昨日︵23日︶放送された政治お笑い番組﹃TVタックル﹄などを見ていると、やはり中川昭一が酩酊状態で記者会見に臨むのは常態だったようだ。もはや、どんなに隠蔽しようとしても真実は明らかだ。 中川︵酒︶と麻布高校の同窓生である官僚がソムリエの資格を持っているとかいって、だから中川に酒を飲ませた官僚が悪いと責任転嫁するむきもあるが、常識的に考えて、G7などの大仕事の場で酩酊状態で会議および会見に臨む人間は、民間企業だったら解雇されてしまうだろう。中川︵酒︶の醜態に弁護の余地などない。 ロシアの故エリツィン大統領は、中川︵酒︶の上をいく酒乱だったが、それがなぜ許されたかというと最高権力者だったからだ。そして、1993?94年の一時期を除いて、戦後半世紀以上も続いてきた自民党政権も、いつしか世襲政治家の王国と化した。一昨年、堺屋太一が当時の安倍晋三内閣の弱点を﹁ベルサイユ化﹂にあると評したが︵2007