「東急7600系電車」の版間の差分
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最後まで残った7601Fは同年11月25日に赤帯を撤去した「クラシックスタイル」として運用された<ref>[http://railf.jp/news/2014/11/28/140000.html 東急7600系がクラシックスタイルに] - [[交友社]]railf.jp(『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』)、2014年11月27日</ref>。2015年2月7日には、2月上旬の引退を記念して蒲田駅で7600系引退記念イベントが開催され<ref>{{PDFlink|[http://www.tokyu.co.jp/file/150129HPMBPR.pdf 2月7日(土)に池上線・東急多摩川線蒲田駅構内で「ありがとう7600系イベント」を開催します]}} - 東京急行電鉄プレスリリース 2015年1月29日</ref><ref>[http://railf.jp/news/2015/02/08/201500.html 東急で『ありがとう7600系イベント』開催] - [[交友社]]railf.jp(『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』)、2015年2月8日</ref>、2月10日に営業運転を終了した。その後2月12日に長津田車両工場へ回送された<ref>[http://railf.jp/news/2015/02/13/140000.html 東急7600系7601編成が長津田車両工場へ] - [[交友社]]railf.jp(『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』)、2015年2月12日</ref>。そして2015年3月中に7601F3両の除籍が完了し、廃系列となった<ref name="Fan2015-8"/>。 |
最後まで残った7601Fは同年11月25日に赤帯を撤去した「クラシックスタイル」として運用された<ref>[http://railf.jp/news/2014/11/28/140000.html 東急7600系がクラシックスタイルに] - [[交友社]]railf.jp(『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』)、2014年11月27日</ref>。2015年2月7日には、2月上旬の引退を記念して蒲田駅で7600系引退記念イベントが開催され<ref>{{PDFlink|[http://www.tokyu.co.jp/file/150129HPMBPR.pdf 2月7日(土)に池上線・東急多摩川線蒲田駅構内で「ありがとう7600系イベント」を開催します]}} - 東京急行電鉄プレスリリース 2015年1月29日</ref><ref>[http://railf.jp/news/2015/02/08/201500.html 東急で『ありがとう7600系イベント』開催] - [[交友社]]railf.jp(『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』)、2015年2月8日</ref>、2月10日に営業運転を終了した。その後2月12日に長津田車両工場へ回送された<ref>[http://railf.jp/news/2015/02/13/140000.html 東急7600系7601編成が長津田車両工場へ] - [[交友社]]railf.jp(『[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]』)、2015年2月12日</ref>。そして2015年3月中に7601F3両の除籍が完了し、廃系列となった<ref name="Fan2015-8"/>。 |
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[[File:M.Z.K DSC 0132.jpg|thumb|東急7600系電車の、引退記念イベントの際の写真である。完全に赤帯が撤去されていることが分かる。(2015年2月7日/[[蒲田駅]])]] |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2016年3月20日 (日) 14:10時点における版
東急7600系電車 | |
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7600系第3編成(先頭はデハ7653) 歌舞伎塗装・シングルアームパンタ改造車 (2008年7月12日 / 石川台 - 雪が谷大塚) | |
基本情報 | |
製造所 | 東急車輛製造 |
主要諸元 | |
編成 | 3両編成 |
軌間 | 1,067 |
電気方式 |
直流1,500V (架空電車線方式) |
最高運転速度 |
池上線85km/h 東急多摩川線80 |
設計最高速度 | 110 |
起動加速度 | 3.2 |
減速度(常用) | 3.5 |
減速度(非常) | 4.5 |
編成定員 |
375(座席135)人 または377(座席136)人 |
車両定員 |
先頭車122(座席44)人 中間車7680番台131(座席47)人 7673号133(座席48)人[1] |
車両重量 |
クハ7600形:29.6t デハ7650形:33.2t デハ7673号:32.7t デハ7681・82号:32.8t[1] |
編成重量 | 95.6または95.5t |
全長 | 18,000 |
全幅 |
2,744mm (デハ7673のみ2,740)[1] |
全高 |
クハ7600形:4,076mm デハ7661・7662:4,067mm デハ7653・7681・7682:4,085mm デハ7673:4,100[1] |
台車 |
軸バネ式空気バネ台車 TS-831形・TS-839形 |
主電動機 | かご形三相誘導電動機 110kW |
駆動方式 | 中空軸平行カルダン駆動方式 |
歯車比 | 6.07 |
編成出力 | 880kW |
制御装置 | GTO-VVVFインバータ制御 |
制動装置 |
回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (改造当初は回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ) |
保安装置 | 東急形ATS・TASC |
改造の経緯
東急は7200系を大井町線から目蒲・池上両線に転用したが、その際編成構成をMT比1:1の6両編成から2:1の3両編成に変更したため、モーターのない制御車︵クハ7500形︶が余剰となり、逆にそれを動かすための電動車が不足した。そこで、余剰車を電装して新たな編成を組成し、車両を有効活用することになった。これが7600系である。改造点
電装品は7200系のものではなく、同時期に新造された9000系と同等の、最新の三相交流かご形誘導電動機とGTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御装置が用意された。ただし、9000系の制御装置は日立製作所製で、1基で1両分4個の電動機を制御する﹁1C4M﹂方式であるのに対し、7600系の制御装置は東洋電機製造製で、1基で2両分8個の電動機を制御する﹁1C8M﹂方式とされた。 電動車化に伴い、台車は製造時より装備のバッド社製﹁パイオニアIII型﹂台車から、8000系などと同等の﹁TS-831型﹂に交換された。 屋根にも改造が加えられ、2両に1両の割合で集電用のパンタグラフが2基設置されるとともに、1両あたり4基の冷房装置搭載が行われた。その一方で車内は冷房風洞の設置を除いて大きな改造はなされなかった。 改造当初の編成構成は以下の通り。↑大井町・目黒 | ||
形式 | 詳細 | |
---|---|---|
デハ7600形 | クハ7500形から改造された制御電動車で、改造時に方向転換も実施した。 静止形インバータ (SIV) と空気圧縮機 (CP) などの補機類を搭載し、デハ7650形とユニットを組む。 | |
デハ7650形 | クハ7500形から改造された制御電動車。 パンタグラフや主制御器などの走行機器を搭載し、デハ7600形とユニットを組む。 | |
↓二子玉川園(当時)・蒲田 |
歴史
当初6両が改造され、デハ7600形―デハ7650形の2両編成3本が組成された。このうち第1編成、第2編成は長津田検車区に配置され、未改造の7200系クハ7500形2両とMT比2:1の6両編成を組んで引き続き大井町線で、第3編成は雪が谷検車区奥沢班に配置され、7200系デハ7200形と全電動車の3両編成を組んで目蒲線で使用された。←大井町 | ||||||||||
デハ7601 | - | デハ7651 | > | ※クハ7503 | + | デハ7602 | - | デハ7652 | > | ※クハ7510 |
←目黒 | ||||||||||
※デハ7255 | < | デハ7603 | - | デハ7653 |
- +は先頭車同士の連結部、<・>は中間に組み込まれる先頭車(例えば<7603-は目黒側に運転台がある先頭車)を示す。
- ※は7200系車両。
←五反田 | ||||
*クハ7601 | - | デハ7651 | > | *デハ7661 |
*クハ7602 | - | デハ7652 | > | *デハ7662 |
※デハ7255 | < | デハ7603 | - | デハ7653 |
- *が変化のあった車両
←目黒 | ||||
*デハ7201 | < | デハ7601 | - | デハ7651 |
*デハ7212 | < | デハ7602 | - | デハ7652 |
- *は7200系車両。
←五反田 | ||||
クハ7601 | - | デハ7651 | > | デハ7661 |
クハ7602 | - | デハ7652 | > | デハ7662 |
クハ7603 | - | デハ7673 | - | デハ7653 |
←五反田 | ||||
クハ7601 | - | デハ7681 | > | デハ7661 |
クハ7602 | - | デハ7682 | > | デハ7662 |
クハ7603 | - | デハ7673 | - | デハ7653 |
- 第1編成(2015年1月運用離脱)、第2編成(2014年7月廃車)[4]。
↑五反田 | |||
形式 | 車両番号 | 詳細 | |
---|---|---|---|
クハ7600形 | 7601 7602 | 1988年にデハ7600形から再改造された制御車。 1988年にモーターが撤去され、SIV、CPなどの補機類のみを搭載する。 | |
デハ7670形(7680番台) | 7681 7682 | デハ7650形から再改造された中間電動車。 1988年にCPの追加、1994年に運転台の撤去と現番号への変更が行われた。 | |
デハ7650形(7660番台) | 7661 7662 | 1988年にクハ7500形から改造された制御電動車。 主制御器のみを搭載し、デハ7670形から給電を受ける。 | |
↓蒲田 |
- 第3編成
- 2010年3月廃車
↑五反田 | |||
形式 | 車両番号 | 詳細 | |
---|---|---|---|
クハ7600形 | 7603 | 1990年にデハ7600形から再改造された制御車。 第1編成、第2編成と同一。 | |
デハ7670形(7670番台) | 7673 | 1990年にデハ7400形から改造された中間電動車。 パンタグラフ、主制御器、CPを搭載する。 1994年まではデハ7400形に区分されていた。 | |
デハ7650形(7650番台) | 7653 | 制御電動車。2007年現在、唯一改造時の形式・番号で残る。 1990年に五反田側のパンタグラフが撤去された。 この編成はシングルアーム式のパンタグラフに交換されている。 | |
↓蒲田 |
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蒲田側からみた第1編成
パンタグラフはデハ7670形に2基でデハ7670形は先頭車形状 -
蒲田側からみた第2編成
パンタグラフはデハ7670形に2基で、デハ7670形は先頭車形状 -
蒲田側からみた第3編成
パンタグラフはデハ7650形とデハ7670形に1基ずつで、デハ7670形は中間車形状
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デハ7670形(7680番台)・デハ7650形(7660番台)の連結部
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デハ7670形(7680番台)の連結部からデハ7650形(7660番台)を見る
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デハ7650形(7660番台)の連結部からデハ7670形(7680番台)を見る