斉藤とも子
さいとう ともこ 斉藤 とも子 | |||||
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本名 | 斉藤友子 | ||||
生年月日 | 1961年3月14日(63歳) | ||||
出生地 | 日本・兵庫県神戸市北区 | ||||
身長 | 158cm | ||||
血液型 | AB | ||||
職業 | 女優 | ||||
ジャンル | テレビドラマ、映画 | ||||
主な作品 | |||||
映画 『悪魔が来りて笛を吹く』 『ひめゆりの塔』 テレビドラマ 『明日への追跡』 『薔薇海峡』 『青春ド真中!』 『ゆうひが丘の総理大臣』 『男たちの旅路』第4部「車輪の一歩」 『それゆけ!レッドビッキーズ』 『青春INGS ゆう子とヘレン』 | |||||
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斉藤 とも子︵さいとう ともこ、1961年︿昭和36年﹀3月14日 - ︶は、兵庫県神戸市北区[1][注釈 1]出身の女優。本名およびデビュー当時の芸名は斉藤友子︵読みは同じ︶。社会福祉学者・社会福祉士[3]。東洋大学社会学部卒業、神戸親和女子大学客員教授[4]。血液型はAB型。
来歴・人物[編集]
父は郵政省内医院の医師[2]、兄弟は妹がひとり[2]。元夫の芦屋小雁との間に1男1女がいる。 1972年頃 小学6年生の頃、母親を癌で亡くした。1975年に同じ境遇の家庭をテーマにした、日本テレビのドラマ﹃微笑﹄を見て感激し、それをきっかけに芸能界の道を志す[2]。東京新社付属神戸養成所入所[2]、父の転勤で上京したことにより、東京都新宿区にある同養成所に移籍[2]。 1976年 NHKで放映された﹃明日への追跡﹄︵少年ドラマシリーズ︶でデビュー。 1978年 ﹃若い広場﹄︵NHK教育テレビ︶の中のコーナー﹁マイブック﹂で聞き手を務め注目を集めた。﹃青春ド真中!﹄、﹃ゆうひが丘の総理大臣﹄など、学園ドラマでの﹁優等生の生徒役﹂を多く演じた。以後、少年向けドラマ番組への出演が多数。東京都立代々木高等学校2年で中退。[5][6] 1979年 占い師のアドバイスにより芸名を﹁斉藤とも子﹂に変える(映画﹁悪魔が来りて笛を吹く﹂のパンフレットを参考) ﹃車輪の一歩﹄︵﹃男たちの旅路﹄第4部︶で、身体障害者である主人公を演じた。 初のシングルレコード﹁風のように﹂を日本フォノグラム︵現在のユニバーサルミュージック︶から発売。 1982年 映画﹃ひめゆりの塔﹄に出演。 1987年 芦屋小雁と結婚︵1995年に離婚︶。 1995年 タイをテレビドキュメンタリーのレポーターとして訪れ、スラムでの生活を見て共感を覚える。 1999年 大学入学資格検定受検を経て、東洋大学社会学部社会福祉学科に合格。 2003年 東洋大学大学院に進学し、原爆小頭症患者と家族の会﹁きのこ会﹂を知る。 2005年 同大学院社会学研究科福祉社会システム専攻修了。[5] 論文集﹃きのこ雲の下から、明日へ﹄を上梓。 2006年 広島の原爆を扱ったオーディオドラマ﹃夕凪の街 桜の国﹄︵FMシアター︶に出演。 2011年8月6日 マツダスタジアムでプロ野球公式戦ナイター広島-巨人戦の前に詩﹁8月6日﹂を朗読。出演[編集]
映画[編集]
●悪魔が来りて笛を吹く︵1979年︶ ●金田一耕助の冒険︵1979年︶ ●わが青春のイレブン︵1979年︶ ●父よ母よ!︵1980年︶ ●ヘリウッド︵1982年︶ ●ひめゆりの塔︵1982年︶ ●せんせい︵1983年︶ ●こむぎいろの天使 すがれ追い︵1999年︶ ●草の乱︵2004年︶ ●まぼろしの邪馬台国︵2008年︶ ●朝日のあたる家︵2013年︶ ●永遠の0︵2013年︶ ●野のなななのか︵2014年︶ ●向日葵の丘・1983年夏︵2015年︶ ●海難1890︵2015年︶ ●一粒の麦 荻野吟子の生涯︵2019年︶テレビドラマ[編集]
●事件ファイル110 甘ったれるな 第11話︵1976年、TBS︶ ●連続テレビ小説︵NHK︶ ●雲のじゅうたん︵1976年︶ - 小野間良子 ●ぴあの︵1994年︶ - 北川美佐子 ●明日への追跡︵1976年 NHK︶ ●花神︵1977年 NHK大河ドラマ︶ - 杉文 ●赤い絆︵1977年 TBS︶ - 小島明子 ●白い荒野 第1話・第2話︵1977年 TBS︶ ●死のかなたまでも︵1977年 CX︶ ●薔薇海峡︵1978年 TBS︶ - 川島真弓 ●青春ド真中!︵1978年 NTV︶ - 宮本典江 ●ゆうひが丘の総理大臣︵1978年 NTV︶ - 岡田君子 ●優しい時代 第1話﹁若い恋人たち﹂︵1978年 NHK︶ ●江戸の牙 第4話﹁逆転!八万両の行方﹂︵1978年、ANB︶ ●男たちの旅路 第4部﹁車輪の一歩﹂︵1979年 NHK︶ - 前原良子 ●青春諸君!︵1979年 TBS︶ ●太陽にほえろ! 第390話﹁二十歳の殺人﹂︵1980年 NTV︶ - 森口みどり ●大捜査線 第20話﹁受験戦線異状あり﹂︵1980年、CX︶ ●額田女王︵1980年、ABC︶ ●前編﹁くれないの恋﹂ ●後編﹁むらさきの歌﹂ ●突然の明日︵1980年 TBS︶ ●それゆけ!レッドビッキーズ 第1話〜第25話︵1980年 ANB︶ - 星野ゆかり ●俺んちものがたり!︵1980年 TBS︶ ●旅がらす事件帖 第1話﹁あれが噂の道中奉行﹂︵1980年 KTV︶ - おゆき ●土曜ワイド劇場 ●﹁怪奇!金色の眼の少女﹂︵1980年12月27日︶ ●﹁純愛連続殺人1 血塗られたウェディングドレス﹂︵1981年2月21日︶ ●﹁純愛連続殺人2 すすり泣く水子地蔵﹂︵1982年3月20日︶ ●﹁疑惑の男﹂︵1984年9月22日︶ ●西村京太郎トラベルミステリー6﹃寝台特急﹁北陸﹂殺人事件﹄︵1985年1月5日︶ ●山村美紗サスペンス﹃京都不倫旅行殺人事件﹄︵1986年11月1日︶- 野川ユミ ●救急救命士・牧田さおり︵2007年︶ ●思えば遠くへ来たもんだ︵1981年、TBS︶ ●傑作推理劇場 赤川次郎の善の研究︵1981年、ANB︶ ●部長刑事︵第1202話︶1200回シリーズ﹁-人間その罪- 出口の消えた部屋﹂︵1981年、ABC︶ ●いのち燃ゆ︵1981年 NHK︶ - お雪 役︵第16話以降︶ ●青春INGS ゆう子とヘレン︵1982年 KTV︶ - ゆう子 ●ハウスこども傑作劇場﹁なきむし魔女先生 前編・後編︵1982年、ANB︶ ●東芝日曜劇場︵TBS︶ ●第1315回﹁先斗町袋小路﹂︵1982年︶ ●第1650回﹁現代お見合い事情﹂︵1988年︶ ●火曜サスペンス劇場 ︵NTV︶ ●﹁誰かが死んでいた﹂︵1982年︶ ●﹁妻の定年 私は狙われている︵1985年︶ ●木曜ゴールデンドラマ ︵YTV︶ ●﹁まぼろしの初夜﹂︵1982年︶ ●﹁死者と栄光への挽歌﹂︵1982年︶ ●﹁死刑執行四十八時間﹂︵1984年︶ ●﹁裁かれしもの﹂︵1985年4月25日︶ ●﹁不死身の女と殺人同盟﹂︵1985年7月11日︶ ●銀河テレビ小説︵NHK︶ ●かぐわしき日々の歌 ︵1983年︶ - 宮崎温子 ●やどかりは夢をみる︵1984年︶ - 小峰雪 ●大岡越前︵TBS / C.A.L︶ ●第7部 第10話﹁薬袋に仕掛けた罠﹂︵1983年6月27日︶ - お香 ●第14部 第11話﹁狐火の五千両﹂︵1996年8月26日︶ - お栄 ●ザ・サスペンス ︵TBS︶ ●﹁日本一周﹁旅号﹂殺人事件﹂︵1983年4月9日︶ ●﹁熊さんの警察手帖﹂︵1984年︶ ●大奥︵1983年 KTV︶ ●第6話﹁一に引き、二に運、三に度胸﹂ - おうた ●第7話﹁種馬とれんげ草﹂ - おうた ●第13話﹁子連れ将軍と五人の女﹂ - おうた ●第40話﹁消えた女の伝説﹂ - おさえ ●第41話﹁疑惑の小公女﹂ - おさえ ●血の絆︵1983年、MBS︶ ●時代劇スペシャル﹁松本清張のかげろう絵図﹂︵1983年、CX︶ ●事件記者チャボ! 第13話﹁チャボが怒ったらこわいぞ…﹂︵1984年、NTV / ユニオン映画︶ - 礼子 ●新・なにわの源蔵事件帳 第14話﹁三人組の正体﹂︵1984年、NHK︶ ●夏の怪談シリーズ﹁新妻地獄﹂︵1984年、KTV︶ ●花王名人劇場 第14話﹁帰ってきた! 裸の大将放浪記﹂︵1984年、KTV︶ - サチコ ●未婚の母でごめんね︵1986年、TX︶ ●南町奉行事件帖 怒れ!求馬 第6話﹁消えた女囚﹂︵1997年、TBS / C.A.L︶ - お政 ●水戸黄門︵TBS / C.A.L︶ ●第25部 第17話﹁幸せ運ぶ青い犬 -久留米-﹂︵1997年4月21日︶ - おたけ ●第26部 第20話﹁おいらのちゃんは日本一 -倉吉-﹂︵1998年6月29日︶ - おゆう ●第27部 第8話﹁黄門様はニセ黄門!? -横手-﹂︵1999年5月10日︶ - お政 ●天の瞳︵2000年︶ ●ウルトラQ dark fantasy︵2004年︶第22話﹁カネゴンヌの光る径﹂ - ハナエの母・陽子 ●ウルトラマンメビウス︵2006年︶第32話﹁怪獣使いの遺産﹂ - 園長 ●水曜ミステリー9︵テレビ東京︶ ●さすらい署長 風間昭平7︵2007年10月31日︶ - 坂崎民子 ●土曜ドラマ︵NHK︶ ● 再生の町︵2009年9月︶ - 檜山治子 ●64︵ロクヨン︶︵2015年4月︶ - 松岡郁江ナレーション[編集]
映画 ●神戸ポートアイランド博覧会 ダイエーパビリオン体験劇場﹃ワールドコースター<地球一周19分>﹄︵1981年︶ ●ドキュメンタリー映画﹃ボクラの島を忘れない﹄︵2005年︶語り ●祝の島︵2010年︶ ●かづゑ的︵2024年︶ テレビ ●ドキュメンタリー番組﹃ホッキョクグマと暮らす極北の町チャーチル〜写真家・Hisaの絆﹄︵2007年1月2日、BSジャパン︶ ●被爆75年 未来へ﹃おーい、聴こえますか?被爆75年・ヒロシマから﹄︵2020年8月6日、中国放送︶舞台[編集]
●わたしの愛の巣︵1984年、三越劇場︶ ●新・なにわの源蔵事件帳︵1984年、名鉄ホール︶ ●娘よ︵名鉄ホール︶ ●きらめく星座 - 昭和オデオン堂物語 -︵1985年、紀伊國屋ホール︶ ●キネマの天地︵1986年、日生劇場︶ ●イーハトーボの劇列車︵1986年、本多劇場︶ ●父と暮らせば︵1999年、紀伊國屋サザンシアター︶ ●かもめ来るころ - 松下竜一と洋子 -︵2009年︶ ●熱風[要曖昧さ回避]︵2013年、赤坂レッドシアター︶ ●痕跡︵あとあと︶︵2014年、青山円形劇場︶バラエティー番組[編集]
●映像クイズ・ア!知ッテレビジョン︵1981年 フジテレビ︶レギュラー解答者 ●トナリnoとなり︵1992年10月 関西テレビ/エイトプロ︶月ー水曜司会その他のテレビ番組[編集]
●パソコンサンデー 司会 テレビ東京︵制作‥テレビ大阪︶CM[編集]
●ソニー Pure Heart Audio﹃忘れていた時間篇﹄︵2007年3月26日 - ︶妻役 北見敏之と共演吹き替え[編集]
●スクラッフィと仲間たち ●スヌーピーとチャーリーブラウン︵サリー・ブラウン︶ディスコグラフィ[編集]
●全てフィリップス・レコードからリリースシングル[編集]
# | 発売日 | A/B面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 規格品番 |
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1 | 1979年 6月5日 |
A面 | 風のように | 五十嵐ひろみ | 藤本あきら | 高橋洋一 | FS-2145 |
B面 | サーフサイド・ボーイ | 松岡志奈 | 高橋洋一 | ||||
2 | 1979年 12月20日 |
A面 | 青春プラスアルファ | 馬飼野康二 | FS-2164 | ||
B面 | 陽のあたる坂道 | るい | 大塚博堂 | 戸塚修 | |||
3 | 1980年 10月25日 |
A面 | 私は、今… | 麻木かおる | 京建輔 | 7PL-15 | |
B面 | 春の輝く光の中で | 上原正三 |
アルバム[編集]
- ※全編曲:高橋洋一
- SIDE A
- 風のように
- 作詞:五十嵐ひろみ/作曲:藤本あきら
- 片想い
- 作詞:松岡志奈/作曲:高橋洋一
- 旅立ち
- 作詞:松岡志奈/作曲:藤本あきら
- 18才の魔女
- 作詞:松岡志奈/作曲:藤本あきら
- 古い港町の物語
- 作詞:松岡志奈/作曲:高橋洋一
- SIDE B
- まだら猫
- 作詞:五十嵐ひろみ/作曲:藤本あきら
- 忘れないで
- 作詞:松岡志奈/作曲:藤本あきら
- サーフサイド・ボーイ
- 作詞:松岡志奈/作曲:高橋洋一
- ありがとう あなた
- 作詞:松岡志奈/作曲:藤本あきら
タイアップ曲[編集]
年 | 楽曲 | タイアップ |
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1980年 | 私は、今… | テレビ朝日系テレビドラマ「それゆけ!レッドビッキーズ」挿入歌 |
書籍[編集]
単行本[編集]
- 青春の時間割(1979年4月、現代新社) - エッセイ
- マイブック(1980年9月、講談社) - 聞き手 『若い広場』(NHK教育テレビ)の「マイブック」コーナーの一部を収録
- きのこ雲の下から、明日へ(2005年8月、ゆいぽおと、ISBN 4-87758-401-3) - 自身の修士論文を元に加筆したもの
写真集[編集]
- ありがとうあなた(1979年7月、ペップ出版) - フォト&エッセイ
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ 県民.comより
- ^ a b c d e f 週刊TVガイド 1978年2月10日号 162頁「ちょっと気になりませんか」
- ^ 週刊朝日 2020年6月19日号
- ^ 創立55周年記念福祉臨床学科主催講演会を開催いたしました 2021.06.30神戸女子大学公式サイト(2021年10月閲覧)
- ^ a b 東洋大学報 第201号(2005年度)OB追跡 斎藤とも子さんより
- ^ ウォロ(Volo)2007年3月号(通巻423号)「この人に」(第230回)大阪ボランティア協会発行より
- ^ 2014年8月29日にCD版がリリースされた(規格品番:PROT-1135)。
- ^ 2014年8月29日にCD版がリリースされた(規格品番:PROT-1136)。
関連項目[編集]
- 年代別プロマイド(ブロマイド)売上ベスト10 - 1979年。
外部リンク[編集]
- プロフィール - アニマ・エージェンシー
- 売れっ子女優だった斉藤とも子さん