鹿児島市交通局7500形電車
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鹿児島市交通局7500形電車 | |
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7500形 7501号(1次車) | |
基本情報 | |
製造所 | アルナ車両 |
製造年 | 2017年 2018年 |
運用開始 | 2017年3月 2019年3月 |
主要諸元 | |
編成 | 4編成 |
軌間 | 1,435mm |
電気方式 | 直流600V |
最高運転速度 | 40km/h |
起動加速度 | 2.5km/h/s |
減速度(常用) | 4.4km/h/s |
編成定員 | 68名(座席26名) |
車両重量 | 18.5t |
長さ | 14,400mm |
幅 | 2,440mm |
高さ | 3,750mm(パンタ折畳み時) |
床面高さ |
350mm(乗降口) 350mm-450mm(通路) |
台車 |
超低床式コイルばねボルスタレス/山形緩衝(シェブロン)ゴム SS15 |
主電動機 |
自己通風型かご形三相誘導電動機[1] TDK6255-A |
主電動機出力 | 50kW[1] |
駆動方式 | WNドライブ[1] |
歯車比 | 86/14(6.14)[1] |
制御方式 | IGBT-VVVFインバータ制御 |
制動装置 |
電気指令式電空併用ブレーキ方式 応荷重・回生発電ブレンティングブレーキ デッドマン機能・保安ブレーキ |
備考 | 以上の記述は『路面電車EX』2017Vol.09(イカロス出版)6頁に記載された「鹿児島市交通局7500形の主要諸元」を参照した。 |
鹿児島市交通局7500形電車︵かごしましこうつうきょく7500がたでんしゃ︶は、鹿児島市交通局にて2017年3月30日より運行を開始した[2]超低床の路面電車車両である[3]。愛称は﹁ユートラムIII﹂[3]。
2018年5月24日付で﹁鉄道友の会﹂のローレル賞を受賞した[4]。
概要
﹁鹿児島市LRT整備計画﹂に基づき、老朽化した500形電車の置き換えとして、2両が導入された[3][5]。 車両は2車体連接車であり、アルナ車両の超低床車ブランドであるリトルダンサーのタイプXをベースとしている[6]。定員は1000形電車︵初代ユートラム︶より10名︵8座席︶増の68名︵26座席︶となっている[3][5]。車体寸法は、長さ14.4メートル、幅2.44メートル、高さ3.75メートルであり、自重は18.5トンである[5]。 台車は新開発したSS15台車を用い、世界最小クラスのモーターを用いたことで、国内では初となる従来車と同様のWN駆動での100%超低床車を実現した[7]。運転台機器は、1000形および7000形と同じ右手操作式ワンハンドルマスコン。また室内は全席ロングシートを採用している。 2019年1月に2次車である7503と7504が登場[8]し、同年3月1日に営業運転を開始した。この2編成は窓が押し出し式から引き違い式になるなど細部が変更されている[9]。 1000形・7000形と共に固定運用となっており、各停留所の時刻表に表記されているほか、ホームページでも確認することができる。脚注
(一)^ abcd東洋電機製造ニュースリリース
(二)^ “﹃新型電車・ユートラムⅢの運転について﹄︵2017.03.27︶”. 鹿児島市交通局 (2017年3月27日). 2017年3月27日閲覧。
(三)^ abcd“﹃新型超低床電車(ユートラムⅢ)を導入します﹄︵2016.11.01︶”. 鹿児島市交通局 (2016年11月1日). 2017年3月10日閲覧。
(四)^ "2018年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両" (Press release). 鉄道友の会. 24 May 2018. 2018年5月24日閲覧。
(五)^ abc“新型超低床電車ユートラムⅢの導入|市長定例記者会見” (PDF). 鹿児島市. p. 5 (2016年10月31日). 2017年3月10日閲覧。
(六)^ ﹃路面電車年鑑2017﹄︵イカロス出版︶16頁
(七)^ ﹃路面電車 EX2017Vol.09﹄イカロス出版、2017年、5頁。
(八)^ kotsu.city.kagoshimaの投稿︵2112179798872945︶ - Facebook
(九)^ kotsu.city.kagoshimaの投稿︵2157891494301775︶ - Facebook
参考文献
- 『路面電車年鑑2017』(イカロス出版)
- 『路面電車EX』2017年Vol09(イカロス出版)
外部リンク
- 鹿児島市交通局7500形車両用電機品 - 東洋電機製造