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「東急7600系電車」の版間の差分

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電装品は同時期に新造された9000系と同等の、最新の[[かご形三相誘導電動機|三相交流かご形誘導電動機]]と[[ゲートターンオフサイリスタ|GTOサイリスタ]][[半導体素子|素子]]による[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御装置]]が用意された。ただし、9000系の制御装置は[[日立製作所]]製で、1基で1両分4個の電動機を制御する「1C4M」方式であるのに対し、7600系の制御装置は[[東洋電機製造]]製で、1基で2両分8個の電動機を制御する「1C8M」方式とされた<ref name="Fan1986-7"/>。電動車化にあたっては、[[東急8000系電車|8000系]]同様の[[界磁チョッパ制御]]とし、1C4M制御方式や1C8M制御方式が検討されたが、最終的にはVVVFインバータ制御化することが決定した<ref name="Fan1986-7"/>。

電装品は同時期に新造された9000系と同等の、最新の[[かご形三相誘導電動機|三相交流かご形誘導電動機]]と[[ゲートターンオフサイリスタ|GTOサイリスタ]][[半導体素子|素子]]による[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御装置]]が用意された。ただし、9000系の制御装置は[[日立製作所]]製で、1基で1両分4個の電動機を制御する「1C4M」方式であるのに対し、7600系の制御装置は[[東洋電機製造]]製で、1基で2両分8個の電動機を制御する「1C8M」方式とされた<ref name="Fan1986-7"/>。電動車化にあたっては、[[東急8000系電車|8000系]]同様の[[界磁チョッパ制御]]とし、1C4M制御方式や1C8M制御方式が検討されたが、最終的にはVVVFインバータ制御化することが決定した<ref name="Fan1986-7"/>。



当時、VVVFインバータ制御は自車のみ制御する方式(1C4M制御など)方式が主流であり、自車と隣り合う電動車とユニットを組む方式(1C8M制御)は日本国内では初めての方式である<ref name="ToyoDenkiTechnology67>東洋電機製造『東洋電機技報』第67号(1987年2月)「東京急行電鉄納7600系電車用VVVFインバータ制御システム」pp.57 - 67。</ref>

当時、VVVFインバータ制御は自車のみ制御する方式(1C4M制御など)方式が主流であり、自車と隣り合う電動車とユニットを組む方式(1C8M制御)は日本国内では初めての方式である<ref name="ToyoDenkiTechnology67">東洋電機製造『東洋電機技報』第67号(1987年2月)「東京急行電鉄納7600系電車用VVVFインバータ制御システム」pp.57 - 67。</ref>

。このVVVFインバータ制御による1C8M制御方式は当形式の大きな特徴となっていた<ref name="ToyoDenkiTechnology67/>。基本的には[[東急6000系電車 (初代)#VVVFインバータ制御の実用化試験|初代6000系]]デハ6002号車に試験搭載した東洋電機製造製VVVFインバータ装置、主電動機とほとんど同一の機器となっている<ref name="ToyoDenkiTechnology67/>。


VVVF1C8M<ref name="ToyoDenkiTechnology67" />[[6000 ()#VVVF|6000]]6002VVVF<ref name="ToyoDenkiTechnology67" />



 ATR-H8110-RG6144,500 V - 2,000 A GTO使<ref name="ToyoDenkiTechnology67/>198876617662VVVFATR-H4110-RG617B<ref name="ToyoDenkiTechnology74">74198981988 pp.4 - 14</ref>[[|]][[|]] -Fi <ref name="ToyoDenkiTechnology67/>

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TKM-85TDK6220-A1 110 kW 1,130 V 73 A 40.9 Hz 1,180 rpm 710 kg<ref name="ToyoDenkiTechnology67/>[[|]][[ ()|]]III8000TS-831

TKM-85TDK6220-A1 110 kW 1,130 V 73 A 40.9 Hz 1,180 rpm 710 kg<ref name="ToyoDenkiTechnology67" />[[|]][[ ()|]]III8000TS-831



21[[|]]2PT44S-DPT44S-E14[[|]][[]]RPU-2204AJ9.3 kW8000 kcal/h×4<ref name="Fan1986-7"/>3SIV7600<ref name="Fan1986-7"/>HSC-R[[]]<ref name="Fan1986-7"/>

21[[|]]2PT44S-DPT44S-E14[[|]][[]]RPU-2204AJ9.3 kW8000 kcal/h×4<ref name="Fan1986-7"/>3SIV7600<ref name="Fan1986-7"/>HSC-R[[]]<ref name="Fan1986-7"/>

2024年3月11日 (月) 01:11時点における版

東急7200系電車 > 東急7600系電車
東急7600系電車
池上線を走行する7600系第3編成
(2008年7月12日 石川台駅 - 雪が谷大塚駅間)
基本情報
運用者 東京急行電鉄
種車 7200系
改造所 東急車輛製造東横車輌電設(共同工事)[1]
改造年 1986年 - 1990年
改造数 3編成9両
運用開始 1986年5月1日
運用終了 2015年2月10日
廃車 2015年3月
投入先 大井町線目蒲線・池上線・東急多摩川線
主要諸元
編成 3両編成
軌間 1,067 mm(狭軌
電気方式 直流1,500V
架空電車線方式
最高運転速度 85 km/h(池上線)
80 km/h(東急多摩川線)
設計最高速度 110 km/h
起動加速度 3.2 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 375(座席135)人
または377(座席136)人
車両定員 本文参照
自重 本文参照
編成重量 95.6 tまたは95.5 t
全長 18,000 mm
全幅 2,744 mm
2,740 mm(デハ7673のみ)[2]
全高 本文参照
車体 ステンレス鋼
台車 軸ばね式ダイレクトマウント空気ばね台車
TS-831形・TS-839形
主電動機 かご形三相誘導電動機
TKM-85形(東洋電機製造 TDK6220-A形)
主電動機出力 110 kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 85:14 ≒ 6.07
編成出力 880 kW
制御方式 GTOサイリスタ素子VVVFインバータ制御
制御装置 ATR-H8110-RG614形(東洋電機製造)
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
(改造当初は回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ
保安装置 東急形ATSTASC
テンプレートを表示

7600760019866151


9000300050007200MT1 : 162 : 137500[3][3]


9000GTOVVVF90001141C4M76001281C8M[3]80001C4M1C8MVVVF[3]

VVVF1C4M1C8M[4] VVVF1C8M[4]60006002VVVF[4]

 ATR-H8110-RG6144,500 V - 2,000 A GTO使[4]198876617662VVVFATR-H4110-RG617B[5] -Fi [4]

TKM-85TDK6220-A1 110 kW 1,130 V 73 A 40.9 Hz 1,180 rpm 710 kg[4]III8000TS-831

212PT44S-DPT44S-E14RPU-2204AJ9.3 kW8000 kcal/h×4[3]3SIV7600[3]HSC-R[3]
形 式 定 員 車両重量 高さ 床面高さ
クハ7600形
(7601 - 7603)
122(座席44)人 29.6 t 4,076 mm 1,164 mm
デハ7650形
(7653)
33.2 t 4,067 mm
4,085 mm
1,155 mm
デハ7650形
(7661・7662)
4,067 mm
デハ7670形
(7673)
133(座席48)人 32.7 t 4,082 mm
4,100 mm
1,170 mm
デハ7670形
(7681・7682)
131(座席47)人 32.8 t 4,067 mm
4,085 mm
1,155 mm
  • 上記データは、更新工事の施工された1994年度時点のデータである[2]。高さの上段は冷房装置キセ高さ、下段はパンタグラフ折りたたみ高さ(パンタグラフ付車両のみ)

760076506[3]720080001[3]

198972007700700076007200


  大井町目黒
形式 詳細
デハ7600形 クハ7500形から改造された制御電動車で、改造時に方向転換も実施した。
静止形インバータ (SIV) と空気圧縮機 (CP) などの補機類を搭載し、デハ7650形とユニットを組む。
デハ7650形 クハ7500形から改造された制御電動車。
パンタグラフや主制御器などの走行機器を搭載し、デハ7600形とユニットを組む。
二子玉川園(当時)・蒲田

ワンマン運転対応工事


19946[6][7]

440mm3-3-32[6]LED[6][7][8]

76517652使[ 1]27673[ 2]137670765176521076817682

1000N[6][ 3]

TASC (HSC-R)  (HRD-R) [6]

19968ITV2
7600


67600 - 76502312720075002MT2:163720072003使
1986年当時の編成
←大井町
デハ7601 - デハ7651 > ※クハ7503 + デハ7602 - デハ7652 > ※クハ7510
←目黒  
※デハ7255 < デハ7603 - デハ7653
+は先頭車同士の連結部、<・>は中間に組み込まれる先頭車(例えば<7603-は目黒側に運転台がある先頭車)を示す。
は7200系車両。

809072001219886333121C8M1C4M

1989年当時の編成
←五反田
*クハ7601 - デハ7651 > *デハ7661
*クハ7602 - デハ7652 > *デハ7662
※デハ7255 < デハ7603 - デハ7653
が変化のあった車両

77002276007600750076507600III7650TS-831765076501076617662

12720033
7601F・7602Fの暫定編成
←目黒
*デハ7201 < デハ7601 - デハ7651
*デハ7212 < デハ7602 - デハ7652
は7200系車両。
1990年当時の編成
←五反田
クハ7601 - デハ7651 > デハ7661
クハ7602 - デハ7652 > デハ7662
クハ7603 - デハ7673 - デハ7653

37200使1990725576037600127200750075007290750072007400(7402)7650

740276537402760076737400767372007600TS-831TS-839
1994年以降の編成
←五反田
クハ7601 - デハ7681 > デハ7661
クハ7602 - デハ7682 > デハ7662
クハ7603 - デハ7673 - デハ7653

1994639760072007700L[8]76517652


20001277001000

2011
第1編成(2015年2月運用離脱)、第2編成(2014年7月廃車)[9]
  ↑五反田
形式 車両番号 詳細
クハ7600形 7601 7602 1988年にデハ7600形から再改造された制御車。
1988年にモーターが撤去され、SIV、CPなどの補機類のみを搭載する。
デハ7670形(7680番台) 7681 7682 デハ7650形から再改造された中間電動車。
1988年にCPの追加、1994年に運転台の撤去と現番号への変更が行われた。
デハ7650形(7660番台) 7661 7662 1988年にクハ7500形から改造された制御電動車。
主制御器のみを搭載し、デハ7670形から給電を受ける。
↓蒲田
第3編成
2010年3月廃車
  ↑五反田
形式 車両番号 詳細
クハ7600形 7603 1990年にデハ7600形から再改造された制御車。
第1編成、第2編成と同一。
デハ7670形(7670番台) 7673 1990年にデハ7400形から改造された中間電動車。
パンタグラフ、主制御器、CPを搭載する。
1994年まではデハ7400形に区分されていた。
デハ7650形(7650番台) 7653 制御電動車。2007年現在、唯一改造時の形式・番号で残る。
1990年に五反田側のパンタグラフが撤去された。
この編成はシングルアーム式のパンタグラフに交換されている。
↓蒲田


廃車

7600系クラシックスタイル(2015年1月4日/千鳥町駅
引退記念イベント当日の7600系。運転中に行先・運行番号表示が幕式に復元された(2015年2月7日/久が原駅)。

2007700027603F201022315[10]

201426100015007602F7

7601F1125[11]2015272退7600退[12][13]210212[14]201537601F3[15]

脚注

注釈



(一)^ 76527682

(二)^ 

(三)^ 

出典



(一)^ 50p.97

(二)^ ab1995101995183

(三)^ abcdefghi19867 VVVF2 7600pp.56 - 58

(四)^ abcdef67198727600VVVFpp.57 - 67

(五)^ 74198981988 pp.4 - 14

(六)^ abcde19951019957600pp.115 - 116

(七)^ abROLLINGSTOCK&MACHINERY199924 pp.10 - 13

(八)^ ab199610 '96p.66

(九)^ 2012

(十)^ 20107

(11)^ 7600 - railf.jp  20141127

(12)^ 277600 (PDF) -  2015129

(13)^ 7600 - railf.jp  201528

(14)^ 76007601 - railf.jp  2015212

(15)^ 201582015


 7600VVVF19867466

 7600198754801987

 720019865457

  VVVF2760019867303

67198727600VVVF


7700