タフリング
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タフリング︵英: tuff ring[1]︶もしくはタフコーン︵英: tuff cone[1]、凝灰岩丘[2]︶とは、火山の爆発的な噴火で生じた火口地形のことである[注釈 1]。
概要[編集]
マグマの通り道である火道が浅水域や地下水が潤沢な場所に開いた場合、そこではマグマに熱せられて水が激しく沸騰して圧力が高まり、マグマ水蒸気爆発という爆発的噴火が起きやすくなる。具体的には、湖の中、沿岸域、沼、沼地などの水面、もしくは湿地などの地下水に富んだ場所で起きやすい。 浅所でのほぼ円形の輪郭で周辺に顕著な堆積物の丘をもたないもので火口の直径に対して火口縁の高さがあまりないもののうち、火口底が地下水面より高くて乾いているときにタフリングということが多い[3]。タフコーンはただ単にタフリングの高くなったものにすぎない[4]。火口底が地下水面より低く水が溜まっている場合はマールという[3]。-
Volcán Bárcenaのタフコーン
1952-53年の噴火で形成された。 -
真横から見たタフリング
クヴェルフィヤットル(アイスランド)
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ ab日本地質学会編﹃地質学用語集 - 和英・英和﹄共立出版、2004年、133頁。ISBN 4-320-04643-9。
(二)^ 文部省編﹃学術用語集 地学編﹄日本学術振興会、1984年、382頁。ISBN 4-8181-8401-2。[リンク切れ]
(三)^ ab早川由紀夫 (2004年1月). “4.3 マール”. フィールド火山学. 4 - サージがつくるマールとタフリング. 2012年3月8日閲覧。
(四)^ Lyn Topinka (2006年8月28日). “CVO Website - Maars and Tuff Cones” (英語). USGS. 2012年3月7日閲覧。
(五)^ 早川由紀夫 (2005年9月16日). “ダイアモンドヘッド”. 風景に書き込まれた歴史を読み解く. 2024年3月15日閲覧。
(六)^ 早川由紀夫. “4.4 タフリング”. フィールド火山学. 4 - サージがつくるマールとタフリング. 2024年3月15日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- フィールド火山学 タフリング - 群馬大学 早川由紀夫