六斎市(読み)ロクサイイチ

デジタル大辞泉 「六斎市」の意味・読み・例文・類語

ろくさい‐いち【六斎市】

中世から近世にかけて、1か月に6回開かれた定期市。月に3回の三斎市発展したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「六斎市」の意味・読み・例文・類語

ろくさい‐いち【六斎市】

 

(一)   ()
(一)[]()(1787)
 

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改訂新版 世界大百科事典 「六斎市」の意味・わかりやすい解説

六斎市 (ろくさいいち)


661627384951026156調宿15471616宿宿宿宿駿綿


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日本大百科全書(ニッポニカ) 「六斎市」の意味・わかりやすい解説

六斎市
ろくさいいち


61627386()()()()146787()()()()()宿()()()西()退


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百科事典マイペディア 「六斎市」の意味・わかりやすい解説

六斎市【ろくさいいち】

室町時代から江戸時代中期,各地で月6回開かれた定期市。商業の発展につれて,月3回の三斎市は,月6回の市に発展した。市日は,1・6,11・16,21・26などといった一定の組合せで開かれた。江戸時代,関東・東北の農村で長く残った。→
→関連項目高萩新宿定期市

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「六斎市」の意味・わかりやすい解説

六斎市
ろくさいいち

室町~江戸時代,月6回開かれた定期市。商品経済の発展に伴って,鎌倉時代中期頃から全国的に月3回の日切市 (日ぎめの定期市) である三斎市が,月6回の定期市に発展。開催日が上・中・下旬に各2回 (1ヵ月6回) であったところから六斎市といわれた。応仁3 (1469) 年3月に出現した美濃大矢田郷市,文明1 (69) 年 12月の山城宇治郷市の例が最も早く,室町時代中期以降各地で開催された。戦国時代には大名領国内の新町,新宿建設の際しばしば開かれ,江戸時代にも関東,東北の農村に長く存続した。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「六斎市」の解説

六斎市
ろくさいいち

中世~近世に都市・農村で特定の日に月6度開かれた定期市。一般に応仁・文明の乱後各地に発生したとみられ,15世紀後半には美濃国大矢田市などが六斎市となっていた。戦国大名は新宿・新町設置の際,六斎市を開く例が多かった。開催日を異にするいくつかの六斎市が結びつき,一定の市場網を形成する場合もあり,秩父盆地では秩父大宮(1・6日)を親市とし,贄川(にえかわ)(2・7日)・吉田(3・8日)・大野原(4・9日)・上小鹿野(かみおがの)(5・10日)の順で開催するシステムがとられていた。

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旺文社日本史事典 三訂版 「六斎市」の解説

六斎市
ろくさいいち

 
6
1056  

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世界大百科事典(旧版)内の六斎市の言及

【市】より


 ︿5

【定期市】より

…中世の後期,市の数がふえてくると,各地域では中心的な市である親市の開催日を基準にして,他の市の開催日が決定されるようになった。また地方の中心的な市のなかには2・4・12・14・22・24といった月に6日も開かれるいわゆる六斎市(ろくさいいち)も出現した。奈良や山口のような都市でも,市は特定の日に開かれていた。…

※「六斎市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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