コンテンツにスキップ

「あかんたれ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
m編集の要約なし
26行目: 26行目:

== 登場人物および出演者 ==

== 登場人物および出演者 ==

※「」内は成田屋での呼び名

※「」内は成田屋での呼び名

<br />

'''秀太郎の家族'''

* 秀太郎(主人公。「秀松」):[[志垣太郎]]、幼少期:森川誠

* 秀太郎(主人公。「秀松」):[[志垣太郎]]、幼少期:森川誠

: 成田屋の先代主人・秀吉と許嫁・お絹との間に生まれた子。周囲から尊敬されるような父を持ちながら、わがままで意気地なしであった秀太郎の将来を憂慮したお絹の判断により、秀吉の死を機として「ご寮さんや兄弟たちから弟と呼んでもらえるまでは一切会わない」と約束させた上で、成田屋に[[丁稚]]として預けられる。本妻であるひさや分家をはじめ、成田屋の人間から「てかけの子」と容赦ない苛めを受けるが、音松やお光、糸茂ら数少ない理解者たちに支えられ、屈することなく父親譲りの才覚と人格を併せ持った青年へと成長を遂げる。呉服問屋としての経営不振や成田屋の身内による散財などによって倒産寸前に追い込まれ、安造やご寮さんでは取引できないとの理由で取引先から主人に推挙されて以後も「主人の代理として店を預かっているだけ」と言い続け、やがて男性下着の「[[ステテコ]]」を開発し、凋落の一途を辿っていた成田屋を再興、世間から「ステテコ大将」と呼ばれるまでになる。

: 成田屋の先代主人・秀吉と許嫁・お絹との間に生まれた子。周囲から尊敬されるような父を持ちながら、わがままで意気地なしであった秀太郎の将来を憂慮したお絹の判断により、秀吉の死を機として「ご寮さんや兄弟たちから弟と呼んでもらえるまでは一切会わない」と約束させた上で、成田屋に[[丁稚]]として預けられる。本妻であるひさや分家をはじめ、成田屋の人間から「てかけの子」と容赦ない苛めを受けるが、音松やお光、糸茂ら数少ない理解者たちに支えられ、屈することなく父親譲りの才覚と人格を併せ持った青年へと成長を遂げる。呉服問屋としての経営不振や成田屋の身内による散財などによって倒産寸前に追い込まれ、安造やご寮さんでは取引できないとの理由で取引先から主人に推挙されて以後も「主人の代理として店を預かっているだけ」と言い続け、やがて男性下着の「[[ステテコ]]」を開発し、凋落の一途を辿っていた成田屋を再興、世間から「ステテコ大将」と呼ばれるまでになる。

33行目: 35行目:

: [[]]

: [[]]

<br />

<br />

'''成田屋の家族・親戚'''

* 秀吉(秀太郎の父。「だんさん」):[[中村嘉葎雄]]

* 秀吉(秀太郎の父。「だんさん」):[[中村嘉葎雄]]

: 成田屋の先代主人。臨終間際にあった先々代主人たっての願いである娘・ひさとの結婚を、主人を安心させたい一心で、幼馴染の許婚・お絹がありながら承諾する。事情を知った糸茂主人から「仮[[祝言]]だけを挙げて店を立て直したら、間に入って[[のれん分け|暖簾分け]]させる」との助言を受け、叩き上げの中[[番頭]]から主人となり、袋物[[問屋]]を呉服問屋に転換して店を再興する。自身と同時に妊娠していることを知ったひさがお絹の自宅に乗り込み、そこで二人とも出産したことが醜聞となって成田屋の信用は失墜する。秀吉は店を出ようとするが、奉公人たちに説得されて「店が立ち直るまで」との約束で店に残る。だが業績不振は続き、倒産寸前に追い込まれるが、糸茂の計らいで入荷が実現した[[モスリン]]を商機として店は立ち直る。7年後、信用回復を認められて出席を許された大問屋の寄り合いの席で秀吉が突然倒れると、ひさは「病人を追い出しては店の恥」として秀吉を店に連れ戻すが病状は悪化。秀吉は「秀太郎を成田屋の籍に入れること、秀太郎が一人前の商人になったら店の財産を安造と半分半分にすること」との遺言を残して死亡。その夜から、お絹は秀太郎を丁稚として成田屋に預けることになる。

: 成田屋の先代主人。臨終間際にあった先々代主人たっての願いである娘・ひさとの結婚を、主人を安心させたい一心で、幼馴染の許婚・お絹がありながら承諾する。事情を知った糸茂主人から「仮[[祝言]]だけを挙げて店を立て直したら、間に入って[[のれん分け|暖簾分け]]させる」との助言を受け、叩き上げの中[[番頭]]から主人となり、袋物[[問屋]]を呉服問屋に転換して店を再興する。自身と同時に妊娠していることを知ったひさがお絹の自宅に乗り込み、そこで二人とも出産したことが醜聞となって成田屋の信用は失墜する。秀吉は店を出ようとするが、奉公人たちに説得されて「店が立ち直るまで」との約束で店に残る。だが業績不振は続き、倒産寸前に追い込まれるが、糸茂の計らいで入荷が実現した[[モスリン]]を商機として店は立ち直る。7年後、信用回復を認められて出席を許された大問屋の寄り合いの席で秀吉が突然倒れると、ひさは「病人を追い出しては店の恥」として秀吉を店に連れ戻すが病状は悪化。秀吉は「秀太郎を成田屋の籍に入れること、秀太郎が一人前の商人になったら店の財産を安造と半分半分にすること」との遺言を残して死亡。その夜から、お絹は秀太郎を丁稚として成田屋に預けることになる。

48行目: 51行目:

: 

: 

<br />

<br />

'''成田屋奉公人とその家族'''

* 忠助(成田屋大番頭、平野石平):三浦策郎

* 忠助(成田屋大番頭、平野石平):三浦策郎

* 孝助(成田屋中番頭→同・大番頭→支配人):[[石井均]]

* 孝助(成田屋中番頭→同・大番頭→支配人):[[石井均]]

* おいし(孝助の妻):[[石井トミコ|石井富子]]

* たか子(おいしの連れ子):千村みさき

* 直助(成田屋小番頭・直七→同・中番頭→営業部長):田中直行

* 直助(成田屋小番頭・直七→同・中番頭→営業部長):田中直行

* 豆七(成田屋[[手代]]・豆吉→同・小番頭→営業部店内課長、姓は尾形):はなとまめ(現・坂本小吉)

* 豆七(成田屋[[手代]]・豆吉→同・小番頭→営業部店内課長、姓は尾形):はなとまめ(現・坂本小吉)

56行目: 62行目:

* 音松(秀太郎の先輩丁稚、鉄川音吉。但し続編では音田):倉岡伸太郎、幼少期:鹿股祐司

* 音松(秀太郎の先輩丁稚、鉄川音吉。但し続編では音田):倉岡伸太郎、幼少期:鹿股祐司


: 3

: 3

* 田中みよ(ミシンの先生→製造部長):[[柴田美保子]]

* お松(成田屋の[[女中]]):国原美秋

* 作造(屋台の[[うどん]]屋→営業部地方課長):[[谷幹一]]


: 寿* [[]]

* お竹(成田屋の女中):千村克子

* お竹(成田屋の女中):千村克子

* お梅(成田屋の女中→賄部長):臼間香世

* お梅(成田屋の女中→賄部長):臼間香世

<br />

<br />

'''同業者・取引先'''

* 糸茂(同業の問屋主人):[[小沢栄太郎]]

* 糸茂(同業の問屋主人):[[小沢栄太郎]]


: [[]]

: [[]]

* お光(成田屋の女中):[[亀井光代]]

* お光(成田屋の女中):[[亀井光代]]


: 

: 

* 作造屋台[[うどん]]屋→営業部地方課長):[[谷幹一]]

* 柳 正治達磨堂の長):[[仲雅美|仲真貴]]

: 音松の東京時代の友人。ステテコの大量生産を巡って成田屋と対立、治三郎が画策して偽物のステテコを市場に流通させる。


: 

* おいし孝助の妻):[[石井トミコ|石井富子]]

* 正治の妻):[[南美川洋子|南美川陽子]]

: 正治が単身上京していた間に商才に頭角を現したために義父の信頼が厚くなり、正治から疎ましく思われ離縁を迫られる。ひたむきな秀太郎に密かに思いを寄せ、偽物のステテコを駆逐するために成田屋に協力する。

* たか子(おいしの連れ子):千村みさき

* 重の屋女将:香川桂子(正編)・[[月丘夢路]](続編)

* 柳原商会社長:[[高峰三枝子]]

: 「ストツキング」([[ストッキング]]の意)の製造販売を主力として関東を商圏に経営している。関西人に対して含むところがあり、関東でのステテコ製造依頼の商談は難航するが、間違えて持ち帰りかけた[[シャープペンシル]]を返却するために社長室に戻ってきた秀太郎を信用して商談は成立することになる。このとき秀太郎に同行して上京した作造の実家とはかつて縁があった。

'''安造の関係者'''

* 美代子(富江の友人):[[江夏夕子]]

* 美代子(富江の友人):[[江夏夕子]]

: 富江の女学校時代の同級生。安造に弄ばれ捨てられたために自ら小指を切断した妹(後に死亡)への責任を問題にするため成田屋に現れる。

: 富江の女学校時代の同級生。安造に弄ばれ捨てられたために自ら小指を切断した妹(後に死亡)への責任を問題にするため成田屋に現れる。

* 清(糸子の恋人):[[大和田伸也]]

: 薬問屋・漢水堂の一人息子。糸子と恋愛関係にあったが、安造の行状を原因として両親に反対され破談となる。

* 愛子(安造の妻):[[生田悦子]]

* 愛子(安造の妻):[[生田悦子]]


: ()[[|]][[|]]

: ()[[|]][[|]]

* ぼたん:高橋牧子

* ぼたん:高橋牧子


: 

: 

* 木下([[弁護士]]を装う詐欺師):[[垂水悟郎]]

* 木下([[弁護士]]を装う詐欺師):[[垂水悟郎]]


: 使

: 使

* 田中みよ(ミシンの先生→製造部長):[[柴田美保子]]

* 柳 正治(達磨堂の長男):[[仲雅美|仲真貴]]

: 音松の東京時代の友人。ステテコの大量生産を巡って成田屋と対立、治三郎が画策して偽物のステテコを市場に流通させる。

* 綾(正治の妻):[[南美川洋子|南美川陽子]]

: 正治が単身上京していた間に商才に頭角を現したために義父の信頼が厚くなり、正治から疎ましく思われ離縁を迫られる。ひたむきな秀太郎に密かに思いを寄せ、偽物のステテコを駆逐するために成田屋に協力する。

* 重の屋女将:香川桂子(正編)・[[月丘夢路]](続編)

* 中の屋(正編。続編では路の屋)女将:[[村田知栄子]]

: 糸路を預かる芸者置屋の女将。

* 九助(「判九」主人):三浦策郎

* 九助(「判九」主人):三浦策郎

: 神戸で判子屋を営む傍ら、店の二階を安造と愛子に間貸ししている。

: 神戸で判子屋を営む傍ら、店の二階を安造と愛子に間貸ししている。

* さくら楼の女将:[[浅香光代]]

'''糸子の関係者'''

* 清(糸子の恋人):[[大和田伸也]]

: 薬問屋・漢水堂の一人息子。糸子と恋愛関係にあったが、安造の行状を原因として両親に反対され破談となる。

* 中の屋(正編。続編では路の屋)女将:[[村田知栄子]]

: 糸路を預かる芸者置屋の女将。

* 鴻池のご隠居:[[内田朝雄]]

* 鴻池のご隠居:[[内田朝雄]]

* 柳原商会社長:[[高峰三枝子]]

: 「ストツキング」([[ストッキング]]の意)の製造販売を主力として関東を商圏に経営している。関西人に対して含むところがあり、関東でのステテコ製造依頼の商談は難航するが、間違えて持ち帰りかけた[[シャープペンシル]]を返却するために社長室に戻ってきた秀太郎を信用して商談は成立することになる。このとき秀太郎に同行して上京した作造の実家とはかつて縁があった。

* 米忠:[[伊藤雄之助]]

* 米忠:[[伊藤雄之助]]


: [[]][[]][[]][[]]

: [[]][[]][[]][[]]

<br />

* さくら楼の女将:[[浅香光代]]

* ナレーション:[[渡辺富美子]]

* ナレーション:[[渡辺富美子]]




2014年6月21日 (土) 11:37時点における版

あかんたれ
ジャンル テレビドラマ
脚本 花登筐
出演者 志垣太郎
沢本忠雄
土田早苗
岡崎友紀
小山明子
高田次郎
中村玉緒
中村嘉葎雄ほか
オープニング 「あかんたれ」
鶴岡雅義と東京ロマンチカ
製作
プロデューサー 平松敏男
制作 東海テレビ放送東宝
放送
放送国・地域日本の旗 日本
あかんたれ
放送期間1976年10月11日~1977年7月29日
放送時間月曜日 - 金曜日13:30~14:00
続・あかんたれ
放送期間1978年2月27日~9月29日
放送時間月曜日 - 金曜日13:30~14:00
テンプレートを表示

[1]197651

 


197610111977729210[2]197822792915511.1%







辿














7



19



1退







退

 




















()





鹿

3





寿* 
















 











西





()



()







使




























[3]


CBS 06SH-84197612

1974退

2

1960




寿

西 



196112  

19638    

19669196612  西 

1967419683  西 

1973 

19761011-19777291978227-1978929 

 2


 19761219839



(一)^ 西

(二)^ 19774824

(三)^ 1976




東海テレビ制作 昼ドラマ
前番組 あかんたれシリーズ 次番組
渚より愛をこめて
(1976.8.23 - 1976.10.8)
あかんたれ
(1976.10.11 - 1977.7.29)
女のいくさ
(1977.8.1 - 1977.10.14)
つくしんぼ
(1977.12.19 - 1978.2.24)
続・あかんたれ
(1978.2.27 - 1978.9.29)
不信のとき
(1978.10.2 - 1978.11.17)