第55回宝塚記念

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	2014年宝塚記念（GI); レース映像 JRA公式YouTubeチャンネルによる実況動画

第55回宝塚記念
	優勝したゴールドシップ
開催国	日本
主催者	日本中央競馬会（JRA）
競馬場	阪神競馬場
施行年	2014年
施行日	6月29日（日）
距離	芝2200m
格付け	GI
賞金	1着賞金132,000,000円;
出走条件	サラ系3歳以上（国際）（指定）
負担重量	定量
出典	[1]
施行時刻	15時40分
馬場状態	良
優勝馬	ゴールドシップ
優勝騎手	横山典弘
優勝調教師	須貝尚介
優勝馬主	小林英一
優勝生産者	出口牧場
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第55回宝塚記念︵だい55かいたからづかきねん︶は、2014年 6月29日に阪神競馬場で行われた競馬のGI 競走。ゴールドシップ︵鞍上‥横山典弘︶が優勝し、宝塚記念初の連覇を達成した。

ファン投票[編集]

5月24日～6月8日︵インターネットは5月22日から先行受付︶までファン投票が行われ^[1]、5月29日に第1回中間発表^[2]、6月5日に第2回中間発表^[3]、6月12日に最終発表が行われた^[4]。最終順位上位20頭は以下の通り^[2]^[3]^[4]。

最終順位	馬名	性齢	第1回		第2回		最終	出否
最終順位	馬名	性齢	票数	順位	票数	順位	票数	出否
1位	ゴールドシップ	牡5	10,808	1	29,658	1	51,366	出走
2位	ウインバリアシオン	牡6	9,975	2	26,340	2	44,698	出走
3位	ジェンティルドンナ	牝5	8,924	3	23,831	3	40,698	出走
4位	ジャスタウェイ	牡5	7,920	4	21,634	4	38,540	回避
5位	フェノーメノ	牡5	6,743	5	19,219	5	33,009	回避
6位	エピファネイア	牡4	6,648	6	18,253	6	30,730	回避
7位	メイショウマンボ	牝4	6,403	7	18,089	7	30,510	出走
8位	キズナ	牡4	5,571	8	16,707	8	29,271	回避
9位	ハープスター	牝3	4,884	9	13,061	9	22,477	回避
10位	ヴィルシーナ	牝5	4,345	10	12,132	10	20,901	出走
11位	トーセンラー	牡6	4,282	11	11,803	11	20,001	回避
12位	ワールドエース	牡5	2,824	13	8,185	12	14,520	回避
13位	イスラボニータ	牡3	2,180	15	7,382	14	13,827	回避
14位	デニムアンドルビー	牝4	2,837	12	7,693	13	12,921	出走
15位	トウケイヘイロー	牡5	2,559	14	6,974	15	11,536	回避
16位	ショウナンマイティ	牡6	1,664	16	4,774	16	8,765	回避
17位	ロゴタイプ	牡4	1,389	18	4,714	17	8,384	回避
18位	ワンアンドオンリー	牡4		圏外		圏外	8,083	回避
19位	トゥザワールド	牡3	1,359	19	4,403	18	7,297	回避
20位	グランデッツァ	牡5	1,537	17	3,785	20	6,583	回避

うち、ジャスタウェイは前走安田記念で不良馬場を走った疲労がとれず回避^[5]、フェノーメノは秋のレースに専念するため回避^[6]、エピファネイアは香港遠征の疲れがとれず回避となった^[7]。

競走前の状況[編集]

前年の優勝馬ゴールドシップが単勝2.7倍の1番人気、日経賞1着、天皇賞︵春︶2着だったウインバリアシオンが単勝3.0倍の2番人気に推された。前年牝馬三冠を達成したジェンティルドンナが単勝4.1倍の3番人気で、この上位3頭が人気を集めた。

主な競走結果[編集]

宝塚記念（前年）[編集]

着順	馬番	競走馬名	性齢	騎手	斤量	タイム	着差	単勝オッズ	人気
1着	10	ゴールドシップ	牡4	内田博幸	58	2:13.2		02.9	2
2着	4	ダノンバラード	牡5	川田将雅	58	2:13.8	3 1/2	43.8	5
3着	11	ジェンティルドンナ	牝4	岩田康誠	56	2:13.8	クビ	02.4	1
天候:曇、馬場状態:良

2013年 6月23日に行われた第54回宝塚記念は11頭立てで行われ、1番人気のジェンティルドンナをゴールドシップが破り優勝、ジェンティルドンナは3位に入着した^[8]^[9]。

ドバイシーマクラシック[編集]

着順	馬番	競走馬名	性齢	騎手	斤量	タイム	着差	人気
1着	12	ジェンティルドンナ	牝5	R.ムーア	55	2:27.25		2
2着	15	シリュスデゼーグル	セ8	C.スミヨン	57		1 1/2	4
3着	7	マイアンビヴァレント	牝5	A.アッゼニ	55		1 1/2	15
天候:曇、馬場状態:良

2014年3月29日にアラブ首長国連邦で行われた第17回ドバイシーマクラシックは前年2着のジェンティルドンナが前年1着のシリュスデゼーグルを破ってコースレコードで優勝し、ステイゴールド、ハーツクライに続いて史上3頭目の日本馬制覇を果たした^[10]^[11]^[12]。

天皇賞（春）[編集]

着順	馬番	競走馬名	性齢	騎手	斤量	タイム	着差	単勝オッズ	人気
1着	7	フェノーメノ	牡5	蛯名正義	58	3:15.1		011.5	4
2着	12	ウインバリアシオン	牡6	武幸四郎	58	3:15.1	クビ	006.5	3
3着	6	ホッコーブレーヴ	牡6	田辺裕信	58	3:15.1	ハナ	101.5	12

6着	10	フェイムゲーム	牡4	北村宏司	58	3:15.5	1/2	91.7	11
7着	8	ゴールドシップ	牡5	C.ウィリアムズ	58	3:15.6	クビ	004.3	2

15着	17	ヒットザターゲット	牡6	北村友一	58	3:16.6	2.1/2	206.5	16
天候:晴、馬場状態:良

2014年5月4日に行われた第149回天皇賞（春）はフェノーメノが制覇、ウインバリアシオンが2着、ホッコーブレーヴが3位にそれぞれ入着した。ゴールドシップは7着に沈んだ^[13]^[14]。

ヴィクトリアマイル[編集]

着順	馬番	競走馬名	性齢	騎手	斤量	タイム	着差	単勝オッズ	人気
1着	14	ヴィルシーナ	牝5	内田博幸	55	1:32.3		28.3	11
2着	4	メイショウマンボ	牝4	武幸四郎	55	1:32.4	1/2	05.5	3
3着	1	ストレイトガール	牝5	岩田康誠	55	1:32.4	アタマ	13.7	6

7着	3	デニムアンドルビー	牝4	浜中俊	55	1:32.7	クビ	10.3	4
天候:晴、馬場状態:良

2014年5月18日に行われた第9回ヴィクトリアマイルは11番人気のヴィルシーナが制覇、2番人気のメイショウマンボは2着に入着した^[15]^[16]。

鳴尾記念[編集]

着順	馬番	競走馬名	性齢	騎手	斤量	タイム	着差	単勝オッズ	人気
1着	11	エアソミュール	牡5	戸崎圭太	56	1:59.1		03.9	1
2着	10	アドマイヤタイシ	牡7	岩田康誠	56	1:59.1	ハナ	16.8	9
3着	2	フラガラッハ	牡7	高倉稜	56	1:59.1	ハナ	25.3	10
4着	3	カレンミロティック	セ6	池添謙一	57	1:59.1	クビ	04.0	2

8着	1	トーセンジョーダン	牡8	内田博幸	57	1:59.6	3/4	08.3	4
天候:晴、馬場状態:良

2014年6月7日に行われた第67年鳴尾記念はエアソミュールが優勝した。2番人気のカレンミロティックは4着にとどまった。

その他[編集]

ヴェルデグリーンは3月2日に行われた中山記念で5着を記録してから、休養明け4か月ぶりの出走となった。

出走馬と枠順^[17][編集]

2014年6月29日　第3回阪神競馬第8日目　第11競走天気‥曇、馬場状態‥良、発走時刻‥15時40分

枠版	馬番	競走馬名	性齢	斤量	騎手	調教師	オッズ（人気）
1	1	ホッコーブレーヴ	牡6	58	戸崎圭太	松永康利	16.3（5人）
2	2	デニムアンドルビー	牝4	56	浜中俊	角居勝彦	24.3（6人）
3	3	ヴィルシーナ	牝5	56	福永祐一	友道康夫	35.6（8人）
4	4	ヒットザターゲット	牡6	58	武豊	加藤敬二	70.9（12人）
5	5	カレンミロティック	セン6	58	池添謙一	平田修	55.9（9人）
5	6	ジェンティルドンナ	牝5	56	川田将雅	石坂正	4.1（3人）
6	7	ウインバリアシオン	牡6	58	岩田康誠	松永昌博	3.0（2人）
6	8	トーセンジョーダン	牡8	58	内田博幸	池江泰寿	67.2（11人）
7	9	ヴェルデグリーン	牡6	58	田辺裕信	相沢郁	64.1（10人）
7	10	メイショウマンボ	牝4	56	武幸四郎	飯田祐史	10.4（4人）
8	11	ゴールドシップ	牡5	58	横山典弘	須貝尚介	2.7（1人）
8	12	フェイムゲーム	牡4	58	北村宏司	宗像義忠	33.1（7人）

競走結果[編集]

展開[編集]

スタートではゴールドシップが出遅れた。ヴィルシーナがハナに立ち、フェイムゲームがその後ろをつけ、ゴールドシップも待機策を取らず前めにつけた。ジェンティルドンナやカレンミロティック、デニムアンドルビーは中団につけた。ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴ、トーセンジョーダンは後方につけ、ヒットザターゲットやヴェルデグリーンが最後方から追う展開となった。雨の影響で時計のかかる馬場になっていたことから、最初の1000m通過は1分2秒4と緩めの展開となった。

3・4コーナー中間付近でフェイムゲームがヴィルシーナをかわし先頭に立つが、最終直線の残り200mほどでゴールドシップが末脚を発揮し一気に抜き去って先頭に立ち、3馬身差をつけて優勝した。好位につけていたカレンミロティックもゴールドシップの後を追って伸び2着、逃げ粘ったヴィルシーナが3着に入った。2番人気のウインバリアシオン、3番人気のジェンティルドンナは勝負所で伸びを欠き、それぞれ7着、9着に沈んだ。

着順^[18][編集]

着順	馬番	競走馬名	性齢	騎手	斤量	タイム	着差	通過	上がり3F	人気
1着	11	ゴールドシップ	牡5	横山典弘	58	2:13.9		4-3-4-4	35.2	1
2着	5	カレンミロティック	セ6	池添謙一	58	2:14.4	3	3-3-3-3	35.8	9
3着	3	ヴィルシーナ	牝5	福永祐一	56	2:14.6	1.1/4	1-1-1-1	36.3	8
4着	4	ヒットザターゲット	牡6	武豊	58	2:14.6	クビ	11-10-9-9	35.3	12
5着	2	デニムアンドルビー	牝4	浜中俊	56	2:14.6	ハナ	6-6-4-4	35.9	6
6着	12	フェイムゲーム	牡4	北村宏司	58	2:14.7	クビ	2-2-2-2	36.3	7
7着	7	ウインバリアシオン	牡6	岩田康誠	58	2:14.8	3/4	8-8-9-9	35.6	2
8着	1	ホッコーブレーヴ	牡6	戸崎圭太	58	2:14.8	ハナ	9-8-7-6	35.8	5
9着	6	ジェンティルドンナ	牝5	川田将雅	56	2:15.1	1.3/4	4-5-6-6	36.2	3
10着	8	トーセンジョーダン	牡8	内田博幸	58	2:15.3	1.1/4	10-10-9-9	36.1	11
11着	10	メイショウマンボ	牝4	武幸四郎	56	2:15.4	クビ	6-6-7-6	36.4	4
12着	9	ヴェルデグリーン	牡6	田辺裕信	58	2:16.1	4	11-12-12-12	36.6	10

配当^[18][編集]

	馬番	配当	人気
単勝	9	0000270円	001番人気
複勝	11	0000170円	002番人気
	5	0000810円	008番人気
	7	0000820円	009番人気
枠連	5-8	0000660円	003番人気
馬連	5-11	008,990円	022番人気
ワイド	5-11	002,130円	018番人気
	3-11	002,630円	024番人気
	6-7	009,110円	051番人気
馬単	11-5	010,210円	029番人気
3連複	3-5-11	057,870円	110番人気
3連単	11-5-3	251,440円	468番人気

達成された記録[編集]

ゴールドシップ[編集]

●史上初の宝塚記念連覇^[19]。クロノジェネシスが2020年・2021年の宝塚記念を連覇するまで唯一の連覇記録だった^[20]。 ●史上最多タイのグランプリ3勝。スピードシンボリ、グラスワンダー、オルフェーヴルに次いで3頭目^[21]^[22]。 ●芦毛馬として、獲得賞金歴代1位およびGI最多勝利達成︵5勝︶^[1^9]。

ステイゴールド[編集]

●産駒で宝塚記念3連覇、グランプリ6連覇達成^[23] ●種牡馬として宝塚記念最多となる5度の制覇^[24]

出典[編集]

(一)^ “JRA60周年記念第55回宝塚記念ファン投票”. JRA. 2014年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月29日閲覧。 (二)^ ^a ^b“宝塚記念ファン投票第1回中間発表！”. JRA (2014年5月29日). 2014年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月29日閲覧。 (三)^ ^a ^b“宝塚記念ファン投票第2回中間発表！”. JRA (2014年6月5日). 2014年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月29日閲覧。 (四)^ ^a ^b“宝塚記念ファン投票いよいよ最終結果発表！”. JRA (2014年6月12日). 2014年8月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月29日閲覧。 (五)^ “宝塚会費のジャスタウェイ須貝師﹁申し訳ないですが今回は回避させてもらいます﹂”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ (2014年6月12日). 2021年6月29日閲覧。 (六)^ “フェノーメノ宝塚見送り　戸田師”秋天、ＪＣ、有馬全部使いたい””. スポーツニッポン. スポーツニッポン新聞社 (2014年5月8日). 2021年6月29日閲覧。 (七)^ “エピファ宝塚回避　香港の疲れ抜けず”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社 (2014年5月22日). 2021年6月29日閲覧。 (八)^ “過去GI成績 - 第54回宝塚記念”. JRA. 2021年6月29日閲覧。 (九)^ “第54回宝塚記念︵G1︶”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2021年6月29日閲覧。 (十)^ “ドバイシーマC︵G1︶”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2021年6月29日閲覧。 (11)^ “Full Results - Dubai Sheema Classic Presented By Longines (Group 1)(Turf)(Class 1)”. Sky Sports. 2021年6月29日閲覧。 (12)^ “Gentildonna Wins Dramatic Sheema Classic” (英語). Bloodhorse. Blood-Horse Publications (2014年3月29日). 2021年6月29日閲覧。 (13)^ “過去GI成績 - 第149回天皇賞︵春︶”. JRA. 2021年6月29日閲覧。 (14)^ “第149回天皇賞︵春︶︵G1︶”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2021年6月29日閲覧。 (15)^ “過去GI成績 - 第9回ヴィクトリアマイル”. JRA. 2021年6月29日閲覧。 (16)^ “第9回ヴィクトリアマイル︵G1︶”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2021年6月29日閲覧。 (17)^ “宝塚記念︵GI︶出馬表 - 2014年6月29日”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2021年6月29日閲覧。 (18)^ ^a ^b“過去GI成績 - 第55回宝塚記念”. JRA. 2021年6月29日閲覧。 (19)^ ^a ^b“2014年06月29の位置宝塚記念 G1”. 競走馬のふるさと案内所. 日本軽種馬協会. 2021年7月10日閲覧。 (20)^ “クロノジェネシスがGI宝塚記念連覇　グランプリ3連勝は史上3頭目”. 毎日新聞. 毎日新聞社 (2021年6月27日). 2021年7月10日閲覧。 (21)^ “︻宝塚記念︼﹁グランプリ両レースで3勝﹂　オルフェーヴル、グラスワンダーなど4頭全て有馬→宝塚”. スポニチ. スポーツニッポン新聞社 (2020年6月28日). 2021年7月10日閲覧。 (22)^ 後にクロノジェネシスも達成 (23)^ 2011年有馬記念・2012年宝塚記念をオルフェーヴル、2012年有馬記念・2013年宝塚記念をゴールドシップ、2013年有馬記念をオルフェーヴルが制覇 (24)^ 上記の他に2009年をドリームジャーニー、2010年をナカヤマフェスタが制覇

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