佐土原駅
佐土原駅* | |
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駅舎(2023年6月) | |
さどわら Sadowara | |
◄日向新富 (6.7 km) (4.2 km) 日向住吉► | |
宮崎県宮崎市佐土原町下田島9895-1[1][2] 北緯32度1分20.86秒 東経131度28分37.82秒 / 北緯32.0224611度 東経131.4771722度座標: 北緯32度1分20.86秒 東経131度28分37.82秒 / 北緯32.0224611度 東経131.4771722度 | |
所属事業者 |
九州旅客鉄道(JR九州) 日本貨物鉄道(JR貨物)** |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 326.7 km(小倉起点) |
電報略号 |
サラ ロセ(広瀬駅時代) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,038人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1920年(大正9年)9月11日[1] |
備考 | 直営駅 |
* 1965年(昭和40年)に広瀬駅から改称[1]。 |
佐土原駅 | |
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さどわら Sadowara | |
(6.0 km) 西佐土原► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 妻線 |
キロ程 | 0.0 km(佐土原起点) |
廃止年月日 | 1984年(昭和59年)12月1日[3] |
佐土原駅︵さどわらえき︶は、宮崎県宮崎市佐土原町下田島にある、九州旅客鉄道︵JR九州︶・日本貨物鉄道︵JR貨物︶日豊本線の駅である[1]。事務管コードは▲940501[4]。
かつては妻線が接続していた。また、1996年まで日本国有鉄道︵国鉄︶鹿児島鉄道管理局及び九州旅客鉄道鹿児島支社管轄の北端だった。
歴史[編集]
●1920年︵大正9年︶9月11日‥鉄道省日豊本線の広瀬駅︵ひろせえき︶として開業[1][5]。 ●1965年︵昭和40年︶7月1日‥2代目となる佐土原駅に改称[6]。これに先んじて1965年6月1日に、妻線の佐土原駅︵初代︶が西佐土原駅に改称された[1][3]。 ●1967年︵昭和42年︶3月頃‥駅舎改築[7]。 ●1984年︵昭和59年︶ ●2月1日‥貨物取扱廃止[6]。 ●12月1日‥妻線廃止[3]。 ●1985年︵昭和60年︶3月14日‥荷物取扱廃止[6]。 ●1986年︵昭和61年︶11月1日‥駅員無配置駅となる[8]。 ●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化に伴い、九州旅客鉄道︵JR九州︶の駅となる[6]。 ●1991年︵平成3年︶7月31日‥JR貨物の駅が開業[6]。 ●1998年︵平成10年︶10月3日‥貨物列車の設定廃止。 ●2005年︵平成17年︶10月1日‥前日をもって寝台特急﹁彗星﹂が廃止されたため、全列車停車駅となる。 ●2006年︵平成18年︶4月1日‥JR貨物の駅がオフレールステーションとなる。 ●2015年︵平成27年︶11月14日‥ICカード﹁SUGOCA﹂の利用が可能となる[9]。 ●2022年︵令和4年︶ ●1月15日‥新跨線橋及び付随するエレベーターの使用を開始[10][11]。 ●4月1日‥宮崎支社の発足により、鹿児島支社から同支社へ移管[12]。 ●2023年︵令和5年︶10月1日‥JR九州サービスサポートによる業務委託駅から[13]、九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更[14]。駅構造[編集]
駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線を有する地上駅で[1]、ホーム間の連絡には跨線橋︵エレベーター付︶を使う。かつては単式ホーム1番線と島式ホーム2・3番線の2番線との間に中線が1線あったが、新跨線橋・エレベーター設置のために撤去された。この中線と1番線は非電化で、電車の進入は出来ない。 宮崎駅 - 当駅間の区間列車を含め2・3番線を使用する。これは、2022年9月23日実施のダイヤ改正で、宮崎~佐土原・高鍋方面の普通列車を全て気動車から電車に置換えたため[15]、当駅折返し列車でも1番線の使用が不可能になったためである。︵1番線はかつて妻線が使用していたが、現在は車止めが設置されており延岡方面へ進むことは出来ない[1]︶。 JR九州本体による直営駅︵営業時間‥7:30−13:00, 13:30−15:00︶であり[14]、きっぷうりばが設置されている[16]。 当駅から宮崎方面はIC乗車カード﹁SUGOCA﹂の利用が可能で︵相互利用可能ICカードはSUGOCAの項を参照︶、簡易SUGOCA改札機が設置されている。SUGOCAは﹁無記名式﹂のみを券売機で販売しており、きっぷうりばでは販売していない。また、定期券など﹁記名式﹂の出来SUGOCAは購入出来ない[9]。 タッチパネル式のICカード対応自動券売機が設置されており、SUGOCAポイントのチャージやICカードでの特急券の購入などが行える。また、改札内にもICカードチャージ機が設置されている。 SUGOCAの利用可能エリア︵宮崎エリア︶は当駅が北限となり、高鍋・延岡方面及び大分県との間を行き来する場合の利用は不可。のりば[編集]
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 下り | 宮崎・都城 / 宮崎空港方面[17] | 現在未使用 |
2・3 | ||||
上り | 延岡・佐伯方面[17] |
佐土原オフレールステーション[編集]
佐土原オフレールステーション︵略称‥佐土原ORS︶は、JR貨物佐土原駅に属し、駅舎に並んだ北側にあるコンテナ集配基地である。コンテナ貨物︵12フィートコンテナのみ︶を取扱っており、貨物列車代替のトラック便がここと延岡駅との間で1日2往復運行されている。なお、駅舎の中にはJR貨物宮崎営業所が入っている。
かつては宮崎駅の構内に﹁宮崎コンテナセンター﹂があり、同様にトラック便による輸送が行われていた。同駅高架化に伴いその機能が当駅に移されることとなり、1991年︵平成3年︶7月に当駅の貨物取扱が復活し貨物列車が発着するようになったが、1998年︵平成10年︶10月には貨物列車が廃止され自動車代行駅となった。なお、2006年︵平成18年︶4月より、コンテナ基地の名称がオフレールステーションとなっている。
利用状況[編集]
2022年︵令和4年︶度の1日平均乗車人員は1,038人である[18]。 近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1996年 | 1,001 | - |
1997年 | 994 | |
1998年 | 993 | |
1999年 | 1,012 | |
2000年 | 988 | |
2001年 | 995 | |
2002年 | 984 | |
2003年 | 1,020 | |
2004年 | 1,018 | |
2005年 | 1,048 | |
2006年 | 1,007 | |
2007年 | 1,006 | |
2008年 | 1,010 | |
2009年 | 994 | |
2010年 | 954 | |
2011年 | 954 | |
2012年 | 984 | |
2013年 | 1,065 | |
2014年 | 1,039 | |
2015年 | 1,062 | |
2016年 | 1,075 | [19] |
2017年 | 1,072 | [20] |
2018年 | 1,112 | [21] |
2019年 | 1,130 | [22] |
2020年 | 957 | [23] |
2021年 | 944 | [24] |
2022年 | 1,038 | [18] |
駅周辺[編集]
- 宮崎市役所佐土原総合支所(佐土原町合併特例区事務所)
- 宮崎市立広瀬小学校
- 宮崎市立広瀬中学校
- 広瀬郵便局
- 宮崎市立久峰中学校
- 宮崎県立佐土原高等学校
- 宮崎市立広瀬北小学校
- 久峰総合公園 - サクラの名所
- ハイビスカスゴルフクラブ - ゴルフ場
- 宮崎国際ゴルフクラブ - ゴルフ場
- 宮崎サンシャイン国際ゴルフクラブ - ゴルフ場
- 宝塔山公園 - サクラの名所
- 国道10号
- 久留米運送宮崎流通センター(中継拠点)
- 伊勢化学工業宮崎工場・佐土原鉱山
バス路線[編集]
一般路線バスはすべて宮崎交通による運行。
- 佐土原駅バス停 - 駅前ロータリー上
- 佐土原駅 - 西佐土原 - 黒生野 - 西都バスセンター
- 佐土原高校前
- 佐土原駅前バス停 - 駅前県道10号線上
隣の駅[編集]
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■日豊本線
- 特急「にちりん」「にちりんシーガイア」「ひゅうが」停車駅
廃止区間[編集]
- 日本国有鉄道
- 妻線
- 佐土原駅 - 西佐土原駅
脚注[編集]
(一)^ abcdefghi﹃週刊JR全駅・全車両基地﹄ 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版︿週刊朝日百科﹀、2013年6月23日、23頁。
(二)^ “鹿児島支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月24日閲覧。
(三)^ abc停車場変遷大事典、772頁
(四)^ 日本国有鉄道旅客局(1984)﹃鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行﹄。
(五)^ 停車場変遷大事典、758頁
(六)^ abcde停車場変遷大事典、759頁
(七)^ ﹁佐土原駅 駅舎の改築工事が完成﹂﹃交通新聞﹄交通協力会、1967年4月8日、2面。
(八)^ “通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について︵旅客局︶”. 鉄道公報号外 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 12. (1986年10月30日)
(九)^ ab﹃宮崎エリアでSUGOCAが始まります!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶九州旅客鉄道、2015年9月17日。 オリジナルの2017年10月13日時点におけるアーカイブ。2020年2月6日閲覧。
(十)^ ﹃佐土原駅バリアフリー化完成記念式典を実施します!!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶九州旅客鉄道、2022年1月11日。 オリジナルの2022年1月11日時点におけるアーカイブ。2022年1月12日閲覧。
(11)^ “佐土原駅、バリアフリー化 エレベーターや盲導鈴”. 宮崎日日新聞 (宮崎日日新聞社). (2022年1月15日). オリジナルの2022年1月24日時点におけるアーカイブ。 2022年1月24日閲覧。
(12)^ “JR九州が組織強化へ 名称変更し﹁宮崎支社﹂発足”. 宮崎 NEWS WEB. NHK (2022年4月1日). 2022年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月1日閲覧。
(13)^ “北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
(14)^ ab“鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
(15)^ 2022年9月23日ダイヤ改正 在来線各線区でダイヤを見直します - JR九州.2022年11月10日閲覧
(16)^ 駅情報 - JR九州.2021年12月9日閲覧
(17)^ ab“佐土原駅 時刻表︵JR九州︶”. 九州旅客鉄道. 2022年9月11日閲覧。
(18)^ ab“駅別乗車人員上位300駅︵2022年度︶” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年2月22日閲覧。
(19)^ “駅別乗車人員上位300駅︵平成28年度︶” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月31日閲覧。
(20)^ “駅別乗車人員上位300駅︵2017年度︶” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
(21)^ “駅別乗車人員上位300駅︵2018年度︶” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
(22)^ “駅別乗車人員上位300駅︵2019年度︶” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月25日閲覧。
(23)^ “駅別乗車人員上位300駅︵2020年度︶” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
(24)^ “駅別乗車人員上位300駅︵2021年度︶” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月26日閲覧。
参考文献[編集]
- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 佐土原駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
- 佐土原駅 | のんびり鉄道宮崎 - 宮崎県鉄道整備促進期成同盟会事務局