二ノ瀬駅
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二ノ瀬駅 | |
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駅全景(2007年10月) | |
にのせ Ninose | |
◄E14 市原 (1.3 km) (1.0 km) 貴船口 E16► | |
![]() | |
所在地 |
京都市左京区鞍馬二ノ瀬町160[1] 北緯35度5分51.68秒 東経135度45分47.05秒 / 北緯35.0976889度 東経135.7630694度座標: 北緯35度5分51.68秒 東経135度45分47.05秒 / 北緯35.0976889度 東経135.7630694度 |
駅番号 | E15 |
所属事業者 | 叡山電鉄 |
所属路線 | ■鞍馬線 |
キロ程 |
6.6 km(宝ケ池起点) 出町柳から10.4 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
49人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)10月20日[2] |
備考 | 無人駅 |
二ノ瀬駅︵にのせえき︶は、京都府京都市左京区にある、叡山電鉄鞍馬線の駅。駅ナンバリングはE15。
単線区間のほぼ中間に位置し、日中はすべての列車がこの駅で列車交換を行う。
歴史[編集]
●1929年︵昭和4年︶10月20日‥鞍馬電気鉄道の駅として開業[2]。 ●1942年︵昭和17年︶8月1日‥会社合併により京福電気鉄道鞍馬線の駅となる[3]。 ●1986年︵昭和61年︶4月1日‥京福電気鉄道が鞍馬線を叡山電鉄に譲渡、叡山電鉄鞍馬線の駅となる[3]。駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する無人駅である。出町柳駅行きホームにはログハウス状の待合室がありワンマンカーの乗車口にあたるため、上屋は設置されていない。鞍馬駅行きホームには短い上屋を備えたベンチがある。主要な出入り口はホームの鞍馬駅側にあり、構内踏切︵第4種︶によって両ホームは結ばれている。駅から二ノ瀬集落へは階段で下る[1]。出町柳駅行きホームの出町柳側からホームを下った所にトイレがあり、このトイレ前からも階段で集落に下ることができる[1]。立地上、車椅子等での利用は非常に困難である。のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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西側 | ■鞍馬線 | 下り | 貴船口・鞍馬方面 |
東側 | 上り | 宝ケ池・出町柳方面 |
※案内上ののりば番号は割り当てられていない。
- 付記事項
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ホーム(2014年7月、構内踏切から)
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列車の行き違い(2002年1月)
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「貴船もみじ灯篭」でライトアップされた紅葉(2006年11月)
駅周辺[編集]
鞍馬川に沿って集落が存在し、駅は右岸の山の斜面沿いに立地している。かつては観光シーズンにもなると集落を縦貫する鞍馬街道︵京都府道38号京都広河原美山線︶が貴船・鞍馬へ向かう車で混雑していたが、二ノ瀬バイパスの開通により集落を経由しない新道が整備されたため、現在は専ら生活道路として機能している[5]。駅や周囲に商店、自動販売機の類はない。二ノ瀬集落は山間部の小さな集落で、その地名は一説には惟喬親王が京を追われて隠遁生活を送った際、雲ケ畑の市ノ瀬︵=一ノ瀬︶に次いでこの地で暮らしたことに由来するといわれている[6]。
●東海自然歩道 夜泣峠 - 幼少の惟喬親王が乳母に連れられて夜にこの峠を越えた際、夜泣きを催したという伝承に由来する[6]。
●二ノ瀬ユリ登山道
●称名院[6]
●富士神社・守谷神社 - 貴船口側、登山道への踏切横。2つの神社が共通の社を持つ[6]。
●龍田神社 - 非公開であるが、庭園の一部は市原側の鉄橋付近で車内から見ることができる。
●白龍園 - 青野株式会社が保有する庭園で、春と秋に特別公開を行う。観覧券︵1日100人限定[7]︶は2019年時点では叡山電鉄の出町柳駅で発売を行っていたが[8][9]、2024年辰年初詣公開時は﹁事前予約制︵1日4回︵各回先着50名限定︶︶、入園料は現地で支払い﹂となっている[10]。
●京都府道38号京都広河原美山線 - 駅付近は二ノ瀬トンネルを通る。
●鞍馬川
バス路線[編集]
駅付近に京都バス﹁二の瀬﹂停留所があり、下記の路線が経由する[11]。 ●32系統‥鞍馬・花脊峠・花背山の家・花背交流の森・大悲山口 経由 広河原行/上賀茂神社・堀川通・北大路堀川・北大路駅 経由 京阪出町柳駅行 ●52系統‥貴船口・鞍馬 経由鞍馬温泉行/地球研前経由 地下鉄国際会館駅行 ●95系統︵北山バーディ号︶‥鞍馬行︵春分の日のみ片道運行︶もみじのトンネル[編集]
隣の市原駅から当駅にかけて線路両側にカエデの木々が植わっている一帯があり、その一帯の通称として呼ぶことがある[12]。秋には車窓から紅葉を楽しむことができ[12]、ライトアップイベントも開催される[4]。-
「もみじのトンネル」を走行する列車(2007年11月、前面展望)
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「もみじのトンネル」を走行する列車(2007年11月、前面展望)
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「もみじのトンネル」を走行する列車(2007年11月、叡山電鉄900系「きらら」車内から)
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「もみじのトンネル」を走行する列車(2007年11月、叡山電鉄900系「きらら」車内から)
その他[編集]
- 二ノ瀬仁奈の楽曲、「ナニモノガタリ」のミュージック・ビデオ撮影で当駅が使用された[13]。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
(一)^ abc“各駅情報 | 二ノ瀬駅”. 叡山電鉄. 2016年2月13日閲覧。
(二)^ ab﹃歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄﹄による。叡山電鉄公式ホームページによると同年12月20日。
(三)^ ab曽根悟︵監修︶ 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編﹃週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄﹄ 4号 京福電気鉄道・叡山電鉄・嵯峨野観光鉄道・京都市交通局、朝日新聞出版︿週刊朝日百科﹀、2011年4月3日、14-15頁。
(四)^ ab“京の奥座敷 貴船もみじ灯篭”. 沿線おすすめ情報. 叡山電鉄. 2023年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月10日閲覧。
(五)^ “主要府道京都広河原美山線二ノ瀬バイパスの整備”. 京都市建設局道路建設部道路建設課 (2016年1月29日). 2023年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月13日閲覧。
(六)^ abcd山谷和弥﹃続・駅名ものがたり 叡山本線・鞍馬線に沿って﹄カギコウ、1992年、145-148頁。ISBN 4-7970-4901-4。
(七)^ 川上慶士 (2015年1月10日). “京都・白龍園 – 1日100人限定、知る人ぞ知る秘密の庭園”. MATCHA. 2016年11月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月13日閲覧。
(八)^ “白龍園 春の特別観覧”. 叡山電鉄 (2019年). 2023年12月15日閲覧。
(九)^ “白龍園 秋の特別観覧”. 叡山電鉄 (2019年). 2023年12月15日閲覧。
(十)^ “特別公開について”. 白龍園. 2023年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月15日閲覧。 “︵注‥アーカイブ出典は2023年7月時点︵※﹁令和5年春の特別公開﹂に関すること︶︶”
(11)^ “二の瀬‥時刻表”. 京都バス. 2023年12月15日閲覧。
(12)^ ab“叡山電車 沿線案内” (PDF). 叡山電鉄. 2016年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月13日閲覧。
(13)^ NINOSE NINA 公式. “NINOSE NINA - ナニモノガタリ︻MV︼”. YouTube. 2022年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 二ノ瀬駅 - 叡山電鉄