高柳芳夫
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誕生 |
1931年1月17日 日本・栃木県宇都宮市 |
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死没 | 2023年11月23日(92歳没) |
職業 | 小説家 |
最終学歴 | 京都大学大学院修士課程修了 |
活動期間 | 1974年 - 1990年 |
ジャンル | 推理小説 |
代表作 | 『プラハからの道化たち』 |
主な受賞歴 |
オール讀物推理小説新人賞 江戸川乱歩賞 |
デビュー作 | 「『黒い森』の宿」 |
高柳 芳夫︵たかやなぎ よしお、1931年1月17日 - 2023年11月23日[1]︶は、日本の元小説家、外交官。
来歴[編集]
栃木県宇都宮市生まれ。京都大学独文科卒業、同大学院修士課程修了。 1957年、外務省入省。在独大使館、ベルリン総領事館副総領事等を歴任。 1971年、﹁﹃黒い森﹄の宿﹂で第10回オール讀物推理小説新人賞受賞。1973年、﹁﹃禿鷹城﹄の惨劇﹂で第19回江戸川乱歩賞候補になるが落選。松本清張の推薦もあって刊行されるが、外務省研修所教務主事に左遷され、1977年に退職。 1979年、プラハの春以後の国際情勢を題材とした﹁プラハからの道化たち﹂で第25回江戸川乱歩賞受賞。同作は週刊文春ミステリーベスト10で第1位になった。その後、作家として活動するかたわら、桐朋学園大学教授としてドイツ語を教える。西ドイツ勲一等功績十字勲章受章。1990年を最後に小説家を廃業する。文学賞受賞・候補歴[編集]
●1971年 - ﹁﹃黒い森﹄の宿﹂で第10回オール讀物推理小説新人賞受賞。 ●1973年 - ﹁﹃禿鷹城﹄の惨劇﹂で第19回江戸川乱歩賞候補。 ●1976年 - ﹁ライン河の舞姫﹂で第22回江戸川乱歩賞候補。 ●1979年 - ﹁プラハからの道化たち﹂で第25回江戸川乱歩賞受賞、第82回直木賞候補。 ●1982年 - ﹁浴室の告発﹂で第35回日本推理作家協会賞︵短編部門︶候補。作品リスト[編集]
小説[編集]
単行本[編集]
●﹃禿鷹城︵ガイエルスブルグ︶﹄の惨劇︵1974年1月 講談社 / 1979年9月 講談社︻新装版︼ / 1984年6月 新潮文庫︶ ●ライン河の舞姫︵1977年3月 講談社︶ ●︻改題︼﹁ラインの薔薇城﹂殺人事件︵1984年1月 新潮文庫︶ ●プラハからの道化たち︵1979年9月 講談社 / 1983年7月 講談社文庫︶ ●影を裁く日︵1980年11月 講談社 / 1984年8月 講談社文庫︶ ●ライン河の白い霧笛︵1981年3月 トクマ・ノベルズ / 1984年11月 徳間文庫︶ ●ベルリンの柩︵1981年9月 講談社 / 1985年1月 新潮文庫︶ ●モスクワの星を撃て︵1982年6月 フタバノベルス / 1984年3月 双葉ポケット文庫︶ ●ベルリンの﹃壁﹄に死す︵1982年10月 フタバノベルス / 1984年11月 双葉文庫︶ ●ベルリンの女︵1982年10月 広済堂出版 / 1985年6月 徳間文庫︶ ●ベルリンの夜に逃れて︵1983年2月 講談社ノベルス / 1986年10月 講談社文庫︶ ●プラハの花嫁︵1983年6月 講談社︶ ●︻改題︼日本大使館殺人事件簿︵1987年11月 徳間文庫︶ ●摩天楼︵ニューヨーク︶の弩︵1983年8月 祥伝社ノン・ノベル / 1986年8月 徳間文庫︶ ●モスクワから来たスパイ︵1983年10月 講談社ノベルス / 1987年4月 講談社文庫︶ ●維納︵ウィーン︶の森殺人事件︵1984年6月 フタバノベルス / 1987年4月 双葉文庫︶ ●悪夢の書簡 ベルリンの壁殺人事件︵1985年1月 講談社ノベルス︶ ●闇からの呼び声︵1985年3月 フタバノベルス / 1989年3月 双葉文庫︶ ●オーロラの叫び︵1985年6月 光風社出版︶ ●今だから言おう︵1985年6月 講談社︶ ●殺人者は雨の夜に︵1985年10月 光風社ノベルス︶ ●死を呼ぶ聖女︵1985年11月 祥伝社ノン・ノベル︶ ●︻改題︼古都の殺人︵1989年5月 祥伝社ノン・ポシェット︶ ●津軽富士殺人事件︵1986年6月 トクマ・ノベルズ / 1989年8月 徳間文庫︶ ●ローレライの幽霊船 草葉宗平推理ノート︵1986年7月 光風社出版︶ ●ロマンチック街道殺人ルート︵1987年3月 光風社ノベルス︶ ●陰府︵よみ︶からの使者︵1988年6月 光風社出版︶ ●奈良-紀州殺人周遊ルート︵1988年8月 トクマ・ノベルズ / 1991年4月 徳間文庫︶ ●悪魔たちの輪舞曲︵ロンド︶日米核密約の陰謀︵1988年12月 光風社出版︶ ●京都﹁時代祭り﹂殺人事件︵1990年2月 トクマ・ノベルズ︶ ●マルタの鷹を撃て︵1990年6月 徳間書店︶アンソロジー[編集]
﹁﹂内が高柳芳夫の作品- 疑惑の構図(1984年11月 文春文庫)「『黒い森』の宿」
- 殺しのパフォーマンス(1985年3月 講談社文庫)「ベルリンの柩」
ドイツ語関連[編集]
- みんなで学ぼうやさしいドイツ語(1993年4月 郁文堂) - 共著:玉川裕子
脚注[編集]
- ^ 「文藝家協会ニュース」1月