「ユグドラシル」の版間の差分
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-->{{lang-en|Yggdrasil}} ({{IPA|ˈɪg.drə.sɪl}}, イグドゥラスィル) は、[[北欧神話]]に登場する1本の[[架空]]の[[木]]。 |
-->{{lang-en|Yggdrasil}} ({{IPA|ˈɪg.drə.sɪl}}, イグドゥラスィル) は、[[北欧神話]]に登場する1本の[[架空]]の[[木]]。 |
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[[世界]]を体現する巨大な木であり、[[アースガルズ]]、[[ミズガルズ]]、[[ヨトゥンヘイム]]、[[ヘルヘイム]]などの[[九つの世界]]を内包する存在とされる。そのような本質を捉えて英語では "{{sname||World tree}}" 、[[日本語]]では、'''世界樹<!-- =:en:World tree(「広義」は現在存在するredirectの回避措置。正しくは「世界樹」はユグドラシルやイルミンスールのほか、伝承無くも存在した筈の神木群の総称であるべき)-->'''(せかいじゅ)、'''宇宙樹'''(うちゅうじゅ)と呼ばれる。ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」の「神々の黄昏」の冒頭「ワルキューレの岩」で第一のノルン(運命の女神)が「一人の大胆な神が水を飲みに泉にやって来て 永遠の叡智を得た代償に片方の目を差し出しました そして世界樹のトネリコの木から枝を一本折り その枝から槍の柄(つか)を作りました 長い年月とともに その枝の傷は 森のような大樹を弱らせました 葉が黄ばんで落ち 木はついに枯れてしまいました」と歌う。 |
[[世界]]を体現する巨大な木であり、[[アースガルズ]]、[[ミズガルズ]]、[[ヨトゥンヘイム]]、[[ヘルヘイム]]などの[[九つの世界]]を内包する存在とされる。そのような本質を捉えて英語では "{{sname||World tree}}" 、[[日本語]]では、'''世界樹<!-- =:en:World tree(「広義」は現在存在するredirectの回避措置。正しくは「世界樹」はユグドラシルやイルミンスールのほか、伝承無くも存在した筈の神木群の総称であるべき)-->'''(せかいじゅ)、'''宇宙樹'''(うちゅうじゅ)と呼ばれる。[[ワーグナー]] の楽劇「[[ニーベルングの指輪]] 」の「[[神々の黄昏]] 」の冒頭「ワルキューレの岩」で第一のノルン(運命の女神)が「一人の大胆な神が水を飲みに泉にやって来て 永遠の叡智を得た代償に片方の目を差し出しました そして世界樹のトネリコの木から枝を一本折り その枝から槍の柄(つか)を作りました 長い年月とともに その枝の傷は 森のような大樹を弱らせました 葉が黄ばんで落ち 木はついに枯れてしまいました」と歌う。 |
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== 呼称 == |
== 呼称 == |
2014年4月19日 (土) 12:05時点における版
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b9/Yggdrasil.jpg/230px-Yggdrasil.jpg)
中心の木がユグドラシルである。
『スノッリのエッダ』の英語訳本(1847年)ための、Oluf Bagge の手になる挿絵。
呼称
原義
Yggdrasill という名前の由来には諸説あるが、最も有力な説ではその原義を "Ygg's horse" ︵恐るべき者の馬︶とする。"Yggr" および "Ygg" は主神オーディンの数ある異名の一つで (cf. en) 、その名はオーディンの馬を意味していると解釈されている。日本語名
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/02/AM_738_4to_Yggdrasill.png/170px-AM_738_4to_Yggdrasill.png)