もぐらんぴあ
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(もぐらんぴあみなとオアシスから転送)
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![]() および 石油文化ホール | |
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施設情報 | |
正式名称 | 久慈市国家石油備蓄基地トンネル利用施設 |
愛称 | もぐらんぴあ (moguranpia) |
専門分野 |
水族館 石油備蓄技術 |
事業主体 |
久慈市 日本地下石油備蓄株式会社 |
管理運営 | 水族館:あくあぷらんつ(指定管理者) |
開館 | 1994年(平成6年)4月 |
閉館 | 2011年(平成23年)3月11日営業休止 |
所在地 |
〒028-7800![]() |
位置 | 北緯40度13分16.4秒 東経141度48分57秒 / 北緯40.221222度 東経141.81583度 |
アクセス | |
外部リンク | http://www.moguranpia.com/ |
プロジェクト:GLAM |
もぐらんぴあは、岩手県久慈市にある、同市が建設した﹁久慈地下水族科学館﹂と日本地下石油備蓄株式会社が建設した﹁石油文化ホール﹂による複合施設で、三陸海岸の久慈湾北岸にある。東北地方太平洋沖地震︵東日本大震災︶に伴う津波で被災して営業休止となったが、場所を移して﹁もぐらんぴあ まちなか水族館﹂として再開した。その後、2016年に元の場所で営業を再開した。
沿革[編集]
●1994年︵平成6年︶4月、国家石油備蓄基地の作業坑を活用して開館︵北緯40度13分16.4秒 東経141度48分57秒 / 北緯40.221222度 東経141.81583度︶。 ●2005年︵平成17年︶7月18日、もぐらんぴあみなとオアシスとして国土交通省のみなとオアシスに登録。 ●2011年︵平成23年︶ ●3月11日、東北地方太平洋沖地震︵東日本大震災︶に伴う津波により施設全壊、営業停止[2]。 ●8月5日、久慈市内の空き店舗を利用した﹁もぐらんぴあ まちなか水族館﹂︵北緯40度11分25.8秒 東経141度46分10.8秒 / 北緯40.190500度 東経141.769667度︶として営業再開[3]。 ●2016年︵平成28年︶ ●3月31日、本館再開準備のため、まちなか水族館閉館[4][5]。 ●4月23日、元の所在地で防災機能を備えた水族館として再開[6][7][8][9]。久慈地下水族科学館の概要[編集]
久慈地下水族科学館︵くじちかすいぞくかがくかん︶は、日本で唯一の地下水族館で、約200種類2,000匹程度の魚介類が展示されていた。トンネル水槽では頭上を魚が泳ぎ、地中にあって海中にいるような体験が出来た。2011年3月11日の東日本大震災で被災して以降休業中であったが、市街久慈駅前の空き店舗を利用し﹁もぐらんぴあ まちなか水族館﹂として仮営業していた。その後、2016年に再開。水槽[編集]
以下の展示概要は被災前のものである。
●フォト水槽
●カクレクマノミ
●サンゴ礁水槽
●スミレナガハナダイ、クロユリハゼ、ヤエヤマギンポ、マガキガイ、シャコガイ類などがいる
●足湯水槽
●ガラ・ルファ︵ドクターフィッシュ︶
●ふれあい水槽
●ハタタテダイ、オヤビッチャなどが泳ぐ。
●日本の海
●南から奄美大島、柏島、東京湾、久慈湾×2、オホーツク海と日本列島の海を北上するように展示されている。
●クラゲコーナー
●トンネル水槽
●毎月チェンジ水槽・・・月ごとに水槽のテーマが変わる。
水槽のテーマ
- 2010年11月 「用水路の生き物」
- 2010年10月 「外来生物」
- 2010年9月 「干潟の生き物」
- 2010年8月 「ゆうれい」
- 2010年7月「七夕」
- 2010年6月「アフリカの魚」
- 2010年5月「久慈川の淡水魚」
- 2010年4月「花」
- 2010年3月「出世魚」
- 2010年2月「共生」
- 2010年1月「寅」
- 2009年12月「クリスマス」
- 2009年11月「新発見」
- 2009年10月「食欲の秋」
- 2009年9月「ヤシガニ」
- 2009年8月「夏休み」
- 2009年7月「海の日」
- 2009年6月「梅雨」
- 2009年5月「こどもの日」
- 2009年4月「お花」
- 2009年3月「引っ越し」
- 2009年2月「節分」
- 2009年1月「フグ」
- 2008年12月「大掃除」
- 2008年11月「さそり座」
- 2008年10月「スポーツ」
- 2008年9月「だんご」
- 2008年8月「さかなクン」
- 2008年7月「七夕」
- 2008年6月「歯の衛生週間」
- 2008年5月「かぶと」
- 2008年4月〜2月 臨時休館のためなし
- 2008年1月「かまくら」
- 2007年12月「クリスマス」
- 2007年11月「七五三」
- 2007年10月「体育の日」
- 2007年9月「長寿」
- 2007年8月「おばけ」
- 2007年6月「パール」
- 2007年5月「こどもの日」
- 2007年4月「エイプリルフール」
- 2007年2月「バレンタインデー」
石油文化ホール[編集]
石油文化ホール(せきゆぶんかホール)は発破体験スペースや石油インフォメーションシアターがあった。2011年(平成23年)3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による被災後は休業していた。 2016年、水族館と同様に再開した。シアターは管理棟2Fに移動した。
もぐらんぴあ まちなか水族館[編集]
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2011年︵平成23年︶5月、国の緊急雇用創出事業を活用して﹁もぐらんぴあ﹂を移転・再開することが決定し、市中心部にある空き店舗だった旧中村家具店︵久慈市中央2-9︶の1階を改装して同年8月5日に﹁もぐらんぴあ まちなか水族館﹂として開館した[10]。鶴岡市立加茂水族館︵山形県︶からクラゲ4種30点、サンシャイン国際水族館︵東京都︶からは大型水槽、毎年夏に﹁もぐらんぴあ﹂でトークショーを行ってきたさかなクンからは自身のコレクションの魚やイラストが贈られるなど、様々な支援を受けた[10]。2013年3月、さかなクンからフグなど約100匹が寄贈された[11]。
もぐらんぴあ移転後、まちなか水族館として使用された同施設には﹁あまちゃんハウス﹂が移設されたが2020年︵令和2年︶6月に閉館し、久慈駅前の久慈市情報交流センターYOMUNOSUに一部展示物が移設されている[12]。
交通アクセス[編集]
水槽以外の設備[編集]
- 地下
- 地下水族館 もぐらんぴあ展示
- 展示内容については「水槽」の項目を参照。
- 石油文化ホール
- 1階
- 受付
- 売店
- オリジナルグッズコーナー
- 地元の特産品コーナー
- 2階
- 石油シアター
- 展示室
- 企画展示が行われている。それぞれ周期的に春休み、夏休み、秋、冬休みと行われている。
- 3階
- 防災展示室
- 4階
- さかなクンコーナー
- 屋上
- 屋上展望台
脚注[編集]
(一)^ ﹁麦生﹂の読みは﹁むぎょう﹂。
(二)^ もぐらんぴあ営業停止のお知らせ Archived 2011年3月22日, at the Wayback Machine.︵久慈市︶
(三)^ さかなクンの頭のフグもいるよ 岩手・久慈に水族館開館 - 朝日新聞、2011年8月5日
(四)^ “もぐらんぴあ まちなか水族館”. 岩手県観光ポータルサイト いわての旅. 2016年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月31日閲覧。
(五)^ “﹁4年7カ月、ありがとう﹂ 久慈・まちなか水族館が閉館”. デーリー東北新聞社. Yahoo!ニュース. (2016年4月1日). オリジナルの2016年4月28日時点におけるアーカイブ。 2016年4月23日閲覧。
(六)^ ︻久慈︼もぐらんぴあ再建へ14年度再開、防災機能強化 - 岩手日報、2012年1月24日
(七)^ “︻久慈︼入館ぐんぐん20万人 まちなか水族館人気”. 岩手日報. (2014年8月13日). オリジナルの2014年8月19日時点におけるアーカイブ。 2014年8月18日閲覧。
(八)^ “もぐらんぴあ4月23日再開 久慈、募金目標も達成”. 岩手日報. (2016年1月29日) 2016年3月11日閲覧。
(九)^ “被災水族館が5年ぶり再開 岩手の﹁もぐらんぴあ﹂”. 岩手日報. (2016年4月23日) 2016年4月23日閲覧。
(十)^ abM9.0東日本大震災︵デーリー東北 2011年7月15日︶
(11)^ さかなクン 被災地水族館の壁画描きフグなどを100匹寄贈
(12)^ 北いわて広域観光ポータルサイト あまちゃんハウス