フェニキアの女たち
﹃フェニキアの女たち﹄︵希: Φοίνισσαι, Phoinissai, ポイニッサイ、羅: Phoenissae︶は、古代ギリシアのエウリピデスによるギリシア悲劇の1つ。
オイディプス絡みのいわゆる﹁テーバイ攻め﹂を題材としている。題名の﹁フェニキアの女たち﹂とは、作中のコロス︵合唱隊︶がフェニキア︵ポイニーケー︶の女たちによって構成されているからであるが、これは作中歌に登場するテーバイの創建者カドモスが、フェニキアの最大都市であるティルス出身であったことにちなむ。
紀元前409年の大ディオニューシア祭で上演されたと推定される[1]。
構成[編集]
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日本語訳[編集]
- 『ギリシア悲劇全集 第4巻 エウリピデス篇Ⅱ』 大竹敏雄訳、人文書院、1960年
- 『世界古典文学全集9 エウリピデス』 岡道男訳、筑摩書房、1965年
- 新版『ギリシア悲劇Ⅳ エウリピデス(下)』 ちくま文庫、1986年
- 『ギリシャ悲劇全集Ⅳ エウリーピデース編〔Ⅱ〕』 内山敬二郎訳、鼎出版会、1978年
- 『ギリシア悲劇全集8 エウリーピデースⅣ』 -「ポイニッサイ」安西真訳、岩波書店、1991年
- 『エウリピデス 悲劇全集 4』 丹下和彦訳、京都大学学術出版会〈西洋古典叢書〉、2015年
脚注・出典[編集]
- ^ 『全集8』 岩波 p.389