エピトレポンテス
﹃エピトレポンテス﹄︵希: Έπιτρέποντες, Epitrepontes︶は、古代ギリシアの作家メナンドロスによるギリシア喜劇の1つ。﹃調停裁判﹄[1]、﹃辻裁判﹄[2]等とも。
原題の﹁エピトレポンテス﹂は、﹁委ねる﹂を意味する動詞﹁エピトレペイン﹂の現在分詞で﹁委ねる者たち﹂の意。劇中で行われる一時的・臨時的な仲裁人を立てた仲裁にちなむ。
アテナイ富裕市民カリシオスと妻パンピレーは、結婚して半年の新婚夫婦だが、互いを知らずに婚前交渉を行い、妻はそこで孕んだ子を密かに産んで捨てたことで、険悪な夫婦仲にある。子供は羊飼いが拾い、カリシオスの炭焼き奴隷夫婦に引き取られた。妻の父スミークリネースを含め、そんな様々な面々が絡みつつ、徐々に誤解が解かれていく様が描かれる。
欠損が激しく、原本の3分の2程度しか残ってない。上演年代は分からない[3]。
構成[編集]
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