数え歌
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数え歌︵かぞえうた︶は、数えることをテーマにした和歌や歌謡などを指す。歌謡は数え唄とも書く。
日本語の数え歌[編集]
和歌[編集]
日本では、古くは降神︵神がかり︶の儀式の際の呪言として用いられたと言われる。 ﹃古今和歌集﹄仮名序に歌の一体として﹁かぞへうた﹂について記されているが、具体的な内容は不詳である。 ﹃倭儛歌譜﹄には﹁計歌﹂として記載されている。歌謡[編集]
数詞を折り込んだ歌[編集]
歌詞の各行︵バース︶の頭に1から順に数詞を折り込んで歌う。 民謡として、古くから伝えられているものも多い。言葉遊び的な要素もある。たとえば一をひとつと読むのを人に押韻し、歌詞を紡いでいく。 近世に入ると、和歌・神事祭文より、浄瑠璃・庶民歌謡まで幅広い分野で行われた。 ●一番はじめは一の宮 ●ヨサホイ節‥一番﹁ひとつ出たホイ︵又は出たわい︶のヨサホイのホイ、一人娘と﹂などで始まる、代表的な春歌。十五番﹁十五出たホイ…十五夜お月さんと﹂または最終番﹁終わり出たホイ…尾張の女と﹂で終わる[1]。 ●一つともせ︵ひとつとせ︶‥﹁ひとつとせ、人里離れた一つ家︵や︶に 滅多に入るな鬼が棲む﹂など数を増やしていき﹁十︵とお︶とせ﹂でとうとう御用となって終了。ヨサホイ節に似ているが淫靡な歌詞でない。 ●一合まいた:香川県に伝承される盆踊り唄 ●大漁節‥国際放送NHKワールド・ラジオ日本のインターバルシグナルに使われている。 ●おべんとうばこのうた ●いっぽんでもニンジン ●大ちゃん数え唄 唄‥天童よしみ︵アニメ‥いなかっぺ大将オープニングテーマ︶数え上げるための歌[編集]
数をリズムよく数え上げるための歌。、童歌としては、手毬・御手玉・羽根突と組み合わされて発達した。- どちらにしようかな
- ちゅうちゅうたこかいな
- 一かけ二かけ(明治時代成立)
- 一列談判(イチレツランパン)(明治時代成立)
脚注[編集]
- ^ 秋月四郎「上方座敷歌集成」(大正13年)