谷口吉生

谷口吉生︵たにぐちよしお、1937年 10月17日 - ︶は日本の建築家。

経歴

●父はモダニズムの建築家、谷口吉郎 ●1960年　慶應義塾大学工学部機械工学科卒業 ●1964年　ハーバード大学卒業 ●1965年　丹下健三都市・建築研究所 ●1975年　計画・設計工房を設立 ●1979年　谷口吉郎建築設計研究所所長 ●1983年　谷口建築設計研究所所長 ●2005年　第17回高松宮殿下記念世界文化賞建築部門受賞[1] ●2008年　父と同じく日本芸術院会員となる。

作品

●1976年　福井相互銀行成和支店　高宮眞介と共同設計 ●1978年　資生堂アートハウス　高宮眞介と共同設計 ●1979年　金沢市立玉川図書館　父・吉郎と共同設計 ●1980年　北塩原村役場・コミュニティセンター　高宮眞介と共同設計 ●1983年　土門拳記念館 ●1983年　秋田市立中央図書館明徳館 ●1983年　清春白樺美術館 ●1985年　ホテル安比グランド ●1989年　東京都葛西臨海水族園 ●1989年　長野県信濃美術館東山魁夷館 ●1991年　丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 ●1991年　丸亀市立図書館 ●1991年　酒田市国体記念体育館 ●1991年　日本IBM幕張テクニカルセンター ●1992年　慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部 ●1995年　豊田市美術館 ●1995年　葛西臨海公園展望広場レストハウス ●1996年　つくばカピオ ●1999年　東京国立博物館法隆寺宝物館 ●2002年　慶應義塾幼稚舎新館21 ●2004年　広島市環境局中工場中央通路ギャラリー ●2004年　ニューヨーク近代美術館新館　[2] ●2004年　香川県立東山魁夷せとうち美術館 ●2005年　東京倶楽部 ●2007年　京都国立博物館百年記念館 ●日産自動車新社屋︵2009年完成予定︶　[3] ●アジア・ハウス︵2009年完成予定︶ [4]

思想

●ニューヨーク近代美術館を除き、これまでほとんどコンペ︵建築設計競技︶には応募しておらず、また日本国外での作例もない。 ●一般マスコミにも登場する安藤忠雄などとは異なり、専門メディアでも自作品解説など以外は登場回数が少なく、まさに﹁作品主義﹂の建築家である。その作品が世界レベルであることは言うまでもない。 ●新建築で、﹁小学校で建築を教えたら面白い。﹂と述べている。 ●純粋なモダニズム建築の作り手といえる。 ●妻は谷口久美。