小田急バス新百合ヶ丘営業所
概要
沿革
●1983年︵昭和58年︶7月21日 - 小田急バス町田営業所を新設。生田営業所が管轄していた鶴川駅・柿生駅発着の路線を引き継ぐ。 ●1985年︵昭和60年︶12月 - 小田急バス初の深夜バス︵鶴川駅 - 鶴川団地、鶴川駅 - 奈良北団地の2路線︶を運行開始。 ●1988年︵昭和63年︶11月18日 - 町田営業所敷地内に小田急百貨店野津田物流センターを開設[2]。 ●2007年︵平成19年︶11月1日 - 当営業所管内でICカード乗車券︵PASMO / Suica︶を使用開始。 ●2011年︵平成23年︶9月1日 - 小田急バスで唯一町田駅に乗り入れていた柿20︵柿生駅北口~町田バスセンター︶を廃止。 ●2012年︵平成24年︶8月1日 - 新26﹁新百合ヶ丘駅 - 新百合ヶ丘総合病院﹂︵2点間の直行バス︶の新規運行を開始。 ●2013年︵平成25年︶6月2日 - 整備工場の機能を登戸営業所に移転[3]。 ●2016年︵平成28年︶6月1日 - 稲11・稲12が﹁前乗り後降り・運賃先払い方式﹂に変更[4]され、小田急バスから﹁後乗り前降り・運賃後払い方式﹂の路線が消滅した。 ●2017年︵平成29年︶2月16日 - 登戸営業所から新01・稲02・新05・新06が移管される。 ●2020年︵令和2年︶11月16日 - 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、利用状況を踏まえた大規模なダイヤ改正を実施。 ●2021年︵令和3年︶6月30日 - 利用状況を踏まえ、空港連絡バス羽田線の回数券の発売を終了[注釈 3][5]。 ●2022年︵令和4年︶10月16日 - 町田営業所を移転して新百合ヶ丘営業所を開設[1]。 ●2023年︵令和5年︶ ●5月15日 - 川崎市内運賃改定を実施[6][注釈 4]。 ●7月1日 - 神奈川中央交通における運賃改定に伴い、鶴川駅発着路線︵鶴06・07・09を除く︶と玉川学園コミュニティバス︵玉ちゃんバス︶で運賃改定を実施[7]。 ●9月1日︵予定︶ - 柿23・新23の両系統において、共同運行相手の東急バスが撤退予定。それに伴い全便が小田急バスの運行になる予定[8]。現行路線
2023年5月14日までは川崎市内と横浜市内とで運賃が異なっており、川崎市内︵東京都稲城市の一部を含む︶は210円、横浜市内は220円となっており、川崎市内停留所から横浜市内方面へ向かう場合は、行き先を乗務員に申告する必要があった。翌15日以降は、一部系統を除いて川崎市内運賃が220円となり、横浜市内と同一運賃となったため、行き先の申告をする必要がなくなった。柿生線
柿生駅発着路線
柿生駅 - 下麻生 - こどもの国方面
●柿21‥柿生駅南口 - 真福寺 - 下麻生 - 常盤橋 - 神前橋 - こどもの国︵休日1往復のみ︶ 柿生駅からこどもの国方面へ向かう。柿生駅南口付近は道が狭く、バスが歩行者とすれすれで通行する状態であり、駅付近での行き違いが困難なため、誘導員によるトランシーバーを使った連絡が必須であった。こういった問題を解決するため、2007年︵平成19年︶4月1日より旧停留所から約70m離れた場所に設置された仮設ターミナルから発着するようになった[注釈 5]。柿生駅 - 下麻生 - 桐蔭学園方面
柿生駅 - 片平中央 - 稲城・若葉台方面
また、従来の矢野口駅停留所は「矢野口駅東」に名称変更され、矢野口駅南口駅前広場に乗り入れない「新宿駅西口 - よみうりランド線」、鶴22は従来通り使用される。
鶴川駅発着路線
三輪緑山 - こどもの国方面
●鶴05‥鶴川駅 - 岡上 - 三輪緑山二丁目 - こどもの国︵不定期運行︶ ●鶴06‥鶴川駅 - 岡上 - 三輪緑山二丁目 - こどもの国 - 三菱ケミカル前︵平日朝夕のみ︶ ●鶴07‥鶴川駅 - 岡上 - 三輪緑山二丁目 - こどもの国 - 奈良北団地 ●鶴09‥鶴川駅 - 岡上 - 三輪緑山二丁目 - ことり橋 - 奈良北団地 鶴川駅から南下して横浜市北部地区へ向かう。鶴07系統はこどもの国まで南下した後、再び北上して奈良北団地に入る。折り返し場は横浜市営バス・東急バス奈良北団地折返場とは別位置にある。鶴06系統は平日の朝夕のみ運行され、本数は朝に1往復・夕方に鶴川駅行きが2本のみとなっている[9]。終点・三菱ケミカル前では三菱ケミカル駐車場で折返す。2017年4月に三菱化学・三菱樹脂・三菱レイヨンの統合による社名変更に伴って、停留所名も三菱化学前から三菱ケミカル前に変更された。鶴05系統は、日曜・祝日の多客時のみに運転する不定期路線。 鶴09系統は、地域の要望などによって2006年3月に運行開始した路線[10]で、三輪緑山二丁目まで鶴07と同経路だが、都県境近くの緑山・玉川学園台を経由して奈良北団地へ直接向かう。同地区はこれまで横浜市営バス[注釈 10]・東急バスが青葉台駅から緑山循環を運行していたが、小田急の運行は初となる。奈良北団地発は6時台~16時台、鶴川駅発は7時台~22時台まで1時間に1本運転される。鶴07では鶴11と同様に、小田急初の深夜バスとして1985年12月から深夜バスを運行していたが︵先述︶、2020年11月16日のダイヤ改正をもって廃止され、同時に日中時間帯を中心に減便された。2023年5月14日までは三輪緑山二丁目停留所が運賃の境目となっており、鶴川駅 - 三輪緑山二丁目の相互間の利用の場合は川崎市内運賃、その他の区間は横浜市内運賃となっていた。なお、鶴川駅 - 三輪緑山二丁目(岡上)は川崎市麻生区の飛び地となっている。
鶴川緑山住宅循環
鶴川駅と南下した丘にある緑山住宅を結ぶ循環路線。終点側の三輪入口 - 鶴川緑山住宅間の相互間の利用の場合は武相地区運賃(210円)、鶴川駅 - 三輪入口間の相互間利用の場合は川崎市内運賃(220円)、三輪入口を跨いで乗車する場合は250円となっている。なお、2023年5月15日に実施された川崎市内運賃改定時には、この路線の川崎市内運賃適用区間を据え置きとしていたが、7月1日の運賃改定に合わせて、この区間も改定された。
千都の杜中央循環
- 鶴10:鶴川駅 → 藤の木 → 千都の杜中央 → 鶴川駅(神奈川中央交通町田営業所と共同運行)
鶴川団地方面
- 鶴11:鶴川駅 - 鶴川二丁目 - センター前 - 国士舘大学前 - 鶴川団地(神奈川中央交通町田営業所と共同運行)
- 鶴12:鶴川駅 → 鶴川二丁目 → センター前 → 国士舘大学前 → 鶴川団地 → 団地南 → 鶴川二丁目 → 鶴川駅(北廻り循環)
- 鶴13:鶴川駅 - 平和台入口 - 鶴川六丁目 - 国士舘大学前 - 鶴川団地(神奈川中央交通町田営業所と共同運行)
真光寺公園方面
- 鶴26:鶴川駅 - 平和台入口 - 鶴川台坂下 - 真光寺公園(神奈川中央交通町田営業所と共同運行)
鶴川駅と鶴川台地区を結ぶ路線として、1998年に鶴23(鶴川駅 - 平和台入口 - 和光学園)の代替で新設された。小田急は朝夕を中心に運行されており、日中は1時間に1-2本と少ないにも関わらず乗客は多いことから、2015年11月4日のダイヤ改正で増便および等間隔の運行に変更された。
鶴川駅発着路線は、以前は「鶴川線」を名乗っていたが、2022年10月16日のダイヤ改正で柿生線に統合された。
虹ヶ丘線
新百合ヶ丘駅 - 真福寺 - あざみ野方面
新百合ヶ丘駅から真福寺・もみの木台経由で東急田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーラインあざみ野駅へ向かう。1989年の運行開始時から東急と共同運行しているが、当初は全便が嶮山スポーツガーデン(現:あざみ野ガーデンズ)折返しの新21系統だった。1991年(平成3年)にあざみ野駅まで延伸されて現在に至る。
平尾線
- 新01:新百合ヶ丘駅 - 下平尾 - 台原 - 平尾団地(主に早朝と夜間のみ・深夜バスあり)
- 新05:新百合ヶ丘駅 - 下平尾 - 台原 - 平尾団地 - 坂浜 - 駒沢学園 - 宮の台 - 稲城駅 - 向陽台六丁目 - 稲城市立病院
- 新05:新百合ヶ丘駅 → 下平尾 → 台原 → 平尾団地 → 坂浜 → 宮の台 → 稲城駅 → 向陽台六丁目 → 稲城市立病院(平日朝2本のみ)
- 新06:新百合ヶ丘駅 - 下平尾 - 台原 - 平尾団地 - 坂浜 - 駒沢学園(平日・土曜のみ)
- 新06:新百合ヶ丘駅 -(直行)- 駒沢学園(平日・土曜のみ)
- 新08:新百合ヶ丘駅 - 下平尾 - 台原 - 平尾団地 - 平尾四丁目 - ソコラ若葉台 - 坂浜戸隠 - 若葉台駅
- 稲02:稲城駅 - 宮の台 - 駒沢学園 - 坂浜 - 平尾団地 - 台原 - 下平尾 - 新百合ヶ丘駅
- 稲02:稲城駅 - 宮の台 - 坂浜 - 平尾団地 - 台原 - 下平尾 - 新百合ヶ丘駅(早朝と夜間のみ)
2020年11月16日のダイヤ改正で、それまでは平尾団地まで日中10分間隔の毎時6本、夕ラッシュ時7.5分間隔の毎時8本が運行されていたが、日中10 - 13分間隔の毎時5.5本、夕ラッシュ時10分間隔の毎時6本に大幅減便となり、新05が60分間隔から120分間隔となった。
新百合ヶ丘駅 - 新百合ヶ丘総合病院(直行バス)
新百合ヶ丘総合病院の開院(2012年8月1日)に併せて、新百合ヶ丘駅から直行バスの新規運行が開始となった。
平尾線のルート上を経由しているが、「麻生区役所前」・「麻生警察署前」両バス停には停車しない。行き先表示では系統番号の横に「直行」の文字を大きく表示し、側面には「病院直行バス」と表示する。以前は虹ヶ丘線の所属であったが、2020年11月16日のダイヤ改正で平尾線に統合された。主に柿生線と平尾線の車両が担当する。
稲城線
若葉台駅 - 黒川方面
- 若11:若葉台駅 - 黒川(日曜・祝日のみ)
稲城駅 - 駒沢学園方面
●稲03‥稲城駅 - 宮の台 - 駒沢学園︵平日・土曜のみ︶ 稲城駅と駒沢学園を結ぶ路線で、柿24や稲02・新05とともに稲城駅から駒沢学園への通学客輸送を担う。通学時間帯に合わせた運行で、休日には運行されないが、柿24・稲02・新05の各系統は休日も一部便を除き乗り入れるため、同系統を利用することで駒沢学園への利用は可能である。ただし、休日に駒沢学園で授業開講や行事がある日は臨時に運行することがある。なお、駒沢学園の休校期間には、休校ダイヤが組まれ、一部の便が運休となる。稲城駅 - 向陽台 - 長峰方面
●稲11‥稲城駅 - 向陽台 - 総合体育館 - 長峰︵京王バス多摩営業所と共同運行・深夜バスあり︶ ●稲12‥稲城駅 - 向陽台 - 総合体育館 - 長峰 - 若葉台駅︵京王バス多摩営業所と共同運行︶ 稲城駅から向陽台ニュータウンへ向かう路線で、ニュータウン開発に伴い路線が2度延伸されており、運転を開始した1988年︵昭和63年︶には向陽台止まりだったものが1995年︵平成7年︶に長峰まで、1999年︵平成11年︶に若葉台駅まで伸びている。現在は︵小田急の場合︶朝夕の一部便に稲11系統が運行されている他は、全て稲12系統として運行されている。稲城市コミュニティバス「iバス」
- Aコース(右回り)平尾団地~稲城市立病院 循環:平尾団地 → 栗平駅 → 若葉台駅 → 長峰 → 向陽台 → 稲城市立病院 → 南多摩駅 → 矢野口駅 → 稲城市役所 → 稲城駅 → 坂浜 → 平尾団地
- Bコース(左回り)平尾団地~稲城市立病院 循環:平尾団地 → 坂浜 → 稲城駅 → 稲城市役所 → 矢野口 → 南多摩駅 → 稲城市立病院 → 向陽台 → 長峰 → 若葉台駅 → 栗平駅 → 平尾団地
- Cコース(往復)平尾団地~南多摩駅:平尾団地 - 坂浜診療所 - はるひ野駅 - 若葉台駅 - 長峰 - 向陽台 - 稲城市立病院 - 南多摩駅
- Dコース(梨)南多摩駅~よみうりランド方面~南多摩駅:南多摩駅 → 稲城市立病院 → 稲城長沼駅 → 稲城駅 → 京王よみうりランド駅 → よみうりランド丘の湯 → 京王よみうりランド駅 → 矢野口駅 → 押立郵便局 → 南多摩駅 → 稲城市立病院 → 南多摩駅
- Eコース(ぶどう)南多摩駅~よみうりランド方面~南多摩駅:南多摩駅 → 稲城市立病院 → 押立郵便局 → 矢野口駅 → 京王よみうりランド駅 → よみうりランド丘の湯 → 京王よみうりランド駅 → 稲城駅 → 稲城長沼駅 → 稲城市立病院 → 南多摩駅
玉川学園コミュニティバス(玉ちゃんバス)
- 北ルート:玉川学園前駅 → 月見ヶ丘 → 有楽入口 → 金井小学校 → 松風台 → 玉川学園前駅
- 北ルート:玉川学園前駅 → 月見ヶ丘 → さくらんぼホール → 有楽入口 → 金井小学校 → 松風台 → 玉川学園前駅
- 北ルート:金井小学校 → 松風台 → 玉川学園前駅 (初発出庫)
- 北ルート:玉川学園前駅 → 月見ヶ丘 → 有楽入口 (最終入庫)
- 東ルート:玉川学園前駅南口 → 鶯谷 → つつじヶ丘 → 昭和薬科大学 → 東玉川学園二丁目 → 鶯谷北 → ぬぼこ山 → 玉川学園前駅南口
- 東ルート:玉川学園前駅南口 → 鶯谷 → つつじヶ丘 → 東玉川学園四丁目 → 化石谷公園 → 東玉川学園四丁目 → 昭和薬科大学 → 東玉川学園二丁目 → 鶯谷北 → ぬぼこ山 → 玉川学園前駅南口
- 東ルート:昭和薬科大学 → 東玉川学園二丁目 → 鶯谷北 → ぬぼこ山 → 玉川学園前駅南口 (初発出庫)
- 東ルート:玉川学園前駅南口 → 鶯谷 → つつじヶ丘 → 昭和薬科大学 → 東玉川学園二丁目 (最終入庫)
- 南ルート:玉川学園前駅南口 → ぬぼこ山 → 松見ヶ丘西 → 松見ヶ丘東 → のらくろ坂下 → 玉川学園前駅南口
空港 - 各駅方面
●成田線‥成田空港 - センター南駅 [注釈 12] - たまプラーザ駅 - 新百合ヶ丘駅︵東急バス新羽営業所[注釈 13]・京成バス千葉営業所と共同運行︶ ●羽田線‥羽田空港 - 新百合ヶ丘駅︵京浜急行バス新子安営業所と共同運行︶ 以前は、羽田線においても東急バス新羽営業所との共同運行であったが、2023年2月28日をもって同路線から撤退した[11]。 現在、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、成田線は全便運休中である。2023年8月1日より、ダイヤ改正及び運賃改定の上、小田急バス便のみ運行再開予定[注釈 14]。契約輸送
桐光学園
●スクールバス‥若葉台駅 - 黒川駅 - 桐光学園中学校・高等学校 ●スクールバス‥栗平駅 - 桐光学園小学校 桐光学園の生徒のみが利用できるスクールバス。専用車で平日の朝・夕、土曜の朝と昼から夕方にかけてのみ運行されている。廃止・移管路線
一般路線
- 鶴12:鶴川駅 → 鶴川二丁目 → 団地南 → 鶴川団地引返場 → 国士舘大学前 → センター前 → 鶴川二丁目 → 鶴川駅(南廻り循環)
- 神奈中と共同運行の路線だったが、2015年11月4日のダイヤ改正で両社とも廃止された。
- 小田急バスで唯一となる町田駅乗り入れ路線だった。柿生発は町田ターミナルが終点で、町田バスセンターから町田ターミナル・原町田三丁目を経由して柿生へ戻る(ターミナル→バスセンター間は回送)。
- 並行する神奈中バス(町92・町82等)は2009年4月6日以降、町田向けの便は全て町田ターミナル経由町田バスセンター行きとして運行、町田始発便は町田ターミナル始発で町田バスセンターを経由(始発から8:59発までは町田バスセンター始発、ターミナルは経由せず)していたが、柿20はそのままであった。
- この路線の乗降方式は、こどもの国を境に柿生駅方面は前乗り前払い、町田方面は中乗り後払いだった。町田からこどもの国以遠に向かう場合は、こどもの国到着時に料金を精算する。 なお、横浜市内有効の乗車証での有効区間は、町田バスセンター~早野間、または柿生駅南口~上和田︵横浜市内最終停留所︶間のいずれかで、全線乗車は不可だった。 2011年9月1日に廃止、最末期は1日僅か2便だった。 ●柿25‥柿生駅北口 → 下麻生 → 常盤橋 → 鴨志田団地 → 寺家町 → 甲神社入口 ●柿25‥常盤橋 → 鴨志田団地 → 寺家町 → 常盤橋 → 下麻生 → 柿生駅北口 どちらも柿25系統の区間便。甲神社止まりは柿生駅北口から通常の柿25と同じように鴨志田団地・寺家町を経由し、循環区間の終点である甲神社入口で客扱い終了。そこから先は回送となっていた。常盤橋始発は柿生駅北口から回送で走行し、循環区間の最初である常盤橋から客扱いを開始。その先は通常の柿25同一経路鴨志田団地・寺家町を経由し、柿生駅北口まで走行していた。最末期はいずれも1日1~2本となっており、2014年8月31日をもって両便とも廃止となった。 ●新21‥新百合ヶ丘駅 - 山口台中央 - 真福寺 - 裏門坂 - 虹が丘営業所 - もみの木台 - 嶮山スポーツガーデン︵現・あざみ野ガーデンズ︶ 新23系統の区間便。開業当初は全便がこの路線での運行。2012年4月1日のダイヤ改正で小田急バスとしての運行は一旦終了、全便が東急バスの運用となった。なお、2023年9月1日のダイヤ改正で新21・新23から東急バスが撤退するのに合わせて、小田急バスにおける新21も復活する予定。 ●新22‥新百合ヶ丘駅 - 山口台中央 - 真福寺 - 大谷 新23系統の区間便扱い。大谷折返場までの路線で、主に中休やラッシュ時のバス待機の際に運行されていた。新百合ヶ丘駅発の始発便は生田営業所が担当していたが、2012年8月1日のダイヤ改正により、町田営業所としての運行は終了した︵生田営業所が担当する新百合ヶ丘駅発の始発便のみとなったため︶。生田営業所が担当する1便についても、2013年6月2日の登戸営業所移転に伴うダイヤ改正で廃止され、系統廃止となった。 ●若01‥若葉台駅 → 若葉台パークヒルズ → 若葉台四丁目 → 若葉台駅︵京王バス南・多摩営業所と共同運行︶ 若葉台駅バスロータリー完成時に新設された路線の一つで、若葉台北西部にある若葉台パークヒルズを循環する。全区間が武相運賃区域を走るが、元から区間の短い路線であるため前乗り中降りの乗降方式を採用していた。2019年4月1日をもって小田急バスは撤退し、京王バス南︵現・京王バス︶の単独運行となった[12]。「京王バス多摩営業所#若葉台循環線」も参照
- 若02:若葉台駅 - 長峰 - 向陽台 - 城山公園 - 南多摩駅(京王バス南・多摩営業所と共同運行)
- 2016年6月1日に新設された路線[13]で、稲城駅へは行かずにJR南武線南多摩駅へ向かっていた。こちらも2019年4月1日をもって小田急バスは撤退し、京王バス南(現・京王バス)の単独運行となった[12]。
「京王バス多摩営業所#向陽台線」も参照●稲10‥稲城駅 - 向陽台六丁目 - 向陽台 向陽台ニュータウンに向かう路線として、1988︵昭和63年︶年に運行を開始。大多数の便は二度にわたって延伸された︵先述︶。末期は土休日の早朝の稲城向け2本のみの運行となっていたが、2020年11月16日のダイヤ改正で稲11に置き換えられる形で廃止され、系統廃止となった。 ●無番‥稲城駅 → 坂浜 → 下黒川 稲城駅から鶴川街道を南下し、若葉台駅の下にある下黒川まで向かっていた路線。平日と土曜の片道1便のみの設定で、2013年9月30日をもって廃止された。 ●深夜急行‥新宿駅西口 - 町田バスセンター - 相模大野駅 1989年︵平成元年︶12月、小田急バス初の深夜急行路線として開設[14]。各営業所に配置されていた観光車を町田営業所に転属させ、運用されていた。開設当初は町田バスセンター止まりだったが、翌年12月に相模大野駅まで延伸された。同時期に開設された神奈川中央交通の深夜急行バス︵新宿駅~町田バスセンター︶と開設当初から競合状態にあったが、小田急バスは1995年︵平成7年︶5月31日に深夜急行バスから撤退した[14]。契約輸送
●2006年7月から、稲城市向陽台にあるマンション﹁アルボの丘﹂とシャトルバス契約を締結して、平日の朝夕に専用車が同マンションと稲城駅・南多摩駅をそれぞれ往復していたが、現在は南観光交通に移管されている。 ●2004年7月から約5年間、町田市真光寺にある墓地﹁いずみ浄苑﹂とシャトルバス契約を締結して、専用車の三菱ふそう・ローザ︵F124号車︶が同苑と鶴川駅・若葉台駅をそれぞれ往復していたが、現在は貸切業者の鶴友商行に移管され、同車も移籍している︵現在は廃車︶。車両
大型車の大半を占める三菱・エアロスターといすゞ・エルガ︵16-F 6085,16-F9366︶一般路線車はいすゞ・エルガの割合が高いが、三菱ふそう・エアロスターやハイブリッド車の日野・ブルーリボンシティハイブリッドも在籍している。従来から生田営業所︵現在の登戸営業所︶とともに、基本的には高出力エンジンの車両が選択されてきたが、近年ではエンジン出力向上により営業所に関係なく同一出力の高性能車が導入され、営業所毎のエンジン出力による振り分けは解消された。 以前は小田急バスで唯一となる中乗り整理券方式路線︵稲11・稲12︶が存在したため、コミュニティバス専用車を除く一般路線車全車両に整理券発行機が取り付けられていたが、2016年6月に全路線が前乗り中降りに統一された為[4]、既存の整理券発行機は使用停止され、ICカードリーダーは撤去された。また、以降投入の新車には設置されていない。また、かつては一部車両のみ運賃表示機付き案内表示機︵LED式︶が付いていたが、その後LED式案内表示機を搭載する全車両において案内表示機の下段を区切って運賃を表示していた。現在はレシップ製の液晶表示器に交換され、行先や停留所名などの多言語対応が可能になり、英語、中国語︵簡体字︶、朝鮮語︵ハングル︶も表示されるようになった。 2013年10月以降、小田急バスのマスコットキャラクター﹁きゅんた﹂の誕生1周年を機に08-F9297号車が﹁きゅんた﹂ラッピングバス︵ベースカラーは青色︶として運行を開始した。 他にも、羽田空港・成田空港リムジンバス用に三菱ふそう・エアロエースと日野・セレガが配置されている。さらに、稲城市コミュニティバス﹁iバス﹂用と玉川学園コミュニティバス︵玉ちゃんバス︶用には、小型車の日野・ポンチョが在籍している。﹁iバス﹂用車両には赤色地に独自のイラストが入れられており、市の公式イメージキャラクターである﹁稲城なしのすけ﹂があしらわれている。玉ちゃんバス用車両は黄色地に独自のイラストを入れた車両となっている。また、上記のコミュニティバス共通予備車として一般路線塗装の三菱ふそう・エアロミディMEが配置されている。 他にも、桐光学園スクールバス用として、いすゞ・エルガのツーステップ車2台と日野・メルファ1台︵貸切登録︶が配置されている。 町田営業所時代は多摩ナンバーであったが、新百合ヶ丘営業所開業に伴い順次川崎ナンバーに変更された。脚注
注釈
(一)^ ただし、この停留所を経由する路線は登戸営業所の担当。 (二)^ 小田急百貨店野津田物流センターと神奈川中央交通︵神奈中︶町田営業所に隣接。最寄り停留所は﹁野津田車庫﹂であるが神奈中の路線のみが発着しており、当営業所発着の小田急バスの路線は存在していなかった。 (三)^ 使用は同年11月30日まで、払い戻しは2022年3月31日まで。 (四)^ なお、柿23・新23を共同運行している東急バスは2023年3月16日に川崎市内運賃を改定している。また、京王バスと共同運行している稲11・稲12の川崎市内運賃適用区間は、当面の間据え置きとなる。 (五)^ 東急バスの柿生線・川崎市バスの柿生線も同様。かつて東急バスには長津田駅へ向かう便もあった。 (六)^ 2010年6月30日までは青葉台営業所所管だった。 (七)^ ab2020年8月17日現在のダイヤによる (八)^ 2020年9月5日までは休日運行。 (九)^ 2020年7月1日現在のダイヤによる (十)^ 2007年に118系統を東急バスに全便移譲し撤退。 (11)^ 移管前は﹁平尾団地線﹂を名乗っていたが、移管時に平尾線に改称された。 (12)^ 一部便のみ停車。 (13)^ 元々は虹が丘営業所所管だったが、横浜市営バス43系統の移譲に伴う車庫容量の兼ね合いで2006年3月16日に新羽営業所に移管した。 (14)^ 東急バス便・京成バス便はたまプラーザ駅止まり。 東急バス便は新規で新横浜駅に停車。出典
(一)^ abc“小田急バス 新百合ヶ丘営業所を開設”. タウンニュース 公式サイト. 株式会社タウンニュース社. 2022年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月14日閲覧。 (二)^ 小田急百貨店50年史 p.171 (三)^ ﹁エコ&環境重視!小田急バス登戸営業所、オープン﹂﹃バスラマ・インターナショナル﹄第138号、ぽると出版、2013年7月、pp.41-43。 (四)^ abc“路線バスの運賃支払・乗降方法の変更について”. 小田急バス 公式サイト. 小田急バス株式会社. 2022年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月14日閲覧。 (五)^ “︻羽田空港線︼回数券の取扱いを終了します | サイトのタイトル”. www.odakyubus.co.jp. 2021年6月17日閲覧。 (六)^ “︻運賃改定︼2023/5/15 川崎市内運賃を改定します | サイトのタイトル”. www.odakyubus.co.jp. 2023年6月12日閲覧。 (七)^ “︻運賃改定︼2023/7/1 路線バス︵武相運賃地区の一部︶の運賃を改定します | サイトのタイトル”. www.odakyubus.co.jp. 2023年6月12日閲覧。 (八)^ abc“︻ダイヤ改正︼2023/9/1 新百合ヶ丘駅・柿生駅発着の東急バス共同運行系統で実施︵事前告知︶”. www.odakyubus.co.jp. 2023年6月12日閲覧。 (九)^ ab“9月1日(木) ダイヤ改正のお知らせ︵狛江営業所・町田営業所︶ | サイトのタイトル”. www.odakyubus.co.jp. 2022年8月23日閲覧。 (十)^ “2006/3/1系統の新設にともない、運行内容を変更いたします 3/2”. 小田急バス (2006年3月1日). 2007年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月13日閲覧。︵Internet Archive Wayback Machine︶ (11)^ “︻新百合ヶ丘~羽田空港線︼2023/3/1 ダイヤ改正 | サイトのタイトル”. www.odakyubus.co.jp. 2023年2月17日閲覧。 (12)^ ab“4月1日(月) 若01・若02系統における運行会社移管のお知らせ”. 小田急バス 公式サイト. 小田急バス株式会社. 2022年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月14日閲覧。 (13)^ “6月1日 路線の新設・ダイヤ改正のお知らせ”. 小田急バス 公式サイト. 小田急バス株式会社. 2022年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月14日閲覧。 (14)^ ab小田急バス株式会社社史編纂委員会 編 2010, pp. 126.関連項目
- 小田急バス登戸営業所(旧:生田営業所) - 元となった営業所
- 東急バス
- 神奈川中央交通町田営業所 - 鶴08・10・11・13・26系統を共同運行
- 京王バス多摩営業所 - 稲11・12系統を共同運行
- 京成バス千葉営業所 - 空港連絡バス成田線を共同運行
- 京浜急行バス新子安営業所 - 空港連絡バス羽田線を共同運行
外部リンク