「レガシーワールド」の版間の差分
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'''レガシーワールド'''︵欧字名:{{Lang|en|Legacy World}}、[[1989年]][[4月23日]] - [[2021年]][[8月18日]]︶は、[[日本]]の[[競走馬]]<ref name="jbis">{{Cite web|和書|url= https://www.jbis.or.jp/horse/0000224124/ |title= レガシーワールド |work=JBISサーチ |publisher=公益社団法人日本軽種馬協会|accessdate=2022-10-07}}</ref>。
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'''レガシーワールド'''は[[日本]]の[[競走馬]]。[[1993年]]、日本調教の[[せん馬|騸馬]]として初めて[[グレード制|GI]]︵[[ジャパンカップ]]︶を勝った。
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[[1993年]]の[[ジャパンカップ]](GI)を優勝し、日本調教の[[せん馬|騸馬]]として初となるGI競走勝利を成し遂げた。その他の勝ち鞍に、[[1992年]]の[[セントライト記念]](GII)。日本最強騸馬と呼ばれた<ref>{{Cite book|和書 |title=週刊100名馬 : Gallop selection-平成を彩った名馬たち. v.42 (レガシーワールド) |publisher=東京 : 産業経済新聞社 |page=表紙}}</ref>。 |
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※馬齢は2000年以前に使用された旧表記(数え年)で統一する。 |
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== 経歴 == |
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=== 3歳 === |
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レガシーワールドを管理する事になる[[調教師]]の[[戸山為夫]]と当時戸山厩舎所属の[[調教助手]]だった[[森秀行]]が、入厩する前のレガシーワールドを見に牧場を訪れた際に﹁この馬は走る﹂と断言してい |
レガシーワールドを管理する事になる[[調教師]]の[[戸山為夫]]と当時戸山厩舎所属の[[調教助手]]だった[[森秀行]]が、入厩する前のレガシーワールドを見に牧場を訪れた際に「この馬は走る」と断言していた。 |
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入厩後の普段は大人しかったが、レースの日になると落ち着きが無くなり、ゲートに行く頃には興奮して何割かのエネルギーを使ってしまいまっすぐ走れず、<ref name="鍛えて最強馬をつくる179">[[#鍛えて最強馬をつくる]]、179頁。</ref> |
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この気性難に加えてゲート下手だったレガシーワールドは3歳時は出遅れ癖が酷くて勝てず5戦未勝利に終わり、おまけに[[骨折]]するなど散々だった。このままでは才能が開花する前に終わってしまうと考えた戸山は休養中にレガシーワールドを[[去勢]]する荒療治に出る事にした。 |
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ゲート下手だった<ref name="y1992_11">『優駿』1992年11月号、日本中央競馬会、144頁</ref>レガシーワールドは3歳時は出遅れ癖が酷くて勝てず5戦未勝利に終わり、おまけに[[骨折]]するなど散々だった。 |
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調教では良く走る為に出るたびに人気になるが、この状態ではファンに迷惑がかかると考えた戸山は休養中にレガシーワールドを[[去勢]]する荒療治に出る事にした。<ref name="鍛えて最強馬をつくる179">[[#鍛えて最強馬をつくる]]、179頁。</ref> |
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==== 4歳 ==== |
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去勢後、レガシーワールドは才能が一気に開花した<ref>但し、気性の悪さは相変わらずで引退するまで騎手が騎乗する返し馬はできず、曳き馬で発走地点に向かった。[[パドック]]でも汗をダラダラと垂らしながら鼻息荒くのしのしと歩くという状況で、原るみかが[[漫画]]作品中でこれを指して﹁[[怪獣]]﹂と形容したほどであった。</ref>。復帰初戦こそ騎手を振り落として競走除外になったものの、未勝利戦から500万下条件、900万下条件と夏の間に3勝を挙げた。そして、[[菊花賞]]トライアルの[[セントライト記念]]<ref>通常、クラシックレースのトライアルレースは騸馬は出走できないが、このセントライト記念は出走可能である。</ref>では、[[ライスシャワー]]を[[着差 (競馬)|アタマ差]]抑えて勝利し、重賞初制覇を遂げた。
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この気性難について母母ダイゴハマイサミも管理した戸山は﹁血統的には父と母にそういう所は無く祖母にちょっとその傾向が有ったが、それ程酷いものではない。﹂と評している。<ref name="鍛えて最強馬をつくる179">[[#鍛えて最強馬をつくる]]、179頁。</ref>
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=== 4歳 === |
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去勢が良かったのか、しなくても時期になればよくなったのか戸山にも分からなかった<ref name="鍛えて最強馬をつくる180">[[#鍛えて最強馬をつくる]]、180頁。</ref>が、去勢後のレガシーワールドは才能が一気に開花した<ref>但し、気性の悪さは相変わらずで引退するまで騎手が騎乗する返し馬はできず、曳き馬で発走地点に向かった。[[パドック]]でも汗をダラダラと垂らしながら鼻息荒くのしのしと歩くという状況で、原るみかが[[漫画]]作品中でこれを指して﹁[[怪獣]]﹂と形容したほどであった。</ref>。
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復帰初戦こそ騎手を振り落として競走除外になったものの、未勝利戦から500万下条件、900万下条件と夏の間に3勝を挙げた。そして、[[菊花賞]]トライアルの[[セントライト記念]]<ref>通常、クラシックレースのトライアルレースは騸馬は出走できないが、このセントライト記念は出走可能である。</ref>では、逃げを打つと前半5ハロン60.6のペースで進み、直線一度は[[ライスシャワー]]に交わされたのを[[着差 (競馬)|アタマ差]]差し返して勝利し<ref name="y1992_11"/>、重賞初制覇を遂げた。 |
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その後、レガシーワールドは騸馬ゆえに菊花賞には出られず、東京スポーツ杯と[[ドンカスターカップ|ドンカスターステークス]]のオープン特別を連勝してジャパンカップに出走したが、[[トウカイテイオー]]の4着に敗れた。続く[[有馬記念]]では、直線で内を突いて追い込んできたが、[[メジロパーマー]]にハナ差届かず、2着に終わった。 |
その後、レガシーワールドは騸馬ゆえに菊花賞には出られず、東京スポーツ杯と[[ドンカスターカップ|ドンカスターステークス]]のオープン特別を連勝してジャパンカップに出走したが、[[トウカイテイオー]]の4着に敗れた。続く[[有馬記念]]では、直線で内を突いて追い込んできたが、[[メジロパーマー]]にハナ差届かず、2着に終わった。 |
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=== 5歳 === |
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年が明けて、5歳になったレガシーワールドは[[アメリカジョッキークラブカップ|AJC杯]]では圧倒的な1番人気になったが、[[ホワイトストーン]]に逃げ切りを許し、2着に敗れた。その後、レガシーワールドは再度の骨折により秋まで休養に入る事になる。休養期間中に今まで管理していた戸山調教師が死去し、森厩舎所属となった<ref>戸山厩舎の解散後、一時的に[[鶴留明雄]]厩舎所属となったが、出走する事なく森厩舎の開業に伴い、移籍した。</ref>。 |
年が明けて、5歳になったレガシーワールドは[[アメリカジョッキークラブカップ|AJC杯]]では圧倒的な1番人気になったが、[[ホワイトストーン]]に逃げ切りを許し、2着に敗れた。その後、レガシーワールドは再度の骨折により秋まで休養に入る事になる。休養期間中に今まで管理していた戸山調教師が死去し、森厩舎所属となった<ref>戸山厩舎の解散後、一時的に[[鶴留明雄]]厩舎所属となったが、出走する事なく森厩舎の開業に伴い、移籍した。</ref>。 |
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秋になり、骨折が癒えたレガシーワールドは[[京都大賞典]]から復帰した。このレースから森の意向により、[[河内洋]]に乗り替わる事になったが、レコード勝ちした[[メジロマックイーン]]に3馬身半差の2着に敗れてしまう。それでも、次走のジャパンカップでは[[ケント・デザーモ]]のゴール板誤認ミスで直線で伸びを欠いた[[コタシャーン]]以下を封じて、初のGI制覇を達成した。しかし、これがレガシーワールドの生涯最後の勝利にな |
秋になり、骨折が癒えたレガシーワールドは[[京都大賞典]]から復帰した。このレースから森の意向により、[[河内洋]]に乗り替わる事になったが、レコード勝ちした[[メジロマックイーン]]に3馬身半差の2着に敗れてしまう。それでも、次走のジャパンカップでは[[ケント・デザーモ]]のゴール板誤認ミスで直線で伸びを欠いた[[コタシャーン]]以下を封じて、初のGI制覇を達成した。しかし、これがレガシーワールドの生涯最後の勝利になった。
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有馬記念では2番人気で出走したが、トウカイテイオーの |
有馬記念では2番人気で出走したが、トウカイテイオーの5着に終わった。 |
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[[File:Legacy World 20070422P1.jpg|thumb|2007年4月22日 東京競馬場特別展示|195px]] |
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=== 6歳以降 === |
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その後、レガシーワールドは[[米国]]遠征も取りざたされたが、その直後に[[屈腱炎]]を発症、皮膚病にもかかり長期休養に追い込まれた。長期休養から復帰したのは20ヶ月休養後の[[函館記念]]の事だった。函館記念ではそれまでの実績が買われ2番人気に支持されたが |
その後、レガシーワールドは[[米国]]遠征も取りざたされたが、その直後に[[屈腱炎]]を発症、皮膚病にもかかり長期休養に追い込まれた。長期休養から復帰したのは20ヶ月休養後の[[函館記念]]の事だった。函館記念ではそれまでの実績が買われ2番人気に支持されたが、最下位に大敗。その後、レガシーワールドは8歳まで現役を続けたが、GI優勝馬らしい走りを見せる事ができず、[[1996年]]の[[宝塚記念]]8着を最後に引退した。
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== 引退後 == |
== 引退後 == |
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生まれ故郷、[[北海道]][[新ひだか町]]︵旧[[静内町]]︶のへいはた牧場にて[[功労馬]]として余生を送っていた。[[2007年]][[4月21日]]、[[4月22日|22日]]の2日間、[[東京競馬場]]のグランドオープン記念として[[ウイニングチケット]]とともに特別展示が行われた。2021年8月18日早朝、[[老衰]]のため死亡した<ref>{{Cite web|和書|publisher=netkeiba.com|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=191628|title=ジャパンC覇者レガシーワールドが死亡、32歳 日本調教馬初のセン馬のGIウイナー|accessdate=2022-02-05}}</ref>。32歳没。
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[[File:Legacy World 20070422P1.jpg|thumb|2007年4月22日 東京競馬場特別展示]] |
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現在は生まれ故郷、[[北海道]][[新ひだか町]]︵旧[[静内町]]︶のへいはた牧場にて[[功労馬]]として余生を送っている。[[2007年]][[4月21日]]、[[4月22日|22日]]の2日間、[[東京競馬場]]のグランドオープン記念として[[ウイニングチケット]]とともに特別展示が行われた。
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32歳、GI馬レガシーワールド亡くなる 相棒と暮らした穏やかな余生という記事によると、︻ 競走馬引退後、生まれ故郷のへいはた牧場へ戻ったレガシーワールドは功労馬としてゆったりと暮らしていた。﹁ものすごく寂しがりやだし、元々気性が荒かったので、馬房でポニーと一緒にさせていました。それが合っていたようで、いつも相棒と一緒にいましたね。﹂(幣旗さん)一緒に過ごしたポニーは2頭。初代のパピーちゃんは早くに亡くなったが、二代目のハニーちゃんは2019年に亡くなるまでずっとずっと一緒にいたそうだ。﹁ハニーがちょっと離れただけでワールドはとても寂しがっていました。その後はアポロアミという牝馬と一緒に過ごさせるようにしていました。さすがにサラブレッド同士なので馬房は別々ですが、一緒に放した放牧地ではいつも一緒にいましたね。﹂(幣旗さん)︼とある<ref>{{Cite web |title=32歳、GI馬レガシーワールド亡くなる 相棒と暮らした穏やかな余生︵花岡貴子︶ - エキスパート |url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/88db1311fede86d21f2181426aa4894ff2c08c18 |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-06-08 |language=ja}}</ref>。
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== 競走成績 == |
== 競走成績 == |
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{| style="font-size: |
{| style="font-size: 70%; text-align: center; border-collapse: collapse;" |
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|colspan="3"|年月日 |
|colspan="3"|年月日 |
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|[[競馬場]] |
|[[競馬場]] |
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93行目: | 107行目: | ||
|6 |
|6 |
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|3.2(2人) |
|3.2(2人) |
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|2着 |
|{{color|darkblue|2着}} |
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|小島貞博 |
|小島貞博 |
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|53 |
|53 |
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129行目: | 143行目: | ||
|7 |
|7 |
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|8.1(3人) |
|8.1(3人) |
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|{{color|darkgreen|3着}} |
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|3着 |
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|小島貞博 |
|小島貞博 |
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|53 |
|53 |
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148行目: | 162行目: | ||
|4.5(2人) |
|4.5(2人) |
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|4着 |
|4着 |
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|小島貞博 |
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|[[出口隆義]] |
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|54 |
|54 |
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|芝1800m(良) |
|芝1800m(良) |
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183行目: | 197行目: | ||
|14 |
|14 |
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|4.2(2人) |
|4.2(2人) |
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|{{color| |
|{{color|darkred|1着}} |
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|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
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|55 |
|55 |
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196行目: | 210行目: | ||
|[[新潟競馬場|新潟]] |
|[[新潟競馬場|新潟]] |
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|三面川特別 |
|三面川特別 |
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|{{small|500万下}} |
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|13 |
|13 |
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|7 |
|7 |
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|10 |
|10 |
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|5.4(2人) |
|5.4(2人) |
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|{{color|darkgreen|3着}} |
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|3着 |
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|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
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|55 |
|55 |
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214行目: | 228行目: | ||
|函館 |
|函館 |
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|奥尻特別 |
|奥尻特別 |
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|{{small|500万下}} |
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|8 |
|8 |
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|4 |
|4 |
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|4 |
|4 |
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|9.1(5人) |
|9.1(5人) |
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|{{color| |
|{{color|darkred|1着}} |
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|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
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|55 |
|55 |
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232行目: | 246行目: | ||
|函館 |
|函館 |
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|松前特別 |
|松前特別 |
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|{{small|900万下}} |
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|10 |
|10 |
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|5 |
|5 |
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|5 |
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|1.8(1人) |
|1.8(1人) |
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|{{color| |
|{{color|darkred|1着}} |
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|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
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|54 |
|54 |
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255行目: | 269行目: | ||
|2 |
|2 |
||
|6.4(2人) |
|6.4(2人) |
||
|2着 |
|{{color|darkblue|2着}} |
||
|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
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|53 |
|53 |
||
268行目: | 282行目: | ||
|[[中山競馬場|中山]] |
|[[中山競馬場|中山]] |
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|[[セントライト記念]] |
|[[セントライト記念]] |
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|GII |
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|14 |
|14 |
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|6 |
|6 |
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|9 |
|9 |
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|7.3(4人) |
|7.3(4人) |
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|{{color| |
|{{color|darkred|1着}} |
||
|小島貞博 |
|小島貞博 |
||
|56 |
|56 |
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291行目: | 305行目: | ||
|3 |
|3 |
||
|1.8(1人) |
|1.8(1人) |
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|{{color| |
|{{color|darkred|1着}} |
||
|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
||
|56 |
|56 |
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309行目: | 323行目: | ||
|5 |
|5 |
||
|3.8(2人) |
|3.8(2人) |
||
|{{color| |
|{{color|darkred|1着}} |
||
|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
||
|57 |
|57 |
||
322行目: | 336行目: | ||
|東京 |
|東京 |
||
|[[ジャパンカップ|ジャパンC]] |
|[[ジャパンカップ|ジャパンC]] |
||
|GI |
|||
|{{color|red|GI}} |
|||
|14 |
|14 |
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|4 |
|4 |
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340行目: | 354行目: | ||
|中山 |
|中山 |
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|[[有馬記念]] |
|[[有馬記念]] |
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|GI |
|||
|{{color|red|GI}} |
|||
|16 |
|16 |
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|3 |
|3 |
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|6 |
|6 |
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|13.4(5人) |
|13.4(5人) |
||
|2着 |
|{{color|darkblue|2着}} |
||
|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
||
|55 |
|55 |
||
357行目: | 371行目: | ||
|[[1月24日|24]] |
|[[1月24日|24]] |
||
|中山 |
|中山 |
||
|[[アメリカジョッキークラブカップ| |
|[[アメリカジョッキークラブカップ|AJCC]] |
||
|
|GII |
||
|9 |
|9 |
||
|3 |
|3 |
||
|3 |
|3 |
||
|1.4(1人) |
|1.4(1人) |
||
|2着 |
|{{color|darkblue|2着}} |
||
|小谷内秀夫 |
|小谷内秀夫 |
||
|57 |
|57 |
||
376行目: | 390行目: | ||
|京都 |
|京都 |
||
|[[京都大賞典]] |
|[[京都大賞典]] |
||
|
|GII |
||
|10 |
|10 |
||
|8 |
|8 |
||
|9 |
|9 |
||
|4.4(2人) |
|4.4(2人) |
||
|2着 |
|{{color|darkblue|2着}} |
||
|[[河内洋]] |
|[[河内洋]] |
||
|58 |
|58 |
||
394行目: | 408行目: | ||
|東京 |
|東京 |
||
|ジャパンC |
|ジャパンC |
||
|GI |
|||
|{{color|red|GI}} |
|||
|16 |
|16 |
||
|4 |
|4 |
||
|8 |
|8 |
||
|12.5(6人) |
|12.5(6人) |
||
|{{color| |
|{{color|darkred|1着}} |
||
|河内洋 |
|河内洋 |
||
|57 |
|57 |
||
412行目: | 426行目: | ||
|中山 |
|中山 |
||
|有馬記念 |
|有馬記念 |
||
|GI |
|||
|{{color|red|GI}} |
|||
|14 |
|14 |
||
|6 |
|6 |
||
430行目: | 444行目: | ||
|函館 |
|函館 |
||
|[[函館記念]] |
|[[函館記念]] |
||
|
|GIII |
||
|16 |
|16 |
||
|8 |
|8 |
||
448行目: | 462行目: | ||
|中山 |
|中山 |
||
|[[オールカマー]] |
|[[オールカマー]] |
||
|
|GII |
||
|10 |
|10 |
||
|5 |
|5 |
||
466行目: | 480行目: | ||
|京都 |
|京都 |
||
|京都大賞典 |
|京都大賞典 |
||
|
|GII |
||
|13 |
|13 |
||
|7 |
|7 |
||
502行目: | 516行目: | ||
|京都 |
|京都 |
||
|[[マイルチャンピオンシップ|マイルCS]] |
|[[マイルチャンピオンシップ|マイルCS]] |
||
|GI |
|||
|{{color|red|GI}} |
|||
|18 |
|18 |
||
|2 |
|2 |
||
520行目: | 534行目: | ||
|阪神 |
|阪神 |
||
|[[鳴尾記念]] |
|[[鳴尾記念]] |
||
|
|GII |
||
|12 |
|12 |
||
|4 |
|4 |
||
534行目: | 548行目: | ||
|- |
|- |
||
|[[1996年|1996]]. |
|[[1996年|1996]]. |
||
|1. |
|||
|[[1月24日|24]] |
|||
|[[川崎競馬場|川崎]] |
|||
|[[川崎記念]] |
|||
|- |
|||
|12 |
|||
|5 |
|||
|6 |
|||
|-(4人) |
|||
|9着 |
|||
|河内洋 |
|||
|55 |
|||
|ダ2000m(良) |
|||
|2:10.8 (----) |
|||
|3.3 |
|||
|[[ホクトベガ]] |
|||
|- |
|||
| |
|||
|2. |
|2. |
||
|[[2月19日|19]] |
|[[2月19日|19]] |
||
|東京 |
|東京 |
||
|[[目黒記念]] |
|[[目黒記念]] |
||
|
|GII |
||
|14 |
|14 |
||
|1 |
|1 |
||
550行目: | 582行目: | ||
|0.6 |
|0.6 |
||
|[[ユウセンショウ]] |
|[[ユウセンショウ]] |
||
|- |
|||
| |
|||
|3. |
|||
|[[3月20日|20]] |
|||
|[[船橋競馬場|船橋]] |
|||
|[[ダイオライト記念]] |
|||
|- |
|||
|8 |
|||
|6 |
|||
|6 |
|||
|-(3人) |
|||
|6着 |
|||
|[[マイケル・ロバーツ (競馬)|M.ロバーツ]] |
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== 血統 |
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;近親 |
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:祖母の半兄イチハマイサミ(中央名ダイヨンハマイサミ)は[[報知グランプリカップ]]の勝ち馬<ref name="y1992_11_2"/> |
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:6代母パシフイツク(競走馬名[[クヰンフロラー]])は1926年[[帝室御賞典]]勝ち馬。さらに牝系を遡ると、[[小岩井農場の基礎輸入牝馬]]の一頭である[[プロポンチス]]にたどり着く。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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== 参考文献・出典 == |
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* {{Cite book|和書|author = 戸山為夫|date = 1996年|title = 鍛えて最強馬をつくる - ミホノブルボンはなぜ名馬になれたのか|publisher = [[情報センター出版局]]|isbn = |ref = 鍛えて最強馬をつくる|year=}}ISBN 4795821526 |
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== 外部リンク == |
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2024年6月20日 (木) 08:26時点における版
この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
レガシーワールド | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1995年10月8日 京都競馬場 | |||||||||
欧字表記 | Legacy World[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 騸[1] | ||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 1989年4月23日[1] | ||||||||
死没 | 2021年8月18日(32歳没) | ||||||||
父 | モガミ[1] | ||||||||
母 | ドンナリディア[1] | ||||||||
母の父 | ジムフレンチ[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道静内町)[1] | ||||||||
生産者 | へいはた牧場[1] | ||||||||
馬主 | (株)ホースタジマ[1] | ||||||||
調教師 |
戸山為夫(栗東) →森秀行(栗東) [1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 32戦7勝[1] | ||||||||
獲得賞金 | 4億2377万4000円[1] | ||||||||
|
経歴
3歳
レガシーワールドを管理する事になる調教師の戸山為夫と当時戸山厩舎所属の調教助手だった森秀行が、入厩する前のレガシーワールドを見に牧場を訪れた際に﹁この馬は走る﹂と断言していた。 入厩後の普段は大人しかったが、レースの日になると落ち着きが無くなり、ゲートに行く頃には興奮して何割かのエネルギーを使ってしまいまっすぐ走れず、[3] ゲート下手だった[4]レガシーワールドは3歳時は出遅れ癖が酷くて勝てず5戦未勝利に終わり、おまけに骨折するなど散々だった。 調教では良く走る為に出るたびに人気になるが、この状態ではファンに迷惑がかかると考えた戸山は休養中にレガシーワールドを去勢する荒療治に出る事にした。[3] この気性難について母母ダイゴハマイサミも管理した戸山は﹁血統的には父と母にそういう所は無く祖母にちょっとその傾向が有ったが、それ程酷いものではない。﹂と評している。[3]4歳
去勢が良かったのか、しなくても時期になればよくなったのか戸山にも分からなかった[5]が、去勢後のレガシーワールドは才能が一気に開花した[6]。 復帰初戦こそ騎手を振り落として競走除外になったものの、未勝利戦から500万下条件、900万下条件と夏の間に3勝を挙げた。そして、菊花賞トライアルのセントライト記念[7]では、逃げを打つと前半5ハロン60.6のペースで進み、直線一度はライスシャワーに交わされたのをアタマ差差し返して勝利し[4]、重賞初制覇を遂げた。 その後、レガシーワールドは騸馬ゆえに菊花賞には出られず、東京スポーツ杯とドンカスターステークスのオープン特別を連勝してジャパンカップに出走したが、トウカイテイオーの4着に敗れた。続く有馬記念では、直線で内を突いて追い込んできたが、メジロパーマーにハナ差届かず、2着に終わった。5歳
年が明けて、5歳になったレガシーワールドはAJC杯では圧倒的な1番人気になったが、ホワイトストーンに逃げ切りを許し、2着に敗れた。その後、レガシーワールドは再度の骨折により秋まで休養に入る事になる。休養期間中に今まで管理していた戸山調教師が死去し、森厩舎所属となった[8]。 秋になり、骨折が癒えたレガシーワールドは京都大賞典から復帰した。このレースから森の意向により、河内洋に乗り替わる事になったが、レコード勝ちしたメジロマックイーンに3馬身半差の2着に敗れてしまう。それでも、次走のジャパンカップではケント・デザーモのゴール板誤認ミスで直線で伸びを欠いたコタシャーン以下を封じて、初のGI制覇を達成した。しかし、これがレガシーワールドの生涯最後の勝利になった。 有馬記念では2番人気で出走したが、トウカイテイオーの5着に終わった。6歳以降
その後、レガシーワールドは米国遠征も取りざたされたが、その直後に屈腱炎を発症、皮膚病にもかかり長期休養に追い込まれた。長期休養から復帰したのは20ヶ月休養後の函館記念の事だった。函館記念ではそれまでの実績が買われ2番人気に支持されたが、最下位に大敗。その後、レガシーワールドは8歳まで現役を続けたが、GI優勝馬らしい走りを見せる事ができず、1996年の宝塚記念8着を最後に引退した。引退後
生まれ故郷、北海道新ひだか町︵旧静内町︶のへいはた牧場にて功労馬として余生を送っていた。2007年4月21日、22日の2日間、東京競馬場のグランドオープン記念としてウイニングチケットとともに特別展示が行われた。2021年8月18日早朝、老衰のため死亡した[9]。32歳没。 32歳、GI馬レガシーワールド亡くなる 相棒と暮らした穏やかな余生という記事によると、︻ 競走馬引退後、生まれ故郷のへいはた牧場へ戻ったレガシーワールドは功労馬としてゆったりと暮らしていた。﹁ものすごく寂しがりやだし、元々気性が荒かったので、馬房でポニーと一緒にさせていました。それが合っていたようで、いつも相棒と一緒にいましたね。﹂(幣旗さん)一緒に過ごしたポニーは2頭。初代のパピーちゃんは早くに亡くなったが、二代目のハニーちゃんは2019年に亡くなるまでずっとずっと一緒にいたそうだ。﹁ハニーがちょっと離れただけでワールドはとても寂しがっていました。その後はアポロアミという牝馬と一緒に過ごさせるようにしていました。さすがにサラブレッド同士なので馬房は別々ですが、一緒に放した放牧地ではいつも一緒にいましたね。﹂(幣旗さん)︼とある[10]。競走成績
年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | 騎手 | 斤量 | 距離(馬場) | タイム (上がり3F) |
タイム 差 |
勝ち馬/(2着馬) | ||
1991. | 8. | 18 | 函館 | 3歳新馬 | 7 | 2 | 2 | 13.5(4人) | 4着 | 小島貞博 | 53 | 芝1200m(良) | 1:12.1 (36.3) | 1.0 | ハヤノキック | |
8. | 24 | 函館 | 3歳新馬 | 9 | 6 | 6 | 3.2(2人) | 2着 | 小島貞博 | 53 | 芝1200m(良) | 1:11.8 (36.2) | 1.5 | エアジョーダン | ||
9. | 7 | 函館 | 3歳未勝利 | 10 | 4 | 4 | 2.9(1人) | 5着 | 小谷内秀夫 | 53 | 芝1200m(不) | 1:14.0 (37.6) | 0.8 | スターポジション | ||
10. | 26 | 京都 | 3歳未勝利 | 16 | 4 | 7 | 8.1(3人) | 3着 | 小島貞博 | 53 | 芝1600m(良) | 1:37.4 (48.5) | 0.2 | ダイナスプレンダー | ||
11. | 16 | 東京 | 3歳未勝利 | 18 | 3 | 5 | 4.5(2人) | 4着 | 小島貞博 | 54 | 芝1800m(良) | 1:50.6 (36.5) | 0.9 | パーシャンスポット | ||
1992. | 6. | 28 | 福島 | 4歳未勝利 | 15 | 2 | 3 | - | 小谷内秀夫 | 55 | 芝1800m(良) | 競走除外 | - | コスミックレイズ | ||
7. | 11 | 福島 | 4歳未勝利 | 16 | 7 | 14 | 4.2(2人) | 1着 | 小谷内秀夫 | 55 | 芝1800m(良) | 1:52.0 (38.3) | -0.0 | (ニシノマシーン) | ||
7. | 25 | 新潟 | 三面川特別 | 500万下 | 13 | 7 | 10 | 5.4(2人) | 3着 | 小谷内秀夫 | 55 | 芝2200m(良) | 2:14.6 (48.5) | 0.1 | ミュゲルージュ | |
8. | 15 | 函館 | 奥尻特別 | 500万下 | 8 | 4 | 4 | 9.1(5人) | 1着 | 小谷内秀夫 | 55 | 芝2000m(重) | 2:04.4 (38.3) | -2.1 | (チアズモアー) | |
8. | 22 | 函館 | 松前特別 | 900万下 | 10 | 5 | 5 | 1.8(1人) | 1着 | 小谷内秀夫 | 54 | 芝2500m(良) | 2:38.4 (37.0) | -0.1 | (ミスコチョウラン) | |
9. | 13 | 函館 | UHB杯 | OP | 13 | 2 | 2 | 6.4(2人) | 2着 | 小谷内秀夫 | 53 | 芝1800m(重) | 1:52.1 (38.9) | 0.6 | ジャニス | |
9. | 27 | 中山 | セントライト記念 | GII | 14 | 6 | 9 | 7.3(4人) | 1着 | 小島貞博 | 56 | 芝2200m(良) | 2:13.6 (37.0) | -0.0 | (ライスシャワー) | |
10. | 25 | 東京 | 東京スポーツ杯 | OP | 10 | 3 | 3 | 1.8(1人) | 1着 | 小谷内秀夫 | 56 | 芝2400m(良) | 2:26.1 (34.8) | -0.1 | (ヘイアンワッスル) | |
11. | 8 | 京都 | ドンカスターS | OP | 10 | 5 | 5 | 3.8(2人) | 1着 | 小谷内秀夫 | 57 | 芝2400m(良) | 2:24.8 (48.0) | -0.1 | (ヒシマサル) | |
11. | 29 | 東京 | ジャパンC | GI | 14 | 4 | 6 | 17.9(10人) | 4着 | 小谷内秀夫 | 55 | 芝2400m(良) | 2:25.4 (37.6) | 0.8 | トウカイテイオー | |
12. | 27 | 中山 | 有馬記念 | GI | 16 | 3 | 6 | 13.4(5人) | 2着 | 小谷内秀夫 | 55 | 芝2500m(良) | 2:33.5 (34.8) | 0.0 | メジロパーマー | |
1993. | 1. | 24 | 中山 | AJCC | GII | 9 | 3 | 3 | 1.4(1人) | 2着 | 小谷内秀夫 | 57 | 芝2200m(稍) | 2:15.4 (37.0) | 0.4 | ホワイトストーン |
10. | 10 | 京都 | 京都大賞典 | GII | 10 | 8 | 9 | 4.4(2人) | 2着 | 河内洋 | 58 | 芝2400m(良) | 2:23.3 (36.3) | 0.6 | メジロマックイーン | |
11. | 28 | 東京 | ジャパンC | GI | 16 | 4 | 8 | 12.5(6人) | 1着 | 河内洋 | 57 | 芝2400m(良) | 2:24.4 (36.1) | -0.2 | (コタシャーン) | |
12. | 26 | 中山 | 有馬記念 | GI | 14 | 6 | 9 | 4.9(2人) | 5着 | 河内洋 | 57 | 芝2500m(良) | 2:31.7 (35.9) | 0.8 | トウカイテイオー | |
1995. | 8. | 20 | 函館 | 函館記念 | GIII | 16 | 8 | 15 | 5.7(2人) | 16着 | 河内洋 | 58 | 芝2000m(重) | 2:05.3 (39.8) | 2.9 | インターマイウェイ |
9. | 18 | 中山 | オールカマー | GII | 10 | 5 | 5 | 9.1(5人) | 9着 | 河内洋 | 59 | 芝2200m(稍) | 2:18.1 (36.5) | 1.8 | ヒシアマゾン | |
10. | 8 | 京都 | 京都大賞典 | GII | 13 | 7 | 10 | 13.0(6人) | 13着 | 武豊 | 59 | 芝2400m(良) | 2:28.0 (37.9) | 2.7 | ヒシアマゾン | |
10. | 28 | 東京 | アイルランドT | OP | 11 | 7 | 9 | 9.5(3人) | 11着 | 蛯名正義 | 59.5 | 芝1600m(良) | 1:35.6 (36.7) | 2.3 | トロットサンダー | |
11. | 19 | 京都 | マイルCS | GI | 18 | 2 | 4 | 40.4(11人) | 13着 | 村本善之 | 57 | 芝1600m(良) | 1:35.0 (35.7) | 2.0 | トロットサンダー | |
12. | 9 | 阪神 | 鳴尾記念 | GII | 12 | 4 | 4 | 22.0(7人) | 9着 | 河内洋 | 58 | 芝2500m(良) | 2:32.9 (36.5) | 1.6 | カネツクロス | |
1996. | 1. | 24 | 川崎 | 川崎記念 | - | 12 | 5 | 6 | -(4人) | 9着 | 河内洋 | 55 | ダ2000m(良) | 2:10.8 (----) | 3.3 | ホクトベガ |
2. | 19 | 東京 | 目黒記念 | GII | 14 | 1 | 1 | 17.2(7人) | 8着 | 的場均 | 56 | 芝2500m(良) | 2:34.6 (36.8) | 0.6 | ユウセンショウ | |
3. | 20 | 船橋 | ダイオライト記念 | - | 8 | 6 | 6 | -(3人) | 6着 | M.ロバーツ | 55 | ダ2400m(良) | 2:34.1 (----) | 2.8 | ホクトベガ | |
4. | 6 | 阪神 | 大阪城S | OP | 13 | 7 | 11 | 5.6(3人) | 4着 | 南井克巳 | 56 | 芝2500m(良) | 2:32.7 (35.8) | 0.1 | ダイタクサージャン | |
5. | 11 | 京都 | 京阪杯 | GIII | 16 | 1 | 1 | 12.1(6人) | 16着 | 河内洋 | 56 | 芝2200m(良) | 2:15.4 (36.3) | 2.6 | ダンスパートナー | |
5. | 25 | 東京 | メイS | OP | 13 | 6 | 8 | 12.0(4人) | 7着 | 的場均 | 56 | 芝2400m(良) | 2:26.6 (35.8) | 0.4 | ダイゴウソウル | |
7. | 7 | 阪神 | 宝塚記念 | GI | 13 | 2 | 2 | 35.4(9人) | 8着 | 芹沢純一 | 58 | 芝2200m(良) | 2:13.1 (35.6) | 1.1 | マヤノトップガン |
血統
レガシーワールドの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | リファール系 |
[§ 2] | ||
父 * モガミ Mogami 1976 青鹿毛 |
父の父 Lyphard1969 鹿毛 |
Northern Dancer | Nearctic | |
Natalma | ||||
Goofed | Court Martial | |||
Barra | ||||
父の母 * ノーラックNo Luck 1968 黒鹿毛 |
Lucky Debonair | Vertex | ||
Fresh as Fresh | ||||
No Teasing | Palestinian | |||
No Fidding | ||||
母 ドンナリディア 1983 栗毛 |
* ジムフレンチ Jim French 1968 鹿毛 |
Graustark | Ribot | |
Flower Bowl | ||||
Dinner Partner | Tom Fool | |||
Bluehaze | ||||
母の母 ダイゴハマイサミ1966 栗毛 |
* チャイナロック | Rockefella | ||
May Wong | ||||
ハマイサミ | * ヴィーノーピュロー | |||
ミスヒガシ | ||||
母系(F-No.) | プロポンチス系(FN:F4-d) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | なし | [§ 4] | ||
出典 |
- 近親
- 祖母の半兄イチハマイサミ(中央名ダイヨンハマイサミ)は報知グランプリカップの勝ち馬[13]
- 6代母パシフイツク(競走馬名クヰンフロラー)は1926年帝室御賞典勝ち馬。さらに牝系を遡ると、小岩井農場の基礎輸入牝馬の一頭であるプロポンチスにたどり着く。