R-TYPE II
ジャンル | 横スクロールシューティング |
---|---|
対応機種 | アーケード (AC) |
開発元 | アイレム |
発売元 | アイレム |
デザイナー |
AKIO TARACHAN |
音楽 | 石田雅彦 |
シリーズ | R-TYPEシリーズ |
人数 | 1 - 2人(交互プレイ) |
メディア | 業務用基板(2.19メガバイト) |
稼働時期 |
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システム基板 | アイレムM82システム |
CPU | V30 (@ 8 Mhz) |
サウンド |
Z80 (@ 3.579545 Mhz) YM2151 (@ 3.579545 Mhz) DAC (@ 3.579545 Mhz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 横モニター 384×256ピクセル 55.00Hz パレット512色 |
『R-TYPE II』(アール・タイプ ツー)は、1989年にアイレムより発売された、アーケード用横スクロールシューティングゲーム。「R-TYPE」シリーズの第2作。
概要
[編集]ゲーム内容
[編集]ゲームシステムならびに操作は前作とほとんど変わらない。本作ではフォースの兵装に2種の新しいレーザーが追加されたほか、ミサイルが1種追加された。さらに「拡散波動砲」という強力な攻撃ができるようになった。
システム
[編集]8方向レバーで移動、ショットボタンでビーム(波動砲)の発射、フォースボタンでフォースを着脱するのは前作と同じ。
ショットボタンを押したままにし続けると青いBEAMゲージが溜まり、ボタンを離すことでゲージの長さ分の威力の「波動砲」を撃てる。フルチャージ後さらにボタンを押し続けると一定時間経過後に赤いゲージが急速に溜まり、それがフルになると青と赤に点滅する。この時ショットボタンを離すと、より強力な「拡散波動砲」を撃つことができる。
通常の波動砲が一直線に発射されるのに対し、拡散波動砲は小拡散して一旦収束した後、前方に広がるように発射され、上手く収束点を1つの標的に当てれば威力も高い。ただし、ゲージ点滅後もボタンを押し続けていると点滅が終了して通常の波動砲に戻ってしまう(以後、離すまでは一定周期で点滅、戻るを繰り返す)ため、狙って全弾を当てようとする場合、発射のタイミングが非常にシビアになる。
アイテム
[編集]レーザークリスタル
[編集]ミサイル
[編集]その他
[編集]ステージ構成
[編集]ステージは全体に退廃的な印象が強い。
面 | ステージ | 解説 | ボス |
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1 | 遺跡 | 以前に滅んだバイド帝国の要塞内部。水路やコンベアーから、容赦の無い攻撃が襲い掛かる。 |
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2 | 洞窟 | 水の流れる洞窟。生命体タイプの敵が襲い掛かる。点在する滝は、R-9改が滝の中にいる間下へ下へと押し流そうとする。 |
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3 | 紅の空 | R-TYPEにも登場した巨大戦艦ステージだが、今作では複数の巨大戦艦が襲い掛かる。 |
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4 | 資源採掘場 | 地形がブロックで構成されており、たびたび移動して地形を変化させる。多数の浮遊戦車などが行く手を阻む。 |
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5 | 増設基地 | 金属を出して巣(地形)を作るオブロス、金属を喰らうケブロスによって、地形が作られ、壊される。中には巣によって道がふさがれており、ケブロスをあえて倒さず放置しなければ通れない場面も存在する。 |
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6 | バイド帝星 | 惑星自体が生命体であるバイドの拠点。その中心部ではバイドがクローン再生されようとしている。ボスのウームは触手に4機の黄色キャノピーのR-9Aを捕らえており、触手を破壊することで救出し、一時的に味方として攻撃を行ってくれる(中のパイロットは既に死亡しておりプレイヤーが遠隔操作している設定)。なお、ボス撃破後、他のR-9Aと共に波動砲で壁を破壊し、爆発する拠点から脱出することになるのだが、この時プレイヤー以外のR-9Aは、1周目では爆発の衝撃に耐えきれずに爆散。2周目では爆発に耐え、そのまま共に帰還することになる。その後バイドの侵攻が止まってから250時間後、自機は異層次元巡洋艦“グレンダツウ”によって回収された(共に帰還したR-9Aがどうなったかは不明)。 |
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6ステージクリア後はエンディング後にさらに難易度が上昇した2周目が始まるため全12ステージとなっている。2周目クリア後に真のエンディングとなる。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
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1 | SUPER R-TYPE | ![]() ![]() ![]() |
スーパーファミコン | アイレム | アイレム | 8メガビットロムカセット[2] | - | ||
2 | R-TYPE II | ![]() |
Amiga Atari ST |
Arc Developments | アクティビジョン | フロッピーディスク | - | - | |
3 | R-TYPE II | ![]() ![]() ![]() |
ゲームボーイ | アイレム | アイレム | ロムカセット | - | ||
4 | R-TYPES | ![]() ![]() ![]() |
PlayStation | アイレムソフトウェアエンジニアリング | アイレムソフトウェアエンジニアリング | CD-ROM | - | 『R-TYPE』とのカップリング | |
5 | R-TYPE DX | ![]() ![]() ![]() |
ゲームボーイカラー | アイレムソフトウェアエンジニアリング | エポック社 | ロムカセット | - | 『R-TYPE』とのカップリング | |
6 | R-TYPES R's BEST |
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PlayStation | アイレムソフトウェアエンジニアリング | アイレムソフトウェアエンジニアリング | CD-ROM | SLPS-03310 | - | |
7 | SUPER R-TYPE | ![]() ![]() ![]() |
Wii | アイレム | 任天堂 | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
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- | スーパーファミコン版の移植 2012年3月30日配信終了 |
8 | R-TYPE Dimensions | INT 2009年2月4日 |
Xbox | Tozai Games SouthEnd Interactive |
マイクロソフト | ダウンロード (Xbox Live) |
- | - | アーケード版の移植 |
9 | R-TYPE Dimensions | INT 2013年11月21日 |
PlayStation 3 PlayStation Portable (PlayStation Network) |
Tozai Games SouthEnd Interactive |
マイクロソフト | ダウンロード | - | - | アーケード版の移植 |
10 | R-TYPE III & スーパーR-TYPE 16ビットゲームカートリッジ |
![]() |
レトロデュオ | アイレム | ![]() |
ロムカセット | - | - | スーパーファミコン版の移植[3] 『R-TYPE III』とのカップリング |
11 | スーパーファミコン Nintendo Switch Online |
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Nintendo Switch | 任天堂 | 任天堂 | ダウンロード | - | - | スーパーファミコン版の移植 |
スーパーファミコン版
[編集]ジャンル | 横スクロールシューティング |
---|---|
対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | アイレム |
発売元 | アイレム |
デザイナー | FUZZIE |
プログラマー |
RYOUICHIROU FINALU |
音楽 |
川上康広 冷牟田卓志 きむらひろし |
美術 |
NABE 大舘隆幸 OKAYO 風上旬 |
シリーズ | R-TYPEシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 8メガビットロムカセット |
発売日 |
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対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
相違点
[編集]ステージ構成
[編集]ゲームボーイ版
[編集]PlayStation版
[編集]スタッフ
[編集]- スーパーファミコン版
- ゲーム・デザイン:FUZZIE
- キャラクター・デザイン:NABE、NIOUDACHI(大舘隆幸)
- バックグラウンド・デザイン:OKAYO、KAZAKAMI SHUNG(風上旬)
- ゲーム・プログラム:RYOUICHIROU、FINALU
- サウンド・プログラム:MOTO、KEISUKE
- エディティング:RAN
- ミュージック・コンポジション:CHARLIE Y.K.(川上康広)、HIYA(冷牟田卓志)、HIROSHI(木村浩)
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- アーケード版
ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われていた「第4回ゲーメスト大賞」(1990年度)においてベストグラフィック賞1位を受賞、プレイヤー人気で17位を獲得した[17]。
- スーパーファミコン版
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計28点(満40点)[12]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、22.1点(満30点)となっている[14]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.7 | 4.0 | 3.3 | 3.8 | 3.9 | 3.5 | 22.1 |
- ゲームボーイ
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計20点(満40点)[13]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.2点(満30点)となっている[15]
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.2 | 3.3 | 3.4 | 3.4 | 3.5 | 3.5 | 20.2 |