かにかも放送
かにかも放送 | |
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愛称 | FMでんでん |
コールサイン | JOZZ6AR-FM |
周波数/送信出力 | 76.8 MHz/20 W |
本社・所在地 |
〒509-0214 |
設立日 | 2004年4月21日 |
開局日 | 2004年6月6日 |
廃局日 | 2010年10月31日 |
演奏所 | 所在地と同じ |
送信所 | 岐阜県可児市下恵土1673(下恵土公民館) |
中継局 | なし |
放送区域 | 岐阜県可児市、美濃加茂市、美濃市、多治見市、坂祝町、富加町、川辺町、御嵩町、八百津町の各一部 |
公式サイト | http://fmdenden.web.fc2.com/ |
株式会社かにかも放送︵かにかもほうそう︶は、かつて岐阜県可児市、美濃加茂市、美濃市、多治見市、加茂郡坂祝町、富加町、川辺町、御嵩町、八百津町の各一部地域を放送区域とする超短波放送︵FM放送︶をしていた一般放送事業者︵現・民間特定地上基幹放送事業者︶である。
FMでんでんの愛称でコミュニティ放送を行っていた。
概要[編集]
愛称のFMでんでんには﹁電波に乗せて想いを伝える﹂との意味が込められており、局のトレードマークにはカタツムリ︵でんでん虫︶のイラストを採用していた。 聴取エリアは、可児市・美濃加茂市を中心とした地域︵約9万世帯・28万人︶。また有線放送USEN440の岐阜県エリア︵高山地区を除く︶G-40chでも配信していた[1]。 ミュージックバード配給番組などの再送信を行わずに、独自の内容で24時間放送を行っていた。放送休止・閉局へ[編集]
世界金融危機による不況の影響から資金難に陥り、2008年12月以降は番組枠が極端に減少した。2009年7月以降は平均で1日1番組・2時間程度、多くても1日2番組・計4時間程度しかなくなり、火曜と日曜に至っては1つも番組を放送しないという事態に陥った。番組を放送しない時間帯にはフィラーでJ-POPなどのノンストップ音楽放送を実施していたが、火曜と日曜は終日この音楽放送のみとなった。ちなみに、臨時公式サイトはこの時点で更新が停止したままである。 2009年12月31日に﹁最後の生放送﹂﹃さよならFMでんでん﹄と題した特別番組の生放送を最後に、生・収録を問わず全ての番組制作および放送を休止[2]。翌2010年1月からは全時間帯でノンストップ音楽放送を行うようになった。この当時、毎時29分と59分からの1分間はCMや時報、コールサインを放送していた。 そして、2010年8月時点で送信電波の停止が確認された。10月31日が期限の放送局︵現・特定地上基幹放送局︶の再免許申請を行わなかったため、同日をもって閉局︵廃局︶が法的に確定した。沿革[編集]
●2004年︵平成16年︶ ●4月21日 - 創立。 ●6月6日 - 午前6時に開局。 ●2007年︵平成19年︶7月30日 - 演奏所︵スタジオ︶を移転し、ケーブルテレビ可児と社屋を共有。 ●2008年︵平成20年︶12月1日 - 不況の影響を受けて自社制作番組枠を縮小。一部のパーソナリティやスタッフを﹁卒業﹂という形で解雇[3]。 ●2009年︵平成21年︶ ●1月30日 - 前述の演奏所移転が電波法に違反した︵演奏所の設置場所の総務大臣の許可無しの変更︶として、東海総合通信局から厳重注意を受ける。 ●12月31日 - 特別番組の生放送を最後に番組制作および放送を休止。以後完全にフィラー化。 ●2010年︵平成22年︶ ●8月頃 - 停波。 ●10月31日 - 放送局の再免許申請が行われず、同日をもって廃局。主な番組[編集]
自社制作番組[編集]
●モーニングすとり〜と︵平日 7:00 - 10:00︶ ●DAYすとり〜と︵平日 11:00 - 13:00︶ ●夕暮れすとり〜と︵平日 16:00 - 18:00︶ ※時間枠のタイトル ●ホリデイすとり〜と︵土曜 9:00 - 18:00︶ ※時間枠のタイトル ●音の広場︵可児市提供、月曜 - 金曜 9:00 - 9:15、再放送‥月曜 - 金曜 17:15 - 17:30︶ ●768 MUSIC TIME ●ほか他社制作番組[編集]
●Parada Obrigatoria ︵Transamerica Japan制作、土曜 21:00 - 23:00︶ - 名古屋中エフエムラヂオ放送︵Transamerica︶のブラジリアン・チャート番組で、2006年5月から放送を開始。 ●愛北電波委員会︵愛知北エフエム放送制作、火曜 - 土曜 24:00 - 26:00︶ - 2007年3月から同番組の同時ネットを実施していた。また、同時期よりFMでんでん制作の﹃懐かしの昭和の歌謡曲﹄﹃MUSICスパイス﹄﹃モコモコグラフィティ﹄が愛北FMでも放送休止時間だった月曜深夜に放送されていた。2008年頃の番組編成[編集]
●月曜日 ●夕方4時~6時 懐かしの歌謡曲 ●火曜日 ●終日音楽放送 ●水曜日 ●夕方4時~6時 館林よしひろ ●木曜日 ●午前11時~午後1時 NOBUKO﹁HAVE A NICE DAY﹂ ●夕方4時~6時 マッスグ・ローチ﹁SOHO LIFE﹂ ●金曜日 ●午前11時~午後1時 じゅんじゅん ●夕方4時~6時 北尾キニー茂久﹁Rock Power Station﹂ ●土曜日 ●午後12時~午後2時 まーしー&ゆうこ ●夕方3時~4時 ブラジルコミュニティ放送﹁VIVA KANI!﹂ ●日曜日 終日音楽放送のみ関連項目[編集]
●かつて日本に存在した放送局 ●FMラインウェーブ︵FMらら︶ ●Transamerica Japan脚注[編集]
- ^ 会社概要(Internet Archiveのアーカイブ:2008年5月12日収集)
- ^ 「FMでんでん、最後の生放送 放送休止惜しむ声も」中日新聞 2010年1月1日
- ^ お世話になりました。 やっくんのでんでん日記 2008年12月3日
外部リンク[編集]
- FMでんでん「臨時ホームページ」であると記述しているが、その後も更新が止まったまま放置されている。
- FMでんでん 旧公式サイト(Internet Archiveのアーカイブ:2009年1月5日収集)
- 可児市・美濃加茂市を主要放送区域とするコミュニティFM放送局を予備免許 − 東海管内で18局目、岐阜県下で4局目 − 東海総合通信局 報道資料 平成16年3月9日(国立国会図書館のアーカイブ:2007年8月8日収集)
- 株式会社かにかも放送に対する行政指導 同上 平成21年1月30日(同上:2009年7月22日収集)
- コミュニティ放送局の再免許 同上 平成22年10月28日(同上:2010年11月1日収集)