コンクリート

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コンクリートを使った構造物高速道路阪神高速道路
コンクリートブロック

: concrete[1][1][1]

[]


[1]使

[1][1][2]

使使

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COCON

: béton: Beton: beton


歴史[編集]

ヴェスビオス火山山麓にあった火山灰石灰砕石を混合したものが水中で硬化したことを発見したのがコンクリートの歴史の始まり。

Pozzolina[3]使

使使使使[4]

使200  kg/cm2使使[4]

調使[5]
ローマのパンテオンの外観。現在も鉄筋などの補強のないものとしては、世界最大のコンクリート製ドームである[6]。
ローマのパンテオンの外観。現在も鉄筋などの補強のないものとしては、世界最大のコンクリート製ドームである[6]
ローマ近郊の墓で、ローマン・コンクリートがむき出しになっている様子。現代のコンクリート建築とは対照的に、ローマではコンクリート壁をレンガなどで覆っていた。
ローマ近郊の墓で、ローマン・コンクリートがむき出しになっている様子。現代のコンクリート建築とは対照的に、ローマではコンクリート壁をレンガなどで覆っていた。

 (Opus caementicium) 使[7]

[8]

使200 kg/cm2[9]使


2使[10]


寿使

131756使182418401670使[11]

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製造[編集]

米国アラバマ州バーミングハムのコンクリート工場(1936年撮影)

コンクリートを材料を混合して生産する場所で分類すると、バッチャープラント(生コン工場)で生産される「レディーミクストコンクリート」(ready mixed concrete)と、建設現場で生産される「現場練りコンクリート」に大別される。一般に使われているのはレディーミクストコンクリートである。レディーミクストコンクリートはトラックミキサアジテータートラック、レディーミクストコンクリート運搬車)によって現場に運ばれる。現場練りコンクリートは、ごく少量か逆に非常に大量のコンクリートを必要とする場合に現場で混合されて作られる。ごく少量のコンクリートを必要とする場合は手作業や小型のミキサで練られ、非常に大量のコンクリートを必要とする場合は建設現場内にバッチャープラントと同様の、サイトプラントと呼ばれる施設を建設して行う。

現場練りコンクリートの調製にあたっては、たとえば医師薬剤師に対して処方箋で薬剤の配合比率を指示するのと同じように、設計者から施工者に対してコンクリート材料の混合比を指示されることがある。設計者などによって仕様書などで行われるこれら混合比の指示を示方(しほう)といい、指示された配合割合を示方配合(しほうはいごう)という。

施工[編集]

かぶり厚の図

型枠組み[編集]


使P[15]

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40-50cm[ 3][ 4][15]


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使[15]

()

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351

湿湿使[15]

湿53

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20.3150-6021

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JIS

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X

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36N/mm260N/mm2

2000







1.0使ALC







使

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 (CFT)

 (FRC)


 (SFRC)

0.5mm30mm

 (GFRC, GRC)



 (CFRC)

15μ使

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200920081m3199019800m3

1

 150200m3

[]

注釈[編集]

  1. ^ 質量・体積の大きいコンクリートで、ダムや橋桁などの大規模な構造物に用いられる。
  2. ^ セメントに対する水の比率をある程度まで減ずる事ができるという意味は、コンクリート中でセメント水和物を得るだけの水があればコンクリートは十分に固まるという意味であり、それ以上の水は流動性に確保のために加えられている。水はコンクリートに流動性を与えるのには安価で良いが、時間と共に蒸発すると固化したセメントや骨材の間に間隙を作る事になるため、強度低下の要因となる。高強度のコンクリートを得るには、セメント水和物への反応に必要な量の水だけを加えるようにして、失われる流動性を補うためにセメント粒子を分散させる減水剤と呼ばれる混和剤や、蒸発せずに流動性がありそれ自身も化学反応によって固化する、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ、シリカフュームなどを加えている。こういった混和剤の使用によって最大200N/mm2程度の高強度コンクリートが作られている。
  3. ^ 締固め作業での過剰な振動は、材料の分離を招いてコンクリートの均一性が損なわれるので、避けられなければならない。
  4. ^ コールドジョイントが起きないようにするために、打ち重ねの層は2-2.5時間以上の間をあけないように計画的な作業管理が求められ、それ以上の時間間隔があく場合には「管理された打継面」にする。

出典[編集]



(一)^ abcdefghijklm .  . 2020815

(二)^ 

(三)^ 

(四)^ ab

(五)^ 2000 . . (2017319). https://www.nikkei.com/article/DGKKZO14203070X10C17A3MY1000/ 

(六)^ The Roman Pantheon: The Triumph of Concrete

(七)^ Lancaster, Lynne (2005), Concrete Vaulted Construction in Imperial Rome. Innovations in Context, Cambridge University Press, ISBN 978-0-511-16068-4

(八)^ D.S. Robertson: Greek and Roman Architecture, Cambridge, 1969, p. 233

(九)^ Henry Cowan: The Masterbuilders, New York 1977, p. 56, ISBN 978-0-471-02740-9

(十)^ Robert Mark, Paul Hutchinson: "On the Structure of the Roman Pantheon", Art Bulletin, Vol. 68, No. 1 (1986), p. 26, fn. 5

(11)^ https://web.archive.org/web/20110221204004/http://www.allacademic.com/meta/p_mla_apa_research_citation/0/2/0/1/2/p20122_index.html

(12)^ http://www.djc.com/special/concrete/10003364.htm

(13)^ .  GIGAZINE (20161117). 2017213

(14)^ 穿712284 6-7p57   1994

(15)^ abcdef西200812201ISBN 9784062576246

参考文献[編集]

  • 『コンクリートが危ない』小林一輔、岩波新書、1999年 ISBN 9784004306160
  • 『コンクリート診断技術'09』(社)日本コンクリート工学協会、2009年
  • 『コンクリート工学―微視構造と材料特性』技報堂出版、1998年 ISBN 9784765515955
  • 『コンクリートのはなし〈1〉』藤原忠司・宮川豊章・長谷川寿夫・河井 徹、技報堂出版、1993年 ISBN 9784765543873
  • 『コンクリートのはなし〈2〉』藤原忠司・宮川豊章・長谷川寿夫・河井 徹、技報堂出版、1993年 ISBN 9784765543880
  • 『良いコンクリートの原点―単位水量の管理』吉兼 亨、セメントジャーナル社ISBN 9784915849244
  • 『良いコンクリートを打つための要点 改訂第5版』土木施工管理技術研究会、ISBN 9784886150653
  • 『わかりやすいセメントとコンクリートの知識』山田順治・有泉 昌、鹿島出版会ISBN 9784306020924
  • 『仕事がひろがるコンクリートの話』安藤哲也著・種田匡延編集、セメントジャーナル社、ISBN 9784915849480
  • 『コンクリートものがたり―コンクリートの文化史』山田順治、文一総合出版ISBN 9784829911228
  • 『新世代コンクリートー 高流動、高強度コンクリートなど』安藤哲也、セメントジャーナル社、ISBN 9784915849046
  • 『コンクリートハンドブツク』吉田徳次郎、養賢堂、1949年 ASIN B000JBJXA8

関連項目[編集]

外部リンク[編集]