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|OPテーマ=「あかんたれ」<br />[[鶴岡雅義と東京ロマンチカ]]

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|番組名1=あかんたれ

|番組名1=あかんたれ

|放送時間1=月曜日 - 金曜日13:30~14:00

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|放送期間1=1976年10月11日~1977年7月29日

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|番組名2=続・あかんたれ

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''''''<ref>[[西]]</ref>[[1976]][[]]51[[|]][[]][[]]

{{ドラマ}}

'''あかんたれ'''は、[[1976年]]([[昭和]]51年)から放送された[[東海テレビ放送|東海テレビ]]制作の[[昼ドラマ]]。[[花登筐]]の作品である。




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== 概要 ==

== 概要 ==

放送は1976年[[10月11日]]から[[1977年]][[7月29日]]の月曜から金曜、全210話<ref>本放送中の[[1977年]][[4月8日]]には、[[萩本欽一]]がフジテレビ系列の全番組に出演する企画『[[欽ちゃんのドーンと24時間]]』により、ストーリーと無関係に登場したが、再放送用素材では特段の説明は表示されていない。</ref>。ストーリーの途中で唐突に終了したが、約半年後に「続・あかんたれ」(以下、正編に対して続編とする)として再開、[[1978年]][[2月27日]]から同年[[9月29日]]まで全155話が放送された。なお、続編で中村玉緒はオープニングクレジット上「特別出演」として表示された。

放送は1976年[[10月11日]]から[[1977年]][[7月29日]]の月曜から金曜、全210話<ref>本放送中の[[1977年]][[4月8日]]には、[[萩本欽一]]が[[フジテレビ]]系列の全番組に出演する企画『[[欽ちゃんのドーンと24時間]]』により、ストーリーと無関係に登場したが、再放送用素材では特段の説明は表示されていない。</ref>。ストーリーの途中で唐突に終了したが、約半年後に「続・あかんたれ」(以下、正編に対して続編とする)として再開、[[1978年]][[2月27日]]から同年[[9月29日]]まで全155話が放送された。なお、続編で中村玉緒はオープニングクレジット上「特別出演」として表示された。フジテレビ系(東海テレビ製作)の昼帯ドラマの歴代最高視聴率番組(平均11.1%)として記録されている。現在なお各地で再放送されているが、本放送から長期間経過しているため放映局によっては表現や映像に関するテロップ表示が入れられることがある

フジテレビ系(東海テレビ製作)の昼帯ドラマの歴代最高視聴率番組(平均11.1%)として記録されている。

なお、「あかんたれ」とは[[関西弁]]で「意気地無し」という意味である。



== 登場人物および出演者 ==

== 登場人物および出演者 ==

※「」内は成田屋での呼び名

* 秀太郎(主人公、「秀松」「秀どん」):[[志垣太郎]]、幼少期:森川誠

<br />

: 成田屋の先代主人・秀吉と許嫁・お絹との間に生まれた子。周囲から尊敬されるような父を持ちながら、わがままで意気地なしであった秀太郎の将来を憂慮したお絹の判断により、秀吉の死を機として「ご寮さんや兄弟たちから弟と呼んでもらえるまでは一切会わない」と約束させた上で、成田屋に丁稚として預けられる。本妻であるヒサや分家をはじめ、成田屋の人間から「てかけの子」と容赦ない苛めを受けるが、音松やお光、糸茂ら数少ない理解者たちに支えられ、屈することなく父親譲りの才覚と人格を併せ持った青年へと成長、男性下着の「ステテコ」を開発し、安造や分家の道楽の果てに凋落の一途を辿る成田屋を再興、世間から「ステテコ大将」と呼ばれるまでになる。

'''秀太郎の家族'''

* 秀太郎(主人公。「秀松」):森川誠→[[志垣太郎]]

: 成田屋の先代主人・秀吉と許嫁・お絹との間に生まれた子。周囲から尊敬されるような父を持ちながら、わがままで意気地なしであった秀太郎の将来を憂慮したお絹の判断により、秀吉の死を機として「ご寮さんや兄弟たちから弟と呼んでもらえるまでは一切会わない」と約束させた上で、成田屋に[[丁稚]]として預けられる。本妻であるひさや分家をはじめ、成田屋の人間から「てかけの子」と容赦ない苛めを受けるが、音松やお光、糸茂ら数少ない理解者たちに支えられ、屈することなく父親譲りの才覚と人格を併せ持った青年へと成長を遂げる。呉服問屋としての経営不振や成田屋の身内による散財などによって倒産寸前に追い込まれ、安造やご寮さんでは取引できないとの理由で取引先から主人に推挙されて以後も「主人の代理として店を預かっているだけ」と言い続け、やがて男性下着の「[[ステテコ]]」を開発し、凋落の一途を辿っていた成田屋を再興、世間から「ステテコ大将」と呼ばれるまでになる。

* お絹(秀太郎の生母):[[中村玉緒]]

* お絹(秀太郎の生母):[[中村玉緒]]


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* おすみ(秀太郎の祖母):[[森明子 (女優)|森明子]]

* おすみ(秀太郎の祖母):[[森明子 (女優)|森明子]]


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: [[|]][[]][[]][[]]

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'''成田屋の家族・親戚'''

* 秀吉(秀太郎の父):[[中村嘉葎雄]]

* 秀吉(秀太郎の父。「だんさん」):[[中村嘉葎雄]]

: 成田屋の先代主人。臨終間際にあった先々代主人たっての願いである娘ヒサとの結婚を、主人を安心させたい一心で、幼馴染の許婚・お絹がありながら承諾する。事情を知った糸茂主人から「仮祝言だけを挙げて店を立て直したら、間に入って暖簾分けさせる」との助言を受け、叩き上げの中番頭から主人となり、袋物問屋を呉服問屋に転換して店を再興する。自身と同時に妊娠していることを知ったヒサがお絹の自宅に乗り込み、そこで二人とも出産したことが醜聞となって成田屋の信用は失墜する。秀吉は店を出ようとするが、奉公人たちに説得されて「店が立ち直るまで」との約束で店に残る。だが業績不振は続き、倒産寸前に追い込まれるが、糸茂の計らいで入荷が実現した[[モスリン]]を商機として店は立ち直る。7年後、信用回復を認められて出席を許された大問屋の寄り合いの席で秀吉が突然倒れると、ヒサは「病人を追い出しては店の恥」として秀吉を店に連れ戻すが病状は悪化。秀吉は「秀太郎を成田屋の籍に入れること、秀太郎が一人前の商人になったら店の財産を安造と半分半分にすること」との遺言を残して死亡。その夜から、お絹は秀太郎を丁稚として成田屋に預けることになる。

: 成田屋の先代主人。臨終間際にあった先々代主人たっての願いである娘・ひさとの結婚を、主人を安心させたい一心で、幼馴染の許婚・お絹がありながら承諾する。事情を知った糸茂主人から「仮[[祝言]]だけを挙げて店を立て直したら間に入って[[のれん分け|暖簾分け]]させる」との助言を受けるも経営不振が続いたため、店を再興すべく袋物[[問屋]]から呉服問屋への転換をひさに提案。ひさは「船場では血を受け継いだ者が商売を変えることは許されないが婿なら可能」と回答したため、秀吉は祝言を挙げて叩き上げの中[[番頭]]から主人となり経営状態は好転する。その後、自身と同時に妊娠していることを知ったひさがお絹の自宅に乗り込み、そこで二人とも出産したことが醜聞となって成田屋の信用は失墜する。秀吉は店を出ようとするが、奉公人たちに説得されて「店が立ち直るまで」との約束で店に残る。だが業績不振は続き、倒産寸前に追い込まれるが、糸茂の計らいで入荷が実現した[[モスリン]]を商機として店は立ち直る。7年後、信用回復を認められて出席を許された大問屋の寄り合いの席で秀吉が突然倒れると、ひさは「病人を追い出しては店の恥」として秀吉を店に連れ戻すが病状は悪化。秀吉は「秀太郎を成田屋の籍に入れること、秀太郎が一人前の商人になったら店の財産を安造と半分半分にすること」との遺言を残して死亡。その夜から、お絹は秀太郎を丁稚として成田屋に預けることになる。

* 成田屋のご寮さん→おひさ(本妻):[[小山明子]]

* おひさ(本妻。「ご寮さん」):[[小山明子]]


: 19

: 父親である先々代主人の遺言により、番頭であった秀吉と渋々結婚する。長男の安造を溺愛し、いつかは彼が主人となって成田屋を再び建て直すと信じている。安造や治三郎らがトラブルを起こすたびに仏壇に向い、亡き両親に嘆くように呟いていた。富江と音松の婚礼の場で「長女は芸者上がり、次女は店を裏切った丁稚と結婚、長男は行方不明。成田屋は滅茶苦茶になったが、店を助けたばかりか、治三郎に金の有り難味まで教えた秀松こと成田秀太郎こそ、自分の子供ではないが、成田屋の子供」と語り、高作を主人とするために秀太郎に丁稚として預ける決意をする。その19年後に安造が帰ってきて、秀太郎とお絹が同居できる日が来たときには「わてにとっても息子やった」と語っていた。

* 安造(秀吉・本妻の長男、「安ぼん」「若だんさん」):[[沢本忠雄]]、幼少期:中村健介

* 安造(本妻の長男。「若だんさん」):中村健介→[[沢本忠雄]]

: 幼少時からヒサに甘やかされて育つ。落第・浪人を繰り返した挙句に金を積んで入学した私立大学も予科1年で素行不良のため退学処分となる。治三郎の影響で放蕩の限りを尽くして実家に居場所を失い、愛子と神戸に駆け落ちするが自ら働くことは殆んどなかった。先生と仰ぐ詐欺師・木下の「君は大人物になれる」の言葉が心の支えだったが、その木下に騙されてひとり[[満州]]に向かった後に生まれた子供・高作は愛子とともに富江が成田屋に引き取り、後に秀太郎に育てられる。その高作が出征する当日、偶然に戻ってきた彼は高作から「秀おじさんはお父さんのために不幸になった」と責められる。謝らなければ自分の父親としては秀太郎しか映らないと言われた彼は、秀太郎に土下座して謝罪する。だが秀太郎は「兄の留守を弟が守るのは当たり前」と語り、ついに成田屋の家族全員から「成田屋の子供」として認められる。

: 糸子・富江・治三郎からは「安ぼん」と呼ばれている。幼少時からひさに甘やかされて育ち、落第・浪人を繰り返した挙句に金を積んで入学した[[私立大学]]も[[大学予科|予科]]1年で素行不良のため退学処分となる。治三郎の影響で放蕩の限りを尽くして実家に居場所を失い、愛子と神戸で間借り生活を始めるが自ら働くことは殆んどなかった。弁護士を名乗る詐欺師・木下を先生と仰ぎ、彼の「君は大人物だ」という言葉を心の支えとしていた。その木下に騙されてひとり[[大連市|大連]]に向かう貨物船に乗せられる直前に生まれた子供・高作は愛子とともに富江が成田屋に引き取り、後に秀太郎に育てられる。高作が出征する当日、偶然に戻ってきた彼は高作から「秀おじさんはお父さんのために不幸になった」と責められる。謝らなければ自分の父親としては秀太郎しか映らないと言われた彼は、秀太郎に土下座して謝罪する。だが秀太郎は「兄の留守を弟が守るのは当たり前」と語り、ついに成田屋の家族全員から「成田屋の子供」として認められる。

* お糸→糸子(長女・安造の姉、「とうさん」):[[土田早苗]]、幼少期:中島香葉子・藤吉美加

* 糸子(長女、安造の姉。「とうさん」):中島香葉子→藤吉美加→[[土田早苗]]


: 

: [[]][[]]

* 富江(次女・安造の姉、糸子の妹、「こいさん」):[[岡崎友紀]]、幼少期:星亜希子

* 富江(次女、安造の姉、糸子の妹。「こいさん」):星亜希子→[[岡崎友紀]]


: 退

: (退)()

* 分家 治三郎(「ご分家はん」):[[高田次郎]]

* 分家 治三郎(ひさの叔父。「ご分家はん」):[[高田次郎]]

: ヒサの叔父であり、成田屋最大のトラブルメーカー。秀吉の死後、ヒサに代って主人同然の立場で成田屋に入り込むが、店の金を着服して放蕩することのみに執着し、経営を顧みることは全くなかった。また、あることないことヒサに注進するが、悉く策略は失敗する。後に、一度は加わって成田屋を乗っ取ろうとした一味の報復から逃れて身を隠すために、秀太郎に説得されて[[東京]]で彼の仕事を手伝うことになる。金の有り難味を知った彼は、人目を避けてヒサに富江への結婚祝の現金だけ預け、再び仕事の待つ東京へ戻って行った。

: ひさ・糸子・冨江からは「おじさん」、安造からは「おったん」と呼ばれている、成田屋最大のトラブルメーカー。秀吉の死後、ひさに代って主人同然の立場で成田屋に入り込むが、店の金を着服して放蕩することのみに執心し、経営を顧みることは全くなかった。あることないこと、ひさに注進するが悉く策略は失敗する。行方を知らない音松を探す富江を騙し、彼に瓜二つの男に渡そうと企てて失敗した挙句、その報復から逃れて身を隠すために、秀太郎に説得され[[東京]]で彼の仕事を手伝うことになる。金の有り難味を知った彼は、人目を避けてひさに富江への結婚祝の現金だけ預け、再び仕事の待つ東京へ戻って行った。

* お秋(治三郎の妻):[[月丘千秋]]

* お秋(治三郎の妻):[[月丘千秋]]


: 

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'''成田屋奉公人とその家族'''

* 忠助(成田屋大番頭、平野石平):三浦策郎

* 忠助(成田屋大番頭、平野石平):三浦策郎

* 孝助(成田屋中番頭→同・大番頭):[[石井均]]

* 孝助(成田屋中番頭→同・大番頭→支配人):[[石井均]]

* おいし(孝助の妻):[[石井トミコ|石井富子]]

* 直助(成田屋小番頭・直七→同・中番頭):田中直行

* たか子(おいしの連れ子):千村みさき

* 豆七(成田屋手代・豆吉→同・小番頭):はなとまめ(現・坂本小吉)

* 捨吉(成田屋手代):椎名茂

* 直助(成田屋小番頭・直七→同・中番頭→営業部長):田中直行

* 豆七(成田屋[[手代]]・豆吉→同・小番頭→営業部店内課長、姓は尾形):はなとまめ(現・坂本小吉)

* 捨吉(成田屋手代。富山県出身、姓は富田):[[椎名泰三|椎名茂]]

* 鉄吉(捨吉の弟):諏訪威策

* 鉄吉(捨吉の弟):諏訪威策

* 音松(秀太郎の先輩丁稚、鉄川音吉。但し続編では音田):倉岡伸太郎、幼少期:鹿股祐司

* 音松(秀太郎の先輩丁稚、鉄川音吉。但し続編では音田):鹿股祐司→[[倉岡伸太朗|倉岡伸太郎]]


: 3

: 3

* お松(成屋の女中「お松どん」):国原

* 田中みよ(ミシンの先生→製造部長。「みよ先生」「おみよさん」):[[柴田保子]]

* お竹成田屋の女中「お竹どん):千村克子

* 山中作造(屋[[うどん]]屋→営業部地方課長):[[谷幹一]]


: 寿()

* お梅(成田屋の女中「お梅どん」):臼間香世

* お松(成田屋の[[女中]]):国原美秋

* お竹(成田屋の女中):千村克子

* お梅(成田屋の女中→賄部長):臼間香世

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'''同業者・取引先'''

* 糸茂(同業の問屋主人):[[小沢栄太郎]]

* 糸茂(同業の問屋主人):[[小沢栄太郎]]


: [[]]

: [[]]

* お光(成田屋の女中):[[亀井光代]]

* お光(成田屋の女中):[[亀井光代]]


: 

: 

* 作造屋台うどん屋):[[谷幹一]]

* 柳 正治達磨堂長男):[[仲雅美|仲真貴]]


: 

* おいし(孝助の妻):[[石井トミコ|石井富子]]

* たか子(おいしの連れ子):千村みさき

* 美代子(富江の友人):[[江夏夕子]]

: 富江の女学校時代の同級生。安造に弄ばれ捨てられたために自ら小指を切断した妹(後に死亡)への責任を問題にするため成田屋に現れる。

* 清(糸子の恋人):[[大和田伸也]]

: 薬問屋・漢水堂の一人息子。糸子との結婚を考えていたが、安造の行状が原因で両親に反対される。

* 愛子(安造の妻):[[生田悦子]]


: 

* ぼたん(愛子の同僚):高橋牧子

* 木下(弁護士を装う詐欺師):[[垂水悟郎]]

* 田中みよ(ミシンの先生):[[柴田美保子]]

* 柳 正治(達磨堂の長男):[[仲雅美|仲真貴]]

: 音松の東京時代の友人。ステテコの大量生産を巡って成田屋と対立、治三郎が画策して偽物のステテコを市場に流通させる。

: 音松の東京時代の友人。ステテコの大量生産を巡って成田屋と対立、治三郎が画策して偽物のステテコを市場に流通させる。

* 綾(正治の妻):南美川陽子

* 綾(正治の妻):[[南美川洋子|南美川陽子]]

: 正治が単身上京していた間に商才に頭角を現したために義父の信頼が厚くなり、正治から疎ましく思われ離縁を迫られる。ひたむきな秀太郎に密かに思いを寄せ、偽物のステテコを駆逐するために成田屋に協力する。

: 正治が単身上京していた間に商才に頭角を現したために義父の信頼が厚くなり、正治から疎ましく思われ離縁を迫られる。ひたむきな秀太郎に密かに思いを寄せ、偽物のステテコを駆逐するために成田屋に協力する。

* 重の屋女将:香川桂子(正編)・[[月丘夢路]](続編)

* 中の屋(正編。続編では路の屋)女将:[[村田知栄子]]

: 糸路を預かる芸者置屋の女将。

* 九助(「判九」主人):三浦策郎

: 神戸で判子屋を営む傍ら、店の二階を安造と愛子に間貸ししている。

* 鴻池の隠居:[[内田朝雄]]

* 柳原商会社長:[[高峰三枝子]]

* 柳原商会社長:[[高峰三枝子]]

: 「[[ストッキング|ストツキング]]」の製造販売を主力として関東を商圏に経営している。関西人に対して含むところがあり、成田屋から持ち込まれた関東におけるステテコ製造の依頼に耳を貸そうとしなかったが、間違えて持ち帰りかけた[[シャープペンシル]]を返却するために社長室に戻ってきた秀太郎を信用して商談は成立することになる。このとき秀太郎に同行して上京した作造は、その祖父母がかつて柳原家に仕えていたことは知っていたが、駆け落ちして所帯をもったことは柳原社長から聞くまで知らなかった。

* 米忠:[[伊藤雄之助]]

<br />

'''安造の関係者'''

* 美代子(富江の友人):[[江夏夕子]]

: 富江の女学校時代の同級生。安造に弄ばれ捨てられたために自ら小指を切断した妹(後に死亡)への責任を問題にするため成田屋に現れる。

* 愛子(安造の妻):[[生田悦子]]


: [[]][[|]][[|]]

* ぼたん:高橋牧子


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* 木下([[弁護士]]を装う詐欺師):[[垂水悟郎]]


: 使()

* 九助(「判九」主人):三浦策郎

: 神戸・[[生田区|生田]]で判子屋を営む傍ら、店の二階を安造と愛子に間貸ししている。

* さくら楼の女将:[[浅香光代]]

* さくら楼の女将:[[浅香光代]]

'''糸子の関係者'''

* 山岡先生:[[仲雅美|仲真貴]]

: 糸子の担任の先生。初恋の人。

* 清(糸子の恋人):[[大和田伸也]]

: 薬問屋・漢水堂の一人息子。糸子と恋愛関係にあったが、安造の行状を原因として両親に反対され破談となる。

* 重の屋の女将:香川桂子(正編)→[[月丘夢路]](続編)

* 中の屋(続編では路の屋)の女将:[[村田知栄子]]

: 糸路を預かる芸者置屋の女将。

* 鴻池のご隠居:[[内田朝雄]]

* 米忠:[[伊藤雄之助]]


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* ナレーション:[[渡辺富美子]]

* ナレーション:[[渡辺富美子]]



== 主題歌 ==

==主題歌==

* 「あかんたれ」[[鶴岡雅義と東京ロマンチカ]]([[浜名ヒロシ]]<ref>1976年にリリースされたシングル盤は、「ロマンチカ」名義となっている。</ref>


* [[]]<ref>[[]]</ref>[[|]])<ref>1976</ref>

*:作詞:花登筐、作曲:鶴岡雅義

*:作詞:花登筐、作曲:鶴岡雅義

*:発売元:[[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|CBSソニー]]

*:レコード:[[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|CBSソニー]] 06SH-84(1976年12月発売、北村がボーカルのバージョン)

* 一部資料には「正編では[[三條正人]]、続編では浜名がボーカル担当」とされているが、[[1974年]]に三條は脱退しており、レコーディングには参加していない。

* 一部資料には「正編では[[三條正人]]、続編では浜名がボーカル担当」とされているが、[[1974年]]に三條は脱退しており、レコーディングには参加していない<ref>三條は復帰後にコンサートなどで歌唱したことがある。</ref>

* 本編主題歌は、番組開始時に制作された初期バージョンと、レコード発売に伴って再録音された中期バージョン、続編中盤に改めて音し直した後期バージョンがあり、それぞれにつき通常版とイントロ短縮版の2タイプが用意された。

* 本編主題歌は、番組開始時に制作された初期バージョンと、レコード発売に伴って再録音された中期バージョン(北村)、続編中盤にボーカルのみ直した後期バージョン(浜名)があり、それぞれにつき通常版とイントロ短縮版の2タイプが用意された。

* レコード用バージョンは続編第19話・第60話などで挿入された。

* レコード用バージョンは続編第19話・第60話などで挿入された。



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== 原作「土性っ骨」のドラマ化 ==

== 原作「土性っ骨」のドラマ化 ==

* 「大当り三代記」([[1961年]][[12月]]) [[松竹]]映画。 「土性っ骨」発表以前の花登筐の脚本による映画。明治・大正・昭和と続く老舗の商店「浪花饅頭」三代の物語で、[[藤山寛美]]、[[芦屋雁之助]]が演じる二代目の部分は「土性っ骨」と同種の物語である。

* 「大当り三代記」([[1961年]][[12月]])[[松竹]]映画。 「土性っ骨」発表以前の花登筐の脚本による映画。明治・大正・昭和と続く老舗の商店「浪花饅頭」三代の物語で、[[藤山寛美]]、[[芦屋雁之助]]が演じる二代目の部分は「土性っ骨」と同種の物語である。


* [[1963]][[8]] [[|]][[]] [[]][[]]  

* [[1963]][[8]][[|]][[]] [[]][[]] 

* 「土性っ骨」([[1966年]][[9月]][[1966年]][[12月]]  [[関西テレビ放送|関西テレビ]] 花登筐が「[[週刊実話]]」に連載し、その後単行本化された小説「土性っ骨」を[[梅林貴久生]]が脚色したテレビドラマ。花筐自身が「これは船場ではない」と脚色に怒り心頭

* 「土性っ骨」([[1966年]][[9月]] - [[1966年]][[12月]])[[関西テレビ放送|関西テレビ]] 花登筐が「[[週刊実話]]」に連載し、その後単行本化された小説「土性っ骨」を[[梅林貴久生]]が脚色したテレビドラマ。幼少期を小林芳宏、青年期を平井昌一が演じた。しかし花筐自身が「これは船場ではない」と脚色に怒った

* 「船場」([[1967年]][[4月]][[1968年]][[3月]]  [[関西テレビ放送|関西テレビ]] 前年度製作のテレビドラマ「土性っ骨」を気に入らなかった花筐自身が「土性っ骨」を元に原作・脚色を担当した。[[本郷功次郎]]主演。

* 「船場」([[1967年]][[4月]] - [[1968年]][[3月]])[[関西テレビ放送|関西テレビ]] 前年度製作のテレビドラマ「土性っ骨」を気に入らなかった花筐自身が「土性っ骨」を元に原作・脚色を担当した。[[本郷功次郎]]主演。

* 「土性っ骨」([[1973年]])舞台劇。 [[田村正和]]主演。

* 「土性っ骨」([[1973年]])舞台劇。 [[田村正和]]主演。

* 「あかんたれ」([[1976年]][[10月]]11日-[[1977年]][[7月]]29日、[[1978年]][[2月]]27日-[[1978年]][[9月]]29日) 本テレビドラマシリーズ

* 「あかんたれ」([[1976年]][[10月11日]] - [[1977年]][[7月29日]]、[[1978年]][[2月27日]] - [[1978年]][[9月29日]])本テレビドラマシリーズ

* 「あかんたれ」舞台化。 テレビドラマの大ヒットにより、[[名古屋市|名古屋]]・[[名鉄ホール]]での2ヶ月間のロングラン公演を皮切りに、全国の劇場で公演された。

* 「あかんたれ」舞台化。 テレビドラマの大ヒットにより、[[名古屋市|名古屋]]・[[名鉄ホール]]での2ヶ月間のロングラン公演を皮切りに、全国の劇場で公演された。



== 原作本(小説) ==

== 原作本 ==

あかんたれ 土性っ骨」(花登筐・著、[[文藝春秋]]・刊、[[1976年]]12月[[文春文庫]]、[[1983年]]9月

*花登筐『あかんたれ 土性っ骨

**[[文藝春秋]]、[[1976年]]12月

**[[文春文庫]]、[[1983年]]9月


== 脚注 ==

<references/>



==脚注==

{{脚注ヘルプ}}

{{Reflist}}



== 外部リンク ==

* {{Tvdrama-db|15508|あかんたれ}}

* {{Tvdrama-db|16346|続あかんたれ}}

{| class="wikitable" style="margin:1px auto .5em auto; text-align:center; font-size:small; width:80%"

{| class="wikitable" style="margin:1px auto .5em auto; text-align:center; font-size:small; width:80%"

!style="text-align:center;color:black;" colspan="3"|'''[[東海テレビ放送|東海テレビ]]制作 [[東海テレビ制作昼ドラマ|昼ドラマ]]'''

!style="text-align:center;color:black;" colspan="3"|'''[[東海テレビ放送|東海テレビ]]制作 [[東海テレビ制作昼ドラマ|昼ドラマ]]'''

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!style="text-align:center;width:33%;"|次番組

!style="text-align:center;width:33%;"|次番組

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|style="text-align:center;"|[[渚より愛をこめて]]<br />(1976.8.23 - 1976.10.8)

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|style="text-align:center;"|'''あかんたれ<br />(1976.10.11 - 1977.7.29)'''

|style="text-align:center;"|'''あかんたれ<br />(1976.10.11 - 1977.7.29)'''

|style="text-align:center;"|[[女のいくさ]]<br />(1977.8.1 - 1977.10.14)

|style="text-align:center;"|[[女のいくさ]]<br />(1977.8.1 - 1977.10.14)

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|style="text-align:center;"|[[つくしんぼ]]<br />(1977.12.19 - 1978.2.24)

|style="text-align:center;"|[[つくしんぼ (テレビドラマ)|つくしんぼ]]<br />(1977.12.19 - 1978.2.24)

|style="text-align:center;"|'''続・あかんたれ<br />(1978.2.27 - 1978.9.29)'''

|style="text-align:center;"|'''続・あかんたれ<br />(1978.2.27 - 1978.9.29)'''

|style="text-align:center;"|[[不信のとき]]<br />(1978.10.2 - 1978.11.17)

|style="text-align:center;"|[[不信のとき]]<br />(1978.10.2 - 1978.11.17)

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{{東海テレビ制作昼の帯ドラマ}}

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[[Category:東宝製作のテレビ作品]]

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[[Category:明治時代を舞台とした作品]]

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2024年3月6日 (水) 12:17時点における最新版

あかんたれ
ジャンル テレビドラマ
脚本 花登筐
出演者 志垣太郎
沢本忠雄
土田早苗
岡崎友紀
小山明子
高田次郎
中村玉緒
中村嘉葎雄ほか
オープニング 「あかんたれ」
鶴岡雅義と東京ロマンチカ
製作
プロデューサー 平松敏男
制作 東海テレビ放送東宝
放送
放送国・地域日本の旗 日本
あかんたれ
放送期間1976年10月11日 - 1977年7月29日
放送時間月曜日 - 金曜日13:30 - 14:00
続・あかんたれ
放送期間1978年2月27日 - 9月29日
放送時間月曜日 - 金曜日13:30 - 14:00
テンプレートを表示

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19638  

19669 - 196612西 

19674 - 19683西 

1973 

19761011 - 19777291978227 - 1978929

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197612

19839

[]



(一)^ 西

(二)^ 19774824

(三)^ 

(四)^ 1976

(五)^ 

外部リンク[編集]

東海テレビ制作 昼ドラマ
前番組 あかんたれシリーズ 次番組
渚より愛をこめて
(1976.8.23 - 1976.10.8)
あかんたれ
(1976.10.11 - 1977.7.29)
女のいくさ
(1977.8.1 - 1977.10.14)
つくしんぼ
(1977.12.19 - 1978.2.24)
続・あかんたれ
(1978.2.27 - 1978.9.29)
不信のとき
(1978.10.2 - 1978.11.17)