滋賀県立アイスアリーナ
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滋賀県立アイスアリーナ (木下カンセー アイスアリーナ) | |
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施設情報 | |
愛称 | 木下カンセー アイスアリーナ |
正式名称 | 滋賀県立アイスアリーナ |
用途 |
スケート アイスホッケー フィギュアスケート ショートトラック |
収容人数 |
2,400名(立ち見を含む[1][2]) (固定:1,350席、可動:672席[1][2]) |
設計者 | 梓設計[3][4][5] |
施工 | (株)笹川組[4]・(株)内田組[5]JV |
建築主 | 滋賀県 |
事業主体 | 公益財団法人滋賀県スポーツ協会 |
管理運営 | SPNグループ(指定管理者)[注 1] |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造[2]) |
敷地面積 | 25,707.00 m2 |
建築面積 | 6,140.57 m2 |
延床面積 | 7,752.37 m2 |
階数 | 地上2階[4][5][2] |
竣工 | 2000年4月 |
所在地 |
〒520-2123 滋賀県大津市瀬田大江町17-3 |
滋賀県立アイスアリーナ︵しがけんりつアイスアリーナ、英語: Shiga Prefectural Ice Arena︶は、滋賀県大津市瀬田大江町にあるスケート場である。滋賀県が土地を所有し、SPNグループ[注 1]が指定管理者として運営している。
概要[編集]
年間を通してアイススポーツを楽しめる施設として2000年︵平成12年︶11月に開設し[1]、2006年︵平成18年︶4月から指定管理者制度を導入した[6]。当施設はびわこ文化公園の西端に位置する[7]。スケート以外の主な用途はアイスホッケー・フィギュアスケート・ショートトラックであるが[1]、競技会やアイスショーなどのイベントを開催することがある[注 2][8][9]。歴史[編集]
●2000年︵平成12年︶ ●4月‥竣工[4][5]。 ●11月‥開設[1]。 ●2006年︵平成18年︶ ●4月1日‥指定管理者制度を導入。SLグループ[注 3]が指定管理者となる[6]。 ●7月27日‥天井パネル落下事故が発生。ロックウール製の吸音板と石膏ボードが一部落下したが、けが人は出なかった[11]。なお、同様の事故は2004年︵平成16年︶10月11日にも発生している[注 4][12]。 ●2012年︵平成24年︶8月11日 - 8月12日‥西日本地区の小・中学生が出場するフィギュアスケート競技会、﹁サマーカップ﹂を開催[13]。なお、同競技会は2016年︵平成28年︶から﹁げんさんサマーカップ﹂に改称している[注 5][13]。 ●2021年︵令和3年︶4月1日‥SPNグループ[注 1]が指定管理者となる[1][14]。 ●2023年︵令和5年︶ ●3月27日‥廃棄物収集運搬処理業の木下カンセーが命名権を取得[15][16][17]。 ●4月1日‥命名権契約の発効に伴い、﹁木下カンセー アイスアリーナ﹂という愛称が付く[17][18][19]。著名人のイベント使用実績[編集]
●2017年︵平成29年︶7月17日‥﹃げんさんフェスティバル2017﹄を開催[20]。キャシー・リードを迎え、スケート教室などを行う[20]。同イベントには織田信成も出演している[注 6][20]。 ●2022年︵令和4年︶9月10日 - 9月11日‥浅田真央アイスショー﹁BEYOND﹂滋賀公演の会場となった[9][21]。施設[編集]
この施設は鉄筋コンクリート造と鉄骨構造の複合構造を採用した地上2階建の建築物[7]。設計は眺望に優れた立地を活かすべく意識された[7]。2階部分にはテラスが設けられ、建設発生土をその部分まで覆うことで残土の発生を抑制し、建物と風景の一体感を生んで自然に溶け込む建築物としている[7]。屋外では琵琶湖の汚泥を原料とした外装タイルや下水汚泥の溶融スラグを活用したコンクリート二次製品などのリサイクル材が積極的に活用されている[7]。屋内[編集]
●アリーナ︵アイススケートリンク︶ - 面積‥1,800 m2[22]、長さ‥60 m×30 m︵※ショートトラックスピードスケートの国際規格に対応︶[1][22][2][23]、 ●2,400名収容︵立ち見を含む[1][2]。固定‥1,350席、可動‥672席[1][2]︶ ●床面は冬季スポーツ︵アイスホッケー、フィギュアスケートなど︶と夏季スポーツ︵バスケットボール、バレーボール、バドミントンなど︶の両方をプレーできるように転換可能としている[7]。製氷設備はコンクリート床埋設冷却管方式を採用し、また木製フロアパネルのユニット化したことによって冬季・夏季の床転換できるようにした[7]。 ●屋根は張弦梁構法としたことで、規格化された部材を使用できてコストダウンが可能となり、軽快な屋根を意匠として表現することができた[7]。 ●貸靴コーナー ●スケート用品専門店 ●休憩コーナー ●ロッカー室 ●控室︵2室︶ ●採暖室 ●事務室 ●放送室 ●救護室 ●授乳室 ●審判控室︵1室︶ ●選手控室︵4室︶ ●特別室︵1室︶ ●会議室︵4室︶駐車場[編集]
●普通車‥151台[24]、バス‥5台[24]アクセス[編集]
公共交通機関 ●JR琵琶湖線︵東海道本線︶瀬田駅よりバス︵帝産湖南交通︶で約10分[24]。 ●﹁県立アイスアリーナ﹂停留所下車、徒歩約1分[24]。- ※大津市公設市場行きを除く各路線は「瀬田公園」停留所下車、徒歩約10分[24]。
- ※滋賀県道2号大津能登川長浜線付近に所在。
脚注[編集]
注釈[編集]
(一)^ abc︵※公益財団法人滋賀県スポーツ協会︵旧‥公益財団法人滋賀県体育協会︶、株式会社パティネレジャー、株式会社ナショナルメンテナンスの3社により設立された団体。かつては﹁SLグループ﹂と称していた︶
(二)^ ︵※競技会やアイスショーが無い日はスケート教室を定期的に開催︶
(三)^ ︵公益財団法人滋賀県体育協会︵※2018年︵平成30年︶4月1日に﹁滋賀県スポーツ協会﹂へ改称[10]︶、株式会社パティネレジャー、株式会社ナショナルメンテナンスの3社により設立された団体︶
(四)^ ︵※この時は断熱パネル2枚がはがれ落ちた︶
(五)^ ※﹁げんさん﹂は元三フード︵大津市に本社を置く、精肉・食肉加工品の製造販売業︶の愛称。同社が大会のスポンサーとなったため、改称が行われた。
(六)^ ︵※織田信成は特別出演︶
出典[編集]
(一)^ abcdefghi“施設案内”. 滋賀県スポーツ協会. 2022年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
(二)^ abcdefg“滋賀県立アイスアリーナ”. びわこビジターズビューロー. 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
(三)^ “梓設計の歴史︵History︶”. コンセプト. 梓設計. 2023年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月30日閲覧。 “︵※﹃1990〜2015﹄の﹁2000﹂を参照︶”
(四)^ abcd“滋賀県立アイスアリーナ”. 株式会社笹川組. 2021年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
(五)^ abcd“県立アイスアリーナ”. UCHIDAの実績. 株式会社内田組. 2023年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
(六)^ ab“行財政対策特別委員会 県内行政調査” (PDF). 滋賀県議会 (2016年2月3日). 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月25日閲覧。
(七)^ abcdefgh滋賀県土木部建築課 2000, p. 72.
(八)^ “イベント・競技会情報”. 滋賀県立アイスアリーナ. 2023年8月30日閲覧。
(九)^ ab﹁浅田真央さん新アイスショーが開幕 ペア演技も披露﹁言葉が見つからないほど胸が一杯﹂﹂﹃デイリースポーツ﹄2022年9月10日。2023年8月30日閲覧。オリジナルの2022年9月11日時点におけるアーカイブ。
(十)^ “﹁滋賀県体育協会﹂から﹁滋賀県スポーツ協会﹂への名称変更について”. 公益財団法人滋賀県スポーツ協会 (2018年4月4日). 2023年8月30日閲覧。
(11)^ 浅野祐一﹁滋賀県立アイスアリーナで天井が落下﹂﹃日経クロステック﹄2006年8月24日。2023年3月10日閲覧。オリジナルの2022年8月12日時点におけるアーカイブ。
(12)^ ﹁滋賀県立アイスアリーナで天井の断熱パネルが落下﹂﹃日経クロステック﹄2004年10月22日。2023年3月10日閲覧。オリジナルの2023年3月10日時点におけるアーカイブ。
(13)^ ab VictorySportsNews編集部: “鍵山/宮原らが出場する﹁ミニ全日本﹂の見どころと裏側に迫る”. VICTORY. 2022年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
(14)^ “指定管理者選定委員会における候補者の選定結果概要” (PDF). 滋賀県. 2022年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
(15)^ “株式会社木下カンセー様と滋賀県立アイスアリーナにかかるネーミングライツ契約調印式を開催します”. 県政eしんぶん お知らせ. 滋賀県 (2023年3月22日). 2023年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
(16)^ ﹁滋賀県立アイスアリーナの愛称﹁木下カンセー アイスアリーナ﹂に 命名権、料金は﹂﹃京都新聞﹄2023年3月29日。2023年5月8日閲覧。オリジナルの2023年4月18日時点におけるアーカイブ。
(17)^ ab﹁木下カンセーが県立アイスアリーナの命名権を取得﹂﹃中日新聞﹄2023年3月30日。2023年5月8日閲覧。オリジナルの2023年5月9日時点におけるアーカイブ。
(18)^ “本日より﹃木下カンセー アイスアリーナ﹄です。”. 木下カンセー アイスアリーナ︵滋賀県立アイスアリーナ︶. 滋賀県スポーツ協会 (2023年4月1日). 2023年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
(19)^ ““木下カンセーアイスアリーナ”誕生!”. 木下カンセーGROUP. 木下カンセー. 2023年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月8日閲覧。
(20)^ abc“﹃げんさんフェスティバル2017﹄が滋賀県立アイスアリーナにて開催されました。”. 元三フード. 2022年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
(21)^ “浅田真央が全国にお届けする新たなアイスショー﹁BEYOND﹂、2022年9月開幕! ~ 滋賀・青森・兵庫・北海道 帯広・神奈川5会場のチケットは明日から都道府県民限定先行受付開始 ~”. withnews. 朝日新聞社. 2022年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月10日閲覧。
(22)^ ab“公の施設に係る指定管理者の選考について” (PDF). 平成27年(2015年)7月10日 教育委員会事務局スポーツ健康課. 滋賀県議会. p. 2 (2015年7月10日). 2023年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月15日閲覧。
(23)^ “滋賀県立アイスアリーナ”. 全国ロケーションデータベース. ロケ候補地一覧. 文化庁. 2023年8月30日閲覧。
(24)^ abcdefgh“アクセス”. 滋賀県立アイスアリーナ. 2023年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年8月23日閲覧。