原動機付自転車

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日本の運転免許 > 原動機付自転車

50cc0.6kW125cc1.0kW

4 [ 1]250cc

[]


50cc125cc

50cc0.6kW[ 2]125cc50cc0.6kW50cc125cc0.6kW1.0kW250cc#

使




1980

200550cc125cc[1] #

#

125cc#

20123861224[2]


特定小型原動機付自転車[編集]

2023年(令和5年)7月1日以降は、道路交通法上の原動機付自転車の一区分としての「特定小型原動機付自転車」(特定原付)が新たな基準及び規制により法令改正・施行されている。これにより、特定原付に該当しない原動機付自転車は、「一般原動機付自転車」(一般原付)と法令上呼称されることとなった。それぞれの基準、交通規制および適用法令は異なるため、詳細は同項目を参照のこと。

なお本項目では以降、簡便のために、特に記載しない限り、道路交通法上の「原動機付自転車」は「一般原動機付自転車」を指すものとする。

歴史[編集]




1952271419603516

21998109200719924

201920201220221150cc50cc202511 125cc50cc125cc50cc
車種の歴史

法律上の定義[編集]



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50cc0.60kW50cc (0.60kW) 220cc (0.25kW) 

 

 
 
道路交通法第2条第1項第10号

なお、令和4年4月の改正で特定小型原動機付自転車の規定が設けられ、令和5年7月1日に施行された。上記イ号が一般原動機付自転車であり、ロ号は特定小型原動機付自転車である。ここでは簡便のためイ号のみ取りあげる。

道路交通法第二条第一項第十号の内閣府令で定める大きさは、二輪のもの及び内閣総理大臣が指定する三輪以上のものにあつては、総排気量については〇・〇五〇リツトル、定格出力については〇・六〇キロワツトとし、その他のものにあつては、総排気量については〇・〇二〇リツトル、定格出力については〇・二五キロワツトとする。

道路交通法施行規則第1条の2

道路交通法施行規則第1条の2における「内閣総理大臣が指定する三輪以上のもの」は総理府(現在の内閣府)告示により次のように定められていて、これ以外はミニカーという扱いになる。側車(サイドカー)付きは2輪の原動機付自転車と同様に扱われる。

車室を備えず、かつ、輪距(二以上の輪距を有する車にあつては、その輪距のうち最大のもの)が〇・五〇メートル以下である三輪以上の車及び側面が構造上開放されている車室を備え、かつ、輪距が〇・五〇メートル以下である三輪の車

平成2年12月6日総理府告示第48号



道路運送車両法[編集]

二輪車については125cc (1.00kW) 以下のもの、それ以外の車両については50cc (0.60kW) 以下のものを原動機付自転車とする。このうち50cc (0.60kW) 以下のもの(道路交通法上の原動機付自転車に加えてミニカーも含むことに注意)を第一種原動機付自転車(通称は原付一種)、50ccを超え125cc以下のもの(道路交通法上の小型二輪車)を第二種原動機付自転車(通称は原付二種)という。

この法律で「原動機付自転車」とは、国土交通省令で定める総排気量又は定格出力を有する原動機により陸上を移動させることを目的として製作した用具で軌条若しくは架線を用いないもの又はこれにより牽引して陸上を移動させることを目的として製作した用具をいう

道路運送車両法第2条第3項

  
道路車両運送法施行規則第1条

前項に規定する総排気量又は定格出力を有する原動機付自転車のうち、総排気量が〇・〇五〇リツトル以下又は定格出力が〇・六〇キロワツト以下のものを第一種原動機付自転車とし、その他のものを第二種原動機付自転車とする。

道路運送車両法施行規則第1条第2項

道路運送車両法の法令においても、「特定小型原動機付自転車」の保安基準が新たに設けられ、施行された[3][4][5]。2023年(令和5年)7月1日改正施行の道路運送車両の保安基準において規定されている。

法規制と免許[編集]



[]


16

[6]50cc [7]




50cc30km/h[ 3][ 4][8]



1986611970

[]


50cc125cc2005



50cc

 60 km/h[9]

[]


[ 5]20km/h[10][11]

電動の小型車両等に対する規制[編集]

エンジンやモーターなど動力を用いる車両は、原則としてその出力(上述の排気量、定格出力など)により自動車または原動機付自転車に分類されるため、セグウェイや軽量の電動自転車(フル電動のもの)など、一見オートバイやスクーターに見えない車両であっても、道路を運転する場合には、前述の法規制のほか、以下の重い規制と違反行為に対する罰則が適用されている。

ただし、後述する例外(一定の形態の車、および産業競争力強化法による区域・期間を限定した特例措置によるもの)に基づき、下記の規制の一部または全部が除外されていた。

また、2023年(令和5年)7月1日以降は、「特定小型原動機付自転車」が新たな基準及び規制により法令改正・施行されている。


350[ 6]

150[12]

530630[ 7]

35

[ 8][ 9]



[ 9]

[ 10]



[ 9]

2030[ 11]

[]




14

1

13

[]


2023571[13]

202021016[14]
[15]

[15]

 
140cm80cm140cm40kg20km/h[16][17]

宿[18][19][20][21]

2020210202133[14]2021313[20]

[15]
9[16]

23[22]

243[17]

2021328[23][13]
[23]









 
140cm80cm140cm15km/h[23]

202134

202356[13]

202021016


法規に対する意見[編集]


30km/h[24]50cc125cc[25]

[26][27]

[]


19805050112019131980551981101[28]KSR-I1退20161退[29]

22125cc[30][31][32]

[]




2023571

125cc

2930126cc4021/220[33]

[]


125cc50cc0.6kW90cc (0.8kW) 125cc (1kW) 2007
課税標識の色
区分 ナンバープレートの色
(異なる市区町村もある)
第1種原動機付自転車 50cc以下または定格出力600W以下 白色
第2種原動機付自転車(乙)90cc以下または定格出力600W超800W以下 黄色
第2種原動機付自転車(甲)125cc以下または定格出力800W超1000W以下 桃色
ミニカー 水色

[]




50cc50cc1

50cc125cc2

[34]





沿







1



125

[]

略称としては「原付(げんつき)」が一般的で、行政的な文書でも使われている。

10代〜20代前半の若者、特にいわゆる「ヤンチャ」な若者はしばしば「原チャリ」と言う。「チャリ」は自転車を指している。そもそも定義が「原動機付自転車」であるし、元々の形状がエンジン付きの自転車であり、自転車の俗称が「チャリンコ」であることから自然発生的に生まれ根付いた俗称である(そもそも「チャリ」は自転車のベルを鳴らした時の擬音)。大人も「原チャリ」と言う場合があるが、年齢を重ね30代や40代になるに従い、子供じみた表現に感じるようになり次第に言わなくなり、正しい略語の「原付」と呼ぶようになる。(なおもっと乱暴に略して「原チャ」と言う人も一部にいるらしいが、これはあまり一般的ではない。)

モータースポーツ[編集]


使9[35]

2021MotoGPFIM MiniGP World Series10 - 14MiniGPMoto32022[36]

原動機付自転車を題材とした作品[編集]

脚注[編集]

[]



(一)^ 

(二)^ 50cc49cc50.0cc50cc49cc

(三)^ 1130km/h30km/h

(四)^ 

(五)^ 

(六)^ 16

(七)^ 

(八)^ 

(九)^ abc

(十)^ 2023561

(11)^ 

[]



(一)^ 

(二)^  - 2012

(三)^  - . www.mlit.go.jp. 202372

(四)^ 20221223 - . www.mlit.go.jp. 202372

(五)^ . . 202372

(六)^ 852

(七)^ 852

(八)^ 345

(九)^ [1]

(十)^ 

(11)^ .    (2012101). 2020119

(12)^ 50 - Response.jp

(13)^ abcWeb. Web. 202372

(14)^ ab METI/. www.meti.go.jp. 2021217

(15)^ abc (PDF) 

(16)^ abMETI/. www.meti.go.jp. 2021217

(17)^ ab (PDF) 

(18)^ https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201016005/20201016005-1.pdf

(19)^ https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201016005/20201016005-3.pdf

(20)^ abhttps://www.meti.go.jp/policy/jigyou_saisei/kyousouryoku_kyouka/shinjigyo-kaitakuseidosuishin/press/210115b_press.pdf

(21)^ https://www.meti.go.jp/press/2020/10/20201016005/20201016005-2.pdf

(22)^ https://www.npa.go.jp/laws/kaisei/furei/200925/honbun.pdf

(23)^ abchttps://www.npsc.go.jp/policy/list/koutsuu/sankyouhou.pdfp.7

(24)^ 1 (PDF) p.4z0100070

(25)^ 調 (PDF) 

(26)^    20095-1150cc?17567

(27)^ 125cc

(28)^  50cc . . (2021822). https://trafficnews.jp/post/110008 2023113 

(29)^ ? . ONLINE. (20161010). https://toyokeizai.net/articles/-/139521 2023113  

(30)^ 125cc. . (2023911). https://motor-fan.jp/bikes/article/86730/ 2023113 

(31)^  . . (202397). https://www.asahi.com/articles/ASR966FTGR95UTIL02P.html 2023113  

(32)^ ""125cc . NHK NEWS WEB. (2023911). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230911/k10014188701000.html 2023113  

(33)^ 

(34)^  

(35)^   - 

(36)^ Road to MotoGP GP - Web2022418

(37)^   KADOKAWA20131ISBN 484014785X 

(38)^ KADOKAWA20155ISBN 4041056632 

[]











 - 



HY









 - 



2 - 

 - 

[]