出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 他の出典の追加も行い、記事の正確性・中立性・信頼性の向上にご協力ください。 出典検索?: "小柳圭子" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2017年11月) |
| この 存命人物の記事には検証可能な出典が不足しています。 信頼できる情報源の提供に協力をお願いします。存命人物に関する出典の無い、もしくは不完全な情報に基づいた論争の材料、特に潜在的に中傷・誹謗・名誉毀損あるいは有害となるものはすぐに除去する必要があります。 出典検索?: "小柳圭子" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2017年11月) |
小栁 圭子︵こやなぎ けいこ、1926年2月7日 - ︶は、満州国奉天市出身の女優。本名︵旧姓︶小柳史子[1]
父が南満洲鉄道に勤務していたため、1926年2月7日に満洲国奉天市で生まれ、父の転勤に伴い承徳市、張家口市で育ち、北京大学へ入学する[2]。北京大学2年時に日中戦争が終戦し、日本に戻る。当時に小栁は医者を志望しており東京女子医科大学を目指すが、諸事情により果たせず、国民学校︵現在の小学校に相当︶の教員を経て、地方公務員として大阪府庁に勤務する[2]。
たまたま観た演劇﹃生まれた家︵La Maison natale︶﹄︵ジャック・コポー作︶の公演に触発され、公演していたアマチュア劇団知性座に入門する[2]。
1949年に大映の女優募集のチラシを見てオーディションに応募し合格する[2]。なお、募集規定は17歳までであったが、小栁は当時23歳であった[2]。いわゆる溝口組、市川組の作品を中心に、﹁眠狂四郎﹂シリーズ、﹁座頭市﹂シリーズ、﹁大魔神﹂シリーズなどに端役で出演する[2]。デビュー作は﹃日本映画人名事典﹄では﹃痴人の愛﹄︵1949年10月︶とされているが、映連データベース︵日本映画製作者連盟︶では﹃最後に笑う男﹄︵1949年2月、安田公義監督︶[3]や﹃三つの真珠﹄︵1949年6月、安達伸生監督、久米正雄原作︶[4]に名前が挙がっており、はっきりしない。
大映倒産後は松竹芸能、鳥プロを経てフリーとなる[2]。
息子は武見龍磨。1988年のテレビドラマ﹃暴れん坊将軍III﹄第32話﹁幽霊も泣きます!おんな坂﹂では親子共演を果たしている。
出演作品[編集]
●源氏物語 ︵1951年︶
●雨月物語 ︵1953年︶ 遊女
●祇園囃子︵1953年︶藝妓
●近松物語 ︵1954年︶ おかや
●月形半平太 花の巻・嵐の巻 ︵1956年︶ お富
●狙われた土曜日 ︵1957年︶ お慶
●炎上 ︵1958年︶ 街の女
●かげろう絵図 ︵1959年︶ 年輩のお女中
●木曽ぶし三度笠 ︵1961年︶ 老女おちか
●好色一代男 ︵1961年︶ お銀
●花の兄弟 ︵1961年︶ 女房お才
●大魔神怒る ︵1966年︶ しげ
●大殺陣 雄呂血︵1966年、大映︶
●妖怪百物語 ︵1968年︶ 大首
●無宿 ︵1974年︶
●見栄を張る ︵2016年︶ 三島節子︵特別出演︶
●ロストベイベーロスト ︵2020年︶
テレビドラマ[編集]
●水戸黄門︵TBS / C.A.L.︶
●第2部 第14話﹁女将棋師 -天童-﹂︵1970年12月28日︶ - 二番役
●第5部 第3話﹁命をかけた友情 -塩山-﹂︵1974年4月15日︶ ※クレジットのみ︵もしくは出演シーンカット︶
●第7部 第32話﹁高嶺の花が俺の嫁! -高崎-﹂︵1976年12月27日︶ - 遣り手婆
●第11部 第14話﹁河豚にあたった若旦那 -仙台-﹂︵1980年11月17日︶ - 藤乃屋の女将
●第15部 第27話﹁殿様騙した親不孝者 -大垣-﹂︵1985年7月29日︶- 料亭の女将
●第18部 第30話﹁天下の嶮の悪退治 -箱根-﹂︵1989年4月10日︶- 探り婆
●第20部 第36話﹁因果が巡る銘刀宗近 -高田-﹂︵1991年7月15日︶- 女将
●第22部 第3話﹁天下の嶮の幽霊騒動 -箱根-﹂︵1993年5月31日︶- 改め婆
●第23部 第5話﹁涙でついた母の嘘 -追分-﹂︵1994年8月29日︶
●第24部 第3話﹁恋しい人は凶状持ち -府中-﹂︵1995年10月2日︶
●水戸黄門外伝 かげろう忍法帖 第10話﹁娘忍びを売る男 -人吉-﹂︵1995年7月24日︶ - 茶店の婆さん
●第30部 第1話﹁初春の旅立ち -水戸・日光-﹂︵2002年1月7日︶- 老婆
●大岡越前︵TBS / C.A.L︶
●第2部
●第9話﹁消えた越前﹂︵1971年7月12日︶ - 矢場の女
●第16話﹁朝顔﹂︵1971年8月30日︶- 長屋のおかみさん
●第8部 第15話﹁厩火事殺人事件﹂ ︵1984年10月29日︶
●第9部 第2話﹁天下を狙った魔性の女﹂ ︵1985年11月4日︶
●第10部 第22話﹁駕籠屋が見ていた真犯人﹂ ︵1988年8月1日︶ - お寅
●第12部 第9話﹁妖女が嗤う世継ぎの謎﹂ ︵1991年11月25日︶ - お熊
●遠山の金さん捕物帳︵NET / 東映︶
●第13話﹁白洲で殺された男﹂︵1970年10月4日︶- お豊
●第41話﹁それを見た女﹂︵1971年4月18日︶- 酌女
●第104話﹁桜吹雪に泣く女﹂︵1972年7月2日︶- 玉乃屋の女将
●第137話﹁匂い袋の女﹂︵1973年2月18日︶
●お祭り銀次捕物帳 第10話﹁人情牢破り﹂︵1972年7月8日 CX︶
●必殺シリーズ︵ABC / 松竹︶
●必殺仕置人 第24話﹁疑う愛に迫る魔手﹂︵1973年9月29日︶- お峰
●助け人走る
●第7話﹁営業大妨害﹂︵1973年12月1日︶ - おくら
●第21話﹁心中大悲憤﹂︵1974年3月9日︶ - おくら
●第27話﹁江戸大暗黒﹂︵1974年4月20日︶ - 女将
●第31話﹁狂乱大決着﹂︵1974年5月18日︶ - 茶屋のおかみ
●第34話﹁必死大逃走﹂︵1974年6月8日︶ - 女将
●暗闇仕留人 第7話﹁喰うて候﹂︵1974年8月10日︶- ふさ
●必殺必中仕事屋稼業
●第1話﹁出たとこ勝負﹂︵1975年︶ - みつ
●第10話﹁売られて勝負﹂︵1975年︶ - 女将
●必殺仕置屋稼業 第13話﹁一筆啓上過去が見えた﹂︵1975年9月26日︶- おりん
●必殺仕業人 第19話﹁あんた この奥の手どう思う﹂︵1976年5月21日︶- 八百屋おかみ
●必殺からくり人・血風編 第2話﹁非道にたてつく紅い刃﹂︵1976年︶ - お時
●新必殺仕置人
●第5話﹁王手無用﹂︵1977年2月18日︶- 内儀
●第27話﹁約束無用﹂︵1977年7月22日︶- おかみさん
●第36話﹁自害無用﹂︵1977年9月23日︶- 女郎屋おかみ
●江戸プロフェッショナル・必殺商売人︵1978年2月17日~8月18日︶- お梶 ※準レギュラー
●必殺からくり人 富嶽百景殺し旅
●第6話﹁下目黒﹂︵1978年︶ - おこう
●第8話﹁甲州犬目峠﹂︵1978年︶ - およね
●翔べ!必殺うらごろし 第11話﹁人形が泣いて愛する人を呼んだ﹂︵1979年︶ - お袖
●必殺仕事人
●第41話﹁織技重ね裏返し﹂︵1980年︶ - おとき
●第66話﹁描き技 絵筆逆手屏風突き﹂︵1980年︶ - おかん
●第76話﹁詰め技 王手飛車駒落し﹂︵1981年︶ - 船宿のお内儀
●新・必殺仕事人 第22話﹁主水浮気する﹂︵1981年︶ - ひさごの女将
●必殺仕舞人 ︵1981年︶ - おまつ ※レギュラー
●必殺仕事人V・激闘編 第8話﹁初夢千両殺し﹂︵1986年1月17日︶
●必殺まっしぐら!︵1986年︶遣り手 ※準レギュラー
●暴れん坊将軍シリーズ︵ANB / 東映︶
●吉宗評判記 暴れん坊将軍
●第2話﹁素晴らしき藪医者﹂︵1978年1月14日︶ - 母親
●第119話﹁女狐が泣いた人情纏 ﹂︵1980年7月5日︶ - 松の局
●第143話﹁俺は天下の鼻つまみ ﹂︵1981年1月3日︶ - 夜鷹
●第168話﹁天下御免の夫婦喧嘩 ﹂︵1981年7月11日︶ - 老女
●第189話﹁鬼を哭かせた母ごころ ﹂︵1981年12月12日︶ - おきた
●暴れん坊将軍III
●第32話﹁幽霊も泣きます!おんな坂﹂ - 婆や
●第76話﹁さらば!愛しき人よ﹂ - 舟宿の女将
●第115話﹁大岡越前、罷免さる!?﹂ - 金貸し
●暴れん坊将軍IV
●第14話﹁恋の細道、通りゃんせ!﹂ - 津留
●第49話﹁恋山彦 幻の花嫁!﹂ - 内儀
●第52話﹁剣鬼が走る!江戸の闇﹂ - 遺手姿
●暴れん坊将軍V
●第3話﹁狙われた氷の美女﹂︵1993年4月︶ - おたね
●第30話﹁嵐を呼ぶ三兄弟!﹂︵1993年︶-遣り手婆
●暴れん坊将軍VI
●第19話﹁五千両の恋泥棒!﹂︵1995年︶-おうめ
●服部半蔵 影の軍団 第26話﹁魔境・呪いの横笛﹂︵1980年、KTV / 東映︶
他多数。﹁小柳圭子﹂へのリンク元参照。
外部リンク[編集]