スバル・エルテン
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スバル・エルテン | |
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ボディ | |
乗車定員 | 4名 |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | ガソリン直列4気筒SOHC 658 cc |
最高出力 |
エンジン: 46 PS @ 6,000 rpm モーター: 41 PS |
最大トルク | エンジン: 5.8 kgf·m @ 3,600 rpm |
変速機 | CVT(ECVT) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,260 mm |
全長 | 3,410 mm |
全幅 | 1,500 mm |
全高 | 1,500 mm |
車両重量 | 960 kg |
スバル・エルテン︵SUBARU ELTEN︶は、富士重工業によって1997年に発表されたコンセプトハイブリッド四輪駆動ハッチバック車である[1]。外観はスバル・360をモチーフにしている[2]。車名の﹁エルテン﹂は、﹁エレクトリック︵電気︶﹂とスバル・360の愛称である﹁てんとう虫﹂からの造語である[3]。
本項では1995年のコンセプトカー・エルキャパと、1999年のコンセプトカー・エルテンカスタムについても解説する。
エルテンは1997年の東京モーターショーに出展された。運転席側は1ドア、助手席側は2ドアの合計3つのドアを持つ[4]。パワートレインはプロペラシャフトの途中に電動機を1基配置した1モーターハイブリッド方式、内燃機関は横置きフロントエンジン四輪駆動レイアウト、変速機はCVT︵ECVT︶が組み合わされている。モーターの最高出力は41 PSで、制動時にはエネルギー回生を担う[5]。エンジンは直列4気筒SOHC排気量658 ccのガソリンエンジン︵最高出力46 PS、最大馬力5.8 kgf·m︶を搭載し、変速機はCVT︵ECVT︶を使用した。マンガンリチウム電池とコンデンサバッテリを搭載し、駐車中には天井の太陽光パネルからコンデンサバッテリに充電を行う。
エルキャパ(1995年)[編集]
スバル・エルキャパ | |
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ボディ | |
乗車定員 | 4名 |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | ガソリン直列4気筒SOHC 800 cc |
モーター | 永久磁石同期電動機 |
最高出力 |
エンジン: 64 PS @ 6,000 rpm モーター: 最高19 kW、連続10 kW |
最大トルク | エンジン: 7.5 kgf·m @ 4,800 rpm |
変速機 | CVT(ECVT) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,370 mm |
全長 | 3,500 mm |
全幅 | 1,550 mm |
全高 | 1,630 mm |
ELCAPA︵エルキャパ︶は1995年の東京モーターショーに出展されたプラグインハイブリッドコンセプトカーである。エルテンと同様にプロペラシャフトの途中に電動機︵最高出力19 kW︶を1基配置した1モーターハイブリッド方式の横置きフロントエンジン四輪駆動レイアウト︵ビスカス式フルタイム四輪駆動︶とECVTを使用した。エルキャパは密閉型鉛蓄電池︵96 V、容量60 Ah︶とコンデンサバッテリ︵容量302 kWs[6]︶を搭載し、100 V外部電源からの充電が可能であった。エンジンは直列4気筒SOHC排気量800 cc︵最大出力64 PS︶[7]。
エルキャパのデザインは1998年に発売されたスバル・プレオの原型となった。
エルテンカスタム(1999年)[編集]
スバル・エルテンカスタム | |
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ボディ | |
乗車定員 | 4名 |
ボディタイプ | フロント |
パワートレイン | |
エンジン | ガソリン直列4気筒SOHC 658 cc |
最高出力 | エンジン: 42 PS @ 6,000 rpm |
最大トルク | 5.1 kgf·m @ 5,000 rpm |
変速機 | CVT(ECVT) |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,310 mm |
全長 | 3,440 mm |
全幅 | 1,520 mm |
全高 | 1,525 mm |
車両重量 | 920 kg |
1999年の東京モーターショーにはELTEN CUSTOM︵エルテンカスタム︶が出展された[8]。ボディは軽自動車プレオを基にしている[3]。1モーター構成のエルテンと異なり、エルテンカスタムのSHPS︵スバル・ハイブリッド・パワーシステム︶は駆動用と充電用の2つのモーターを使用し、シリーズハイブリッドモードとパラレルハイブリッドアシストモードの両方で駆動する[8]。電池にはニッケル水素電池が使用された[8]。10・15モード燃費は33.0 km/Lであった[8]。
出典[編集]
(一)^ “Exhibitors -富士重工業-”. モーターショーニュース. 東京モーターショー (1997年10月29日). 2023年4月3日閲覧。
(二)^ 永田恵一 (2020年10月7日). “スバル360がハイブリッドで現代に? 見た目も超可愛かったエルテン ︻結局売らなかったクルマたち︼”. MOTA. 2023年4月3日閲覧。
(三)^ ab三浦和也 (1999年10月14日). “︻東京モーターショー出品車︼スバル﹃ELTEN CUSTOM﹄前回ショー人気車はプレオベースでユーティリティを付加”. Response. 2023年4月3日閲覧。
(四)^ “期待していたのに見せただけ!? 市販されなかった復刻カー5選”. ベストカーWeb (2020年4月25日). 2023年4月3日閲覧。
(五)^ Jason Torchinsky (2018年10月23日). “Subaru Almost Jumped on the Retro Bandwagon Back in the Late '90s But Didn't”. Jalopnik. 2023年4月3日閲覧。
(六)^ Rahman, Z., Butler, K., and Ehsani, M. (1999). “A Study of Design Issues on Electrically Peaking Hybrid Electric Vehicle for Diverse Urban Driving Patterns”. SAE Technical Paper 1999-01-1151. doi:10.4271/1999-01-1151.
(七)^ “Subaru - ElCapa”. ALLCARINDEX. 2023年4月3日閲覧。
(八)^ abcd﹃東京モーターショー出展概要﹄︵プレスリリース︶富士重工業、1999年10月13日。2023年4月3日閲覧。