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西魏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
西魏
北魏
梁 (南朝)
535年 - 556年 北周
西魏の位置
540年頃
公用語 鮮卑語、漢語(中国語
首都 長安
皇帝
535年 - 551年 文帝
551年 - 554年廃帝
554年 - 556年恭帝
変遷
東魏と分立 535年
北周禅譲556年

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西: Xīwèi535 - 5562西

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歴代皇帝[編集]

  1. 文帝(元宝炬、在位:535年 - 551年)
  2. 廃帝(元欽、在位:551年 - 554年)
  3. 恭帝(拓跋廓、在位:554年 - 556年)

年号[編集]

  1. 大統 (535年 - 551年)
  2. 廃帝*(552年 - 554年)
  3. 恭帝*(554年 - 556年)
  • 廃帝と恭帝の治世には元号が存在しない。このため西魏の最後の5年間は時の皇帝の帝号を年号として紀年される。

八柱国[編集]

  1. 使持節・総百揆・柱国大将軍・都督中外諸軍事・録尚書事・大行台・安定郡開国公 宇文泰
  2. 使持節・太尉・柱国大将軍・大都督・尚書左僕射・隴右行台・少師・隴西郡開国公 李虎
  3. 使持節・太傅・柱国大将軍・大宗伯・大司徒・広陵王 元欣
  4. 使持節・太保・柱国大将軍・大都督・大宗伯・趙郡開国公 李弼
  5. 使持節・柱国大将軍・大都督・大司馬・河内郡開国公 独孤信
  6. 使持節・柱国大将軍・大都督・大司寇・南陽郡開国公 趙貴
  7. 使持節・柱国大将軍・大都督・大司空・常山郡開国公 于謹
  8. 使持節・柱国大将軍・大都督・少傅・彭城郡開国公 侯莫陳崇

『周書』巻16及び『大唐六典』巻2(尚書吏部・司勲郎中条)による。他の史料でも李虎以外の序列は全て合致しているものの、李虎の位置だけは『通典』巻34(職官一六・勲官条)・『文献通考』巻64(職官一八・勲官条)では元欣の下(第3位)、『資治通鑑』巻163(梁・簡文帝大宝元年条)では李弼の下(第4位)に置かれている。前島佳孝の研究によれば、唐の時代に編纂された『周書』の段階において李虎すなわち唐の追尊皇帝・太祖を皇祖と位置づけ他の人臣の下に置かれないように史料操作が行われたとみる(北周の建国者である宇文泰の第1位を動かせない)。前島は八柱国のうち、李虎・侯莫陳崇以外の6名(宇文泰を含む)がともに柱国大将軍とともに導入された六卿に任じられた事実に着目し、少師であった李虎は少傅であった侯莫陳崇よりは上位であるが、六卿よりは下位、すなわち第7位が正しい順位であったと推定する[2]

十二大将軍[編集]

  1. 使持節・大将軍・大都督・少保・広平王 元賛
  2. 使持節・大将軍・大都督・淮安王 元育
  3. 使持節・大将軍・大都督・斉王 元廓(後の恭帝
  4. 使持節・大将軍・大都督・秦南秦等十五州諸軍事・秦州刺史・章武郡開国公 宇文導
  5. 使持節・大将軍・大都督・平原郡開国公 侯莫陳順
  6. 使持節・大将軍・大都督・雍北雍等七州諸軍事・雍州刺史・高陽郡開国公 達奚武
  7. 使持節・大将軍・大都督・陽平郡公 李遠
  8. 使持節・大将軍・大都督・范陽郡開国公 豆盧寧
  9. 使持節・大将軍・大都督・化政郡開国公 宇文貴
  10. 使持節・大将軍・大都督・荊州諸軍事・荊州刺史・博陵郡開国公 賀蘭祥
  11. 使持節・大将軍・大都督・陳留郡開国公 楊忠
  12. 使持節・大将軍・大都督・岐州諸軍事・岐州刺史・武威郡開国公 王雄

脚注[編集]

  1. ^ 前島佳孝「東魏・北斉等の情勢と西魏の南進戦略総括」(『西魏・北周政権史の研究』(汲古書院、2013年) ISBN 978-4-7629-6009-3 第二部第六章)
  2. ^ 前島佳孝「西魏八柱国の序列について」(初出:『史学雑誌』第108編第8号(1999年)/所収: 前島『西魏・北周政権史の研究』(汲古書院、2013年) ISBN 978-4-7629-6009-3 第一部第三章)
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