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月食

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2003年11月9日に起こった皆既月食

[1]: lunar eclipse[1] ()#


[]


total eclipse[2]partial eclipse

penumbral eclipse

+-÷10 - 1

[3]


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1



2







3



4


[]

--



12321100142855725211002246872777[ 1][ 2]

[ 3]4460 - 4750km[ 4]7990 - 8280km[ 5]

13



18333
1621116 - 72351573516 - 1226111612271117

18524
1741216 - 715514 - 12261116

189831
1819 - 7374 - 12271228

19176
18 - 7475 - 1228

198257
19110 - 76 - 1230

2028
112 - 7677 - 1231202911

2094
1112 - 628 - 12211222

201022116261221



1966 - 1969 - 1980 - 1984 - 1998 - 2002 - 2016 - 2020

[]

[]

20111210
2014108
2018131
2022118
日付 種類 月食現象の詳細説明
2000年7月16日[4] 皆既  
2001年1月10日[5]
2001年7月5日[6] 部分
2004年5月5日[5] 皆既
2005年10月17日[5] 部分
2006年9月8日[5]
2007年3月4日[5] 月没帯食
2007年8月28日[5] 皆既 月出帯食
2008年8月17日[5] 部分  
2010年1月1日[5]
2010年6月26日[5]
2010年12月21日[5] 皆既
2011年6月16日[5]
2011年12月10日[5] 別項参照
2012年6月4日[5] 部分  
2014年4月15日[5]
2014年10月8日[5] 皆既
2015年4月4日[5]
2017年8月8日[5] 部分
2018年1月31日 皆既 別項参照
2018年7月28日[5] 月没帯食
2021年5月26日[5] 別項参照
2021年11月19日 部分 別項参照
2022年11月8日 皆既 別項参照。

今後見られる月食[編集]

日付 種類 月食現象の詳細説明
2023年10月29日 部分 最大約10%[5]
2025年3月14日 部分 皆既月食だが、日本では北海道で部分食のみ見える[5]
2025年9月8日 皆既 日本全国で観測、皆既は約1時間24分継続[5]

ダンジョンの尺度[編集]

皆既月食の時の月面の様子は、地球の大気中の塵の量によって異なる。塵が少ないと、太陽の光が大気中を通過する際の散乱が少なくなり、月面は黄色っぽく明るく見える。逆に、塵が多いと、大気中の散乱が多くなり、月面は暗く見える(大規模な火山噴火があると、大気中の火山灰により、月面が暗くなることが知られている)。フランスの天文学者アンドレ・ダンジョン20世紀初頃に、月食の明るさを分類するために独自に尺度を決めた。一般的に「ダンジョン・スケール」とも呼ばれる。

尺度 月面の様子
0 非常に暗い月食。月面の中心は見えない。
1 暗い月食。灰色か褐色で、月の細部はわかりづらい。
2 暗い赤または赤錆色の月食。月の中心はとても暗く、周辺部はやや明るい。
3 れんが色の月食。月の縁は明るいかまたは黄色。
4 非常に明るい月食。月の縁は青みがかって非常に明るい。

ターコイズフリンジ[編集]

ターコイズフリンジが発生した状態を撮影した画像。月の左半分に青い光の帯が写っている。

  turquoise fringe2007542008213NASA2014104

[]


2009219[7]

その他[編集]

  • 書物における月食の記録は、『日本書紀』に皇極天皇二年庚戌朔乙丑(十六日)と天武天皇九年十一月丁亥(十六日)の2例の記載(ただし前者は日本では観測されるはずのないもの)であった[8]
  • 鎌倉時代九条兼実の日記『玉葉』では「殊に慎むべき」として祈念するような記載がある[9][10]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ただし半影食の86回を含めれば今世紀中に起こる月食の回数は228回となり、日食とほぼ同等の頻度である。
  2. ^ 地球上の1定点で皆既日食が観測可能となるのは300 - 400年に1回といわれている。
  3. ^ 月の一部が円錐内に入れば部分月食あるいは部分日食となり、月全体が円錐内に入れば皆既月食あるいは皆既日食または金環日食となる。
  4. ^ 月食側円錐半径の視野角は0°37'38" - 0°45'45"、皆既月食の横緯差限界は±0°22'58" - ±0°29'1"、部分月食の横緯差限界は±0°52'18" - ±1°2'28"。望、すなわち満月の時に月の黄緯がこの範囲内である(月食が生じる)ための太陽の昇交点又は降交点から黄経差限界は皆既月食で±4°15'50" - ±5°23'24"、部分月食で±9°44'58" - ±11°40'10" である。一方、太陽の昇交点からの黄経は1朔望月(満月から次の満月まで)の間に平均で30°40'13"変化する。これは黄経差限界の2倍よりも大きく、1朔望月の間に太陽が昇交点付近の黄経差限界範囲を通り抜けてしまうということが生じ得る。この場合、食の季節であるにもかかわらず月食が起こらないということになる。
  5. ^ 日食側円錐半径の視野角は1°9'22" - 1°17'28"、皆既/金環日食の横緯差限界は±0°54'42" - ±1°0'44"、部分日食の横緯差限界は±1°24'2" - ±1°34'12"。朔、すなわち新月の時に月の黄緯がこの範囲内である(日食が生じる)ための太陽の昇交点又は降交点から黄経差限界は皆既/金環日食で±10°11'57" - ±11°20'29"、部分日食で±15°47'13" - ±17°45'26" である。部分日食の黄経差限界範囲は常に太陽の1朔望月間の移動量よりも大きいので食の季節には少なくとも部分日食が1回は生じ、また2回生じることも可能となる。

出典[編集]



(一)^ ab1131ISBN 4-254-15017-2 

(二)^ 4423228.   (2022115). 2022116

(三)^  2022111520221120

(四)^ 200071617 200051420221120

(五)^ abcdefghijklmnopqrstuv 20221120

(六)^ 2001756 200152520221120

(七)^ JAXA - SELENEHDTV 200921820221120

(八)^ . . https://www.nao.ac.jp/contents/about-naoj/reports/report-naoj/p145.pdf 20221113. 

(九)^ !?. (2018126). 20221113

(十)^  : . 1020101263-76CRID 1050282812975086848ISSN 134705152023128 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]