純全帯么九
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純全帯么九︵ジュンチャンタイヤオチュウ︶とは、麻雀における役のひとつ。4面子1雀頭の全てに老頭牌︵一九牌︶が関わっている形。門前3翻、食い下がり2翻。略して﹁ジュンチャン﹂もしくは﹁純チャン﹂と呼ばれることが多い。
︵例2︶純チャン三色のケース
ペン待ち。三色同順が複合しており、純チャン三色と呼ばれる。ダマテンでもロン和了で満貫、ツモれば跳満の大物手である。
︵例3︶高目と安目の落差が激しいケース
なら平和純チャン三色で跳満となり子12000点/親18000点だが、では平和のみである。高目なら跳満なのに安目では子1000点/親1500点のみ。点数の落差が激しいため、立直をかけず安目での和了を見送るのも戦略の一つだと言える。また、をツモってきた場合、高目であがるべく振聴立直を敢行することも考えられる。振聴立直がうまくいってをツモれば、立直と門前清自摸和が加わって倍満まで届く。
︵例4︶片和了のケース
待ちだが、では純チャンにならないため役がない。にロンをかけた場合役なしのチョンボになってしまう。の自摸和の場合も、副露しているので門前清自摸和が成立せず、やはり役なしのチョンボになってしまう。このとき純チャンの聴牌を維持するには和了せずにをツモ切りしなくてはならないが、そうすると振聴となってしまうため、それ以降はであってもロンできなくなる。
︵例5︶片和了のケース2
の変則四門張で待ちは広いが、立直していない場合では役が無いためロン和了できない。例4と違って門前なのでツモ和了は可能だが、子500・300、親500オールにしかならず安い。
︵例6︶清老頭の一向聴でもある形
ペン待ちの純チャンをテンパイしているが、一手変わりで清老頭になる牌姿である。引き、引き、のポン、手変わりのルートは3つもある。このままで和了っても50符2翻で子3200点/親4800点にしかならないが、仮に清老頭に変化すれば子32000点/親48000点の聴牌になり、その差はちょうど10倍。条件次第ではを見逃して清老頭への変化を待つという戦略は充分考えられる。
︵例7︶清一色と複合するケース