルフルサタデー古舘伊知郎のどきどきモンスター(ニッポン放送)
- 生島ヒロシ いきいき大放送(TBSラジオ)
- 伊東四朗のあっぱれ土曜ワイド(文化放送)
- 満載ラジオ555(ラジオたんぱ)
参考資料[編集]
- '88さいたま博覧会公式記録(埼玉県/さいたま博覧会実行委員会)
脚注[編集]
- ^ 熊谷市 平成30年2月臨時記者会見 議題1:平成30年度当初予算(案)の概要について(速報) 参考資料2(各事業の概要)(P2.ラグビーロード整備事業)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- “広報タイムマシン さいたま博の巻”. 熊谷市役所. 2017年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。