au (携帯電話)
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au︵エーユー︶は、KDDIおよび沖縄セルラー電話の提供する携帯電話事業のブランドである。auブランドを開発した株式会社ジザイズによると、携帯電話を介し、様々な人やモノとの出会いが生まれ、その出会いを通じて全ての価値が集い合う世界の実現を﹁﹃会う﹄に始まり、﹃合う﹄に行き着く﹂という意味合いから﹁au﹂の2文字でシンプルに表現したと説明。
一方でauによると、access, always, amenityなどのAと、unique, universal, userなどのUで構成されていると説明している。
概説
携帯電話契約数が約2,400万契約で、国内の携帯電話市場における市場占有率が約26%で2位︵2006年7月末現在︶。
また総契約数に対する3G契約数が約2,300万契約で、 国内の携帯電話市場における3G普及率が97%で1位︵2006年7月末現在︶。
カメラ付きケータイやカラー液晶、シェルタイプ機種の導入の遅れから、J-フォン︵現‥ソフトバンクモバイル︶やNTTドコモに新規契約数で大きく水を開けられた。その後は、他社の3Gエリア展開の遅れや、Vodafoneの世界戦略機種投入の失敗もあり、契約数を伸ばし、ガク割やダブル定額での料金戦略や着うたフルなどのヒットで、現在ブランド別では3年連続純増No.1を記録している。
前身は日本移動通信︵IDO、イドー︶とDDIセルラー系地域会社。
この両グループで自動車電話、携帯電話事業を展開してきた。
IDOが関東・東海/甲信地方を担当し、これ以外の地方︵北海道・東北・北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄︶をDDIセルラーグループが担当していた。
両社は主な出資企業が異なるが、ローミングなどの関係から、一般には単一グループとして認知されていた。︵後述事業展開の部も参照︶
日本の移動体通信分野において強大なシェアを誇るNTTドコモグループに対抗するため、2000年7月に両グループのブランドを﹁au﹂︵エーユー︶に一本化後、同年10月にDDI、KDD、IDOの3社が合併して﹁KDDI﹂発足。
この時点で残った、DDIセルラー系地域会社については、沖縄を除き、同年11月﹁株式会社エーユー﹂(au)として統合一本化。︵沖縄セルラーは存続。︶
﹁株式会社エーユー﹂は、翌2001年10月、KDDI本体に吸収合併され、現在は同社の携帯電話事業のブランド名となっている。その為ブランドネームも﹁au by KDDI﹂︵エーユー・バイ・ケーディーディーアイ︶となっている。
なお、沖縄県を管轄する沖縄セルラー電話は、地元出資企業への配慮および単独でジャスダック証券取引所に上場している事から現在も別会社のまま存在する。
セルラー地域会社やIDOのシステムは別々に構築されてきたため、完全なシステム統合がされたのは2002年頃。︵沖縄は一部業務・サービスで未だ統合されず︶
アナログ式からデジタル式への移行当初は、他社と同様にPDC方式でサービスを行っていたが、DDIセルラーグループの関西・九州・沖縄セルラーが1998年7月14日から開始したCDMA方式のcdmaOneにIDOや北海道・東北セルラーが1999年4月14日参加し、全国ネット化。
引き換えにPDC方式の縮小を進め、2003年3月31日にPDC方式のサービスを終了し、現在はcdmaOne上位互換の第三世代携帯電話(3G)﹁CDMA2000 1x︵のちにCDMA 1Xに改名︶﹂への切り替えを進めている。
EZwebでインターネットにアクセス出来る他、ほとんどの機種にGPSを搭載する︵gpsOne技術を利用︶。それを生かして、GPS搭載機ではカーナビと同等の機能を持つ﹁EZ助手席ナビ﹂や、ハンディナビとして使える﹁EZナビウォーク﹂︵サービス開始当初は﹁EZ@NAVI﹂︶を提供している。他にGPSを使った天気予報などのサービスがある。
又、2003年11月28日からは、第3.5世代携帯電話︵3.5G︶﹁CDMA 1X WIN﹂の愛称でCDMA2000 1x EV-DOのサービスを開始し、﹁EZ着うたフル﹂﹁EZフラット﹂を初めとした画期的なサービス、端末のデザインなどが評価され、2003年度から2005年度にかけて純増シェアトップを獲得した。
2004年8月1日にEZフラットを終了し、同時にダブル定額を開始した。EZフラットを利用してきたユーザーはダブル定額への自動移行となった。2005年5月1日からは﹁ダブル定額ライト﹂を開始。定額の費用を最小1050円まで下げられる事、及び全ての料金プランと自由に組合せられる事から﹁3000円台から定額を始められる﹂事を宣伝、同時に携帯電話本体のみで完結する全ての機能について価格の上限を設け事実上の定額料金化し、さらに携帯電話を外部の端末に接続しモデムとして利用する際のパケット通信料金の料金体系を一新、WINの戦略を強化している。
2005年10月1日のツーカーグループ3社のKDDI本体への吸収合併後、ツーカー→auへの同一番号移行が可能になっている。
2006年2月、個人契約でも家族割引と年間割引の同等の割引ができる﹁MY割﹂を発表。
2006年7月11日、2006年9月5日より、au用の絵文字を他社携帯用に変換するサービスを開始すると発表。︵ドコモは7月12日より開始︶
2006年8月より、NTTドコモの﹁2ヶ月くりこし﹂、ソフトバンクモバイルの﹁自動くりこし﹂に対抗し。無料通話くりこしサービス﹁無期限くりこし﹂を開始した。
2006年9月、顧客満足度首位を獲得、この年の純増首位も獲得し、番号ポータビリティが始まる2006年10月24日まで、顧客満足度首位をPRしたCMを放映。
2006年9月より、コンテンツの一斉同時配信︵マルチキャスト︶を可能にする﹁BCMCS﹂を新たに導入する。BCMCSは、同一の無線チャンネルで多くのユーザーにコンテンツを一斉配信できるようにするシステム。コンテンツ配信時における周波数の利用効率とリアルタイム性が向上し、これまで以上の大容量コンテンツの配信が可能になるとしている。KDDIではこれを利用して、H.264をベースに高画質化された﹁EZチャンネルプラス﹂や、NTTドコモの﹁iチャネル﹂同等の﹁EZニュースフラッシュ﹂のサービスを開始する。これらは2006年秋冬モデルから順次対応。(iチャネルは情報料・通信料有料に対し、EZニュースフラッシュは情報料・通信料無料。)
さらに、NTTドコモやソフトバンクモバイルが導入予定のHSDPAに対抗し、2006年12月より、下り3.1Mbps/上り1.8Mbpsと、特に上り方向の速度ががさらに高速化されたCDMA2000 1xEV-DO Rev.A、いわゆる上位型第3.5世代携帯電話︵上位型3.5G。なお既存の1xEV-DOは標準型3.5G︶を開始予定。受信速度はHSDPAには及ばないが、送信速度が同者の4~5倍高速なのが売り。さらにパケット通信の遅延を制御するQoSも盛り込まれ、IPベースの双方向リアルタイム通信によるサービスも提供可能になる。新サービスとしてVoIPを利用した高品質なテレビ電話サービスを開始。︵2006年冬モデルから順次対応。︶ほかにもVoIP音声通話やブログ、メールなどのサービスを拡張する予定としている。エリア展開は、CDMA2000との完全上位互換のため既存のEV-DO Rev.0のネットワークとして徐々にエリアを拡大できるので、EV-DO Rev.Aエリアでない地域でも、従来のEV-DOや1xのエリアを利用できる。当初は東名阪の一部、2006年度末までに全国の政令指定都市をカバーするとし、2009年度中の全国展開を目指す。周波数は主に2GHz帯と一部に割り当てられる800MHz帯を利用する予定で、既存の800MHz帯にはEV-DO Rev.Aは導入されない。
イメージキャラクター
現在
2006年現在
●仲間由紀恵
●速水もこみち
●華原朋美︵替える理由﹁無期限くりこし﹂篇、仲間由紀恵と共演︶
●榮倉奈々︵替える理由﹁ダブル定額ライト﹂篇、仲間由紀恵と共演︶
●大沢あかね︵替える理由﹁MY割﹂篇、仲間由紀恵と共演︶
●いとうせいこう︵替える理由﹁電波﹂篇、仲間由紀恵と共演︶
●田中美保︵絵文字メール﹁絵文字からのお知らせ﹂篇︶
●松下由樹
●宇津井健︵簡単ケータイS、松下由樹と共演︶
●中田喜子︵簡単ケータイ﹁フラメンコ﹂篇︶
●仲間由紀恵withダウンローズ
●auシカ︵沖縄セルラー限定マスコットキャラクター。当該項目参照︶
●加藤夏希 ︵秋田県限定。広告、ラジオCMのみ︶
●リスモくん︵﹁au LISTEN MOBILE SERVICE﹂マスコットキャラクター︶
過去
- 浅野忠信
- 永瀬正敏
- 布袋寅泰(「EZ@NAVI」編のみ、永瀬正敏と共演)
- 織田裕二(旧日本移動通信・DDIセルラーグループから継続起用)
- 菅野美穂(旧日本移動通信・DDIセルラーグループから継続起用)
- 菊川怜
- 竹野内豊
- 石塚英彦(「ダブル定額」&「パケット割」編のみ、妻夫木聡と共演)
- 南海キャンディーズ
- 河本準一(次長課長)(「EZ助手席ナビ」編のみ、妻夫木聡と共演)
- 妻夫木聡
- 小野伸二
EZ FeliCa
EZ FeliCaは、ソニーが開発した非接触型ICカード規格であるFeliCaをauの携帯電話に内蔵した規格であり、そのサービス名称。EZ FeliCaを搭載した携帯電話をドコモと同様に﹁おサイフケータイ﹂︵おサイフケータイはNTTドコモの登録商標である︶と呼ぶ。2005年9月にW32SとW32Hを発売しサービスを開始した。
また、NTTドコモと共に﹁モバイルSuica﹂の対応も開始した︵但し、W32Sはauショップでのファームアップが必要︶。
現在は、W47T、W43H、W43CA、W43S、W43K、W42H、W41CA、W41H、W41S、W32H、W32Sの11機種が対応している。
事業展開
1985年の通信事業の自由化により、自動車電話事業への初めての新規参入に対し、京セラグループとトヨタ自動車グループが名乗りを上げ、調整の結果、トヨタが関東・甲信・東海地区を、それ以外の地区を京セラグループが参入することに決定。
京セラグループでは、1988年頃から地区別に、後述のような企業﹁○○セルラー電話﹂が設立され、モトローラ開発のアナログ式自動車電話TACS方式によるサービス事業を開始した。
事業開始時期
- 1989年7月 - 関西セルラー電話
- 1989年12月 - 中国・九州セルラー電話
- 1990年4月 - 東北セルラー電話
- 1990年8月 - 北海道セルラー電話
- 1990年9月 - 北陸セルラー電話
- 1990年12月 - 四国セルラー電話
- 1992年10月 - 沖縄セルラー電話
一方、トヨタグループは、1987年に﹁日本移動通信﹂︵IDO︶を設立。
京セラグループとは異なる、NTT大容量方式︵ハイキャップ︶による自動車電話サービス事業を1988年12月に開始。
この結果、関東・東海・甲信地区と、関西などとの地区でシステムの互換性がなく、相互利用ができない事態となり、モトローラの本国アメリカの圧力もあり、政治問題に発展した。このアメリカの政治的圧力に押される形で、1991年10月に、IDOも東京23区からTACS方式の導入を始め、1992年12月にようやく両グループのTACS方式のローミングが開始され、相互利用が可能になった。なお、TACS方式は、2000年9月30日にサービスが廃止された。
その後、デジタル︵PDC︶方式を導入。PDC方式は2003年にサービスが廃止された。
ただし、2005年10月1日にツーカーグループを吸収合併したことに伴い、事実上KDDIのPDC方式サービスが復活している。
PDC方式導入時期
- 1994年4月 - 関西セルラー
- 1994年6月 - IDO(首都圏)
- 1995年9月 - 北陸セルラー
- 1995年11月 - IDO(中部圏)
- 1995年12月 - 中国・九州セルラー
- 1996年4月 - 北海道セルラー
- 1996年8月 - 東北セルラー
- 1996年10月 - 四国セルラー
- 1996年11月 - 沖縄セルラー
サービス開始当時は全国展開ではなかったため、希望するユーザーに対して、﹁ドコモローミング﹂という形でIDO利用者はセルラーエリアを、セルラー利用者はIDOエリアでNTTドコモのPDC回線を日額計算で利用できるようにしていたが、IDO-セルラーエリアが全国展開になった際には有名無実なサービスとなっていた。
しかし、PDC方式の展開が遅かったためかシェアは上がらず、ついに日本で初めてCDMA方式︵cdmaOne︶を採用することになった。
cdmaOne方式導入時期
この施策は一定の成果があり、現在進めている第三世代方式CDMA2000方式の土台にもなっている。
携帯電話端末のシリーズと型番一覧
CDMA 1X WINとCDMA 1X
第三世代携帯電話(3G)に分類されるCDMA 1X WINシリーズ(第三・五世代携帯電話(3.5G)との見方もある)とCDMA 1Xシリーズは2006年現在、auの主力シリーズである。
CDMA 1X WIN端末
CDMA 1X WIN端末の型番はWで始まる︵CDMA 1X EV-DO Rev.A対応端末を含む︶ため、Wシリーズとも呼ばれる。
約款上は音声型端末が﹁第3種auデュアル﹂、カード型端末が﹁第3種auパケット﹂契約である。
Wのあとには2桁の数字が続き、最後には各メーカー毎に割り振られたアルファベットによる略称が付く。
携帯電話型端末においては、数字の1桁目でサービス開始からの経過年数を表し、その端末がどの年に発売されたかを表している。サービスの開始は2003年であることから、初年の端末は﹁1﹂、サービス開始2年目の2004年の端末では﹁2﹂というように割り当てられる。ただし、マイナーチェンジ端末ではこの規則は適用されない︵マイナーチェンジ端末では、ベースとなった端末の型番の後に﹁II﹂をつけるというルールがあり、こちらを優先しているため。例‥2006年発売のW33SAII︶。
数字の2桁目は、メーカー毎の続き番号である。ただし年が代わるとこの数字はリセットされ、再び1から使われはじめる。
CDMA 1Xと異なり他メーカーと続き番号を共有しないため、ソフトバンクモバイルやツーカー同様同じ数字を持つ端末が複数存在しえる。また、同時期に発売された端末でもメーカーによって2桁目の数字の大小は異なることになる。
なお、PCカード型などの非携帯電話型端末︵=パソコンやPDAなどに差し込んで、主にデータ通信を行うタイプ︶にはW00番台が割り当てられている。こちらの2桁目は携帯電話型端末と異なり、CDMA 1X同様メーカーの区別の無い続き番号となっている。
また、﹁ガク割﹂(学生割引)には対応しておらず、大人︵成人︶向け、あるいはパケット通信をよく使うパワーユーザー向けといってもよい。
- W10番台〜W40番台(携帯電話型端末)
カシオ | 日立 | 京セラ | ソニー・エリクソン | 三洋 | 鳥取三洋 | シャープ | 東芝 | ||
2003年 | 冬モデル | W11H | W11K | ||||||
2004年 | 春モデル | W21H | |||||||
夏モデル | W21K | W21S | W21SA | ||||||
冬モデル | W21CA | W22H | W22SA | W21T | |||||
2005年 | 春モデル | W21CAII | PENCK(W31H) | W31K | W31S | W31SA | |||
夏モデル | W31CA | W32K (簡単ケータイ) |
W32SA | W31T | |||||
秋モデル | W32H | W31KII | W32S | W31SAII | |||||
冬モデル | W33SA | W32T | |||||||
2006年 | 春モデル | W41CA | W41H | W41K | W41S | W41SA | MUSIC-HDD(W41T) neon(W42T) | ||
夏モデル | W42CA (G'zOne) |
W42H | W42K | W42S (ウォークマンケータイ) |
W33SAII | W43T W44T | |||
秋モデル | W43CA | W43H | W43K | W43S | W43SA | W42SA | W41SH | W45T TiMO(W44TII)▲ | |
冬モデル | W44K | DRAPE(W46T)★ W47T★ |
★が並記された端末はCDMA 1X EV-DO Rev.Aに対応。▲が並記された端末はPiPit専売モデル。
●W00番台︵非携帯電話型端末︶
●続き番号: W01K、W02H、W03H
●E00番台︵法人向け端末︶
●続き番号: E02SA、E03CA
2005年2月18日に発売した日立製作所製PENCK(W31H)に関しては、ボタンのフォントを無断使用したとする問題が発覚し、権利者への謝罪に至った。当初は開発者がボタンのフォントを作成したとしていたが、開発者が選定・採用したものであると訂正されている。デザイン事務所からKDDIへデザインの引き渡しが行われた際のミスが原因とされる。
CDMA 1X端末
CDMA 1X端末の型番はAで始まるため、Aシリーズとも呼ばれる。
約款上は﹁第2種auデュアル﹂契約である。
型番ルールは基本的にcdmaOne末期から引き継いだもので、Aの後には4桁の数字が並び、最後には各メーカー毎に割り振られた1、2文字の略称が付く。
数字の上1桁目はグレードを表し、ローエンド機は﹁1﹂、ミドルレンジ機は﹁3﹂、ハイエンド機は﹁5﹂が割り当てられていた。ただし、Aシリーズにおいて実際に3000番台が使われたのは当初の2002年のみである。これは5000番台との差がムービーの再生に対応するかしないかだけであり、着うたの技術がムービー機能と密接に関わっているためである。ローエンド機にも着うたが普及し同時にムービーメールも普及し、さらにWIN端末もラインナップの中核に台頭してくるようになると、3000番台は存在を消した。今では、5000番台はWIN端末にハイエンドの座を取って代わられ、ミドルレンジ的な位置づけであるといえる。
数字の上2桁目もグレードに関係し、従来に比べ機能強化などがなされた場合に繰り上げられる。しかし不明瞭な繰上げや、機能と型番が一致しない例外が多く、あまり有効な使い方はなされていないといえる。後述の一覧も半ば結果論的に分類したものでしかない。
数字の上3桁、4桁目は上記2桁を踏まえたうえでの続き番号である。この番号の扱いにはCDMA 1X WINの携帯電話型端末と違い、メーカーの区別がない。そのため同じ型番をもつ端末は基本的に1つだけである。
また、CDMA 1X開始当初の端末では上3桁目に一律﹁1﹂が割り当てられていた。これは、末期のcdmaOne端末との区別を図ったためと考えられる。
なお、このシリーズではPCカード型などの非携帯電話型端末は発売されていない。
2005年秋、﹁簡単ケータイS﹂として﹁A101K﹂が発表された。
番号が3桁であるのは、この機種が通話専用であることから他の機種の型番との差別化を図った結果だと考えられる。
- A1000番台(ローエンド。EZナビ非対応)
- A101xシリーズ(EZWeb@mail対応、WAP2.0非対応)
- A11xxシリーズ(EZWebMulti・WAP2.0対応)
- A13xxシリーズ(ムービーメール対応)
- A14xxシリーズ(ムービーメール(Mサイズ)対応)
京セラ | パンテック&キュリテル | ソニー・エリクソン | 三洋 | 鳥取三洋 | 東芝 | |
A1010番台 | A1012K/KII A1013K |
A1011ST A1014ST |
||||
A1100番台 | A1101S | |||||
A1300番台 | A1301S | A1302SA A1303SA A1305SA |
A1304T/TII | |||
A1400番台 | A1401K A1403K |
A1405PT A1406PT(簡単ケータイ) |
A1402S/SII A1404S/SII |
- A3000番台(ミドルレンジ。当初よりEZWebMulti・WAP2.0・EZアプリ・EZナビ対応)
- A301xシリーズ(EZMovie非対応)
カシオ | ソニー・エリクソン | 三洋 | 東芝 | |
A3010番台 | A3012CA | A3014S | A3011SA A3015SA |
A3013T |
- A5000番台(ハイエンド。当初よりEZWebMulti・WAP2.0・EZアプリ・EZナビ・EZムービー対応)
- A53xxシリーズ(ムービーメール対応)
- A54xxシリーズ(ムービーメール(Mサイズ)対応)
- A55xxシリーズ(EZナビウォーク・ムービーメール(Mサイズ)対応)
カシオ | 日立 | 京セラ | ソニー・エリクソン | 三洋 | 鳥取三洋 | 東芝 | |
A5300番台 | A5302CA | A5303H/HII | A5305K | A5306ST INFOBAR(A5307ST) |
A5301T A5304T | ||
A5400番台 | A5401CA/CAII A5403CA A5406CA A5407CA |
A5402S A5404S |
A5405SA | ||||
A5500番台 | A5512CA G'zOne TYPE-R(A5513CA) |
A5502K A5515K A5521K |
A5503SA A5505SA A5522SA |
A5507SA talby(A5508SA) Sweets(A5510SA) A5514SA A5518SA Sweets Pure(A5519SA) A5520SA/SAII(ジュニアケータイ) |
A5501T A5504T A5506T A5509T A5511T A5516T A5517T(簡単ケータイ) |
●A100番台︵2006年1月現在、A101Kのみ。通話専用︶ 簡単ケータイS(A101K) ●B00番台︵2006年8月現在、B01Kのみ。法人専用端末︶ B01K CDMAぷりペイドは、沖縄ではA5404S、沖縄以外ではA1405PTが対応している。
cdmaOne
しばしば2.5世代と呼ばれるcdmaOneは、2002年4月にCDMA 1Xサービスが開始されるまでauの主力だったシリーズである。
cdmaOne端末の型番は初期のものを除きCで始まるため、Cシリーズとも呼ばれる。
約款上は音声型端末が﹁第1種auデュアル﹂、カード型端末が﹁第1種auパケット﹂契約である。
末期のcdmaOne端末
cdmaOneシリーズでは長年3桁の型番が使われていたが、CDMA 1Xサービス開始直前の2001年冬モデルでは4桁化された。
この型番をもったcdmaOne端末はわずか6機種しか発売されなかったものの、WAP2.0、eznavigation︵現・EZナビ︶、ezmovie︵現・EZムービー︶といった新サービスが多く導入され、その後のau端末の流れを作った興味深い端末群でもある。
なお、このシリーズではPCカード型などの非携帯電話型端末は発売されていない。
●C1000番台︵ローエンド。EZWeb@mail対応︶
●C1001SA
●C1002S
●C3000番台︵ミドルレンジ。EZWebMulti・WAP2.0・eznavigation対応︶
●C3001H
●C3002K
●C3003P
●C5000番台︵ハイエンド。EZWebMulti・WAP2.0・eznavigation・ezmovie対応︶
●C5001T
初期~中期のcdmaOne端末
cdmaOneの全国ネットが完成した1999年4月から2001年秋モデルまでのcdmaOne端末では、3桁の型番が使われていた。
このシリーズでは、最初期のようなTACSとのデュアルモードではなくcdmaOne専用機となり、旧IDOからもようやくcdmaOne端末が提供されるとともに、cdmaOne端末については旧IDOと旧DDIセルラーの型番が統一された。
当初は、EZweb︵旧IDOではEZaccess︶に対応するC200シリーズと、非対応のC100シリーズの2シリーズから提供が開始され、その後は主にEZwebに関する機能向上などがあるたびに、型番が100もしくは50繰り上げられた新シリーズが登場した。
この型番ルールでは、PCカード型などの非携帯電話型端末も、通常の端末と区別しない型番を採用していたため、C300番台にはこれらと携帯電話型端末が混在する。
このころから、マイナーチェンジ端末ではベースとなった端末の型番の後に﹁II﹂をつけるようになった。
このシリーズの一部では、C101Sのように現在のCDMA 1Xには対応できない機種もある。︵ユーザに対しては新しい機種への無料交換などの措置が取られている [1] [2]︶
- C100番台
- C100シリーズ(EZwebに非対応)
- C100M、C101S(2004年8月以降使用不能、ソフトウェアアップグレードが必要)、C102K、C103T、C104SA、C105P、C106ST、C107K、C111SA
- C200番台(回線交換型(使用時間に応じての従量制)のEZwebに対応)
- C200シリーズ
- C201H、C202DE
- C300番台(パケット通信型のEZwebに対応)
- C300シリーズのうち、携帯電話型端末
- C300シリーズのうち、非携帯電話型端末
- C312SK (Rapira Card)、C314T (P'sBoat)、C315SK (Rapira Card)
- C400番台(EZweb@mailに対応)
- C400シリーズ
- C401SA、C402DE、C403ST、C404S (DIVA)、C405SA、C406S、C407H、C408P、C409CA (G'zOne)、C410T、C411ST、C412SA、C413S、C414K/K II、C415T
- C450シリーズ(ezplusに対応))
- C451H、C452CA (G'zOne)
最初期のcdmaOne端末
旧DDIセルラーでは、1998年7月14日にサービスを開始した関西・沖縄・九州を皮切りに﹁CD-10﹂シリーズとして、当時まだサービスが提供されていたTACS方式とのデュアルモード機として登場した。cdmaが使える場所ではcdma端末として、cdmaが使えない場所では、TACS端末として機能するものである。
●CD-10P
●CD-10F
●CD-10K
●CD-10DE
●CD-10T
1999年4月14日とサービスの開始が遅かった旧IDOでは、TACS方式とのデュアルモード機は販売されず、前記のC101・C201︵このシリーズより旧DDIセルラーと型番が統一された︶からとなっている。
︵書きかけ。執筆者求む︶
アナログとPDC
DDIセルラー時代は、アナログ機がHP-xx、デジタル (PDC) 機がHD-xxで、メーカーに関係なく登場する順番に10から番号を10刻みで振り、末尾にはメーカーの略号がつく︵マイナーチェンジすると番号が1つ進む︶。1998年ごろにcdmaOne機はCで始まり、PDCデジタル機はDで始まる現在と同じ形式に変更されたが、これ以前に発売された機種は、改番されずにそのまま最後まで販売されていた。
また、IDOはこれとはまた別の法則で番号を振っていた。
1995年頃には
●ハイキャップ - Hxxx
●TACS - Txxx
という型番のつけ方がされた。DDIセルラーとは異なり、メーカーの略号はつけていない。
同年11月に開始されたPDC式では、最初に出された携帯端末はデジタルミニモシリーズとして
●D304︵東芝︶
●D305(NEC)
●D306︵京セラ︶
●D307︵モトローラ︶
の型番から始まり、自動車用が﹁デジタルカーフォンD308﹂︵デンソー︶であった。基本的には、新機種の発売順に従って、メーカーに関係なく型番が一つずつ増やされる方式であった。
1997年には、通信速度9600bps対応のGシリーズとして、501G・502Gが発売された。以後はやはり新機種の発売順に従って、メーカーや機能に関係なく型番が一つずつ増やされる方式が取られ、PDC方式向けに回線交換EZaccessサービスが開始されると700番代になり、最終は705G︵DDIセルラーD306S相当、1桁目が異なるのはDDIセルラーD301SA相当の端末がIDOエリアでは未発売のため︶である。
携帯電話端末供給メーカー
2006年6月現在
かつて旧セルラーの端末は、メーカーごとに箱と取扱説明書の色を変えていた。この項ではこれについても付記する。なお、現在は一部を除きauのシンボルカラーである橙色に統一されている。
供給中のメーカー
●三洋電機 略称﹁SA﹂︵旧・箱色‥水色︶
かつては低価格帯・普及型機種の製作が多かったが、2004年頃からは鳥取三洋電機との住み分けが進みA5505SAやau初の2軸ヒンジ端末のW21SA、W22SA、W31SA、W32SA、さらには世界初のワンセグ放送(EZテレビ)対応の端末W33SA/SA II等の高機能機種を製作することが多い。携帯電話の世界にFMラジオとの連携を初めて持ち込んだメーカー。また、国際ローミングサービス﹁グローバルパスポート﹂対応機を唯一製作するメーカーであった。日本語入力システムはAdvanced Wnn︵アドバンスド・うんぬ︶ V2で、鳥取三洋電機製の端末と区別する際のポイントだが、W33SA II・W43SAでは変換辞書が約8倍に拡張されたAdvanced Wnn αが採用されているほか、鳥取三洋電機がソフトウェアの開発を行ったA5522SAはATOKを採用している。2006年9月現在、﹁おサイフケータイ EZ FeliCa﹂に対応した端末を出したことがない︵後述の鳥取三洋電機も同様︶。
●鳥取三洋電機︵旧・三洋マルチメディア鳥取︶ 略称﹁SA︵かつてはST︶﹂︵旧・箱色‥紫色︶
auで初めて2つ折りモデルを開発したメーカーである︵C106ST︶。また、普及型機種の製作が多い。A5405SA、Sweets︵A5510SA︶、ジュニアケータイ︵A5520SA/SA II︶等の子供向け機能を搭載した端末の他、INFOBAR︵A5307ST︶やtalby︵A5508SA︶といったau design project端末を製作していることでも知られる。同社のモデルはコンパクトな本体サイズへのこだわりが強い。略称にはかつて﹁ST﹂が採用されていたが、2003年4月のグループ再編に伴い、再編前に開発されていたINFOBARを最後に、以降の端末では﹁SA﹂へと変更されている。なお、A5514SAより、﹁グローバルパスポート﹂に対応した機種を製作している︶。CDMA 1X WINには端末を出していなかったがようやくW42SAでWIN端末も出した。日本語入力システムは+ATOKであり、大阪の三洋電機製の端末と区別する際のポイントだが、例外としてA5522SAは大阪の三洋電機製。
INFOBARを最後にメーカー略称は﹁SA﹂に統一されたが、製造番号は現在でも﹁*ST**xyzabc﹂︵*‥アルファベット、xyzabc‥数字︶のままである。
A5514SAでは、2つ折りタイプの携帯電話では初となる、閉じても開いても突起のないスタイルを実現した︵Smooth Style︶。その後、Sweets Pure︵A5519SA︶・ジュニアケータイ︵A5520SA/SA II︶・W42SAでも採用されている。
●ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ 略称﹁S﹂︵旧・箱色‥桃色︶
ジョグダイヤルや予測変換入力POBox︵Advanced Wnn V2との組み合わせ︶を採用した事による独特の操作体系や、メモリースティックを利用しソニー製品との連携機能、他キャリアに先駆けた﹁着せ替えケータイ﹂等、他社にはない独特の雰囲気を持ち、固定ファンが多い。au初のQVGA液晶を搭載した A5402Sを発売した。また、赤外線通信もこのメーカーのA1402S/S IIからである。Felica︵おサイフケータイのICチップ︶の開発会社も同グループである。2006年夏モデルでは、ソニーが発売している﹁ウォークマン﹂を携帯電話端末にしたウォークマンケータイ W42Sが発売された。2006年秋冬モデルのW43Sでは解像度240×432のフルワイドQVGA液晶を搭載している。
●日立製作所 略称﹁H﹂︵旧・箱色‥エメラルドグリーン︶
世界初の16和音着信メロディ対応機C309Hや、初のCDMA 1X WIN対応機W11H等、最新の技術を使用した高機能端末の製作を行うことが多い。また、﹁気配りスイッチ﹂と呼ばれる独特のマナーモード切替方式も根強い人気がある。2004年11月に発売されたau初のスライド式端末W22Hからは、カシオ製端末とほぼ同等の内部ソフトを採用し、また気配りスイッチの搭載が見送られる等、独自性がやや薄れた。なお、日立製の端末は、今のところau向けのみである。最後までストレートタイプを品揃えしていたがA5303H/H IIから折りたたみ式に移行した。かつては着信メロディとして﹁日立の樹﹂︵この木なんの木︶が入っていた︵C3001H以降の機種では世界ふしぎ発見の着信メロディが入っている︶。日本語入力システムは+ATOK。
●カシオ計算機 略称﹁CA﹂︵旧・箱色‥青紫色︶
デジタルカメラを開発・発売している会社であることを強みに、デジカメ機能へのこだわりが強く、au初のカメラ付き携帯電話A3012CAや、1/1.8インチ320万画素という大判CCDを搭載したA5406CAなどカメラ機能を重視した端末を多く発表した。また、同社初のCDMA 1X WIN端末W21CA/CA IIでは、2軸構造・縦長液晶やOpera︵auの定義としてはフルブラウザとは表現せずPCサイトビューアーとして表現︶の搭載、2軸ヒンジなど、新しい要素も取り入れ、またシンプルなデザインかつ多機能であったことから、男性からの人気が高かった。2005年夏には、W21CAとほぼ同じ形でW21CAよりも薄型のW31CAを発売。2006年春には、W31CAとほぼ同じ形、W31CAより薄型、女性をターゲットに発売したW41CAが爆発的な人気を誇り、2006年春モデルの中では、一番の人気を誇った。余談だが、W41CAのペンギンは2軸構造の端末に住む設定になっているため、女性向けのA5512CAの後継端末であるW43CAでは、ゲスト出演の形になっている。[3]その他、同社の看板商品である腕時計﹁G-SHOCK﹂の技術を生かして、耐水・耐衝撃機能を搭載したG'zOneシリーズを製作していたが2001年のC452CA以降は、後継機種はしばらくの間リリースされていなかった。しかし、同シリーズは利用者から多くの復活要望が寄せられ、2005年5月26日、後継機種となる新型の折りたたみ式﹁G'zOne TYPE-R︵A5513CA︶﹂が発表されて話題となった。アメリカで行われた﹁2005 International CES﹂においては今回発売発表となったモックアップ︵模擬端末︶の参考出品がなされていた。そして、2006年5月22日、遂にCDMA 1X WIN対応となったG'ZOne W42CAが発表された。なお、カシオ製の端末は現時点ではau向けのみである。日本語入力システムは+ATOK。
●カシオ日立モバイルコミュニケーションズ
2004年4月に発足したカシオ計算機と日立製作所の携帯端末部門統合会社。主に開発工程全般を担当し、製造以降の工程はカシオ、日立で別個に行う。A5403CA・W21CA、W22H以降から、カシオ日立開発のソフトウェアが搭載されている。
●東芝 略称﹁T﹂︵旧・箱色‥緑色︶
auにおける最上位機種︵いわゆるフラッグシップモデル︶から普及型の機種まで幅広い層に向けた端末を製作している︵但し、2006年以降に発売された端末はCDMA 1X WIN向けの高機能端末が中心となっており2006年9月現在東芝製の既存のCDMA 1X向けの端末としては簡単ケータイ A5517Tが最終機種となる︶。MPEG-4チップを自社生産しているため、ムービー関連に積極的。また同社のCDMA 1X WINに対応した端末に限っては本格的な自社製の3Dグラフィックアクセラレータ﹁MOBILE TURBO T4G﹂を搭載する端末も製作している︵2006年9月現在W21T以降の同社製の1X WIN対応端末全機種︶。更に日本国内向けの携帯電話として初の0.85インチハードディスクドライブ︵容量は4ギガバイト︶を搭載した端末W41Tや、その後継に位置付けられている1.04ギガバイト︵内BREW専用フォルダは40メガバイト︶の大容量内蔵メモリ︵データフォルダ用︶搭載のW44T︵PiPit専売のTiMO︵W44T II︶を含む︶を製作した。最近になって﹁グローバルエキスパート﹂︵UIMカード︶対応の端末を出すようになった︵前述のW44T以降から︶。また2006年9月の時点ではauの端末メーカの中で唯一Bluetooth搭載した端末を製造︵かつてはソニーがau向けの端末の一部にBluetoothを搭載した端末を製造したことがある︶しているが年末までに前述のカシオ計算機もBluetoothを搭載した端末を発売する予定である。日本語入力システムは自社製のモバイルRupo。2006年8月には2006年の冬モデルとして日本国内初のEV-DO Rev.A︵上位型3.5G︶対応端末W47TおよびDRAPE︵W46T︶を発表した。余談であるが2006年冬モデルのフラッグシップ端末といわれているW47Tでようやく﹁おサイフケータイ EZ FeliCa﹂を導入する事が決定した︵ただし前述の冬モデルのDRAPE︵W46T︶には非対応︶。2006年の秋モデルW45T以降からは外部メディアにW44T︵TiMO︵W44T II︶を含む︶以前まで採用していたminiSDカードに代わってmicroSDカードを採用する︵これはW43S、W41SH、A1406PTを除く︵但しA1406PTは外部メディアには非対応︶auの2006年秋冬モデル全般にいえる事である︶。
●京セラ 略称﹁K﹂︵旧・箱色‥山吹色︶
前述の東芝とほぼ同様普及機から高機能機まで幅広い層に向けた端末の製作が中心。液晶ディスプレイ部分が回転するA5305K・A5502K、卵をイメージし丸みを帯びたデザインが印象的なA1403K等の個性的な端末、雑貨風のデザインで若い女性層をターゲットにし、コストパフォーマンスに優れEZ﹁着うたフル﹂などに対応したWIN対応端末W31K/K II、エルダー層向けのWIN対応端末簡単ケータイ︵W32K︶や液晶表示画面を持たないストレート式で高齢者向けの通話専用CDMA 1X端末簡単ケータイS︵A101K︶も製作。最近ではauとしては初めての手ぶれ補正機能カメラを搭載し充電スタンドにウーファーを搭載した︵後述の2006年秋モデルW43Kにも充電スタンドにウーファーを搭載する︶最上位機種W41KやA1403Kをベースに法人ユーザー向けに特化したB01K、更にはauでは初めて外部メディアにmicroSDカードを採用するA5521Kを製作した。余談ではあるが2006年の冬モデルとしてau向けの折りたたみ式端末としては薄さが15.3mmというCDMA 1X WIN最薄を誇るW44Kを発表した。日本語入力システムはAdvanced Wnn V2(W43KはAdvanced Wnn V2.1、W44Kはdvanced Wnn V2 Ex)。2006年の秋モデルW43Kでようやく﹁おサイフケータイ EZ FeliCa﹂を導入︵ただし前述の冬モデルのW44KはEZ Felicaには非対応︶。
●セイコーインスツル︵旧・セイコーインスツルメンツ︶ 略称﹁SK﹂
データ通信専用PCカード型端末C315SKの供給を行っている。しかし、データ通信の需要はcdmaOneの最大64kbpsからCDMA 1X WINの最大2.4Mbpsにシフトし、また現在では京セラ及び日立製作所によりCDMA 1X WINネットワークを利用したデータ通信端末が供給されているため、C315SKの供給がいつまで続けられるかは不透明である。
●パンテック&キュリテル 略称﹁PT﹂
韓国で携帯電話出荷台数第2位・世界第7位のメーカーとして、2005年12月に発売されたA1405PTから参入。普及型機種を供給する。しかし、早速発売早々の2005年12月10日、内蔵ソフトウェアの不具合︵Eメール、EZwebの初期設定に失敗︶が発見される事態となった[4]。これは、日本携帯電話市場への新規参入外国メーカーの対応が難しいことを示す典型例の一つと言えよう。日本語入力システムは+ATOK。このA1405PTはCDMAぷりペイド用︵沖縄を除く︶でもある。また、2006年の秋モデルとして簡単ケータイ A1406PTが2006年9月に発売された。2006年9月現在、EZアプリ︵BREW︶やEZナビウォークなどに対応した端末を出したことがない︵その代わりにパンテック&キュリテル社オリジナルのJavaをベースにした独自のプラットフォーム︵アプリ用を含む︶が実装されている︶。
●シャープ 略称﹁SH﹂
NTTドコモ、ソフトバンクモバイルに対して端末供給をおこなってきたメーカーであり、2004年度通期の出荷台数およびシェアでは現在端末供給をおこなっている三洋電機や東芝をしのぐ。ナンバーポータビリティ導入前の2006年9月に第1号端末・W41SHを発売した。W41SHにはWQVGA液晶や、疑似マルチタスク﹁Task Bar機能﹂を搭載している。日本語入力システムはケータイShoin4︵ドコモやソフトバンクモバイルの同社製端末で問題になった﹁みられまくっちゃ﹂問題は修正済み︶。
今後参入予定のメーカー
●パナソニック モバイルコミュニケーションズ︵旧松下通信工業︶ 略称﹁P﹂︵旧・箱色‥赤色︶
2006年5月現在では、国内用端末の納入はNTTドコモ仕様のみである。2002年3月に発売された日本初のBREW︵ただし、基本プラットフォームの一部︶対応端末C3003Pを最後に撤退していたが、2007年春を目処に再参入︵復帰︶する予定︵ほぼ同時期にJ-フォン︵現‥ソフトバンクモバイル︶とツーカー向けの端末供給からも撤退していた︶。各メーカー間でメニュー構造などがある程度統一されているau端末のうち、パナソニック端末のau端末としては異質なメニュー構造︵例として、一般のau端末では20番台に着信音関連メニューが割り当てられているが、パナソニック端末のみ830番台に割り当てられている︶などがNTTドコモからの移行者を中心に支持され、今なお復活を希望する者が多かった。
撤退したメーカー
ここでは、CDMA方式端末をau︵旧IDO・DDIセルラー︶向けに供給していたメーカーのみ記す。
●デンソー 略称﹁DE﹂︵箱色‥黄緑色︶ 2000年12月に発売されたC402DEを最後に撤退。その後しばらくしてJ-フォン向け端末の供給からも撤退した。﹁ウィリー﹂と呼ばれる待ち受け画面キャラクター︵余談だが、J-フォン向けデンソー端末には、﹁まめぞう﹂と呼ばれるキャラクターが採用されていた︶や、端末両脇に配置されたタッチセンサーによりキーロックを解除できる機能などが女性を中心に人気を博した。2001年5月に、京セラとの間で携帯電話端末事業の業務提携を行いC3002Kの開発をおこなった。現在、トヨタ自動車のカーナビゲーション﹁G-BOOK﹂向けのCDMA 1X通信モジュール︵DCM︶を製造しているが、この端末はauブランドでの販売はされない。デンソーは、自動車部品の大手メーカーであり、過去におこなわれた携帯電話の開発製造は、この車載無線モジュール開発のための布石であった。 ●モトローラ 略称﹁M﹂︵箱色‥薄紫色︶ 2000年8月に発売されたC100Mを最後に撤退。なお、C100Mは元々C306Mとして開発されていた端末だが、開発が上手く行かずEZwebやCメール機能などを削ぎ落とし、TACS方式ユーザーのcdmaOne方式への移行用として発売された経緯がある。このため、C3xxシリーズの型番が﹁306﹂のみ欠番となった。2004年12月、ボーダフォンに4年ぶりの日本国内向け新端末702MO及び702sMOの供給を開始した。 ●富士通 略称﹁F﹂︵箱色‥青︶ 1998年11月、cdmaOne/TACSデュアルモード機CD-10Fを関西・九州・沖縄の各セルラー地域会社で供給したのみで、これ以降au向け端末の供給は行われていない。なお、富士通が愛知万博向け実験端末の製作を行うことが発表されたが、この実験端末には携帯電話としての通信機能は内蔵されていない︵CFカード端末W02Hを経由して電話網に接続する︶。現在はNTTドコモのみ。 なお、日本電気も端末を供給していた︵略称は他社と同じ﹁N﹂・箱色‥薄青色︶が、D208Nを最後に、cdmaOne端末を供給することなく撤退した。
●デンソー 略称﹁DE﹂︵箱色‥黄緑色︶ 2000年12月に発売されたC402DEを最後に撤退。その後しばらくしてJ-フォン向け端末の供給からも撤退した。﹁ウィリー﹂と呼ばれる待ち受け画面キャラクター︵余談だが、J-フォン向けデンソー端末には、﹁まめぞう﹂と呼ばれるキャラクターが採用されていた︶や、端末両脇に配置されたタッチセンサーによりキーロックを解除できる機能などが女性を中心に人気を博した。2001年5月に、京セラとの間で携帯電話端末事業の業務提携を行いC3002Kの開発をおこなった。現在、トヨタ自動車のカーナビゲーション﹁G-BOOK﹂向けのCDMA 1X通信モジュール︵DCM︶を製造しているが、この端末はauブランドでの販売はされない。デンソーは、自動車部品の大手メーカーであり、過去におこなわれた携帯電話の開発製造は、この車載無線モジュール開発のための布石であった。 ●モトローラ 略称﹁M﹂︵箱色‥薄紫色︶ 2000年8月に発売されたC100Mを最後に撤退。なお、C100Mは元々C306Mとして開発されていた端末だが、開発が上手く行かずEZwebやCメール機能などを削ぎ落とし、TACS方式ユーザーのcdmaOne方式への移行用として発売された経緯がある。このため、C3xxシリーズの型番が﹁306﹂のみ欠番となった。2004年12月、ボーダフォンに4年ぶりの日本国内向け新端末702MO及び702sMOの供給を開始した。 ●富士通 略称﹁F﹂︵箱色‥青︶ 1998年11月、cdmaOne/TACSデュアルモード機CD-10Fを関西・九州・沖縄の各セルラー地域会社で供給したのみで、これ以降au向け端末の供給は行われていない。なお、富士通が愛知万博向け実験端末の製作を行うことが発表されたが、この実験端末には携帯電話としての通信機能は内蔵されていない︵CFカード端末W02Hを経由して電話網に接続する︶。現在はNTTドコモのみ。 なお、日本電気も端末を供給していた︵略称は他社と同じ﹁N﹂・箱色‥薄青色︶が、D208Nを最後に、cdmaOne端末を供給することなく撤退した。
幻のメーカー
●サムスン電子 略称﹁SG﹂
2001年6月に同社製端末C453SGがTELEC︵財団法人テレコムエンジニアリングセンター︶の技術基準適合証明を受けたが、発売直前で立ち消えとなった。しかし、2006年3月中旬に、ボーダフォンよりVodafone 804SSの名称で日本市場に参入した。
その他
- KDDIスーパーワールドカードが使える。
販売店
auショップ︵エーユーショップ︶
KDDI株式会社および沖縄セルラー電話株式会社の提供する携帯電話サービスブランド﹁au﹂携帯電話を専門に取り扱う販売店。全国に約3,000店舗、業界NO.1の店舗網。小規模な店舗が多く見られていたが、最近では他社のNTTドコモに対抗するべく大型店舗が、都心の渋谷・新宿・池袋などをはじめ、地方都市にも相次いでオープンしている。携帯電話サービスの他に、KDDIが提供する固定電話サービス、インターネットサービスプロバイダー等の受付も行っている。auブランドができる以前は、﹁IDOプラザ﹂︵関東中部︶、﹁セルラースポット﹂︵関東中部以外︶などの屋号で営業展開されていた。主にau携帯電話の販売、故障修理受付、電話料金支払い、付属品販売、解約、契約内容変更などau携帯電話に関する様々なサービスを提供。ほとんどのショップが独立採算制で、KDDIおよび沖縄セルラー電話と契約を結んだ運営会社が各ショップを運営している。
PiPit (ピピット)
トヨタ自動車の系列のディーラーが運営する販売店。auショップとほぼ同様のサービスが受けられるほか、KDDIのほかのサービス (DIONなど) の加入受付やウィルコムも取り扱っている。自動車ディーラーと併設されているため、ほとんどの店舗は駐車場が設置されている。余談ではあるがPiPitの店舗のない日本全国のトヨタ自動車の各ディーラーでもauの携帯電話端末やウィルコムのPHS端末を販売、契約、解約、契約内容変更などを受け付けている。TiMOことW44T IIはこのPiPitのみで購入できる。
auプレイス︵エーユープレイス︶
auショップ同様で、﹁au﹂携帯電話を専門に取り扱う販売店であるが、auショップよりも、取り扱いサービスが少ない、最近はauショップへの転換や閉店等で、あまり見かけないが、NTTドコモグループのドコモスポット等と同等の店舗であった。主に関東・中部以外の元DDIセルラーサービスエリアに多く見られた。
auスクエア︵エーユースクエア︶
auショップ同様、﹁au﹂ブランドの携帯電話を専門に取り扱う販売店。大きな特徴として、大手家電量販店や大型ショッピングモールなどの一角に出店している。ほぼauショップ同等のサービスが受けられるが、規模はauショップよりも小さい。出店主は、家電量販店またはそれらの店舗でau電話販売を統括する運営会社が行っている。
電源オフ問題(仮称)
2006年8月7日、6月から7月にかけて販売されたカシオ計算機製のW42CAと日立製作所製のW42Hの2機種︵販売数計約9万6300台︶で、﹁%n﹂﹁%S﹂その他数字などの特定の文字列を含むメールを送、受信した場合に、電源がオフになる不具合が見つかった。原因はソフトウェアの不具合で、製品のケータイアップデートで修正が可能。端末を供給している2社は共通のソフトウェアを使用しているため不具合も2機種セットで発表されている。