カヴァキーニョ
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/60/Cavaquinho.jpg/250px-Cavaquinho.jpg)
カヴァキーニョ︵ブラジルポルトガル語‥Cavaquinho︶はサンバやショーロ等に使われるブラジルの弦楽器。
ポルトガルから渡ってきた移民たちが持ち込んだブラギーニャという民族楽器を起源とする。同様にポルトガルからハワイに渡ったものはウクレレに、インドネシアに渡ったものはクロンチョンに変化していった。本来の呼び名はカヴァコ︵Cavaco︶であるが、この楽器が小さいことから、指小辞の﹁nho︵ンニョ︶﹂を愛称としてつけて、カヴァキーニョと呼ばれるようになったといわれる。
鉄弦・4弦で、標準的な調弦はD-G-B-DもしくはD-G-B-E。パリェタと呼ばれるナイロン製の薄いピックで演奏される。
1980年代に、パゴーヂ︵サンバの一形態︶を演奏するフンド・ジ・キンタルというバンドのメンバーだったアルミール・ギネトが従来のカヴァキーニョの胴をバンジョーの胴に変えて演奏、これにより音量が大きくなった。現在はこれをバンジョー・カヴァコ、バンジョー・カヴァキーニョと呼んでいる。