ラグビースコットランド代表

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ラグビースコットランド代表
ユニオン スコットランドラグビー協会
エンブレム アザミ
グラウンド マレーフィールド・スタジアム
ヘッドコーチ グレガー・タウンセンド
主将 ジェイミー・リッチー
最多キャップ ロス・フォード (111)
最多得点選手 クリス・パターソン (809)
最多トライ選手 イアン・スミス &
トニー・スタンガー (24)

ファースト
ジャージ

セカンド
ジャージ

初国際試合
 スコットランド 1 – 0 イングランド 
(1871年3月27日)
最大差勝利試合
 スコットランド 100 – 8 日本 
(2004年11月13日)
最大差敗戦試合
 スコットランド 10 – 68 南アフリカ共和国 
(1997年12月6日)
ラグビーワールドカップ
出場回数 10 (1987年初出場)
最高成績 4位 (1991年)
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ラグビースコットランド代表 (英語: Scotland national rugby union team) は、スコットランドラグビー協会によるラグビーユニオンのナショナルチームである。エンブレムは、スコットランドの国花であるアザミ。

概要[編集]


スコットランドは、ワールドラグビー史上初のテストマッチ︵国際試合︶勝利国である。1871年3月27日、イングランドを相手に、スコットランドのレイバーンプレイス競技場で初めてテストマッチが行われた。スコットランドが2トライ1ゴール、イングランドが1トライで、1対0でスコットランドが勝利した︵当時はトライ0点、ゴール1点だった[1]︶。
「:en:1871 Scotland versus England rugby union match」を参照

ホームスタジアムは、1897年からエディンバラのインバーリース競技場だったが、1925年に同じくエディンバラに新設したマレーフィールド・スタジアムに移った。

ヨーロッパの6カ国が参加する国際ラグビー大会シックス・ネイションズの創設国の1つ。イングランド、アイルランド、ウェールズとの4か国合同チームであるブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズにも参加している。

ワールドカップでの成績は、主将ギャヴィン・ヘイスティングスやジョン・ジェフリーなどを擁して臨んだ1991年の4位が最高である。

ワールドカップ2019では、台風19号あけのプール最終戦まで もつれた[2][3]ベスト8進出を賭けて日本と対決したが、21-28でプール3位となり敗退した[4][5]。スコットランドの地元紙ザ・スコッツマンの記者アラン・マッシーは、﹁この試合はどんな勝利よりも記憶に残る試合だ﹂とし、﹁スコットランドの負けを嘆くよりも日本を称えよう﹂と述べた[6]。この大会で着用されたジャージは、襟(えり)から肩にかけて、長崎で作られた﹁長崎タータン﹂のチェック柄の生地が使われていた[7][8]。

2021年11月20日、ワールドカップ2019から2年1か月ぶりに日本代表とホームスタジアムで対戦し[9]、日本を1トライに抑え込み29-20で勝利した[10]。

成績[編集]

シックス・ネイションズ[編集]


2024年3月17日現在
 
イングランド
フランス
アイルランド
イタリア
スコットランド
ウェールズ
試合数 130 97 132 27 132 132
単独優勝 (カッコ内は同時優勝)
ホーム・ネイションズ 5 (4) N/A 4 (4) N/A 10 (3) 7 (4)
ファイブ・ネイションズ 17 (6) 12 (8) 6 (5) N/A 5 (6) 15 (8)
シックス・ネイションズ 7 6 6 0 0 6
合計 29 (10) 18 (8) 16 (9) 0 (0) 15 (9) 28 (12)
グランドスラム（全勝優勝）
ホーム・ネイションズ 0 N/A 0 N/A 0 2
ファイブ・ネイションズ 11 6 1 N/A 3 6
シックス・ネイションズ 2 4 3 0 0 4
合計 14 10 4 0 3 12
トリプルクラウン（英語版）（ホーム・ネーションズ（英４か国）中での全勝）
ホーム・ネイションズ 5 N/A 2 N/A 7 6
ファイブ・ネイションズ 16 N/A 4 N/A 3 11
シックス・ネイションズ 5 N/A 7 N/A 0 5
合計 26 N/A 13 N/A 10 22
ウドゥン・スプーン（最下位チーム賞）
ホーム・ネイションズ 7 N/A 10 N/A 5 6
ファイブ・ネイションズ 10 12 15 N/A 15 10
シックス・ネイションズ 0 1 0 17 4 1
合計 17 13 25 18 24 17

ラグビーワールドカップ[編集]

選手[編集]

現在の代表[編集]

2024年シックス・ネイションズ・チャンピオンシップ・スコットランド代表スコッド[11]

選手 ポジション 誕生日 (年齢) キャップ チーム
ユアン・アシュマン（英語版） フッカー (2000-04-03) 2000年4月3日（24歳） 12 イングランドの旗 セール・シャークス
ジョニー・マシューズ フッカー (1993-07-05) 1993年7月5日（30歳） 1 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
ジョージ・ターナー フッカー (1992-10-08) 1992年10月8日（31歳） 40 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
ジェイミー・バッティ プロップ (1993-09-08) 1993年9月8日（30歳） 34 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
ザンダー・ファーガソン プロップ (1996-01-19) 1996年1月19日（28歳） 62 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
アレック・ヘップバーン（英語版） プロップ (1993-03-30) 1993年3月30日（31歳） 0 イングランドの旗 エクセター・チーフス
ウィル・ハード（英語版） プロップ (1999-06-29) 1999年6月29日（24歳） 0 イングランドの旗 レスター・タイガース
WP・ネル プロップ (1986-04-30) 1986年4月30日（38歳） 61 スコットランドの旗 エディンバラ
ピエール・スクーマン プロップ (1994-05-07)1994年5月7日（27歳） 26 スコットランドの旗 エディンバラ
スコット・カミングス ロック (1996-12-03) 1996年12月3日（27歳） 33 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
グラント・ギルクリスト ロック (1990-08-09) 1990年8月9日（33歳） 67 スコットランドの旗 エディンバラ
リッチー・グレイ ロック (1989-08-24) 1989年8月24日（34歳） 78 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
サム・スキナー ロック (1995-01-31) 1995年1月31日（29歳） 30 スコットランドの旗 エディンバラ
グレン・ヤング（英語版） ロック (1994-11-04) 1994年11月4日（29歳） 3 スコットランドの旗 エディンバラ
ジョシュ・ベイリス（英語版） バックロー (1997-09-18) 1997年9月18日（26歳） 5 イングランドの旗 バース
アンディ・クリスティ（英語版） バックロー (1999-03-27) 1999年3月27日（25歳） 4 イングランドの旗 サラセンズ
ルーク・クロスビー バックロー (1997-04-22) 1997年4月22日（27歳） 7 スコットランドの旗 エディンバラ
ローリー・ダージ（英語版） バックロー (2000-02-23) 2000年2月23日（24歳） 15 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
ジャック・デンプシー バックロー (1994-04-12) 1994年4月12日（30歳） 15 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
マット・ファーガソン バックロー (1998-07-16) 1998年7月16日（25歳） 40 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
ジェイミー・リッチー バックロー (1996-08-16) 1996年8月16日（27歳） 46 スコットランドの旗 エディンバラ
ジョージ・ホーン スクラムハーフ (1995-05-12) 1995年5月12日（29歳） 26 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
アリ・プライス スクラムハーフ (1993-05-12) 1993年5月12日（31歳） 66 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
ベン・ホワイト スクラムハーフ (1998-05-27) 1998年5月27日（26歳） 18 フランスの旗 RCトゥーロン
アダム・ヘイスティングス フライハーフ (1996-10-05) 1996年10月5日（27歳） 27 イングランドの旗 グロスター
ベン・ヒーリー フライハーフ (1999-06-29) 1999年6月29日（24歳） 4 アイルランドの旗 マンスター
フィン・ラッセル フライハーフ (1992-09-23) 1992年9月23日（31歳） 75 イングランドの旗 バース
ローリー・ハッチンソン（英語版） センター (1996-01-29) 1996年1月29日（28歳） 8 イングランドの旗 ノーサンプトン・セインツ
ヒュー・ジョーンズ センター (1993-12-17) 1993年12月17日（30歳） 43 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
スタッフォード・マクドウォール（英語版） センター (1998-02-24) 1998年2月24日（26歳） 1 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
キャメロン・レッドパス センター (1999-12-23) 1999年12月23日（24歳） 9 イングランドの旗 バース
シオネ・トゥイプロトゥ センター (1997-02-12) 1997年2月12日（27歳） 22 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
ダーシー・グレアム ウイング (1997-06-21) 1997年6月21日（26歳） 39 スコットランドの旗 エディンバラ
アーロン・リード（英語版） ウイング (1999-07-10) 1999年7月10日（24歳） 0 イングランドの旗 セール・シャークス
カイル・ロウ（英語版） ウイング (1998-02-08) 1998年2月8日（26歳） 1 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
カイル・ステイン ウイング (1994-01-29) 1994年1月29日（30歳） 15 スコットランドの旗 グラスゴー・ウォリアーズ
ドゥーハン・ファン・デル・メルヴァ ウイング (1995-06-04) 1995年6月4日（28歳） 34 スコットランドの旗 エディンバラ
ブレア・キングホーン フルバック (1997-01-18) 1997年1月18日（27歳） 50 スコットランドの旗 エディンバラ
ハリー・パターソン フルバック (2001-06-28) 2001年6月28日（22歳） 0 スコットランドの旗 エディンバラ

※所属、 キャップ数(Cap)は2024年1月28日現在

ワールドラグビー男子ランキング[編集]

ワールドラグビーが発表するデータにもとづく。


ワールドラグビー男子ランキング
上位30チーム（2024年5月27日時点）[12]
順位 変動* チーム ポイント
1 増減なし  南アフリカ共和国 094.54
2 増減なし  アイルランド 090.69
3 増減なし  ニュージーランド 089.80
4 増減なし  フランス 087.92
5 増減なし  イングランド 085.75
6 増減なし  スコットランド 082.82
7 増減なし  アルゼンチン 080.68
8 増減なし  イタリア 079.41
9 増減なし  オーストラリア 077.48
10 増減なし  ウェールズ 077.26
11 増減なし  フィジー 076.38
12 増減なし  日本 074.27
13 増減なし  ジョージア 074.02
14 増減なし  サモア 072.23
15 増減なし  トンガ 071.57
16 増減なし  ポルトガル 070.28
17 増減なし  ウルグアイ 067.94
18 増減なし  アメリカ合衆国 067.39
19 増減なし  スペイン 064.37
20 増減なし  ルーマニア 061.66
21 増減なし  カナダ 060.90
22 増減なし  ナミビア 060.56
23 増減なし  チリ 060.49
24 増減なし  香港 059.80
25 増減なし  ロシア 058.06
26 増減なし  スイス 057.44
27 増減なし  オランダ 057.29
28 増減なし  ベルギー 055.89
29 増減なし  ブラジル 055.37
30 増減なし  韓国 053.46
*前週からの変動
スコットランドのランキングの推移

生のグラフデータを参照/編集してください.

出典: ワールドラグビー[12]
推移グラフの最終更新: 2024年5月27日


脚注[編集]



(一)^ i018fe (2019年11月29日). “ラグビーはなぜ﹁ゴール﹂でなく﹁トライ﹂というのか |”. rugbyspreads.com. 2021年11月13日閲覧。

(二)^ “ルール無視のスコットランド、度重なる批判に国際統括団体が声明文﹁失望している﹂”. THE ANSWER スポーツ文化・育成＆総合ニュースサイト. 2021年11月12日閲覧。

(三)^ “スコットランド協会に罰金処分、台風めぐる不適切発言で”. www.afpbb.com. 2021年11月12日閲覧。

(四)^ “日本が歴史的なラグビーW杯8強、スコットランドを撃破”. www.afpbb.com. 2021年11月12日閲覧。

(五)^ JRFU. “ラグビーワールドカップ2019 プールA第4戦 ｜大会・試合情報｜日本ラグビーフットボール協会｜RUGBY‥FOR ALL﹁ノーサイドの精神﹂を、日本へ、世界へ。”. www.rugby-japan.jp. 2021年11月13日閲覧。

(六)^ “﹁日本は別世界の戦いをした﹂ラグビーW杯8強、日本称える英メディア スコットランド戦”. NewSphere. 2021年11月13日閲覧。

(七)^ “ラグビー日本代表との激闘の裏にあった スコットランド代表と長崎県の絆｜一筆太郎＠SiNCE2020｜note”. note︵ノート︶. 2021年11月12日閲覧。

(八)^ “︻ラグビーW杯︼ジャージに注目 スコットランドと長崎、タータンチェックがつなぐ縁︵石戸諭︶ - 個人”. Yahoo!ニュース. 2021年11月12日閲覧。

(九)^ “Scotland v Japan” (英語). Scottish Rugby Union. 2021年11月13日閲覧。

(十)^ “なぜラグビー日本代表はW杯日本大会では勝利したスコットランドに20-29で惜敗したのか？︵Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE︶”. Yahoo!ニュース. 2021年11月21日閲覧。

(11)^ Scotland squad named for 2024 Guinness Six Nations . Sottishrugby(2024年1月16日). 2024年1月28日閲覧。

(12)^ ab“Men's World Rankings”.  ワールドラグビー. 2024年5月27日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

Tier 1

Tier 2

Tier 3-1

Tier 3-2

連合チーム

ラグビーユニオン ティア1国間のテストマッチの歴史
アルゼンチン

オーストラリア

イングランド

フランス

アイルランド

イタリア

日本

ニュージーランド

スコットランド

南アフリカ共和国

ウェールズ

 

スコットランドの旗 スコットランド代表 - 出場大会
スコットランドの旗 スコットランド代表 - ラグビーワールドカップ2015 ベスト8
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スコットランドの旗 スコットランド代表 - ラグビーワールドカップ2019
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スコットランドの旗 スコットランド代表 - ラグビーワールドカップ2023
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