一気通貫
一気通貫︵イッキツウカン︶とは、麻雀における役のひとつ。同種の数牌で123・456・789と揃えると成立する。門前2翻、食い下がり1翻。一通︵イッツー︶と略されることが多い。中国麻雀では清龍︵チンロン︶の名で採用されている。アメリカでは﹁Straight︵ストレート︶﹂と称される。香港式台湾麻雀では﹁一條龍︵イッティアオロン︶﹂と称される。そして、明龍(ミンロン、意味は副露︶と暗龍(アンロン、意味は門前清︶の名で採用されている。
︵例︶待ちは広いが一気通貫が確定しないケース
の三門張で平和も複合するが、であがらなければ一通にならない。その他では平和のみとなる。
︵例︶出来あいのケース
待ち。手の内で一通が完成しているこのようなケースが最も有利であり、美しいとされる。この場合は平和も複合する。
︵例︶副露したケース
待ち。急所の嵌二萬を鳴いた形だが、他に役がなければ1000点の安手である。ロンあがりの場合、普通に考えると20符1翻であるが、30符1翻として扱うのが一般的である。詳細は麻雀の得点計算#食い平和の例を参照。
なお、一気通貫に関係のない部分のみの副露︵例示の牌姿では索子の部分︶では2翻が維持されるという主張があるが、これは誤りである。手の内で一通が完成している場合でも、メンゼンを放棄すれば食い下がりする。
︵例︶清一色との複合