甚句
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甚句︵じんく︶は日本の伝統的な歌謡の一形式である。﹁甚九﹂とも表記する。
概要[編集]
詳細は不明だが江戸時代に発生したと見られる[要出典]。歌詞が7、7、7、5で1コーラスを構成するのが特徴[1]。様々な歌詞が生み出された。5、7、7、7、5となる場合もある。全国各地の民謡にこの形式が多い。メリスマ型もシラブル型も有る。囃子言葉が挿入されたり前後に付く場合が多い。ヤンキードゥードゥル等、外国曲にこの形式の歌詞を当てはめたものもある[要出典]。 由来については、越後の石地の浦の甚九という男の創始したもの、地の句︵郷土唄︶が﹁地ン句﹂と変化したもの、﹁神供﹂︵神前に奉納した歌舞︶の転じたものといった諸説があるものの不詳[2]。宝永-享保頃から上方で流行した踊口説﹁兵庫口説﹂に、﹁ゑびや甚九﹂という叙事歌謡があり、それが﹁甚句節﹂︵盆踊唄︶として各地に広まったとする説が有力視される[2]。 佐藤成裕﹃中陵漫録﹄﹁越後の甚九踊の如き盛なるはなし﹂、鹿角地方の盆踊唄に﹁甚句踊の始まる時は、篦も杓子も手につかぬ﹂とあるように、盆踊唄の異称でもある[2]。有名な甚句[編集]
脚注[編集]
- ^ “和と洋の比較 ~甚句とは~”. 広島大学附属三原学校園(幼稚園・小学校・中学校). 広島大学. 2021年9月13日閲覧。
- ^ a b c 日本古典文学大辞典編集委員会『日本古典文学大辞典第3巻』岩波書店、1984年6月、458頁。