ディレクターズスーツ
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6a/Bundesarchiv_Bild_102-08487%2C_Berlin%2C_deutsch-litauische_Verhandlungen.jpg/200px-Bundesarchiv_Bild_102-08487%2C_Berlin%2C_deutsch-litauische_Verhandlungen.jpg)
ディレクターズスーツ︵Director's suit︶とは、黒色の背広とコールズボンの組み合わせの礼服をいう。アメリカではストロウラー︵Stroller︶、イギリスではブラック・ラウンジ・スーツ︵Black lounge suit︶とも。また、戦間期のヨーロッパで活躍したドイツの政治家グスタフ・シュトレーゼマンが当スタイルを導入していたことから、大陸ヨーロッパ諸国では彼の名をとってシュトレーゼマン︵Stresemann︶と呼ばれる[1]。欧州などではフロックコートやモーニングコート︵昼間用礼服︶よりも格下で、夜間のタキシードとともに昼間のセミ・フォーマル︵en:Semi-formal︶とされる。ブラックスーツ︵黒の背広服︶が略礼装とされる日本においては、それより格上の準礼装とされる[要出典]。
欧米で流行した重役︵director = 指導者、管理者・取締役、監督者の意︶の執務服であり、日本ではブラックスーツ︵略礼服︶の上着とモーニングのコールズボンを組合わせて、商品化されたもの[要出典]。
基本的な構成[編集]
文化出版局﹃服飾辞典﹄[2]による一般的な装い。
●上着
●シングルブレストまたはダブルブレストの背広型ジャケット。色は一般的には黒、しかしミッドナイトブルーかグレーの物でもいいとされる[3]。生地はカシミア、ウーステッド、チェビオットなどのウール系。
●コールズボン
●黒とグレイの縞柄の折り返しの無いズボン[2]。
●ウェストコート
●黒かグレイか淡黄︵バフ︶色[2]。
脚注[編集]
- ^ Kleidung - Der Stresemann. knigge.de (Webarchiv)
- ^ a b c 『服飾辞典』文化出版局、1979年。 ISBN 978-4579500123
- ^ Book of Etiquette (1931), Lady Troubridge